若きウェルテルの悩み (新潮文庫)
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若きウェルテルの悩みの感想・レビュー(605)
この世で遂げられない愛、せめてあの世でということだろう。死を以てして、愛を一つ神性なものとして揚げる。つまりこれが若さゆえの美学ということだろうか。
お、重い人だなあウェルテル…。最後の死に方、物凄くわがままなものでロッテ可哀相と思ってしまった。そんな情熱の持ち主である一方で恋敵のアルベルトの良さや立場をちゃんと認めてるし、子供に好かれる位の魅力の持ち主ではあるのですが。書簡体形式の展開がよりウェルテルの情熱の生々しさを引き立てています。詩の朗読の場面は詩が難解過ぎて読むの大変だった…。
共感できるほどに自分はもう若くはないから、ウェルテルが選んだ結末にはバカヤローって言いたくなる。独りよがりであんな手紙を残されたロッテのことを考えたら、残された二人の関係が壊れてしまうんじゃないかと心配になってしまった。
あの人が私を愛してから、私が私にとってどれほど価値のあるものになったことだろう。貴方もきっとそう。私といればね。ウェルテルの、孤独の中で唯一見つけた光に尻込みしない姿勢、私好き。その物語の終焉を飾るのも彼のみ。闇は光にすがっても闇にしかなれないの。
三角関係で、仮に婚姻関係、性的関係、ロマンス関係と3層あるとして、アルベルトはロッテとウェルテルのロマンス関係に関してはある程度寛容だったのだから、ウェルテルはそれほど思いつめずにロマンス関係だけであってもそこに満足を見出せばよかったのに、と思う。実際は、自分の芸術に行き詰まり、官職にもなじめなかったことのほうが大きいのだろうが。
情熱、愛、幸福と不幸、苦しみ、迷い、悲しみ、絶望。。。『彼女のそばにいて、彼女の姿、振舞い、やさしい言葉づかいにたのしい思いをして、そのうちやがてぼくのいっさいの感覚が緊張し、眼の前が暗くなり、何事も耳にはいらなくなって、、、、、自分が生きているのか死んでいるのかわからなくなる。。。』 最後にロッテに愛されていることを確かめられたんだからウェルテルの魂は天国に行けますよね。けれど、彼と同様に情熱の全てをかけても報われない現実のどれだけつらいことか。。。。
恋愛と結婚の落とし所について考えた。 自分でもつまらないと思うが念のため 順番が逆ならよかったのにね。そういうこと ウェルテルと遊んでからアルベルトと結婚したら、それは幸せだったろうに
昨年公開され、本作を読むきっかけを与えてくれた映画「ゲーテの恋」ではシャルロッテとゲーテ(ウェルテルに重ね合わされている)が恋に落ちるのは彼女が婚約をする前であったので感情移入しやすかったけれど、本作では、初めからシャルロッテは婚約者がいる身。だからウェルテルに親しげな態度をとる彼女に軽率さを感じてしまった。ウェルテルも"俺は死ぬことでシャルロッテから手を引くから二人でお幸せに"なんて何だか自分勝手。情熱的な恋(かつ叶わぬ恋?)を経験した人、している人にとってはまた印象が変わってくる作品なのでしょう。
裏表紙のあらすじで読む前に結末を知るというテンションだだ下がり状態で読み始めたものの、生真面目なウェルテル青年の熱い嘆きに思い切り惹きこまれ、彼が遍歴を始めてからは読む手が止まらず一気。ロッテの悟りのシーンでは滅多に熱くならない目頭にかなりくるものがあった。ウェルテルの死をロッテがどのように受け止め、残りの人生を過ごしていくのだろう?そんなわかりもしないことをじーっと考えてしまった。あらすじのネタバレごときでは揺るがない名作でした。
叶わぬ恋を猛烈にしていた高校時代に読んでいたら、今よりもひどく共感しただろう。恋すると、周りが見えなくなるよね。自分のことしか考えられない。そして頭のなかで好きな人を自分に都合よくつくりあげてしまう。「ロッテは己のものだ。心のなかではつながっている。」ウェルテルは最期までそう思ってた。好きな人の何気ない態度や言動で感情も激しく浮き沈みする。ウェルテルの願いは叶わずに苦しんでいたけど、それと同じくらい、ウェルテルの気持ちを知ってるロッテだって苦しんでいた。彼はそれに気づいてたのかな。
