かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)
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かもめのジョナサンの感想・レビュー(919)
読み進める内に、何か違和感のようなものを感じた。目に見えない何かが手に触れて、少しずつ集まるのだけれど全容は見えないような、そんな感じ。とりあえず、何度か読み直してみようと思う。
「彼らの一羽一羽にとって、生活の中で最も重要なことは、自分が一番やってみたいことを追求し、その完成の域に達することだ。そしてそれは空を飛ぶことだった。」ジョナサンを取り巻く環境の変化と不思議な体験。それに伴う自身の成長と価値観の変化。追求することで無意識に真理に近づいた、かもめのジョナサンという生き方。シンプルな起承転結の文章をどこまで読み詰めるか。
「彼らの一羽一羽にとって、生活の中で最も重要なことは、自分が一番やってみたいことを追求し、その完成の域に達することだ。そしてそれは空を飛ぶことだった。」私の場合はなんだろうって考えさせられました。
選民思想、群れを否定しながらも群れを形成すること、教祖の存在。狂信的な感じが怖かったです。感動を求めてこの本を手にとったわけですが、読後感は「怖さ」。五木寛之さんの解説を読んでホッとしました。
タイトルは何となく知っていて、偶然本屋で発見、一時間足らずで読み終えました。正直、私は素直に「周りや常識に捕われず、自分の信念を突き通すことを恐れるな」的な教訓を伝えてるのかな、と言う感想を持ち、解説を読んで、「え、そんな難しい話だったっけ??」ってなりました。笑
まぁ、理解力がないことも本を楽しむのにたまには役立ちますね!!
食べることよりも飛ぶことが目的なかもめのお話。奥深い作品でした。群れに反するようなことでもやりたいと思うことがあるのは素敵なことなのかもしれませんが、他人の目を気にすることのないジョナサンはきっと生きづらいのではないかとも思います。それは私が日本人だからでしょうか…?
一匹のかもめジョナサンが飛ぶことを望む。
そして、努力し友や生徒に伝えていく。
この話では生徒や友に対する愛と倫理と心の目による潜在能力を見極める目
等を重視している。
一匹のかもめジョナサンが群れから追放されても、可能な限り努力したように、
自分の目標へ向かって生きていくことの大切さが伝わる。
現在の日本のような画一的社会で人と違う個性的人生を送ることは恥ではなく、
自分の目標へ向かう《美》だと思われれる。
現在の画一的社会に対して、自分の個性を発見しよう
カモメのジョナサンを単語で耳にして、古本屋で偶然見つけて購入しました。外国の物語は読みづらくて苦手なのですが、電車通学の間にサクッと読んでしまえました。物語として大変面白かったですし、感情移入がしやすかったです。けれど、終盤になってちょっぴりハチャメチャだったように感じてしまいました。読み終わって、なんか頑張る気が湧きました。でも、何を?ジョナサンの飛行技術の研究は僕にとってなんに当たるのかな〜と考えさせられました。もう一度読んでみます。
ふしぎな読了感。腑には落ちないままで、とにかく先へ先へと読み進めた。ジョナサンは、仲間も食事も、他のことをすべて犠牲にして飛行技術を研究する。その姿勢に共感することは出来ず、痛ましさを感じた。けれど彼は、同じ考えを持つ弟子たちを見つけ出し、その思いはやがて弟子たちに引き継がれる。「こう生きられたらいいな」という憧れと、「こうなりたくはないな」という寂しさを同時に感じた。
カモメの写真ばかりでペラペラの本ですが奥深い哲学と美学があります。生きる目的、愛、自由、無限・・・ジョナサンの強さ、カッコよさに惹きつけられてしまいます。飛べないカモメが言う「ぼくが飛べるとおっしゃるんですね?」ジョナサンが言う「きみは自由だと言っている」
何だろうか…不思議な小説であった。群れの掟から外れ、自分の信ずるところを貫くジョナサン。そしてその信念を次世代に紡いでゆく。宗教的な、輪廻のような人生観を垣間見た。単純で平易な文章であるからこそ、その裏側には隠された真意があるのだろうが、そこまで深読みは出来なかった。是非とも原文で読み直したい。
ストイックなかもめ、ジョナサンのお話。飛ぶことに意義を見つけ、それを極めていく。外野の声に惑わされることなく、自分の信じた道を突き詰めていけば、やがて道が開け新たなステージに上がれる。そして身に付けたことを広めていくのが本当の愛なのだ…。この辺りの流れから宗教的な印象も受ける。キリストをジョナサンに置き換えた現代版聖書といった感じにもとらえられる。 『よだかの星』や『星の王子さま』を連想させるお話でした。
新しい飛び方を覚えること、群から離れて生きること、それぞれ非常なエネルギーがいる。それは誰にでも与えられるものではなく、足りない者は、現状に留まるしかない。
飛ぶことに楽しさを見出だしたジョナサンは群れを離れました。今回のケースは結果的に成功したけれど、社会の枠組みから外れることって見方を変えれば集団社会に馴染めない落伍者と成りかねないわけです。感動的な終わりのあとが否定的な解説だったのは印象が悪かったけれど言いたいことは納得。…社会人になって数年経ったら感想が変わるかもしれませんが、私には合わなかったです。
