罪と罰〈上〉 (新潮文庫)
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罪と罰〈上〉の感想・レビュー(1325)
「凡人」でありたくないがために人殺しをして、おかげで発狂するラスコーリニコフ。しかし彼の周りには沢山の人がいる。救いの道はあったはず。__下巻へ続く。
古典の金字塔的な作品。やはり上巻の最大のヤマは、主人公が老婆(と妹)を殺すところ。よくぞこれほど見事に緊迫感を出すことができたのだと、感心してしまう。ただ、後半あたりになると、ちょっと読むのが面倒になった。下巻読もうかな・・・・・・・
一番、感銘を受けたのは有名なマルメラードフの台詞、「おい、亭主、お前が売ってくれたこの小瓶がおれを楽しませたと思うのかい?悲しみさ。悲しみを瓶の底に求めたのさ。そしてそれを味わい、見つけたんだ。~」のくだりですね。その後、カテリーナと悶着する場面がいい。とても良い。ドストエフスキーはカラマーゾフもそうだけど、「弱い人間」「卑屈な人間」の描き方が抜群に巧い。赦しや信仰・神に関する示唆に富む作品。難解ともいえるけれど、僕にとっては信仰というのがどれほどあちらの人にとって重要であるかを知る助けとなった本。
話がなんだか訳わからなくなり途中で挫折。。またいつか読もうと思う。しっかし、これを中高生が読んだりするのか??おつむ空っぽの40オヤジの私にはムリだぁぁ。。。
まだ(上)しか読んでいないけど、読み終わすが大変だった。名前と登場人物が多すぎる。正直読みにくい。けど、所々面白いところもあるから、頑張って(下)も読もうと思う。
若者の苦悩、善行のあり方など文学的要素の力強い訴え。それに加え、推理小説としての衝撃と興奮。読み物の世界における、一つの到達点を見た。
「『ねえ、ラズミーヒン』とラスコーリニコフは言いだした。『ぼくはきみに率直に言うつもりだが、ぼくはついさっきまで死人のそばにいたんだ、ある官吏が死んだんだ……ぼくは持っていた金をすっかりくれてきた……それだけじゃない、一人の人間がぼくに接吻してくれた、しかもその人間は、たとえぼくが誰かを殺したとしても、やはり、……要するに、ぼくはそこでもう一人の人間を見た……火のように真っ赤な羽根をつけた……ふん、こんなことはみんな嘘っぱちさ。ひどく疲れた、支えてくれ……もうじき階段だな……』」
殺人を実行し苦悩するラスコーリニコフの心理描写が生々しい。罪の意識でがんじがらめになり、精神が蝕まれていく。怯えや猜疑心が頭から溢れ言動として現れ始める。重くのしかかった罪を彼はどうするのだろうか。下巻が気になります。そして、中盤からラズミーヒンの存在が強く印象に残る。主人公に尽くす姿はかっこいい。やはり頼れるのは身近な友なんだろうな。
名作はなぜ名作足りうるのか。それは未来永劫、誰もが心の奥底にひそませている欲望を描き切るから。誰もが共感できれば、良い作品として認められる。そんな考えを持っています。私にとってこれが初めての外国文学。第1部をかなり苦しみながら読みましたが、第2部は一気読み! 第3部までで止まっちゃったけど、再び読み進まねば!
