白い犬とワルツを (新潮文庫)
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白い犬とワルツをの感想・レビュー(617)
名作なので、読んでみた。 久々に心に残るような作品。 同窓会に出席する為にトラックで向かったのに、出席する事なく、 妻との思い出の場所で時間を過ごした所が、寂しく感じて涙が出そうでした。 思い出しては読み返してみたい作品です☆
母校の同窓会に出席するのかと思ったら、奥さんにプロポーズした思い出の場所へ…。人生をこんな風に振り返ることだできる生き方を送りたい。今年最後に読む本にして良かった。
いいなあ、なんだか素敵なおじいちゃん。妻の死にはあんなに動揺したくせに自らの死を受け入れる姿勢は羨ましいくらいに自然。娘たちと家政婦に少しだけ手を焼きながらもやっぱり愛情を見せている。白い犬に向ける視線は犬に向けるものじゃなく、むしろよく見知った大好きな誰かを見つめるよう。あんな風に死んでも誰かに思われたい。
おじいちゃんの妻への、また白い犬への愛おしい気持ちにしっとりと、読んだ後もじんわりと余韻に浸れる。家族側の心配もよくわかるので、途中ハラハラ、しかしいやな感じではなかったので読みやすかった。
とっても心が温かくなるお話。電車の中で思わず涙ぐんでしまいました。こんなにも愛されたコウラは幸せだったんだろうな。そしてそこまで愛せる妻に出逢えたサムもとっても幸せだったんだろう。私もいつか白い犬が見えるようになるときがくるのかな。。。
主人公の迷うことの無い真っ直ぐな生き方、 何より、この老人の何の変哲もないシンプルな愛情の形が 非常に愛おしく、うらやましく思える。こういう年齢の重ね方をしたいものだ・・・って感じたのは、私が年をとったせいだろうか。 そして「白い犬」は、死を正面から見据えても怯まない精神力を与えてくれる「何か」なんだろう。私にも見えるだろうか・・・。何か思い悩んだときに、読み返してみたくなりそうな本。
正直に言うと少しがっかりしました。だいぶ前に話題になってたというのもあり、期待値が高かったから?もしくはまだ自分が若かったから? こういうときもある。
主人公のサムはホントに妻のコウラを愛してたと思う。白い犬が本当に妻の代わりの姿であったら良いと思うし、そう信じられる気持ちを持ちたいと思った。
こんなにも美しい小説を読んだのは初めてかもしれない。八十過ぎの御爺さんの人生を書いた物語だが、文章も物語も何もかもが素晴らしい。読むと自然と涙があふれてくるので、電車の中では読めなかった。私も白い犬が見えるような人生を送りたい。
八十過ぎの老人の余生に現れた白い犬。サムはいたずらをしかけたり、ちょっと無理をしたりするけれど、そばにはいつも彼女がいる。それがなんとも言えず、いい雰囲気。
ご老人の余生のお話しで最後までしっかり生きてたように感じました。寂しく哀しいことが続くんですが、白い犬がよく傍にいてくれてました。そして妻への愛が感じられました。モヤモヤしながら読んで行ってたんですが、終わりは後書き含め読むと、モヤモヤ感がなくなっていきました。
主人公には多くの子供や孫がいて、傍目にはさびしくなさそうに見えるが、最愛の妻や同級生が次々と亡くなっていく描写にはなんともいえない寂寥感があった。 そんな主人公の心の支えになっていく白い犬の正体が何だったのかは、読者の想像にまかせられる。 若年、中年、老年の時に読めばまた違った感想を抱くだろうと思った。
★★★★☆妻に先立たれた老人が、不思議な白い犬とともに静かな余生を送る。頑固者のサムがときおり見せる亡き妻への深い愛情が、淡々とした文章を通して深く胸に突き刺さる。齢八十を過ぎて、身体に鞭打ってわがままを通したり見栄を張ったりするのがいじましい。愚直に生きてきた男の晩年だからこそ、静かな生活の中にこれだけの深みが生まれるんだろう。最後に一応白い犬の正体が明かされるけど、あの白い犬が何だったのかは読み手ひとりひとりが各自で解釈すれば、それでいいんじゃないかな。
最愛の妻を亡くした老人のもとに現れた白い犬。しだいに、白い犬は老人の心を許せる存在となってゆく。亡くなってからも妻を深く愛し、思い出をたどりながら生きていく。暖かい家族やおんぼろトラックと共に余生を過ごす彼はとてもしあわせものだったのだなと思った。
