ちんぷんかん (新潮文庫)
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ちんぷんかんの感想・レビュー(1242)
「鬼と子鬼」では若だんながどうなるかとハラハラ。それにしても鬼たちが頭を抱えるほどの仁吉特製秘薬…飲みたくないなぁ(笑)「はるがいくよ」は、深くて切なくて…。兄や達の言うに言われぬ思いが苦しいくらい。また一段と若だんなは強くなっていくのでしょう。
とうとう三途の川までいっちゃった若旦那の話から始まった。途中は鳴家のかわいさにニヤニヤしながら読んでいたんだけど、最後の「はるがいくよ」は若旦那、兄や達の気持ちにうるうるきてしまった。春が来て桜が咲いたとき、今までとはちょっと違った気持ち、切なさを感じるかもしれないなぁ。花びらが舞い上がっているのを見て、鳴家が遊んでるんだとニヤニヤするかもしれないけど(笑)
散ってしまう花と何十年かの人の命。別れは残された者のほうがつらい。兄やたちの思いに気づけたことは、若だんなにとってきっととても大事なこと。いつか「ごめん」以外の言葉が出てくるように。
だんだんお話の内容が濃くないっている感じがする。始めの頃は登場する妖達のかわいさと、面白さ、一太郎の病弱だけど一生懸命な所、佐助&仁吉の甘々な所など面白おかしくほんわかしながら読んでいたけど段々と奥へ進んでいる感じがする。はるがいくよで垣間見せた一太郎と佐助&仁吉の思い・・・切ない。鬼と小鬼で見せた一太郎のやさしさ・・・切ないな~でも最後には登場するすべての人物の優しさに触れてほんわかできてほっとした。
しゃばけシリーズ一気読み中。本の読み易さと面白さは、必らずしもイコールではないけれど、このシリーズは自分にとっては当てはまったようです。既刊分読み終えるのが怖いんですけど笑『はるがいくよ』はしんみり淋しいですが、キレイでもあり深~いお話。これまでの短編の中では確実に上位に入ります。…とか書いた後皆さんの感想読んだら、やっぱりこの話人気なんですね!
とにかく本作では「はるがいくよ」の素晴らしさが群を抜いていました。個人的には『しゃばけ』全シリーズの中でも一番の作品でした。大火事から再建した長崎屋の中庭に移植された桜の古木。初めて花を咲かせた時、その古木から若だんなのもとに届いたのが花弁の妖・小紅。しかし彼女は、桜の花が散るまでの十日間ほどしか生きられない。そんな小紅とのやり取りの中で描かれる、病弱な一太郎と周囲の人たちの想い。本篇の素晴らしさは、シリーズを読み続けてきた読者ならばより一層の感動があるはず。ええい!この文字数じゃ書ききれないよっ(笑)。
いつも死にかけている若旦那。ついに三途の川まで来てしまったよ。自分が死んだかもしれないのに、ついて来ちゃった妖を心配するとはさすがです。良い子です。冬吉はどうなったのかしら?いつか再会できるのかなー?また、今まであまり物語に登場することのなかった母おたえの話もステキでした。あと、兄松ノ助の縁談話。ついにきたかー?決まってしまうのかな。友人・栄吉の修行話といい別れはさびしいですね。「はるがいくよ」はほろりとしました。
「はるがいくよ」さらさら流れていく春の空気。どこか物寂しい季節に、若だんなが色々なことを考えます。花も命も、綺麗な代わりに儚い。ラストはこっちまで寂しくなってしまいました。
しゃばけシリーズ第6巻の短編はどれも粒ぞろい。特に、「男ぶり」と「はるはいくよ」が傑作では。「はるはいくよ」の切なさにも心を打たれますが、これまでなぜかあまり話に出てこなかった印象のある若だんなの母おたえの活躍ぶりが味わえる「男ぶり」も印象に残る話でした。今後の冬吉と若だんなの再会にも期待です。
最後の「はるがいくよ」が感動的。桜の花びらの化身である小紅を通して、人間である若だんなと妖である兄やたちとの寿命の違いからいつか避けられない別れが来ることを、若だんなが気づいてしまう。この先どのような展開になるのだろうか。
しゃばけシリーズ6作目。「鬼と小鬼」長崎屋が大火事に巻き込まれ、若旦那が三途の川へ。「今昔」若だんなの兄に縁談話が浮上。陰陽師も登場。他にも広徳寺の僧、寛朝様の弟子の話や若だんなの両親の馴れ初め等盛り沢山。今回の一番は「はるがいくよ」とにかく哀しい、淋しい、切ない。若だんなが気づいてしまった別れが辛い。そんな日は来ないで欲しい。人生の無常を描いた傑作、その通り!
