カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)
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カラマーゾフの兄弟〈上〉の感想・レビュー(964)
あらすじ以外はほとんど忘れている状態です10年ぶりの再読。亀山訳と読み比べて読み始めたが、3兄弟の個性が際立っているのはこの原訳だと思う。古びた言い回しも含めて、ドフトエフスキーを読んでいる感じがする。みるみる引き込まれる。盛り上がってきたところで、いざ次巻!
思っていた以上に時間がかかってしまった。シーンをあちらこちらへ飛ばしながらじわじわと物語の世界へ入ってゆくのだが、シーンが飛ぶごとに集中力が要った。ひとりの人が長いこと喋り続ける形で進む場面が多く、そのまま劇の脚本になりそう。これまであまり触れたことのない世界観であり、このそれぞれ個性の強い3兄弟がこれからどうなるのか全く予測不可能…。次巻が楽しみ。
キリスト教に詳しくないけれど、宗教が絡んでいるため内容が深く面白かった。でも長かった。大審問官は難しいけれど、わかる気持ちもする。宗教色が薄くなり、無神論者が多い日本ってこうなっていくのかなと勝手な想像した。ミーチャは恋人にしたくないけど、好きだ。とにかくキリスト教の本を他にも読んでからまた読みたい。
『カラマーゾフ』は作中において父親の持つ激しい情欲や気性の形容として使われている。三兄弟は毛色は違えどいかにもカラマーゾフ的であり、三人が父親のどの部分を受け継いだかをそれとなく意識させられる。その人間描写に惹かれあっという間に読了。…さて、イエスと神の考察に関してだが、その内容よりも物語に差し挟む必然性が俄には理解し難かった。神学入門でも読むかお。
この小説を理解できる人がどれだけいるか分からないのだけれど、きっとそれなりの知識や読解力を身につけてから読んでいるのだと思う 自分の世界の狭さを痛感したので、いつかまたリベンジしたい
罪と罰は物語が面白かった。カラマーゾフは登場人物の人間性と、その関係性が複雑かつ重厚で魅力的だった。読了まで何度も挫折して長い時間がかかったし、理解できなかった点も多くて、今はまだまとめきれない。将来必ず再読したい
なんで大昔に遠い異国の地で書かれた小説がこれほど面白いのかしら。最初のとっつきにくさはあったけれど、中盤から止まらなくなっちゃった。 そしてイワン兄さん好き。途中まであんなに影薄かったのにね(笑)「大審問官」もじっくり二度読んでなんとか把握(したと思うんだけど)。 さっそく中巻に取り掛かりますー♪
ドストエフスキーの文章は人間味があるし、個人的にはとても読みやすく感じる。だがキリスト教や聖書について、一定の常識が備わっていればもう少し強く追求できただろうと思うし、そこは残念。それが低俗であれ、哲学を持った人間をみることに対して悪い気はしない。いずれにせよまだ三分の一。極めて濃厚な時間である。真の意味で、人間が人間を描くということは、極めて高貴なことであり、また、馬鹿馬鹿しい。
やっと上巻読了…。とにかく人物描写がすごい。それぞれが人格を本当に持ってるみたいだ。時に彼らの話がかみ合ってないのに気付いて、戦慄する。それほどそれぞれの思想が独立してる。体力いるけど続き頑張って読もう。
皆、あんなに長くしゃべって喉が渇かないのだろうか、と思った。特にイワン。アレクセイがいとおしすぎる。リーズとの関係がほのぼのする。でも悲惨さに涙すること度々だった。キリスト教の教えに詳しくないからイワンの言う詳細な神と信徒のあり方はよくわからないけれど、その他の人間の罪やプライドのことなどは何となくわかるきがする。まだ三分の一か。随分濃い読書だ。
途中からものすごく引きこまれた!アリョーシャかわいい。大審問官はキリスト教についてもっと勉強したいなと思わせた。福音書とか聖書とか読みたい… 昔のロシアの人はヒステリーと気狂いに囲まれてたのかな。今の日本メディアで使えない言葉がたくさん。
名作って聞くとどうしても身構えてしまうけれど予想以上に面白かったです。ただ、外国作品は登場人物の名前がなかなか覚えられなくていつも苦労します。カタカナの印象がどうしても強すぎて、意味も分からない単語として捉えてしまうのか…兄弟と父親以外が時々曖昧に…。たぶん全てを理解はできていないけど、イワンの考えがすごくしっくりきてしまった。p600「もし悪魔が存在しないとすれば、つまり、人間が創りだしたのだとしたら、人間は自分の姿かたちに似せて悪魔を創ったんだと思うよ」
あえて、ちょっとはずれた感想を。ドストエフスキーは女の子の書き方がウマイ。いや、勿論カーチャやリーズやグルーシェンカやホフラコワ夫人そのものみたいな女性はいないけれども。女性の特徴を選択強化した描き方で「こういう人っている」と読者に想起させる。男性やその他の人物もしかりでそれが「現代人」や「知識人」であったり「善人」「獣のような人」「弱き人」「罪を自覚しながらも放蕩に溺れる人」であったり。つくづく「怖い」作家だと思う。必ず人物の誰かに「これって俺のことか?」「あの人そっくり!」って人がいると思う。
集中力と時間が必要でした。ヒョードルもミーチャもイワンも、ってか登場人物たちの個性が強すぎです。みんな覚えちゃったよ。だからこの小説は面白いんですね。主人公のアリョーシャは彼らに振り回されてるといった感じ。話の内容は理解できたけれど、「宗教」の考え方に関しては難しかったな。アリョーシャとリーズの会話部分(ラブラブ)が微笑ましかったな。とりあえず続きを読んでみます!
