狭き門 (新潮文庫)

狭き門 (新潮文庫)
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狭き門の感想・レビュー(439)

「力を尽くして狭き門より入れ」アリサ、そこまでしなくても・・・と、宗教的観念のない僕はどうしてもそう思ってしまう。ジェロームは変らぬ愛を示しているではないか、ほれほれ、自分の望む幸せはすぐそこだぞ、と。これは、ジッドのキリスト教的道義への反抗である・・・かもしれない。アリサの日記が痛々しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/15

アリサに共感は出来なかった。 しかし、ジェロームに共感も出来なかった。 当時のキリスト教世界に対する批判であった事からすれは、ジッドは共感しにくいように書いたのか。 あまりに偏った二人の思想、心情。 現世でのささやかな幸せをを罪とするならば、宗教とは一体誰のために存在するのか。と思ってしまったということは、まんまとジッドに嵌められたと言う事なんでしょうね。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/12

狭い。あまりに狭い。せめて、アリサが門をくぐれたことを祈るばかりです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/08

アリサの行動が理解できず、こういう愛もあるのか?なぜ?なぜ?と思うばかり。作者の伝えたいことをほとんど汲み取れなかったんだろうなあ。んーよくわからない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/01

キリスト教に全く通じない人が読んだら馬鹿らしいと思う展開かもしれない。しかしアリサの悲劇によってジッドがキリスト教的な規範、道徳を痛烈に批判していることは明らかである。もっとも、西洋文学を読むにあたってはキリスト教に無知ではいけないが(自戒)。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/28

宗教に関する知識がないため、アリサの行動原理を理解することは難しかったが、とにかくいろいろ考えさせられる作品でした。読むたびに新たな発見をしそうな気がします。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/22

ある方にお薦めされたので読んでみました。アリサとの恋の成就こそが人生における達成であるジェロームと、天上の王国を信じ現世よりも天での幸せこそが達成でありその「狭き門」に入って行くために現世に幸せを求めないアリサとのすれ違い、悲劇。また詩的な描写がその埋めがたいギャップを際立たせる。登場人物の数は多くない。ただしその関係性にはたくさんのモチーフがある。問題の多い作品という感想。何かが残る読後感の原因は僕の宗教的素養の欠如か。物語自体はある意味単純だがその解釈は複雑。そしてこれが書かれた時代も複雑だ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/22

個人的興味ではなく、所用があって読んだのですが…意外なほど面白く、一気に読んでしまいました。アリサのキャラクターが非常に興味深い。無宗教な私には、彼女の強迫的な信仰心があまりよく分からないのですが、宗教云々というよりは、彼女の母親の奔放な振る舞いの方がアリサに落とした影響は大きかったのではないか、と。アリサに翻弄され続けたジェロームが、物語の最後でジュリエットにもらした言葉があまりに切ない。

「力を尽くして狭き門より入れ。滅びにいたる門は大きく、その路は広く、之より入る者おおし。生命にいたる門は狭く、その路は細く、之を見いだす者すくなし」(24頁より抜粋)読後、再びこの言葉を読み返して気づいた。ああ、アリサは狭き門から入るため、こんな決断をしたんだと。なるほど…でもジェロームはどうなる?彼は幸福になりたかったけれど、彼女は幸福から逃げていた。彼女の考え方は宗教に関係していて、私にはよく理解できなかった。後味は苦かったが、色々と考えさせられる小説だと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/08

信仰を持ち、それを貫き生きることについて考えさせられる。主の御心に忠実に生きたアリサは果たして死後、狭き門をくぐる事ができたのか。天国に続く狭き門は、二人でくぐれる程に広くはない。ならば……という思考は理解できるが、それでジェロームが、そして恐らく自分も、救われずに何もかもを終える事を、アリサの中の神はお許しになったのだろうか。読む度に神について考える。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/05

最後のアリサの日記ではっとしました。お互いに思いあっているのに宗教心によりくっつけない2人がもどかしかったです。意地っ張りも行き過ぎるとこうなるのか。ジュリエットがお気に入りキャラクター。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/01

