黄泉がえり (新潮文庫)
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黄泉がえりの感想・レビュー(393)
本当に最後は涙が止まらず、活字を追うのに苦労した。読んだ後の余韻が凄い・・・。「死生観」がテーマなのだろう。その「死生観」の定義をきとんと読者に委ねている。ちなみに映画は観ていない。是非、再読したい小説だ。
昔、映画を観たことを思い出しながら読了。死んでしまった人を強く今でも想い続けていたら期間限定で黄泉がえる。果たしてそれが幸せなのかどうか。その設定で、きっとそういう人が居る読者は読まずには居られないと思う。
映画が気に入っていてなかなか原作を手に取ることができなかった。土の中からホタルのようにふつふつとわいてくる黄泉がえりたちの魂。何かをやり残した、生きている者に呼ばれた…そういうことではなくても死者となったものは、この世に戻ってきた。未練や思いを残して死んでいった者たちは与えられた時間をろうそくの灯りをともすような気持ちで生きていく。今でも、映画で流れた歌が耳の奥の方で流れている。それだけ印象的な作品に仕上がったのは、脚本や俳優さんたちの力もあるかもしれないが原作の筋がしっかりとしていたからかもしれない。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/10
映画での印象が強い作品であるが、原作は「人を思う気持ち」の美しさが際立っていたと思う
「思い」と「形見(?)」が死者を蘇生させたのだろう。奇形な黄泉がえりもいたが…難解な現象は家族間でのわだかまりを抑える為に発生したのか。著者もSF的な存在の彼もこの地『熊本が大好き』という思いが伝わってきた。
ドラマでやっていたそうです。この前Mステでこのドラマの主題歌が出て面白いから読みなってお母さんに進められて読みました。最後に‘彼’が地球に起きる地震を最小限に押させて‘彼’と黄泉がえった人々は死んでいきました。作者は人が黄泉がえってもまた死にいたる事を言いたかったのかと私は思いました。
無性に読みたくなったので。映画の前に読んだから…かれこれ8年ぶり?あまり覚えていないワケだ。でも記憶に残っている所もあって。昔よりも、もっと共感出来たのではないかと。生きてるってもっと真剣に取り組まなきゃいけない事なんだろうなぁとか。でもたぶん、死んでみないと本当の意味での理解なんて出来ないんだろうとか。もし自分が死んだら黄泉がえるかな、とか。予想外に自分の価値観形成に影響していたみたいでした。あと、熊本弁って紙に書いてあると、慣れないと読みにくいんだろうな。まぁ、まったく問題ないですけど。試験前よ、自分
熊本で起きた「黄泉がえり」の現象。喪った大切な人が帰ってきた家族の喜びと戸惑い、浮足立つ行政の姿などは、そうなるだろうなぁとつい想像してしまった。読む前はもっとおどろおどろしいホラーものかと思っていたけれど、どちらかと言えば人々の心の交流を中心にした話だった。特にクライマックスは「終末」を待つ人々の最後のときが静かに語られるのが印象的。
再読ですが、やはり泣けました。帰ってきた人たちの優しさ、思いやり、強さ、落ち着き…。そして再び遺された人たち。カジシンさんの優しい眼差しを感じます。一人例外は…私も納得がいかないけど。何年かしたら、またきっと手に取ると思います。
映画化され、ヒットした本作品。お話自体が登場人物の心理ドラマになるので、文章のほうが有利なのはしかたない。映画では言外に表現されただけの黄泉がえりの原因もちゃんと説明されています。
映画はオリジナルだったんですね、この人らしい作品でしたが、後半につれて文章表現が淡々としてきたのが残念でした。内容は楽しいのに残念。
死んで黄泉の国へ旅立った人が帰ってくるという「想定外」でホラーな現象に戸惑う行政から物語が始まります。『死に別れる』という絶対の別離において、逝った人、残された人それぞれの立場での葛藤を描く事で、「人」の想いや繋がりを描いたファンタジー小説。クライマックスでは『よみがえり』の原因に加え、人間がこの世に『誕生』した起源が描きこまれるSF風味のオチと、まさに「幕の内弁当」状態。そのジャンルは読み手によって色々に解釈できるサービス振りに脱帽!
これぞカジシン!というようなタイムトラベルストーリーではなく、ややファンタジー寄りの設定による出会いと別れ。美しい感動物語かと思いきや、終盤では登場人物たちが実に理性的な行動をしていて驚いた。黄泉がえりの人々の正体をああいう形で描いちゃうのは、少し残酷だったかもね。
死者が死んだ頃の姿で帰ってくるという主題を、もし起こったらどうなるか・人々はどうするだろうかと、非現実的な主題を現実的に細部にまで注意を払って書かれている。作者の誠意と愛を感じた。
死んだ人たちがどんどん生き返る話。この本の舞台の熊本市に住んでたのですべてがとても身近に感じられました。ああ我々にはこんな作家がいてくれたのだ!熊本万歳って感じです。
カジシン2冊目。 前から読みたかったので、やっと読む機会ができて嬉しい。まだ二冊目だけど、この人の小説はやわらかいなあと思った。今回も、SFとファンタジーと人の絆の融合した物語だよね。設定の解明に主軸を置かないとことか。映画の宣伝でおぼろげに設定を知っていたおかげで、読後の感想は「絆の形の物語だ」ってことに落ち着きました。絆というより、想いかな。互いの互いへの想い。”彼”はきっと想いそのものの形をしているんだと、思う。
映画をずいぶん前に映画館で観てました。すごく好きな映画になり、DVDも観たし原作も気になり購入。だいたいのストーリーは知ってるのに泣けたし、より深く世界感に入れる気がしました。せつなさは全体にあります。そこが好きなんだな、きっと。読んでよかったです。
黄泉がえりの
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感想・レビュー:64件


















































