黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)
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黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編を追加
黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編の感想・レビュー(320)
「落とし穴と振り子」、「ウィリアム・ウィルソン」、「赤き死の仮面」が良かった。ウィリアム・ウィルソンは、ポーの学生時代が見て取れて面白かった。赤き死の仮面は、当時の時代を感じさせて面白かった。ただ、細かい点は、捉えることが出来なかった。本当に楽しもうと思うのなら、当時の時代背景や歴史や風俗を勉強しないといけないと思う。
はじめてのポー。やはり「アッシャー家の崩壊」が良かったです。虚無で良い良い。他ではへんてこな異端審問に放り出される「落とし穴と振り子」が好き。なんだか腰砕けなオチだけど、それが味なのだろうなあ。/いくつかの短編で「経帷子」という言葉が出てきてちょっと困惑しました。なんとなく仏教系の死に装束を連想してしまうので。
黒猫読了後ビアズリーの挿絵を見る。震えが止まらない。http://photozou.jp/photo/show/442358/85493454
翻訳によるものなのか、時代によるものなのか、読みやすい文章ではない。内容も詩的で、読み手を選ぶ作品だと思う。ベースになっている時代や文学の知識がないと真価はわからないんだろう。歴史的な価値は知らないが、個人的にはあまり楽しめなかった。
大学の課題で読むことに。新訳だけどやっぱり表現が難しく、入り込むまで時間がかかった。でも一歩踏み込めれば、ぐいぐい引き込まれて夢中で読める。先生が目を輝かせて説明してた気持ちがよくわかった。全編どきどきしながら読みました。
ポーの作品を初めて読んだのは中学生ぐらいに創元推理文庫でだったように思います。現在改めて再読して、やはりすごいな、と。…内容をかなり忘れていて、とてつもなく楽しめたせいでもありますがw 文句のない、夏の夜向けの一冊。深夜、ビールと共にどうぞww
原文を音読。翻訳と照らし合わせていった。『黒猫』アルコール依存症による人格崩壊の恐怖と動物虐待。みんなかわいそう。ポーは大好きだけど、この作品だけは二度と読めない。『アッシャー家の崩壊』文章が音楽になっている。文字の構築力はバッハのようで、物語の構成力はベートーベンのよう。
ポーは情景描写もさることながら、心理・人物描写が激しくのた打っている。愛する女性に次々と先立たれた情熱的なロマンチストは、ことに女性への激しい思いが溢れ出ている。彼の激情は21世紀においていまだ健在であり、ポーという名の怪物は人々の心を徘徊し続けている。
幻想的でありながら退廃的な作風に魅了されました。空間的な表現や中世風の建築物や調度についての描写が印象的で、ぜひとも映像で見てみたいとも感じました。いずれの作品も死に深く関わっており、超自然的な現象が有無を言わさず這い寄ってくるという恐怖に緊張感を覚えつつ引き込まれてしまいます。登場人物が追い詰められていくときの心理描写も秀逸です。 個人的には「ウィリアム・ウィルソン」が一番好きです。
ウィリアム・ウィルソンが読みたかったのだけど、どの話も良かった。美しくおどろおどろしい雰囲気が最高ですね。映像化したのを見たいなー。あと乱歩が好きそうな感じだと思った。日本人だから仕方ないかもしれないけど、ポー→乱歩の順で読んでいたらそういうのも感じとれて良さそうだな、という気がしました。
昔読んだ時の恐怖を確認するために再読。真夜中に静かな部屋で読んだら、幻想と荒漠としたイメージのあわいで、文字を追うごとにゾクゾクしてしまった。とくに「アッシャー家の崩壊」はまるで映画でも見ているかのように、頭の中に情景が浮かぶ退廃的で美しい作品。
(再読)ゴシック小説と日本における怪談の違いを意識しながら、再読。ロマンチックで甘美な背景を舞台に、恐怖を語るっていう感覚は、日本人にとって、あまり馴染みがない。宗教観の違いが原因かなと思った。キリスト教に纏わる文化は壮麗だけど、仏教は厳粛な感じ。でも、恐ろしさの裏に見え隠れする美しさは、ゴシック小説からも、怪談からも感じられる。ところで、スペインの異端尋問って本当に、“あんな感じ”だったのでしょうか。魔女狩りより、恐ろしいかも……!
収録作はどれも映像を想起させるような作品だった。にも関わらず怖さが少し物足りなかったのは刺激に慣れすぎたからでしょうか。でもそんな中でも『落とし穴と振り子』は、ナイフを付けた振り子が刻一刻と降りてくる様が想像するだに恐かった! 有名な『黒猫』は初めて読みましたが、猫より主人公の方が怖かった。
世にも奇妙な物語みたいな怖さ。もっともあのドラマシリーズは大分マイルドになってるけど。じわじわと怖い。どの話の主人公も恐怖に対してギリギリまで冷静でいようとしている節があるから、余計に怖い
子供の頃に何かで読んだ黒猫が喉奥に刺さった小骨の如く気になっていた為に、この度購入。黒猫を含め、同時収録されている他の短編も頭の片隅、心の端に棲み付くような恐怖で油断しているとこれらの影が出てきそう。
ヤン・シュヴァンクマイエルの映画が好きでそこから入りました。落とし穴と振り子のじわじわくる恐怖が好きです。赤き死の仮面も不気味ななかに絢爛さがあっていいですね
「黒猫」…小学生の頃に読んでトラウマ気味の作品。猛暑のなか、精神的に寒くなろうという試み。15年ぶりくらいに読み返したけど、やっぱり怖いわ。
好悪の統制がとれなくて大変なことになる短編が多かった。黒猫は語り手も言うように天邪鬼な話だし、ウィリアムとウィリアム(自分どうし?)の関係も友情になりかけた憎み合いだし、アッシャー家の兄も妹がまだ生きてんの知ってたみたいですし。おまえらキャシーとヒースクリフかと。他の作品も不気味でよかったです。
読んだことある話が多かったけど、他のも読みたかったので購入。初読だった「赤き死の仮面」「ライジーア」「落とし穴と振り子」どれもよかったー!やっぱりポーすごい。彼のお話は、何度読んでも怖くて、でもすごく魅力的で、いろんな意味でぞくぞくします。読んだ後、精神的にぐったりするけど(笑)
黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編の
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