自己中心的に自己を犠牲にし、徳を追求して神への愛をを最後まで抱いたアリサの歩み方は美しいのだろうか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/26

聖書の「狭き門」の言葉『力を尽くして狭き門より入れ』がこの物語の主題となっている。日本語訳がとても読みやすく物語に惹きこまれました。狭き門をくぐる為にジェロームの愛を拒絶するアリサ、アリサを想うジェローム。読んでいる最中に「なんでそう思ってしまうの、どうしてそう感じるの」と感じたけれど、そう感じたのは無宗教なためキリスト教の教えに疎いからかもしれない。狭き門は人の価値観や想いによりその姿を変えてしまうと思う。アリサは『天上の愛』を求めるため…アリサは狭き門の先に何を見たんだろう。再読したい作品だった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/23

私は無宗教なのでヒロインのアリサの気持ちは理解できないのだけれど、宗教の違いだけで片付けられるような単純な物語(作者の意に倣い物語とする)ではなかった。想いあってるのに結ばれない。今の時代じゃ有り得ない手紙でのやり取りに胸が痛かった。タイトルの意味がわかると凄くハッとした。一度ではこの物語の深さを理解できないと思うので数年後にもう一度読みたい。次はアリサがジッドの妻の投影であることを踏まえて。2011/594
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/15

私自身が無宗教な人間なのでアリサの気持ちがあまりよくわかりませんでした。ジュリエットが身を引いたのだからジェロームと結ばれてはいけなかったのでしょうか…?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/22

リア充もたいへんなんだなあ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/16

いつか私も狭き門をくぐって向こう側に行けるんだろうか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/12

読んでて色々もどかしかった。根底に信仰に根ざした苦悩があることはよくわかるのだが。立川の某聖人ならなんと言っただろうか?
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/10

「信仰心」というものがわからないと、ただの独りよがりな女性の話にも見えてしまう。だが、そう単純な話でもない。私はいかなる宗教も信仰していない。しかし、アリサが求める「天上の愛」は決してわからないものではないし、そこに至るための「狭き門」は2人でくぐることができるほど広いものでもないことはわかる。単純に言えば、より大きなもののために、小さなものを捨てるという、そういうことをしている。だからアリサは決して間違っていない。世俗的な観点から彼女の間違いを責めることは出来ない。だが、もう少し他に何か・・・とも思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/08

カトリック系キリスト教徒の私。悉く現世での幸福を拒否するアリサの姿は、極端なプロテスタンティズムへの批判ともとれる。本当に厳格な禁欲を行うとこうなる…。あえてアリサに反論すると「一番いいことは独身で主に仕えることだけれど、お互いを愛するんだったらいっそ結婚しなさい」(※大意)って聖パウロも言って下さってるのよ(第一コリント書)。でもその後に続く「結婚すると伴侶の機嫌ばっかとって主のことを思い祈らなくなる」っていうのにアリサは対応したのかなあ。読者は一度もアリサが心から微笑することを見ることはない。むなしい
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/31

一度テーマが「狭き門から入る」という牧師さんか信者さんの説教をきいたことがあります。そのときは魂の話というより人生においての選択の話だったと記憶しています。 幸福になるということと魂の成長は同時にはありえないものなのかな。アリサは魂の清らかなることを目指してジェロームを拒絶したのだろうけれども、ジェロームなしで生きていく意味を見つけられなかった結果死んでしまった。狭き門から入るということはアリサのような選択をするということなのかわたしには判断がつきません。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/31

アリサがジェロームの恋に「うん」とさえ言ってくれれば何事もなく幸せな物語としてアッサリと完結しえたのになあ。そのぶんジェロームの苦悩も報われるわけだし、結局のところ死別してしまうなんてジェロームが浮かばれない。自らを縛りつけ、せまいせまい門に入っていこうとするアリサの気持ちは自滅に他ならない。なぜなら彼女は日記での独白でもあったように、ジェロームの愛を心の中では享受していたのだから。「男は女の行動に理由を求めて恋を失うのよ」という言葉もあるが、自分の気持ちを神様のせいにして逃げ込むのはどうかなあって思う。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/23