聖書の授業で取り扱ったもの。ジョナサン=イエスという見方はしっくりする。自己に気づき、荒れ野での40日間のような修行期間を過ごす。教えを極めると、弟子たちの教育に乗り出す。そしてジョナサン(イエス)が去った後は、弟子たちがその思想を伝えていく。この構図はイエスの物語そのものだと思います。もちろん、宗教と絡めなくとも十分に楽しめると思いますが。人と解釈の違いについて話してみたいですね。考えさせられる本です。
不思議な世界。原書で読んでみよっかな。
面白かったです。でもなんだろう、手放しに述べられてることに「そうしよう!」と納得できないような気もします。作中での愛がすごく上から目線のように感じるのは気のせいでしょうか。「他人を愛すること」というのは、他の形もあると感じました。でもなんにしても、「ただ飛ぶ」という気持ちひとつでどこまでも行く姿は美しい。自由は価値観、観念との戦いかな。もう少し自分で考えていきたいです。
好きなことを追求するジョナサン。人間社会に置き換えて読むべきなんだろうけど、シンプルに読んでみた。わたしが読んだのは古い版だったので、みんなが触れてい否定的な解説は載っていなくくて残念だった。
リチャード・バックが飛行家とは知らないで読んでいたが、「人間の土地」のサン=テグジュペリを彷彿させる文体であったので納得。僕にはカモメが人間にしか見えなかった。また今の日本の現実には合わないとも感じた。感覚的にだけどずれてる。オウムの頃、一世を風靡していたのは頷けなくもないか。「群れ」をさげずむことは不合理。所詮同じアナのムジナ。「群れ」から完全に離脱することはできない。「群れ」からの離脱は多義的な「死」を意味するから。
学ぶことを恐れているのに、人はみな退屈と戦って生きているのではないか…そう思わせる1冊。目で見てしまうから限界を知ってしまう、本当は無限に出来る事が広がっているのに。自由を縛る掟なんていらない、矛盾していると思うと同時にそのとおりだと思います。
学生の時に読んだ時はその自由な感じ動的な躍動感に感動したのを良く覚えている。10年ぶりに再読すると、一種狂気じみた情熱に共感を覚える。「そんなまで頑張って仕事する事ないじゃん」「給料変わらないならそれって無駄骨でしょ?感謝される訳でもない」とよく言われる。そうじゃなくて自分のやるべき事をやりたいだけなんだ。一種狂気じみた熱なくして一体、何が「事を為らしめる」と言うんだ。でもまぁ、同時に著者の思想がうざったくも思えた。日常をアクセク生きる事も高みを目指すのと同様、尊いものです。
読んでいて、ただのストーリーとして捉えるのか、それとも人間に例えて捉えるのか。どうゆうふうに読んでいいのか迷いました。でもメッセージ性は強いです。
遠い昔に、様々な人から薦められていた本。
薦める理由も納得の良書。
解説にある通り、まさに「読み手により捉え方が変わるロールシャッハテスト」のような本だ。
僕はこの本の内容を「未来からの応援」と受け取った。
この本から、「まだ自分の力だけで行ける場所まで届いてないんだぞ」と叱責されたように感じた。
辿り着いてみせる!とヤル気が出た。
また時期を見て読み返したい。
一時間くらい時間が空いたので、暇つぶしになる本はないか、と適当に手に取った作品。本にはこうした出会い方もあるのです。あまり難しく考えず、飛ぶことが本当に大好きで、「飛ぶ」ことを極めようと挑み続けたあるかもめに出会えた、この素敵な偶然を祝いたい。
一斉を風靡した本として、高校の英語教師から聞いていてずーっと、気にしていましたが、やっと読みました。前半と後半とのつながりがどうもしっくりこない。この本の影響を受けた本を読んでいるのか?新しさや気づきはあまりありませんでした。。写真はよかった!
★★☆☆☆昔教科書で読んだ気がするけど、記憶が曖昧だったので通しで読んでみた。人間社会をカモメに置き換えているんだな、と読み始めて間もなく気づく。教訓的な話ではあるけど、感銘を受けるか?と言われれば微妙。崇高な理想があったってその日その日を食べて生きていかなければいけないわけで……うーん、解説に引きずられてるのかも。
自由のために飛ぶカモメ、ジョナサンの物語。訳書の物語に否定的な解説っていうのを初めて読みました。空と海の間をたった一羽で、試行錯誤を繰り返しながら飛んで行くシーンは美しく、胸踊るものがありますね。(続きます)
ひたすらに自分の夢に突き進んでいける自身がいまないとき、思い出すのはジョナサンの姿だ。まっすぐで理想を追い求め、群れから孤立してもがんばりぬく、そんな姿はやっぱりかっこいい。見習いたいものだ。しかし反面、自由奔放すぎるところがある。必死で生きているひとたちを見下すのは申し訳ない。自分の理想を他人に押し付けてはいけないということだ。勝手に進む。欲しいものは欲しい。だけど押し付けがましいのはだめだ。翻訳者の意見が中立でよかった。だけどけっきょくのところジョナサンにひきつけられずにはいられないのだ。
五木寛之氏のあとがきによって、新たな視点を投げかけられた。読んでいる途中では、自由を求め続けるジョナサンをとても肯定的な目で見ていたが、読了後に改めて考えてみて、群れを離れること、食料を求めるために日々奔走することを馬鹿げたこと・冷めたこととして捉えている彼に違和感を感じた。当たり前があってこそ、生活の安定があってこそ、夢は追いかけられるもの。夢を求め続けるジョナサンはとても輝かしく、眩しい存在として映るが、一方では非現実的、典型的「フリーター」のように見えなくもない。薄い本ではあるが、示唆に富んでいる。
かもめのジョナサンの
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