リア王 (新潮文庫)
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リア王の感想・レビュー(310)
人間ってのはバカで卑しいものだ、という話だった。コーディリアにとっては悲劇か。しかし権力を持つとめんどくさい人間になるんだな。ハムレットは展開があってわかりやすかったがこっちはちょっと難解かも。
みんな、ーいかに持たぬ者と呼ばれるひとであってもみんなー、余計なものをもって生きている。だから、苦しい。そんなぼくらを、神はほんの暇つぶしに、あの夏の虫たちのように、殺してしまうのだ
王の権限を強奪しようとする者、腹違いの兄と父親を貶めようとする者、それらが同じ線上で策略を繰り広げ、イギリスは衰退して行き、渦中の人々は次々に不幸な目に合う。シェークスピア作品の中で個人的に1,2を争うヒット。「阿呆ばかりの大きな舞台に突出されたのが悲しゅうてな。」は金言。それにしてもリア王がアホ過ぎる・・・。
そろそろまじめに古典?の復習というかお勉強をしようと思って読了。が、読んでて自分の国語力?のなさというか、教養のなさを痛感させられるくらい、読んでてイメージできない表現が結構あったように思えた。
錯乱する悲劇。たった一つの決断が、底なしの絶望へと老王を引きずり込む。シェイクスピア悲劇の中でも、迷いや過ちを犯す人間の悲哀をいちばん深く描いたものではないだろうか。ハムレットやロミオやマクベスよりも、リア王が一番の人間の真実を描いているような気がしてならない。「人間、生まれてくるとき泣くのはな、この阿呆どもの舞台に引き出されたのが悲しいからだ」
リア王とその長女ゴネリル、次女リーガン、三女コーディリア、またグロスター伯の長男エドガーと次男エドマンドというように「親子関係」がテーマ?戯曲のため当然セリフばかりだが、それゆえ感情が多分に盛り込まれて独特の言い回しになっている。よって情景が思い浮かぶ以前に、舞台で演劇している状況を思い浮かべてしまう。戯曲ってそういうものかもしれないが・・・シェークスピア四大悲劇の一つなのだが、リア王の愚かさが事の発端であることが最後まで頭から拭いきれず、この作品の良さを満喫できなかった気がする。
沈鬱な話。悲劇というよりも教訓劇道徳劇(そんなものがあるかは知らないが)のような気がする。「イリアス」は神話で英雄譚だけどそこかしこに、人生訓や道徳・戒めが色濃く現れている。ちょうどそれと近い印象を受けた。物語を楽しみつつ、「ああ、どの家でもこういう事ってあるよなぁ」と思いおこさせる。月並みだが人間なんてどこも大して変わらない。ホンと、世俗にも良くある構図だし、よく聞く話だよね。名言多し。
○道化の歌が難解で一部理解が不十分なところがあるけれども、話の筋は捉えることができた。自分は話の筋よりも、作中の名言を楽しんだ。自分が年齢を重ねたときに、人に対して何をどういう風に与えるかを考える時に、参考になるかもしれない。家族の不和、財産、権力は悲劇の元凶だと思う。『人間、どん底まで落ちてしまえば、詰り、運の女神に見放され、この世の最低の境涯に身を置けば、常に、在るのは希望だけ、不安の種は何もない。人生の悲哀は天辺からの転落にある、どん底を極めれば笑いに還るほかは無い。』
文章が、というか台本形式と言葉遊びが難解すぎてあんまり理解できないところもあったけど(人物関係が)電車の中でうるうるしてしまった(´Д`"*エドガーが好きすぐる(^^)
人の醜い部分をこれでもかと描きながら温かみも同時に感じさせてくれます。シェイクスピアの悲劇は運命に翻弄されるという言葉がぴったりなのですが、この作品は特にそれを強く感じます。