いつの時代も普遍的な若者の全能感のようなものから来る分不相応な正義感。これが往々にして、若者に早まった行動を取らせる。日本ではテロにまで発展した学生運動などがその代表的なものかもしれない。ラスコーリニコフに既視感を覚えたけれど、たぶんそれはデスノートの夜神月に根本的な部分が似ているからだと思う。というより、月のモデルがラスコーリニコフなのかもしれない。しかし、ラスコーリニコフは罪にその身が裂かれるほどの苦悩を味わうことになるが、月はそうじゃなかった。とにかくいつの時代にも受け入れられる本だと思う。
自分にとってはほぼ初めてとなる名作外国文学。主人公ラスカリーニコフの病的な精神状態における独白の文から何とも言えない勢いと凄みを感じた。読むのにはやはり骨が折れたが下巻も引き続きゆっくりとではあるが読もう。
病的な思考をもち、それに従い行動する狂人を描くと思いきや、なんとも人間らしい葛藤に悩まされる主人公だった。妹を思いやる気持ちを持ち、可愛そうな母を哀れみ、親友とは喧嘩したり、幼少期のトラウマに縛られる。ラスコーリニコフはインテリで弁が立ちすぎる気もするが、一人の人間の過ちに深く切り込んでいった名著だと再認識した。普通に生きている人間の危うさ。それを感じていこう。
登場人物の名前を覚えるのが大変でした。印象に残った部分。「ところで、人間がもっともおそれているのは何だろう?彼らがもっともおそれているのは、新しい一歩、新しい自分の言葉だ。」ーp6 「自分のために、自分の安楽のために、自分を死から救うためにさえ、自分を売りはしないが、他人のためになら現にこのように売るのだ!愛する者のために、尊敬する人間のために、売る!(中略)そして自由も、安らぎも、良心までも、何もかも古物市へ運び去ってしまう。生活なんかどうにでもなれ!愛する人が幸福になれさえすれば!」ーp78
面白かった。自分が殺されるのは嫌だけど、主人公の考えもわかる。「きみたちはどいつもこいつも、一人残らず、おしゃべりでほら吹きだ!何かちょっとした悩みがあると、まるで雌鶏が卵でも抱くみたいに、後生大事にそれを持ちまわる!そんなときでさえほかの作家たちの作品から思想を盗む。君たちには自主独立の生活の匂いもありゃしない!」
「どんな理由があっても殺人は罪だ」なんて言っちゃうのはラスコーリニコフの言うところの服従する凡人ってやつなのだろうか。彼がナポレオンだとはとても思えないけど、苦悩の中心が自分の犯罪が露見せぬかということで、殺した老婆に対しても「生き返ったならもう一度殺したい」とか後悔の様子もないし、彼自身の中での良心はOK出したのか……。取り敢えず、後半にも期待。あと呼び名は統一しろ叙述トリックでもやる気か。
15歳の時に読んで、人生を変えた本。ドストの醍醐味は、わけわかんないながらも1回目を読み通して、2回、3回を読んでいくうちに、細部まで書き込まれた何かを発見していけること。「罪と罰」は特に、ほぼ全員が主役をになえる存在感を持っています。単に「何が罪で、何が罰か」というものだけでなく、愛や友情や神の存在、家族、崩れつつある倫理、個人自我…そこに存在する現象を描写しながら、一定の解を提示する、というのを行っていてそれだけでもすごすぎる。人物としては、ラズミーヒンがよい漢である。ドゥーニャ超かわいい。さて下巻を
この本の一番のネックは同一人物なのに呼び方がいちいち違っているところ。とにかく誰が誰だかわかりづらいです。個人的には話自体もこれだけのことを書くのに長すぎると感じました。「ドグラ・マグラ」の時と感覚が似ているかも。ただ、イメージより文章自体は読みやすかったので、人物がきちんと把握できて、主人公の行ったり来たりな心理に共感できれば面白いかもしれません。第三章の哲学的な場面では考えさせられるところもありましたが、今のところは話全体の進み方が遅すぎる感覚が負担です。下巻で話がどう終了するのかに期待です。
十代の内に読んでおきたくて。文章は予想以上に読みやすかったです(ただ人名を覚えるのが難儀でした)。ロージャの見え隠れする怯えた心、狂気。怯えながら生きていくか、胸の内をすっかり全て告白して楽になるか。二つの正反対の性格が交互に入り交じり現れる。(一人称がぼくになったり、おれになったり)まるで別の人間になったように。マルメラードフさんの話を読みながら、"その行い(罪)に見合う罰とは何か?"。そのことについて考えていました。下巻にも期待。