長年連れ添った妻に先立たれた老人の余生を、淡々と綴っているが、亡き妻に対する思いはとても深い。私が先に旅立ったら、だんな様もこんな風に思ってくれたら嬉しいなと・・・・・。
妻を亡くした老人が家族や謎の白い犬と共に余生を送り、最後を迎える話。家族との対話や老人の妻との思い出話が暖かい。いつまでも、少年のようで、トラクターで旅に出かけるところは、かっこいいと思う。白い犬は、やっぱり妻が家族を心配して、もどってきたのだろうか? 気持ちが優しくなる物語でした。
大草原に吹き抜ける風によって草がささやく。そんなイメージが浮かぶような雰囲気で静かに語られ、流れてゆくサムの日常。ところどころに挿入されるサムとコウラの過去の温かい日々。思い起こしてはなつかしみ、そして思い出は再び胸の奥で眠りにつく。コウラとの生活は平凡かもしれないが、互いに慈しみあいながら生き、とても温かい。愛する人と抱き合ったときの素肌温かさに似ている気がする。サムが死に向かい、家族がサムのもとに戻ってくるときまで、白い犬は静かにそばにいる。サムは癌で苦しんだが、最期のときは穏やかに迎えられたようだ。
うむむむむ。何だろうな、この感じ。父親は娘のことを分かってるつもりだし、娘も父親のことを分かっているつもり。家族とは窮屈だなぁ。けど、それが良かったりもするんだろうな。そんなことを思ったけど、感じることが特に無かった。自分にはまだ早かったのだろうか。がっくし。
泣きたかったのにダメでした。 静かなまったりとした雰囲気を求める人には合うのでしょう。しかし世間の評価は高い。オレの方がズレているんだろうなァ、コレは。
最愛の妻をなくした老人と、その直後に現れた白い犬とのお話。残された老人とその子供たちの日常がほとんど。白い犬は老人のそばにしか現れずに、子供たちはその存在を疑う。子供たちは親を心配し、老人は子供たちの世話になるつもりはない。この前半パートがあるから、後半、老人が子供に「そろそろ泊まりこんでもらおうか」と言う一言が重みを感じる。後半の癌の表現が恐ろしい。
白い犬やいろんな事件におけるサムと子供たちの考え方のすれ違いは滑稽に見えるはずなのにすごく切なかった。白い犬が象徴するものはきっと、コウラだけじゃない。人と人とのかかわりって難しい。
妻と家族を心から愛し、愛される。いい友人にめぐまれ、自然や植物にこころを癒される生活。たぶん人として幸せな生き方ってこういうものなのだろうな。
長年連れ添った妻に先立たれ、自らも病に侵された老人サムは、暖かい子供たちの思いやりに感謝しながらも一人で余生を生き抜こうとする。妻の死後、どこからともなく現れた白い犬と寄り添うようにして。犬は、サム以外の人間の前にはなかなか姿を見せず、声も立てない―真実の愛の姿を美しく爽やかに描いて、痛いほどの感動を与える大人の童話。 私も30代後半になり、子どもが自立した後の人生を考えるようになった。一人ぽっちになった時、私にも白い犬が現れるような、そんな愛に満ちた人生を送りたい。
妻に先立たれたサムの余生は悠々自適。たくさんの子どもや孫がいる生活はとても優しく穏やか。それでも、妻がいなくても大丈夫とはりきったり、妻のもとへ旅立つ日を意識して思い出を整理したり、サムの心にはいつでも最愛の妻の影があって、読んでいるこちらまでじわじわと寂しさが心を浸すようだった。突然現れた白い犬は結局のところ妻の化身かどうかはわからないけれど、静かに見守る白い犬とそこに妻の面影を見いだすサムには、片方がいなくなっても息づく夫婦の強い絆が感じられて胸を打たれた。切ない。
50年以上ずっと愛し続けた妻に先立たれたサム。そして1人になって不思議な白い犬が現れ、寂しさから救われる。日常の出来事がずっと書かれていて間延びしてるかなと思ってたが、ラストに向けてじわじわと心暖まるものが込み上げてきた。妻・子どもたちを愛し愛される、そして、自分にも白い犬が見えればいいな。そのような年を重ねていきたいと思った
白い犬とワルツをの
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