悲劇ではあるが、その根本的な要因に対して理解を示せない。アリサ・ビュコランの信仰に篤く独りよがりな思考への印象は、キリスト教徒か否かで意見が180度変わりそうだ。そして、どちらのスタンスに立つ人々がこの作品を評価したのだろうか。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/09

ジェロームの魂の成長の邪魔にならないよう、と自ら身を引いたアリサの愛が生んだ悲劇。二人は狭き門を潜った先で出会う事が出来たのだろうか
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/19

どうしてジェロームとアリサは思い合っていたのに幸せになれなかったの? どうしてアリサはジェロームから離れなければならなかったの? それがジェロームのためにしたことならやっぱり勝手だと思った。 アリサが理解できないようで、けれどもなんとなく分かる気もする
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 09/08

『イタズラなKiss』の9巻あたりのお見合いシーンで入江くんが「ジッドとか読んでますよ」と言っていたので長年読んでみたいと思っていた。途中まで、なんかドロドロウダウダやっててねちっこい昼ドラみたいだな〜と思いながら読んでたけど、どうやらそういう話じゃないらしいと最後のあたりで気付いた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/01

自分が無宗教だからか、アリサが「主よ、主よ」と繰り返す度に正直イラッとした。世俗的な幸福を捨ててでも魂の成長を求めたい気持ちはわかるのだが、そこまで宗教に拘る気持ちが分からない。キリスト教の知識に乏しいこともあり、消化しきれていない感じ。また読み返したいと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/01

う~ん、と考えさせられる本。昔、瀬戸内寂聴が「『源氏物語』の《宇治拾帖》を読んだ時、ジッドの《狭き門》にあまりにそっくりだったから、びっくりした」と書いておられた。そういわれればそうかなぁ、アリサは大君でジュリエットは中君に思われる。ただ、アリサの愛って、とても「禁欲的」な頭でっかちの愛ですよね。ジェロームと結婚して幸せになることが、そんなに二人の「聖らかさ」を貶めることになるかしら? 幸せになれたのにも拘わらず、長い間、お互いの不在、無作為が、何を実らせたというのだろう。共感できない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(2) - 08/31
noémi
実際、ジッドは従姉妹と結婚しており、その妻にほとんど聖母のような愛を奉げていて、実際二人の間には夫婦関係はなかった、そうです。でも実際ジッドは異常ともいえるほど、性欲の強い人で、男色にも手を染めていたというから、何とも世の中は奇奇怪怪。奥さんは、非常にそのことで悩まれたということです。
ナイス!ナイス! - 08/31 10:07

noémi
もっと素直な恋愛がすき!
ナイス!ナイス! - 08/31 11:32


数ある文学少女の元ネタ本の一つということで。アルコットの"Rose in bloom"や"An old fashioned girl"が悲劇になるとこうなるのかもしれない、と思った。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/29

精緻な構成や時間描写の巧さにはただただ舌を巻くばかり。これが未完成にというから恐ろしい。多くの意味を込めて、まるで映画のよう、とでも形容しておきましょう。解説書にも触れず、僕自身がジッドに疎いこともあって独断できませんが、この作品に主題らしいものを見出すならば「エゴについて」でしょうか。自己犠牲などの美徳を仮面に被ったエゴイズムはややこしく面倒くさいぜー、というのをキリスト教徒(キリスト教ではない)を通して少し皮肉に描いてるような。アリサルートにはどの道BADENDしかなかったんや……ジュリエットタン……
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/19

