向日葵の咲かない夏
向日葵の咲かない夏を追加
向日葵の咲かない夏の感想・レビュー(668)
今まで読んできた道尾作品とは雰囲気がまるで異なる作品だった。デビュー作なんだ、これ。すごいわ。でも、「ええ!?そうなの?」やられたー感がなくて、なんだかどんよりしてエグくて気持ち悪かった。でも最後まで読んじゃった。
ホラーミステリー。死んだはずのS君が蜘蛛になり、二人で首吊り自殺して消えたS君の肉体を追うストーリー。近所のおじいさんや地域で起きている動物虐待事件やガッコの先生が複雑に絡み合ってくる。面白かったので一日で読めた。S君は実は本当に自殺をしていたことと、妹のミカは実は人形だったのが印象的。小学四年生であの推理力はコナンレベルじゃないかとツッコミをいれたくなる。
ミチオがお爺さんを問い詰める辺りまではおもしろかったのだが、そのあとがちょっと雑すぎる。トコ婆ちゃんが実は…のあたりで、他の違和感の原因がだいたい想像が付いてしまうあたりも雑。その割に、納得できる着地点になっていない。風呂敷広げすぎて失敗した感じ。ひまつぶしにはいいかなってところ。|図
すみません、私はあまり合わなかったです。二転三転する展開はおもしろかったけど、休み休み読んでいたせいか・・・ 救いがなくて読んでて落ちました。輪廻転生?妄想?ミステリー?ホラー?ファンタジー? いまいち掴めなかったって印象です。
最後は一気読みでした。道尾作品2作目。怪しい雰囲気、モヤモヤした感情は共通してました。ミチオは結局なんだったのだろうか。最後の文にある「葬儀」って誰の?何に向かって「大丈夫」って言ったの?…しっくりしなかった部分もありますが…。人はみな物語の中で生きている。自分の都合の良いように生きるものたち。その嫌な部分が詰まっていました。面白かったです。
誰も救われない話だなぁ。最後にほんの少し残る家族の温かさが救いと言えば、救いなのか。どんでん返しは多かったけど、暗いテーマで雰囲気もどんよりしていたので読後感は良くない。メインの登場人物も幼いので、もう少し明るい話を期待してたのでやや残念。デビュー作でこの文章力と構成力はさすがでした。
いやいやいや、最後まで作者の思うつぼにはまりまくった感。この人にはいつもうまくだまされてしまう。彼の物語とか真実はどこにあるのかとか、色々気になる気になる。読後にもしばらく考えこんじゃった。これもまた思うつぼにはまってるのかな。
読んでる間ずっと気持ち悪かった。同級生が自殺したのちに消失した謎を解く主人公(9歳の男の子)の相棒が異常に頭のいい妹のミカ(3歳の女の子)と蜘蛛に生まれ変わった自殺した少年S君自身だという事。生まれ変わりが昆虫って・・・。しかも性格悪いし。主人公の家庭もごみ屋敷に精神的におかしい母親、担任の先生も異常者。誰にも感情移入できないのに話の結末が知りたいと思えたのは作者の力量なのか。でもあまりにも救われない物語なので読み返したくはないなぁ。
あんまり気持ちの良い話ではない。読者のミスリードを誘っているし、どこまでが妄想なのか現実なのか分からない。子どもの話にしては人が死にすぎるし、犬や猫まで殺されるのなんて、ろくなものじゃないと思う。
なんとも言えない作品でした。ミステリーのようなホラーのような。ミカが3才なのにしっかりしてると思ったのも最後になんか納得した。そして冒頭に書いてあった妹の死や人間として生きる辛さの意味が深くなった気がする。
これまでの作品とは少し違った感じ。見たくないけど…見たいっていうホラー映画の感覚かな。暗い小さな世界で進む話だけど、一気に読んでしまう。ラストも誰も救われないから、すっきりはしないけど読ませる作品ではあると思う。 痛快な他の作品の方が好きだな!
