冷血 (新潮文庫)

冷血 (新潮文庫)
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冷血の感想・レビュー(404)

ディックの母親の想いが、心にずっしりと響いた…自分の育て方の何が間違っていたのかなんて、わからないと思う。愛情を注いで育てた自分の子供が、まさか殺人者になるなんて。。。

ギルモア「心臓を貫かれて」などに連なるノンフィクション・ノベルの始祖(ということになってるらしい)。個人的には「心臓を〜」の方が荒々しい魅力に溢れていて圧倒された。でも、この作品の一番強烈な点は、7年の歳月をかけ書いて、600枚の枚数を費やしても、犯人の動機が限りなく薄っぺらいものに感じるという、「薄っぺらさの恐怖」
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/03

NNN
おもしろかったけど、事件当夜の描写が少ないのがちょっと残念だった。まあ目撃者のいない犯罪で取材源は殆ど犯人二人の証言に限られるのだから、当然ですけど。それ以外は綿密な取材に裏付けられている事がありありと感じられる、臨場感のある描写で満足の一冊でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/08

殺されたクラッター家の4人は、予測不可能な悲惨な事故にあったと考える他ない。殺人に至ったペリーの心境は普通の人間には到底理解できない。ペリーのような不幸な生い立ちの人間がなくなる社会をとか、ディックの脳の損傷を緩和できる医学をとか、簡単に思いつく事ではこのような事件の解決策にはならない。彼らのような人間は、ちまたに何人もいるのかもしれない。人間の社会構造が複雑になる事に比例して有効な解決策は無くなっていくように思える。出来ることは、自分の身内、コミュニティーでこのような事件が起こりませんようにと祈るのみで
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/21

ノンフィクション小説は初めて読みましたが、これが事実だったとは…と思えないほど綿密な描写。犯人の逃避行はまるで本人なんじゃないかと疑うくらいです。人間の非常さ…軽々と人を殺せる犯人や、犯人に対してためらいなく死刑を言い渡す人人は、まさに冷血です。死刑執行のシーンが淡々と描かれていてその分「ただの作業」という印象がありおぞましかったです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/04

高村薫さんが来年、この本をモチーフにした「新冷血」を刊行すると聞き、読んでみたくなりました。私の抱いていたノンフィクション像とは違っていました。犯人、事件関係者、事件の以前、以後の様子、証言、裁判などが緻密に記されているのに現実に起こった出来事の報告でなく、物語的に感じられます。しかし、これは紛れもなく、現実に起こった出来事でもあることに気づいて得体の知れなさに震えることもしばしば、ありました。証言者の言葉などの喰い違いや無意識からの自己弁護に事実は人の視点で変わり、歪められるということを痛感させられます
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/30

最初から最後までページにびっしりと文字が並び、読み応えがありました。ノンフィクションなのに、ミステリーのように先のことが気になる、気になる。小学生のころから家にあったのに...。もっと早くに読んでおけばよかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/23

映画「カポーティ」に惹かれ、この原作にたどり着く。まぎれもなく、事実、が描かれているのだ…カポーティが目撃した、事実が。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/16

被害者家族、加害者たち、町の人々、捜査官……それぞれの異なる立場の人物の描写と、エピソードの並べ方が秀逸。すばらしいバランス感覚。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/25

★★★★★ 心にずっしりくる。実話がベースということもあり、事件の詳細や犯人の動機など、知れば知るほどやりきれなくなる。犯人の一人が永山則夫に重なった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/13

殺人描写がリアル
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/17

いつものカポーティの方がいい。

登場人物それぞれの感情が細かく描写されている。退屈な部分もあったが、死刑が決まった後の二人やアンドルーズが印象的。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/08