7巻を先に読んでしまったので、あれ松之助がいつ結婚して分家したんだという疑問がとけました。庶子に産まれて、つらいことも多かったけど幸せになれて良かった。「はるがいくよ」が、ちょっと悲しい結末だけど、一番印象に残った。
久しぶりのしゃばけシリーズです。火事の煙を吸って死にかける若だんなにびっくり;;そりゃたしかに危険ですが…ホントにどんだけ体弱いんですか;ご両親や兄やたちの心配は決しておおげさじゃないんだなあ…。そして松之助兄さんおめでとう!幸せになれてよかった…。陰陽師への仕打ちがなかなかに辛辣で面白かったです。「はるがいくよ」は切なかった…。次の春に桜の花びらを見たら少し泣いてしまいそうです。
しゃばけシリーズ第6弾は5つの短編集。ますます快調。特に「はるがいくよ」が印象的。うるってしまった。それにしても若旦那は、ほーんと体が弱い!
今回は命について考えさせられた。妖、人、桜 人生はそれぞれだけど限りがあるのも悲しいが永遠に続くのもいつも置いていかれてしまうし。病弱な若だんなだから強く感じることもある。愛情溢れる長崎屋はいいところだな〜。男ぶりだけは少し違って若だんなの両親のなれそめがわかって楽しく読めた。
気付いたらしゃばけシリーズを順番バラバラに読んでいた。「はるがいくよ」で兄や達が若旦那に神の庭に行くことを薦めるシーンとそれに対する若旦那の返答、小紅との別れがすごく良かった。
相変わらず鳴家がかわいい。私のそで口にも、二三匹潜り込んできてほしい。話はやはり、はるいくよが好きかな。ただちょっと、これまで読んできたものの中ではインパクトが弱い気がする。
「はるがいくよ」の無常観がいい。『しゃばけ』シリーズ6作目の本作は短編集、自と他の違いとエゴを説いた話が目立ったように思う。シリーズの最初の頃の推理噺の趣向がやや薄れて、どちらかというと妖主体でファンタジー風の世話物、という感が強いのではなかろうか。兄や達の活躍があまり無かったのでちょっと寂しい(笑)。ところで若だんなは確かもう十七歳だったとおもうんだけど、この時代にその齢なら既に賽の河原で小石を積まなくても良いような気がするのだけど…所帯を持つまでは子供、なのかな。
このシリーズ、最初は推理モノとして読んでましたが、もう推理なんてあってもなくても、若だんなが生きてればよいです。(兄やの心境? ^^;)今回も若だんなのいい人ぶりがキラリとひかってました。(特に「三途の川」で。)
「男ぶり」いいですね。女心としては事あるごとに褒めて欲しいです。長崎屋の中でも本家の鳴家と離れの鳴家がいた!棲み分けしてた。「はるがいくよ」は、はかなくて己の運命をジタバタしないで受け入れているところが清清しかったです。いつか来る別れと新たな出会い、ちょっぴり切ない。命の長さが違う、手代と若だんなの逃れられない定めがちらほらしてしまう。6作目はタヌキに鬼に陰陽師に式神と、てんこ盛りでした。和算って江戸時代に人気があったんですよね。秋英が狛犬を怖がったのにはちゃんと意味があった、なるほど。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(3)
- 10/20
久しぶりの「しゃばけ」シリーズ、若だんなと妖たちの楽しくて、ちょっとほろりとして、といった雰囲気がとてもいいですね。
シリーズ第6作、5篇の短篇集。カバー絵の若旦那が必死で走っていて、そんなに走って大丈夫なのか~?と心配になったが本文を読んでなるほどと納得。ミステリ度が減ってあやかし度が上がったというか、その二つをミックスさせて一つの話とするのはやっぱり難しいことらしいと思った一冊。
