地下室の手記 (新潮文庫)

地下室の手記 (新潮文庫)
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地下室の手記の感想・レビュー(707)

罪と罰に比べたらとても読みやすかった。この作品に至る前の彼の作品が読みたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/15

至高のニートによる思考のループ。1部の独白がやたらとくどいので、2部で彼の経緯を知ってからのが読みやすいかも。ふがいない自分を正当化、そんな自分に自己嫌悪。果てには苦痛が快楽となったのか否か、延々と手記に落とし込む。突き詰めるとこんなアンチヒーローができあがるのか。読み終えることで苦悩できる。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/01

第一章は、トウェインの「人間とは何か」を思い起こさせるペシニズムとシニシズムに溢れている。第二章にはいり、自意識が肥大しきった青年の物語が語られるが、これにすこしでもシンパシーを感じたら、かなり痛い思いをします。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/29

なんというか、痛々しいな そんなとこが魅力なんだろうけど
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/10

"安っぽい幸福と高められた苦悩と、どちらがいいか?" 1章はひたすら哲学的な思想をくどくどと垂れ流す…正直よくわからないところもあったけど、部分部分は厭世観を呼び起こされるようなものだったり笑えたり。2章は過去のエピソードに入りわかりやすくなった。娼婦に怒りを転嫁しさらには口説き落とし始めたことは非常に惨めだったけども、その後に悪態をつきながらも本心を詳らかに懺悔し、それに対して女が理解を示したところは美しいとすら感じた。しかしそれすらも逃してしまうのは世渡り下手な男の不器用さが現れてるなぁ…と。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/31

二回目。来月の読書会のお題本。後半に突入して、そういえば前半がうなるほどきつかったのを思い出した。もう一度読まないとまとめられん!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/31

手記筆者の誇大妄想的な思考の展開と、行動の実践に親しみを覚える。と同時に、こうして客観視してみると、随分と病的な(こういうのが適当か分からないが)部分にどきっとさせられた。底の部分での、「どうにかしたいがどうすればよいのか分からない(実践出来ない、思った効果が上がらない)」苦悩には、共感できる。捻くれている部分と、暖かい見方(下心はさておき)は、ドストエフスキーの魅力なのだろう。出会えて良かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/29

難しい理屈はひとまず置いておいて、とにかくイタいこの主人公にギクリとさせられっぱなしだった。Isn't he a bit like you and me?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/16

一・二部とも「二掛ける二はぼくの意思なんかなくったって、やはり四だ。自分の意志がそんなものであってたまるものか !」に尽きる。キャラクターをアンチ・ヒーローに設定することで理性的人間観を批判し人間は非合理な振舞いをするものであると主張する。世間的出世を盲目的に追求する尊厳を持たない奴隷としての労働者、社会主義、功利主義、ロマン主義を批判すると同時に肥大した中二病的自尊心を抱えた主人公を対比し「安っぽい幸福と高められた苦悩と、どちらがいいか?」と問う。絶望しかない。二項対立ではない世界を肯定する必要がある。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/16

再読。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/09

肥大化した自意識と矮小なる真の自己との狭間でもがき苦しむ小役人。これは厭世などというほど軽いものではない。狂気じみた焦燥感でもって、自尊心をえぐり、その奥の奥を暴く。読んでいて痛みを感じるほど切実。他のドストエフスキー作品にも興味を持った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/05

最初は19世紀のロシアの、ある意味負け犬の遠吠えみたいな独白が続くが、後半は一気に読める。面白すぎる。映画にするなら、変節的な純愛のラブストーリー。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/29

「『なら死んでやるわ』彼女はもうはっきりと敵意をこめて答え、びくりと身を動かした。/『でも、かわいそうだな』/『だれが?』/『生命がさ』」
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/24

★★★★★読んでない人は難解な本と思うかも知れませんが150年前の本とは思えないくらいの易しい文章です。当時なら赤川次郎さんくらいの読みやすさだったんじゃないかと。この本のエネルギーやテンションの高さは異常ですね。二部構成で第一部はほぼ主人公が自分の思想を延々語るだけ。第二部も同じようなものですが、断片的なエピソードが入ってきます。でも特に脈絡はない。もう全編が演説。新潮文庫版で言うと82~86ページなんてホント私は大好きで笑い死にしそうなくらい笑ってしまいます。笑いの神がこんなところに降臨していたとは!
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/16