物語の厚みがすごくて、その世界にのめり込む。事件だけじゃなくて、その周囲の人間たちの日常や、裁判の様子、死刑の是非など。 英語で思考する人達の、宗教観も含めた感じ方考え方は、平和な日本で育ち無宗教の私には馴染まないものもあるため、感情移入しづらいところもあったけど、作者のこの事件に対する『思い入れ』にぐっときた。これがノンフィクションだという事実が、読んでいて起こるいろんな感情を倍増させる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/14

読むのに一週間かかった。この本の重さ、内容の窒息するような密度は、もちろん五年にも及ぶ綿密な取材から来る物であることも確かだ。しかし、それ以上にカポーティがそれらの情報を元に合成した登場人物一人ひとりの人格(感情や、過ごしてきた年月、見たり聞いたりしたであろう物、エトセトラ)が生んだものなのではないか。それゆえに、この小説はこんなにも色鮮やかにリアルなのである。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/30

漂う圧迫感や重苦しさによって、途中何度か挫折しそうになりながらもようやく読み終えました。でも読んでよかった。カポーティの並々ならぬ熱意、愛情、葛藤が伝わってきた。理不尽に突然訪れた死、大衆に望まれた死、どちらも深い哀しみを帯びていました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/26

あまりにも残酷すぎて、リアルと受け止められなかった。内容が内容なのに、どの側にも偏らずフラットに書かれているのが余計に残酷。だけど、この小説が伝えられることは計り知れない。死刑から得られるものって、一体何なんだろう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/22

つらくて読みきれなかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/20

ドキュメント感と小説感のバランスが絶妙。カポーティすげーな、って作品。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/08

「ノンフィクション・ノベル」と言うジャンルを作り出した作品。50 年経って、その素晴らしさが色褪せることはない。むしろ、「冷血」を超えるノンフィクション・ノベルは生まれていないのではないかと思う。本作の取材・執筆を題材にした映画「カポーティ」(フィリップ・シーモア主演) も是非。カポーティが本作執筆後、断筆する気持ちが分かる。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/12

50年前のアメリカでの殺人事件なのですが、死刑制度、事件の悲惨さ、犯人の精神状態など、現在の日本社会にも存在する問題であることもあって、まったく古臭さを感じる事なく読めました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/11

この本の題材となった事件を追い続けるうちに カポーティーは自分と似た部分を持つ犯人に興味を抱き、友情さえ芽生えてしまいます。 凶悪な殺人者は少し変わってはいるけど、 どこにでもいる青年だったという事が他人事とは思えません。 色々な事が重なって一瞬で起きてしまった惨殺事件 。この犯罪が無ければ不幸な家族も存在 しなかったしカポーティーの作品ももっと増えていたでしょう。 出会いとはおそろしいものだなと思いました。 映画も観ましたが映画の方も素晴らしかったと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/09

久々に映画をDVDで見て読んでないのを忘れていて慌てて読書。映画はフィリップシーモアの作るカポーティの危うさや苦悩が際立ってすごく良かった。原作は映画よりも心理描写が鋭く、内容の重さにも魅力的だった。 ちなみに一緒にDVDを観た人はカポーティがティファニーを書いた人だと知ってショックを受けてた(笑)
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/26

81点。裏表紙で「ノンフィクション・ノヴェル」と紹介されている本作。僕は最初から最後まであくまでも「小説」として楽しんだ。もちろん、五年余りをかけた徹底的な取材に裏付けされた詳細な事実・発言の記録はこの小説を土台として支える重要な要素だ。しかし本作を傑作たらしめているのは、取材された当事者でさえ完全には言語化できなかったであろう、当時の心情についての描写がカポーティの筆によって埋められている点だ。全体的に「ノンフィクション的」な中立的かつ冷静な筆致だが、登場人物たちには確かに「血」が通っているのを感じる。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/20

ノンフィクション・ノベル。「実際に起こったこと」を丹念な取材と綿密に再現することで書かれた「小説」。うーん、ノンフィクションといわれるとすごい。どうやったらこんな風に小説として再現できるだろう。再現しようとする根性や意志がすごい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/20

