ティファニーで朝食を (新潮文庫)
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ティファニーで朝食をの感想・レビュー(842)
文句なしで面白かった。特に「クリスマスの思い出」にぐっと来た。子供の頃はなにをしても新鮮で楽しかったことを思い出させてくれる作品。そんな気持ちになることはこの先ないのだろうと思うと切なくなってくる。(笑)「ティファニーで朝食を」は1950年代に生きるアメリカ人があこがれる自由奔放な女性の生き様を垣間見れた。映画をみたことはないがオードリーが主演しているのは知っていたため、彼女がホリーをやったのかぁと少し驚いた。(あとがきでわかったが、映画の内容とはだいぶ違うらしいが。)映画を見なければならないなと思います
読了。「クリスマスの思い出」で感極まる。キラキラした素朴な思い出を大事にしたいけど、無くしたり封印したりすることのほうが多い…
訳者違いで2度目の読了。う~ん、とっても良かったな~。村上春樹の翻訳はやはりとても好みです。ホリーは存在としての魅力はどうかな?と思うけどふとしたひとことひとことがとても素敵で、カポーティの感性に惹かれた。そして私も生涯「旅行中」が憧れ。
鳥かごのクリスマスプレゼントが印象的! 中に何も入れないでとお願いしてホリーはあげる。どんなに素敵な鳥かごでも目的は自由を奪うこと。 空の鳥かごは捕らわれることを嫌う彼女を象徴しているのかな…
「いつの日か目覚めて、ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、このままの自分でいたいの。」読み途中のときも、読み終わった後も、何度もこのホリーの言葉を思い出しました。図書館で借りたのですが、家に置いておきたい本のひとつです。私もこの言葉のように、いつもいいものを願って、行動していたい。
なだれこむようなものがたり。素朴な野の花が華やかに咲くような、うつくしい言葉と紐を切るみたいに現実に戻される感覚が同居する。どの作品もその作品らしい肌触りがあって、なんだかそれがすうっと胸に入ってぱっと満たして網膜の奥に甦るよう。ときどき村上テイストっぽいけども、カポーティだ、と唸らされました。ティファニーはだいぶ前に読んでいて、うっかり未読だった残りを読んだので微妙に記憶曖昧ですが、やっぱりホリーの手紙が妙に清らかに残ってます。その残りの方は、ギターの話とクリスマスの話がすごく好きでした。
やはりというかどうしても映画の方のキャスティングで脳内変換してしまうんだけれども、どうもホリーとヘップバーンのイメージが合わず、どっちかと言うとマリリン・モンローっぽいよなぁと思ってたら元々は別キャストの予定だったんだね。納得。
英書の訳というのは、ある程度日本人の感性に合ったものに改められるのではないか。何故こんなにも逐語訳のような感じなのだろうか、非常に分かりづらいと思った。それはどうやら原著の表現を尊重したものだからであるようだ。なるほど、日本語にはない英語独特の素晴らしい感性なのだろう。ならばやはり原文のまま、どのような言い回しであったのか読んでみたい。他、3作品が収録されているが、こちらは割と取っつきやすい訳であった。個人的には『ダイアモンドのギター』が好み。
映画を見てよく理解できなかったため小説を。人懐っこく強気で、奔放なミス・ゴライトリーが最高に魅力的。気高くて自分勝手な言葉も素敵。元夫に教えられたギターを弾き、泣いて笑って怒る。わたしの尊敬するよしもとばななさんが尊敬するトルーマン・カポーティ。言葉が、ほんとうに美しい。
初読。「ティファニーで朝食を」は、なんだかよくわからないけど、飲み込まれた。読み始めたら止まらず、一気に読み終えてしまいました。なんでだろ。あとでもう一度よく読んでみよう。
予想を超えて面白かったです。訳も良かった。特にホリーの口調などにセンスが発揮されています。表題作以外の短編は切なくて素敵。クリスマスのケーキの話は、山岸涼子さんが大昔に漫画で描いたものを見たことがありますが、カポティが原作だったとは。オチが分かってるので、よけい泣かされてしまいました。
映画を最初に見ていたから、イメージが違って驚いた。解説でカポーティはオードリー・ヘップバーンはいやがってたって話があったけど確かに原作だけ読んでたらイメージじゃないかも。原作の方が映画よりホリーの、なんというか、いけすかないというか、見栄っ張りで口達者というか、スレてるけど素直で小粋な感じが強いかも。映画は映画で大好きだけど。他では花盛りの家が好き。
それぞれの物語の核となる、無垢で奔放、独創的で奇天烈、チャーミングでどこかミステリアス、掴もうとすると音もなくすり抜け、瞬きのうちに消え去ってしまいそうな…そんな自由で寂しがりやな愛すべき登場人物たち。そんな彼らに惹かれ、そして憧憬を抱く語り手たちに強く自らを重ねてしまったのは、四方八方から縛り付けられ身動きの取れなくなってしまった現代人の性なのか。漂うレトロな20世紀アメリカの香りと読みやすい村上春樹の翻訳も没入感を一層高めてくれる良著。
表題作・ホリー・ゴライトリーさんに魅力を感じたらおもしろい小説。奔放な女性に憧れを抱く主人公のあか抜けないさまが絶妙。こういう女性にくっついてるこういう男性いるなぁ、とね。 その他の短編・どれも味わい深い。登場人物それぞれの顔が浮かんできて、舞台となる土地の空気の乾燥具合(あるいは湿度)が感じられるような。とてもリアルにおもわれるのに寓話のようでもあり、異世界に連れて行かれた気分になった。ティファ朝とのコントラストがいいね。