長年読みたかった「大審問官」全文を読めた!晦渋な思弁小説でありながらエンタメであり、ビルドゥングロマンスであり、恋愛小説ですらあり、さらにキリスト教文学でもあるという、これは小説のデパートやでえ! あと日本のどこかにスルメとじゃこと豆腐で作った「スルメじゃこ腐」というメニューのある居酒屋があるんじゃないかなとバカなことを考えた。
2部に入ってからは早かった。部屋の様子がありありと書かれているので、ふと気付くと猛烈に引き込まれて興奮していた。ただ突然出てきた人物がさもみなさんご存知のように(おそらく序盤につらつら説明された人なのでしょうが)話に参加したりするので、たとえばグルーシェニカとかホフラコワとか妙に宙ぶらりん。上下巻だとばかり思っていたので、中巻探す間に上巻もう一周してもいい(笑)
「地上には馬鹿なことが、あまりにも必要なんだよ」「最高の調和なんて子供一人の涙にも値しないよ!」全て最後のイワンの語りに持っていかれました。神と罪と調和に対する彼の考え方には、憤りと諦め、やるせなさが表れていたと思います。彼の詩も印象的ですが、老人へキスをして去ってゆくあの終わり方は、イワンが諦めながらも神への信頼、希望を胸の奥にまだ持っている表れであり、それを感じたアリョーシャは彼にキスを送ったのかなと思いました。とにかく面白い。
3度目。だいぶ前に映画版を観て理解を深めたつもりで全文読破しようと意気込んだが、長老の話や長兄の告白から横道にそれる話や退屈な箇所はあまりの苦痛を伴うため諦め…。でも繰り返し読む事でまた新たな発見もあったりする。グルーシェンカやカテリーナは後半以降に、あれ?ドミートリイやイワン、ヒョードルとどういう関係なんだっけ?てわけわからなくなるので。魔性の女同志の感情が激しくぶつかり合うシーンがおもしろい。読むのは疲れるけどカラマーゾフ家はアリョーシャ含め登場人物がどれも魅力的なので何度読んでも面白いですね。
罪のない子供の流した涙は、神による「調和」の実現をもってしても償うことはできない。その加害者は親にさえも「赦す」権利はない。特に「反逆」「大審問官」は、キリスト社会の人間が読んだら何倍も衝撃的なんだろうと思った。「大審問官」はもっと何回も読み込まないと分からない気がする…
長くて読みにくそうと思いつつ、「大審問官」の下りを読みたくて挑戦。思った以上に面白くて意外とさくさくと読み進められました。非常に濃い個性を持ったカラマーゾフ一家と周囲の人たちの行く末(特にアレクセイの人生)がどうなるのかが気になります。
いわずもがな大審問官が読みどころなカラマーゾフ上巻、序章の人物背景の説明が若干長いのでそこさえのりきればあとは結構すらすら読めると思う。出だしからいって伝記かと思うが、そうでもない躍動感がある。いわずもがな名作、一度は読んで自分の意見を持てるといいかもしれない。
長かった。大審問官は少し難しかった。けどとりあえず読み終えられるくらいには面白かった。ついさっきまで仲よくしていたのに、急に態度が急変したりする人が多くて少し怖かった。リーズ可愛い。
コーリャのような少年が、長じてイワンになりつつある俺のように、誰もが登場人物の誰かに似るような地獄を生きていると思い知らされる。
ドミートリイの呼び名がミーチャって・・・。 登場人物の名前がいろいろ変わるから 慣れるまで難しい。 慣れてしまえば途端におもしろい! 長老の言葉「人間は絶えず子供のように面倒を見てやらねばならぬ。また、ある人々は病院の患者のように世話してやらねばならない」・・・こんな親分がいたらいいね。
5回目か6回目なのですが。2008年にロシアで作られたテレビドラマ(45分×12回シリーズ)をDVDで見ているところなので、並行して再読中。
これから起こる悲劇を予感させるような語り口に引き込まれる。時折盛り込まれる宗教的側面は、彼らの境遇に何か運命的なモノを感じさせるかのようである。
宗教信仰のない人間なので当然かもしれないが、神の有無やそれに伴う宗教的な問題について今まで考えたこともなかった。ロシア的な宗教観や文化についてもよくわからないし、そもそも日本に昔からある仏教や神道についても何も知らない。信仰が必要だということではなくて、自分が根本では何を信じていて、何を基にして考えているのか思考したいと思った。それにしても、イワンの思想と大審問官の話は面白く惹きつけられた。
カラマーゾフの兄弟〈上〉の
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