短いけど、これはすごくよかったな。今まで読んだロシア文学で一番よかったかもしれない。 ひどく惨めな印象を持ちましたが、折に触れて読み返したい。 「僕は意地悪どころか、何にもなれなかった(…)」
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/03

世間に嫌気のさしたぼっちのお話。現代のぼっちが読むと、自分の痛いところをガンガン突かれる感じがしてオススメ。訳もよい

すごい本に出会ってしまった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/16

「文学的」という言葉の使われ方が印象的だった。現実生活にはしっかりと向き合わずに、書物の中に「答え」を求めようとしてる自分と主人公が少し重なって見えたのが怖い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/03

初めてきちんと読んだドストエフスキーです。一言で言えば、言わんかたなく「イタい」。一人語りかと思ったらよせばいいのに行動にまで移す(過去の回想ではあるが)。そのすべてに対して2ch風に「やめろ  おい  やめろ」と言いたくなります。しかし当然ながらただのイタい小説ではなく、漱石などと同じく「現代人ってみんな病気だよね?」という示唆に富む作品だと思いました。困るのは、これが執筆当時の19世紀の「現代」だけでなく、20世紀や21世紀の「現代」にも当てはまってしまうことなのです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/02

20年間もの隠遁という究極の引き籠りがやたらと深遠な哲学理論みたいなものを初っ端から放ったらと思ったら、本書85ページでむかつく相手に片をぶつけて悦にしたるという下賤な行動にでる。風俗の女にこれ以上にないほど悲しい現実と、心温まる言葉を放ったと思ったら、後に再会したらやたらと罵詈雑言を浴びさせたり乱暴な振る舞いに出たりする。ドストエフスキーの前期作品群と後記作品群とをつなぐ作品とされているが、それは思想、手法云々だけじゃなくこの不合理さもあると思う。特にカオスともいえる「カラマーゾフ」の前身とも捉えられる
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/28

疲れた。読み終わってやっと終わったと思った。最初から最後まで卑屈でむなくそ悪かった。読むのがきつかった。自分にそういう面があるから読みたくないのか、自分が全然そういう人じゃないから読みたくないのか。。。もっと明るい前向きになる本が、読みたくなる(笑)
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/28

娼婦に説教する場面で偶然にも最近また観た『タクシードライバー』を連想した。コメント欄で関係性に触れている人がいたのでこの小説が映画全体に影響を与えているようだ。読んでいる最中、昔の嫌な記憶がたびたび姿を現すのは、「人は理性のみにあらず」と掲げるものがあるからだろうか。それにしてもロシア文学は難しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/21

めちゃめちゃ笑ったあとで怖くなった本。小人の生き方が悲劇的(=喜劇的)に語られていて、観察力の高さに驚かされる。ヒューマニズムがどれだけの衝撃をもたらしたのかが、水晶宮に集約されて描かれている。はじめカントを信奉していたネクラーソフも、眩しさに耐えきれずに地下へと潜ることになったわけだけれど、結局はイデオロギーから自由になることはできずに病的になってしまう。確かに地下室に40年潜るほどに我々は病的ではない。しかし、水晶宮には人間は住めないと分かったいま、どうやって生きようか?という問題は残っている。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/23

ドストエフスキー中編。"過度な自意識から"…と形容される主人公だが、果たしてこの人物にいくらか自分を重ね合わせない人がいるだろうか。「理性」や「合理主義」は幸福を導くのだろうか。ヒステリーから心情をすっかり吐露するや否やそれを「恥」、「屈辱」と考えるのだが、それは自身が真に「生きていない」ことに対してなのでは。これは「生」に関わる問題を表現した物語であり、決して社会批判としてのみ受け取るべき小説ではないと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/14

映画「タクシードライバー」が参考にしてる本のひとつ。娼婦に説教して、帰ってから自己嫌悪に陥る描写がたまらなく面白かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/11