わけあって二年ぶりに再読。本当に思索のネタとなる素材がいたるところに散りばめられている小説である。ラスコーリニコフが作中で幾度となく見せる二つのアンビバレントな感情、すなわち突拍子もなく現れる残虐性と、虐げられるものへの慈愛は、普遍的に人類みんなが持っているものだと感じた。また、状況に追い込まれ窮した時、無意識的に祈りの姿勢に入っているのも非常に興味深かった。祈りとは、究極的に追い込まれた人間が見せる姿なのだろうか。下巻も楽しみ。
《ロシア文学》を、私は読書する上でどこかひとつの目標として意識していた。そのせいかこうしてひとつ読み終えることが出来て充足感を感じる。では襟元を正し、いざ下巻へ。
これはインテリ青年の苦しみを表現した本。ラスコーリニコフは基本的に最後まで金貸しの悪徳老婆を殺したことを悪いことだと思っていない。それどころかリザヴェータをも殺害してしまったことも、それほど反省しているようには見えない。この本は殺人罪という比喩でもって、インテリ青年の思想が現実の人倫社会から乖離していく苦しみを表現した小説なのではないかと自分には読めた。知識人はどこかで世間一般の幸せをあきらめねばならない。世間一般の幸せな暮らしが気付かずに踏みにじっている別の人びとのことを考えねばならない。
机上の空論とはまさにこの作品のためにあるような言葉だと思う。四・五年前に読んだが当時の自分と重なる部分があって、とてもすらすら読めた記憶がある。一人目の犯行だけだったパターンでは主人公にどのような苦悩が待ち構えているのか違う気もして、とても気になったのを覚えている。結局いかような動機や理論付けであろうと殺人は殺人でしかない、とまとめると陳腐だが、人の死に対して様々な観点を提示してくれている作品だと思う。上巻だと何人死ぬんだっけな…
人物の名前が長すぎる。こんなに台詞だらけだとは思わなかった。
Hebinomuco
http://www013.upp.so-net.ne.jp/hongirai-san/kids/t-soukanzu.html私もです。人物相関図をネットで見つけてから、かなり楽になりましたけど…
ナイス!
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08/11 03:50
http://www013.upp.so-net.ne.jp/hongirai-san/kids/t-soukanzu.html私もです。人物相関図をネットで見つけてから、かなり楽になりましたけど…
ナイス!
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08/11 03:50
【家族想いの狂人】非常に詳しい地の文と大変な長台詞で構成される一冊。戯曲もかくやという位の長台詞から登場人物のキャラを読み取るのが面白い。特に印象的だったのが殺人前後における主人公の家族への想いの変遷だ。殺人前には、狂気の中にも純粋に家族を想う気持ちがあったにも関わらず、殺人後には少々やけっぱちになっている印象を受けた。それにしても、主人公の性格を読み取るのに難儀する。手紙から相手の本心を読み取ったり、独特の思想を生み出す頭脳を持ちながら、場当たり的な殺人を犯すのだから。人間とはかくも複雑なのであろうか!
マルメラードフがドストエフスキー自身を投影した登場人物のように思えた。あとは、ラスコーリニコフの犯罪観が自分とほとんど同じで笑った。彼が書いたという論文を読んでみたい。
小林よしのりがこれを読むと自分が天才か否かがわかるとか何とか言ってたので昔読んだ。結論を言うとこの天才判定はずっと薄いクビキリサイクルでも出来る
世界的に有名な文学作品を読んでみた。何か名前がすっと頭に入らないし、呼び方は色々あるし、登場人物みんな饒舌で喋るわ喋るわだし、みんな情緒不安定で凄い読みにくかった。特に序盤のお母ちゃんからの手紙。手紙であんなに語られたら引くわ!ww でも会話会話に挟まれる個々の考えは深い。ラスコーリニコフの考え方も分からなくはないけど……だから殺しちゃアカンだろ。さあ、次は下巻だぜ。豚ちくしょう!
罪と罰〈上〉の
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