リア王が退位にあたり、口先だけの孝心を見破れずに3人の娘のうちゴネリルとリーガンに財のすべてを与え、本当に清らかな心を持っていた末娘コーディーリアを追放してしまう。ゴネリルとリーガンに疎んじられ、すべてをはぎ取られ狂っていくリア。荒れ狂う嵐の中で叫び狂うリア王のシーンはかなり衝撃的でした。自分を阿呆だといいながらリア王にずっとついていく道化が好きです。馬鹿にしたようなことばかり言うと思うと嵐の荒野ではリア王に『家の中に這入ろうよ』と宥めすかしたり…可愛らしいことこの上ないですよね!←(続
テレビで舞台を見たのがきっかけでシェイクスピアに興味を持ったので、やっぱり舞台で見てみたいなあ、この台詞を声として聞きたいなあ、と終始どうしても思ってしまった。とりあえず再読候補入りです。
【★★★☆☆】福田恆存氏の訳に惚れ込んで買ったのだが、やはり素晴らしい。しかしリアの感情について行けなく、暫く放置していたのをやっと読破。解説読むと読みの浅さが露呈しすぎてツラい(汗 次は心情をメインに噛み締めながら読んでみたい。
再読。 重要人物と筋書が見えているのでまだラクに読めた。 四大悲劇の中で一番悲惨かつ、面白い作品。 しかしオズワルドとエドモントがすぐごっちゃになるのは困る(笑)。
シェイクスピアの悲劇シリーズに共通の後味の悪さ、そして気持ちのいい空白感は感ぜられた。物語中盤のリア王の凋落から野をさまようところ、そして終盤にかけてのテンポのいい各人の幕引き、死別が見所だと思う。
四大悲劇中、一番難解な作品のような気が。 予想していた筋書とは、重点の置き方が違いすぎて驚く。 そりゃ「乱」ができるわけだ。 チトおいて再読しよう…。
「年寄りになるのは、智慧を貯めてから後の事にして貰いたいものだね」(p.54)……言葉は悪いけど、耄碌したものはしょうがないとしても、耄碌しないための努力を怠るような数十年は過ごしたくないものだと、最近よく思う。(←小学生の読書感想文風の書き方)それはさておき、凄い迫力だった。
年老いた国王『リア』は、娘たちの愛を試し、臣下の欺瞞を疑い、孤独に苛まれ、やがて狂う。滑稽な程にディフォルメされた『人間の愚かしさ』が克明に浮かび上がらせる、ペシミズムの境地。悲劇、悲劇☆★
小6の教科書に一部抜粋で載っていたのだけれど、ちゃんと読むのは初めて。こんな話だったとは。戯曲ということで、よりデフォルメされた登場人物たち。姉娘たちもかれこれだけど、王もどうかと思うわ。古今東西、財産とか権力とか絡むと人間ってドロドロするものなのね。
道化が可愛い。しかしリア王がただのアホなおっさんにしか見えないけど、解説によるとやっぱそう言われてんのね。でも人って意味もなくむちゃくちゃアホになることってあるよね。ああ辛い。王様にあくまで仕えてくれるケントとか、口にしなくても愛は伝わるって思っちゃったコーディリアとか、妾腹コンプのエドマンドとか、ガキにまんまと騙されるグロスターとか、打算的なようで感情的なゴネリルとリーガンとか、ああみんな愛してる!リアさんもね。
戦いに明け暮れ裏切りと憎悪の所業をいつの世も繰り返す人間たち。「グロスター 神々はただ天上の退屈しのぎに、人々を殺してみるだけの事だ」黒澤明監督の『乱』を見た。ピーターの道化が天に向かいグロスターのように叫ぶ、横にいるエドガーかケント役であろう侍が「神や仏をののしるな<略>神や仏はこの人間の愚かさを救う術はない」と叫ぶ。400年経った現世でも相変わらず続いている・・・。シェイクスピアさん、四大悲劇を読んでいたらなんだか疲れました。次はお気楽な?『ヴェニスの商人』を読みましょう。
あまりの暗い内容に、なかなか読み進めることができなかった。道化の歌も、内容も、消化しきれなかったので、より私の知識が蓄積され熟した頃、再読したい。不条理、ひたすら救いのない悲劇であった。
リア王の考え方は本当に人間らしい。本当に大切なものを見誤ることってたくさんあると思う。落ちぶれてもついてきてくれる人がいたり、本当に大切なものを見極めて、守れるようになりたいと思った。
リア王の
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