再読。何度読んでも面白い。リーザとのシーンが個人的にツボ。恥ずかしくなったり、顔が熱くなったり、自意識がとにかく忙しい作品。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/08

論理の展開はハチャメチャだけれども、言ってること自体は今の時代からすると受け入れやすいことばかりなのでは? 読んでて、自分には関係ないな、と思える人はとても幸せだと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/06

ドストエフスキーの小説はある種の魔力みたいなものがあって、ページを次に、ページを次に、とどんどんめくらせてくる。バフチンの言うポリフォニーとかそういう理論はまだよくわからないが、ドストエフスキーが人を魅了する作品を書いたということは間違いない。何せ、一人のひきこもりが恥をかいたのを娼婦に説教することで埋め合わせ、あげく勝手にぶちギレてそれでおしまいという最低にもほどがある話がこんなにも面白いのだから。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/22

意地張って恥をかいた記憶が掘り起こされて、うぎゃーってなる。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/22

「自分の恨みを晴らすことのできる人間」という意味ではないけれど、心のままに行動できる人というか。そういう人に羨望をもったことがあるために一章の3ではなにか過去の自分を思い出させられたような不思議な感覚がありました。やはりドストエフスキーの作品は好きです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/14

特に後半の語り口には息を飲んだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/14

地下室に閉じこもり自意識を拗らせた男の独白。救いのない状況を合理化するアンチ・ヒーロー。しかし、私にはアンチ・ヒーローは必要だと感じたよ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/05

醸し出される小物臭。

☆☆☆☆☆☆☆

二部構成されたこの小説の読後、近づき難い印象を覚えた。前半の自己言及しつつ外へ吐き捨てたような言説。後半のゴーゴリをどこか髣髴とさせる諧謔で綯われた自虐と悲哀。それがドフトエフスキー特有の過剰なほど過剰な語りであれば、近づき難いのは無理もないように思う。だが、その距離感のお陰で私は窮地に立たされずに済んだのかもしれない。でなければ、地下室の自分の鏡像に苦しめられ、身動ぎ一つとれなかっただろうから。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/01

自意識の強さ、非合理的な思考や行動。共感できることも少なくない。「安っぽい幸福と高められた苦悩と、どちらがいいか?というわけだ。さあ、どちらがいい?」
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/21

DK
ストーリィを拒絶する圧倒的な独り語り。地下室にひきこもる元役人の男の自意識過剰の言説の奔流は、逆説的に真理を明らかにするでもなく、前言撤回と翻意のスパイラルによって際限なく言葉を積み重ねていく様は面倒臭いな、こいつ、というのが率直な感想。思考によってがんじがめになる彼が「動く」エピソードもあるのだが、どう考えても友達どころか近付きたくもない痛々しさ。今の言葉で言うなら、芸術的な中二病患者ってところかな。

急に冷静になって風俗嬢に説教しだすのはどうかと思いますね
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/13

「生きた生活」を離れ有効な外部入力を失った思考が、無限の自己ループのなかでのたうち回る感覚が真に迫りすぎて恐い。いくつかの思考の流れに関しては、まるでこちらの頭の中を読まれてるんじゃないかと思うほど。自意識肥大な人、考え過ぎで身動きがとれない人、そんな自分をメタに分析しちゃう人などには恐らくクリーンヒットする。あと、ドストエフスキー作品には珍しく登場人物の名前に苦労しないので、名前のせいで他作品を挫折した人にもお勧め。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/07

最初から最後まで重苦しい話。語り口にはユーモアもあるが、内容にはいっさい救いの可能性がない。ドストエフスキーはこの男を当時のロシア人のある典型として差し出している。でも、現代のWeb世界の住人を描き出してるかのようだ。全地球的なコミュニケーションの可能性が開かれる一方で、その流れから疎外された人間たち。また、自意識の考察からは、野矢茂樹の「意味の他者」概念を想起させられた。後期ドストエフスキーの心身を削り出す苦闘から生まれた小説の方法論。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/21

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地下室の手記の 評価:45 感想・レビュー:158
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