今まで読んだノンフィクション中でも、一、二を争うほど面白かった。実在の事件を題材にした作品なのに、ここまで文学的に表現できた作品は存在しないように思う。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/23

それぞれの人の心理描写が、とても丁寧で実際に起こった事件を手に取るようにわかりました。映画『カポーティ』をまだ見てないので楽しみです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/07

実際に起こった事件に取材しているとはいえ、40年前のアメリカの事件なので、どうしてもドキュメンタリーというよりは小説として読んでしまう。カポーティの殺人犯に対する視線が印象的。『心臓を貫かれて』を連想。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/18

真実に基づいたドキュメントタッチの小説ゆえ、警察の捜査と犯人の逃亡は面白かったが、犯罪の前や逮捕後からがやや盛り上がらない感じも受ける。エンタメに特化しない分、近隣住人の様子や、被害者家族の親類などの様子は現実実はあるが、いささか退屈になってしまう感じもあるかな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/04

人物描写の妙なのかノンフィクションにありがちなナマモノを無理矢理食べさせられているような感じがない。が、答えのない重い問いが後味悪く残る。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/23

被害者側の話と加害者側の話が交互に続いていきます。スリルあふれる展開です。結局殺人に至った理由が分からずじまいでしたが、殺人者の気持ちは理解できないということでしょうか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/11

事件そのものは今の時代それほど衝撃を受けるものでは無くなってしまったが、カポーティの詳細を極めた筆致にはただただ圧倒される。被害者・加害者のみならず、周辺の人々にまで光を当てていながら、それらが混乱することなく『冷血』という作品を作り上げている。傑作。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/08

★★★★★
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/21

映画『カポーティ』がとても良かったのでこの作品も読んでみることに。長期に渡る取材と膨大な資料に基づいた大作。感情を排して淡々と綴られる文章が却ってノンフィクションであるということを忘れさせる。残酷な殺人とその結末。そして作中には決して表れることのない、なり得たかもしれないもう一人の自分を見出だしてしまったカポーティの苦悩。読み終わった後に強烈な虚しさを感じた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 11/19
ちより
こちらもすごく良かったんだけど、映画の印象に引っ張られすぎてしまったかも。でも、恐らく映画を観ているのと観ていないのではこの作品の印象がかなり違ってくると思う。あと村上春樹の『納屋を焼く』はこの作品からきているのかな。
ナイス!ナイス! - 11/20 07:47


米の文豪カポーティによるカンザス一家殺人事件のルポ。単なるワイドショー的な俗物に留まらす、死刑制度や犯罪者心理が冷静に綴られている。また、小説家ならではのきめ細かい描写も事件に対する戦慄を呼び起こす。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/03

何度読み返したことか・・・人間一人ひとりが平等なんかじゃなく、不条理にそれが振り分けられていて この普通に生きてれば凄く優しい人間に降りあてられてしまった不平等さ。まだ十代の時に読んで、この実情に唖然とした覚えがあります。この人が悪いわけではないのに、しょうがないと一言でかたずけるしかない事に苛立ちを覚えました。娘を殺しす時のあの少しでも痛くない様にと気遣ってあげたり 留置所で生き物が懐いたり、と 人を殺すことは絶対に駄目なんだけど自分の中で凄く葛藤した作品です。不平等すぎる現実をリアルにみてしまった感
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/03

カポーティ

「闇」という意味ではどんなフィクションも現実には敵わない。クラッター家のみんながいい人過ぎて、結末はわかっているのに「どうにか生き延びて」と祈りながら読んでしまった。カポーティ自身、暗い子供時代を過ごしており、同性愛の偏見に苦しんでいたという…。闇だらけ(涙)
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/29

カンザスで起こったクラッター一家殺人事件の再構成を試みたノンフィクションノベル。カポーティの家族に着目した語り口への指摘が鋭い。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/26

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冷血の 評価:54 感想・レビュー:109
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