アリサにとって結婚に幸福を見出せなかったのは、自身の母を顧みた結果であろう。地上の愛を肉の愛と位置付け、天上の愛を追い求めたアリサには生き難いことだろう。彼女がもし、新教の信徒ではなく旧教の信徒であるならば、迷いなく修道の道に入っていたものと思える。結婚とは肉の愛に抗うことが出来ない者のためにある最後の手段だからだ。そして経過する時がアリサとジェロームの溝を深めてしまう。何ともいえない無常感を悟ったアリサは独り旅立ったのだ。狭き門が死の先にあるか私はわからない。しかし、地上でジェロームと育んだ愛は本物だ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/18

msk
アリサがジェロームから離れていった理由が結局よく分からなかった。自分が神に接近したかった? 禁欲的とはまた違うのかな。この辺りはまず信仰心というものがイマイチピンとこない自分には理解出来ない領域かも。正直幸せを掴もうとして幸せを放棄しようと努力しているようにしか見えなかった。どうでもいいけど背表紙のあらすじが全編を網羅してることに読後気づいてちょっと笑った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/12

【3】 とにかく退屈でした。物語として読んじゃ駄目です。アリサの思想に共鳴できる人には面白いのかも。なぜ名作なのかがあまり分からなかったので、時間を見つけて「狭き門」についての解説本を読もうと思っています。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/19

本編より、解説で紹介されていた「妻マドレーヌとは心から愛し合っていたが、清純な彼女には性欲などないと思い込み肉体を所有せず、同性愛に耽った」&子どもはよその女と作った という記述を見てそっちの方がよっぽど気になりました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/15

思いがすれ違う男女の話。幸福の絶頂が目の前にあるとき、僕はその絶頂を恐れるのだろうか。幸福がしぼんでしまうことを受け入れられないのか。アリサは全く報われてないように思えるけれど、本人は満足しているのだろうか。しかし爽やかな読了感。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/05

感想を正直に述べさせていただくとすれば、アリサには共感を寄せることができない。彼女の狭き門へと入る姿勢により、ジェロームの気持ちを台無しにした、というのもあるにはあるが、それ以上に彼女が神へと身を捧げたこと、すなわち死の世界へと惹かれていったことである。狭き門に入る、というのは決して死ぬことを意味するのではない。狭き門へと入ろうとする姿勢を持つからこそ降り注がれる受難に耐え、生き抜いていく者が、真に狭き門へと入る資格を有する。私はそう考えたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/02

またしてもプロテスタント的世界観に打ちのめされる1冊に手を出した。 思い込みの激しいお嬢さんが自滅してゆく話、と要約したくなってしまうがどうだろう。それほどまでに、地上での幸福と天上での幸福は併存し得ないものなの? それともこれは、ジッドによる痛烈な批判文? 本編とは別に興味をひいたこと。 巻末に、1974年の解説文があって、今だったらこんなの書けないんじゃないか、という記述が散見される。「自涜の悪癖があり~」とか、「生来異常な性欲の所有者で、同性愛的な趣味を持っていたが~」とか。

読み終わった後1番最初に思ったのは、ジュリエットとジェロームがかわいそうだということ。アリサ的にはこれで皆幸せになれるのだと思っていたんだろうけど、これではあの2人は絶対幸せにはなれないと思います。宗教的な考えが全く理解できない私にとって、正直アリサは自己中心的な人間にしか見えませんでした。ただ、アリサとジェロームの愛は本物で、なおかつ純粋なものだったと思います。人間の愛について深く考えさせられる作品でした。気が向いたら再読してみます。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/12

アリサの抱えていたものは、愛だとかそういう曖昧で、けれどありふれた誰もが持っていると信じているもの、それらを差し置いてなお優先されうる信仰心のようなものだった。果てしない自己犠牲の末に幸せになるのはジェロームなんかでは決してなくて、結局はアリサだけ。信仰する事柄や価値観がほんの少しずれているだけで、二人は結ばれることがない。おそらく狭き門は誰にでもあるわけではなくて、それを信仰する人間だけにあるもの。アリサに見えた狭き門は、ジェロームには見えなかったのではないかと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/17

You
彼らに時間があったらアリサの心もとき解れたのか。本当に救いがなかったのか。アリサの感情は理解できない人には一生理解できないものだと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/20

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狭き門の 評価:55 感想・レビュー:120
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