無駄のない文章に一気に引き込まれました。月と蟹に続き、筆者の小説は二冊目です。雰囲気は似ているように思いました。でも、狂気は比べ物にならないです。これはすごいとしか言いようがありません。何度もひっくり返された挙句に出た結論は、時折違和感を覚えた部分全てを取り込むだけの説得力がありました。これだけ完成度の高い作品は、滅多に出会えません。ですが、何度も読みたいとは思いません。
ほん怖見たあとだと余計怖かった← この方の普通のミステリーしか読んで来てなかった私には衝撃でした。ミカ三歳でこれかよ!とか思ってたけどラストね、あれねw←
まさかの真相でした。妹のミカは、怪しいと思ってましたが、そうくるとは(゚o゚)/ラストで、ちょっとホッとしてから、その後に、ゾクッと来ました。しかし、パラパラと読み返してみて、うまいこと表現するなぁと、感心(^o^)
納得いかない!そもそも大部分を費やしているストーリーを実は妄想という事でなかった事にするのがどんでん返しだいとは思わない。そんなことされたら問題のない推理の答えを考えるようなものだろう。読んでいる内にどんどんどんどん歯車がかみ合わず読むことがつらくなりました。悪い意味で裏切られた構成でした。からくりがわかって読み返したら、無理のない話の組み立てかもしれませんが、読み返す気になりませんでした。しかし読み続けさせる文章の表現力にはまいりました。結局最後まで読み切ってしまったものですから。。。
「ここはどうなったの?!」 というところが少し多かったような気がします。 でも、内容は結構よかったと思います! 飽きずに最後まで読めた本でした。
超常ネタかと思いながら読んでいましたが、最後にしてやられた感じです。ミスリードはミステリーの基本でした。話し手が9歳の少年という選択もうまいと思いました
最初はミステリーかなと思って読んでいましたが、S君が出てきてから不思議な展開になってきました。なんだか気持ちの悪い、読んだ後もスッキリしない話でした。
物語の先を知りたいけど、読むスピードが追いつかないというもどかしさがありました。 疾走するように読んだ後には狐につままれたような不鮮明な読後感。話があちこちに飛んで理解しづらかったです。
途中までは予想どおりの展開、だと思っていたのですが後半はどんどん裏切られました。登場人物はなんらかの異常性を持っていて、不快な臭いの空気に包まれてしまいました。夏に読むにはピッタリですね。ちょっと寒気が…。
ブラック道尾キター!!というワケで、とうとう手をつけてしまいました。救いがないエンディングに黄色くもやもやした読後感。イマイチよくわかっていないけれど、つまり最終的に主人公のミチオ少年以外は生まれ変わりだったということなんでしょうか。なんだかココロがささくれ立った気分なので、次は温かい作品を読みたいです。道尾作品5冊目。
「あっ」と言わせるエンディングには驚かされました。ただ登場人物誰一人幸せになれず、読み終わった後には虚しさだけが残りました。ただ つい次のページをめくってしまう読ませる力のある作品でありましたが……
こんなに捻じ曲がった人ばかり、世の中に固まってはいないと思うのですが・・・面白くてぐいぐい読んでしまいました。気持ち悪いし、嫌な気分満載なのですが、目が話せません。
ふぁあぁあ。疲れた(*´ο`*)=3気持ち悪くて、すっきりしない話でした。読んでて憂鬱になる。こちらに恐怖を与える描写はさすがだと思う。でも今まで読んだ道尾作品群の中では好きじゃない本です。
短編集を読んだ後だったので、またSか…と思いながら読んだ。何かSにこだわりがあるのか?(秀介のSとか…考えすぎか)内容は、小学4年生のミチオ(…この名前も、まさか筆者の苗字からとか…考えすぎ?)が自殺体のSを発見後、蜘蛛に生まれ変わったSと、3歳の妹と、Sの死体を捜す。捜しながら、事件の全貌が明らかになっていく。…ホントに10歳!?しかし子供が謎を解いていくっていうのは、大人より応援したくなるというか、興味を引かれる。しかし前半は面白く読めたけど、だんだん狂気じみてきて、結末は…後味は、悪い。
めっちゃ、おもしろかった!9歳のミチオが友達の死体を発見する、それだけでも可哀想やのに、家では母親に虐待されている。妹のミカは3歳とも思えないほどしっかりしている。この兄妹がいじらしくて、勇気があって、感情移入して読んだ。・・・のに!衝撃!!!最後まで一転、二転し、飽きさせへん。私は読み終わるまで気づかへんかった。コレはミチオの話、ミチオの世界なんやっていうことに。めっちゃ、感動したわぁ。この方の作品また読みたい。いい本読んだときはなんや得した気分になるなぁ。
不思議な話。 ミステリーというか、ホラーというか。 夏の明るい日差しの中で語られる怪談話のよう。 どことなく腐臭のただよってくるような不快感もありながらも、読み進めずにはいられないのは、描写のリアルさゆえか。
向日葵の咲かない夏の
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