ロッテが触れたもの、その視線が注がれたもの、そういったものたちにまで感情を抑えきれないウェルテルの恋は、純粋で無垢でした。その無垢な衝動によって彼は自らを非凡化し、または共感によってそれらを純化させ、自分を自分自身の中で完結させるように追い込んでいきます。私も若き人の一員として、ウェルテルの身の運び方が、自分にも覚えがあって、心のみだされる一冊でした。
女友達がつらい恋愛をしている時に話を聞かされた「もうね、このまま死んでしまいたいと思う。でもお腹が空けばご飯を食べたくなるし、オナラもする。朝は普通に来るし、他の人たちはお構いなしに自分の生活を続けている。それは当たり前だし、それに腹を立てる事なんかつまらないから、もうやめたいのだけど声かけられたら他愛もなく喜んでしまって、そんな簡単な自分が馬鹿みたいでもう死んでしまいたくなる。しかも、こうやって恋焦がれているようで酔っているだけって気がついてもいるんだ」何か思い出してしまった。イエスタディを歌って~♪
異性を好きになるってことはこんなことなんだよなぁ、って自分の経験も併せてよくわかる。物語の中ではウェルテルは自殺してしまったけど、あくまでも物語の話、ゲーテ自身が狂おしい恋愛から立ち直った(後ろの解説では自分自身の青春の危機を乗り越えるためと記載。)ように、現実では苦しみながらもみんな失恋から立ち直っていく。小説の中で一旦、自分を殺してそこから現実の世界で立ち直る。心の整理をバーチャルの世界でつけて次の人生に立ち向かおう。この本読んで自殺を美化してはいかん。
若いな、あぁ哀しいほどに若い。自己の内へ内へ向かい満たしていく想いが、何処か反対側に穴を空けてしまった。「あの世でお前が来るのを楽しみに待っているぞッ!!」とか使っていいのは最期まで黄金の精神を持って闘った奴だけだよ。
『こんなに苦しいのなら悲しいのなら 愛などいry!』全然シチュエーションが違うんだけど、なぜかこの台詞を思い出してしまう。かのナポレオンも熟読したというこの本、正直序盤は読みにくい文章でページが進まなかった。純情過ぎるウェルテルはロッテとの叶わぬ恋に身を抑えることができず滅ぼしてしまう。狂気じみた恋なのだが一度はこういう恋に落ちるのもいいのではないかと思う。映画も楽しみです。
青年の、自らの激情をぶつけるかのような文面に、こちらまで胸が揺さぶられるような思いがした。ただこの作品の救いは、彼の死はただの絶望ではなく、その死によって彼の愛が永遠のものとなったことだろう。
前に読んだのより随分と読みやすかったけれど、なんとなく文章の堅さ、みたいなものはあちらのほうが好き。けれど、その分こちらは少しわかりやすいので、色々補えてよかったかなぁ、と。共感とかはこちらのほうがしやすいかもしれない。あちらは、より狂気じみてる印象です。まぁ、そこが好きなのですが。
私 に は ま だ 早 か っ た 難しい言葉がたくさん出てきましたが感情の細かい動きがきれいに表現されててさすがゲーテさんだなあと思いました。訳者さんの使う日本語が難しい‥‥ 景色の描写がすごく綺麗、ウェルテルがとても素敵な人‥‥みんな素敵 物語として一度読むだけじゃなくて、心が渇いたときとか何か物足りないーってときに読み返す「お友達」になるだろうなあとおもいました 次に読んだとき私はどう感じるんだろう
これはただ恋の盲目さに、自ら死を選ぶことになった哀れな男の話ではない。そんな陳腐な恋愛小説などではない。ウェルテルはロッテに出会う前から既に破滅の道を転がっていたのだ。出会う前から今にも、あるいは衝動的に、自ら死を選ばんとしていた人物だったのではないか。厭世感。世界との隔絶。彼にあるのはこれだったはずだ。そしてそこから救い上げてくれる存在としてのロッテ。彼女との愛に救済を得ようとし、またその機会は「最期」のものと確信していたはずだ。それに敗れた時、彼が死を選ぶことは極めて自然で、何の違和感もないのである。