最初の『鬼と小鬼』のラストにて“最強の病人”とまで書かれている一郎太に苦笑。『はるがいくよ』では、小紅の命の短さ儚さを通して、若だんながいずれ皆を置いていってしまう立場なのだという事実があらわになってしまいました。例え神の庭に行けるとしても、一郎太は人としての生を全うするような気がします。
皆さんがおっしゃるように「小紅」ちゃんの半月ほどの命についてがとても印象に残りました。若だんなに皮衣様に頼んであちらに行けば良いんじゃないかと提案する手代ふたりの気持ちも痛いくらいにこちらに響き、切ない感じで読み終わり、余韻がなんともいえなかった。
今回は兄松之助の縁談話を軸に展開していきます。その中で一番好きだったのは、最後の「はるがいくよ」でした。桜の花びらの妖の小紅を心配する若だんなが良かったです。残されていくもののの悲しさや、残していくものの辛さ。そんな命と同じように、春が来て、春が行って、そしてまた来年春が来る・・・そんな想いが読んだ後に残りました。
【暢気は死んでも治らない】「鬼と小鬼」では、とうとう三途の川にまで行ってしまった若だんなだが、そこでも相変わらずのマイペースを見せる。一体、器が大きいのか、暢気なのか。「ちんぷんかん」では、豪放磊落な寛朝と真面目な秋英との対比が面白い。「はるがいくよ」は、寂しくも美しい読後感が良い話。桜の花びらの妖である小紅によって、妖と人間との時間の違い、出会いと別れを示した描写が素晴らしかった。松之助や栄吉と別れた若だんながこれからどんな成長を見せるのかが気になる。
このシリーズはやっぱり短編が好き。今回も5つの話からなる短編集。若だんなの母おたえの若き日の恋が語られる『男ぶり』、切ない別れを通じ、若だんなが残されるものの悲しみに気付く『はるがいくよ』がよかった。「私もいつか、皆を置いてゆくんだね。」という若だんなの言葉にうるうるきて、最後の「ごめん・・・」は涙が止まりませんでした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 09/17
久々に読んだしゃばけシリーズ。三途の川のあたりはいつものパターンかなぁと思って読んでいたけれど、母の恋ばなや、小紅の会では一つ大人になっていく一太郎が見れて良かった。しかし、最初の方より兄や達の愛情が、盲目になってやしないかしら…?そして、今回はあまり見せ場が無くて残念だった(笑)
若旦那がとうとう三途の川まで行ってしまった話は結構ハラハラさせられた。あのまま留まっていたらと思うと・・・。家鳴が全体的に可愛くて可愛くて!表紙の若旦那の袖に居る家鳴とかも可愛い!
長編も好きだけど、私は短編の方が好きなので大満足な一冊。「男ぶり」は若だんなのおっかさんの昔の話。何が幸に転じるか〜というセリフにすごく共感できた!「はるがいくよ」は、読み終わった後にとても切なくなった。若だんなと周りの妖怪達の関係はとても暖かくて素晴らしいと思う。
シリーズの6作目で5話の短編集でした。火事で長崎屋が焼けてしまい若だんなが賽の河原まで行ってしまった鬼と子鬼。冬吉はそのうち再登場するかもしれませんね。ちんぷんかんは広徳寺の寛朝の後継者になる秋英の話。男ぶりは若だんなの両親が結婚するまでの話。今昔は若だんなの兄松之助の縁談にまつわる話で、貧乏神の金次が再登場。はるがいくよでは松之助は結婚して栄吉は修行に行く事に。桜の花びら小紅を通して別れについて描かれていました。兄や達の気持ちが良く分かる話でした。今回も面白かったです。
ちんぷんかんの
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感想・レビュー:314件



















