まるで古典を読んでるような錯覚?がありました。 って言っても、私も古典ものなんて『椿姫』ぐらいしか読んだことないの ですが、そう感じました。なぜだろう。 それと夏目漱石の『三四郎』を思い出した。 マルグリットの可愛らしさと美彌子の憂いを持った表情。 これに通ずるものがあったのかもしれない。 主人公はアルマンや三四郎ほどヘタレじゃなかったけど。笑。
読んだ後に映画も見た。私の中ではオードリーで丁度よかったな。作者はホリー役にマリリン・モンローを希望していたと言うが、個人的にはモンローは強烈すぎて微妙。「オードリーでは上品過ぎ!!」と言う意見もあるがオードリー云々の前にティファニーが上品過ぎる気も。まぁそこは読者の自由です。好きなホリーを想像してください。他の作品では花盛りの家が好きですね。オティリーはホリーとは逆で過去と現在に区切りをつけられるタイプ。ダイヤモンドのギターは切ない。クリスマスの思い出は涙腺破壊装置。
カポーティの短編集。ティファニーは「憧れ」のメタファーだ。彼らは「親友」と深い部分で繋がっていたいと願う。しかし温かくて心地よい氷解の時はいつも一瞬だ。皆、そんな刹那を求めて友情を傾け続ける。だが、相手が求めているものは友情であるとは限らないのだ。故に届かない。どうしても届かない。その呻吟が結晶となって物語が生まれる。それは孤独と憧れの物語。それぞれの主人公がそれぞれの孤独とそれぞれの憧れ(ティファニー)を抱いているのだ。
魅力的だけどクセのあるホリー・ゴライトリーの台詞にいつしか心を奪われる。彼女の愛した幻とは、本当に幻だったのだろうか。個人的に、彼女が兄の訃報を知るシーンが特に印象深かったです。読んでいくうちに私自身が、ホリーに振り回される「僕」の気持ちに寄り添うようになっていました。村上春樹さんの訳は言葉選びが平易で読みやすく、かつ描写もスマート。時代の隔たりを比較的感じませんでした。また、最後の「クリスマスの思い出」はカポーティならではの暖かく切ない雰囲気でした。大好きなお話です。
正直にホリー・ゴライトリーのような女性を自分は好きになれないだろうと思った。それでも世の中いろんな人がいると思う。こんな人もきっといるはずだ。だからこの世の中には楽しさがあり悲しさがあるんだろう。
これ、好き。 ティファニーで朝食を以外に短編が三本入ってる。 どの物語も、登場人物が(もしくは読者が)「自分がこうあれたらなあ…」という憧憬を、誰かに投影してる気がする。 その意味で理想的だし幻想的だけど、どこまでも哲学的だと思う。だからどこか真理をついてるような気にさせる。 映画も見てみたいな。
表題作がいちばん面白かったです。映画の記憶はおぼろげにしかないけどヘップバーンよりモンローのイメージだなあ。Wikipediaを見て納得。
映画を見たことはないが、それでもオードリーのイメージが時たま付きまとってしまう。が、訳者同様、この作品にオードリーは似合わないなと思う。表題作以外も面白かったが、やっぱり一番「ティファニーで朝食を」が好きである。いつか映画のほうも見てみたい。
映画を見たことはないが、確かにオードリー・ヘップバーンのイメージとは違うな、と。読了後に何とも言えないせつなさでいっぱいになる。村上春樹の文体は私には合わないが、この小説はもう少し自分が大人の目線でものを考えられるようになったら読み返したい。
表題作『ティファニーで朝食を』はもちろん、収録されている他の短編もとても良い。『花盛りの家』のラストは予想とは違って、貫きとおされた感情にほっとする。『ダイアモンドのギター』と『クリスマスの思い出』は現時点より過去を語った話。振り返ったときに鮮やかに蘇る日々から現時点に視点が戻って来たとき、途端に色褪せて悲しく切なくなってしまう。喪失。『ティファニーで朝食を』はその点、まだ信じていたい、信じててもいいよねという余白が残されている。まだどこか、自分の知らない場所にきらめく世界、ホリー・ゴライトリーが。
上手く言えないけど、いい本だと思う。ホリー・ゴライトリーは、オードリー・ヘップバーンではないでしょう。イメージが違ってびっくり。原作から読んで正解だったかな。そして、やはり僕には海外文学は合ってない。しっかり読み込めた感がなくて、自分に残念。
“ティファニーで朝食を”他3つの短編集の詰まった本。どのお話もそれぞれの幸せがあり、それぞれの悲しみがある事を教えてくれる素敵なお話しです。また、訳者の村上春樹さんのあとがきも素敵!自分では気がつかなかった観点から楽しさを教えてくれます。“イノセンス”だと語る村上春樹さん。それを読んで初めて“青春してるなぁ”としみじみ思うのでした。
新訳は読みやすいなぁと思いながら読みました。収録されていた話はどれも好きなお話でしたが、クリスマスの思い出が一番好きかな。
表題の「ティファニーで朝食を」の映画のホリー役がヘップバーンときいて確かにイメージと合わないなと思いました。読んでいる時、モンローをホリーと重ねてイメージすると、すんなり入っていけました。
ティファニーで朝食をの
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感想・レビュー:190件














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