恋愛とは古今東西より語り継がれる普遍的なテーマであるけれど、ウェルテルのような狂信的なまでの恋というものは、やはりいつの時代でも理解され難いものなのか。ウェルテルに共感出来ると言えば出来るけれどそれは所詮表面的な部分だけで実際に体験してみない事には何とも言えない。ただ、一度はここまで物事に狂信的になってみたいものではある。
ウェルテルが一途すぎて辛い。さらにロッテもウェルテルを頼れる友人として好意を持っていることも、ロッテの旦那がとてもいいやつなのも辛い。盲目的な恋の中、勝手に自分で創り上げた世界で一喜一憂している姿がリアル。後半の苦悩っぷりは見ていられない。あと、ウェルテルの手紙の受け手であるウィルヘルムも大変だったろうなーと思う。そしてこいつもいい奴なんだろうなーと思った。最初はウィルヘルムがこの物語の編者(語り手)かと思ったけど、違うみたい。語っているのは誰?
通常の人間関係または恋愛にどうしても自己の単純な利益を求めがちになってしまった今では、このウェルテルのように自分の身を破滅させるまで他者を想うことなど出来なくなってしまった。中学生の頃に読んでいたら感情移入しすぎてただでは済まなかっただろう。しかし本当にロッテでなければならなかったという究極的な理由など探しようがない故に、ここまでなってしまうのは恋に恋していたとも言える。他者を強烈に欲することは外部に向けた自己愛に他ならないのではなかろうか。
◎裏表紙のあらすじに結末が書かれていた。残念。途中までそれほど面白い内容ではなかった。というのも、私がこのような恋に盲目になったことがないからだ。作中に『なぜってぼくらの共感するかぎりにおいてのみある事柄を論ずる資格があるわけだから』とあるように、私には論ずることはできない。なので、読書の目的がストーリーよりも名言探しになってしまった。そんな本。ゲーテの文章が素敵だということのみが強烈に印象に残った。是非とも再読したい。『人間というものは自分で自分を責めることができるんだから妙なものさ』
主人公が叶わぬ恋に苦しみ自殺。
自分もそれと近い感覚を覚えたことを思い出した。
恋の残酷さを感じた。
主人公の精神錯乱が酷くなっていく描写がすごかった。
ドイツの文豪。友人に宛てた書簡で物語が進む。自身の経験を投影して、思春期の恋愛を有りのまま描写。若い日の恋は、打算や妥協が許せない、この想いが実らなければ、死んでしまおうというほどの一途さ。ロッテへの愛が美化されてて、初恋の盲目さが潔癖で綺麗だけど哀れ。ゲーテは、小説のウェルテルを初恋の情熱で終わらせたから、自分の恋を昇華できたのかなと思ったり。
一端ロッテから離れてからの錯乱っぷりがすごい。しかしこれを読んで自殺者が増えたとはねぇ。自殺の流行って嫌な物です。でもこの本を出したのは悩みを乗り越えて結婚してかららしい。
親しい人に薦められて。初めのあたり、読むのに恐ろしく時間がかかった。だけど、話の終わりはわかっているのに、やっぱり衝撃を受けた。自分も恋愛が生活の真ん中だったころ初めての恋に破れて、思いつめてこの世の終わりのような気持ちで日々を過ごしたことを思い出す。いくつかの恋を経た今となっては、恋のためには自分は死ねないと思う。世俗にまみれて若くない彼であったなら、またちがう答えも導きだせたのかな、なんて意味のないことか。
青臭く身勝手だ、と思いながらもウェルテルの真っ直ぐな恋心は随分と保守的な考え方をするようになってしまった今の私にはとても眩しい。•••ややストーカー気味てはいたが。この結末はどうにかならなかったのだろうか。ああしていれば、こうしていれば•••私はまだ思考の渦に飲まれてもやもやしている。
若きウェルテルの悩みの
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