ぬしさまへ (新潮文庫)
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ぬしさまへの感想・レビュー(2009)
切なくて優しい話ばかりでお気に入り。『空のビードロ』の松之助の想いにも、『虹を見し事』の若だんなの想いにもグッときました。特に若だんなの商売に対する覚悟、商売への不安から逃げない芯の強さに惹かれました。
短編集で読みやすく、簡潔な文体で話に入りやすく、おもしろい。ほっこりした読後感。『仁吉の思い人』が一番印象的だった。弱いんだよなぁこういう話。仁吉にとって、若だんなに愛情を注ぐ日々は、ちょっぴり切なくも満ち足りた幸せなものなんだろう。最終話ラストの、若だんなの胸中もグッとくる。手代たちの若だんな甘やかしっぷりの描写が好き(笑)「飴で煮込むように」とか比喩が秀逸。続きも買おう。
若旦那が少しづつだけど、強く、良い漢に成長していく姿が微笑ましい。若だんなのお兄さんの話は読んでいて痛々しくて。この先、若旦那と二人、どんな関係を作っていくのか気になるなぁ。けして、お互いを傷つけるものにはならないと思うけど。妖怪さんたちの話ではやはり仁吉さんの話が印象的。1000年は長いよ。想い続ける方にも、想われる方にも。答えを出すことに怯え、それでも一緒にいること安らぎと安心を得てしまっているから、余計に離れられなくなってしまった。この袋小路を若旦那の存在が少しでも救っていると信じたいなぁ。や、続き
短編詰め合わせでとても読みやすかった。特に「空のビードロ」は切なくてちょっと泣けた。縁。ありがち、先が読めてしまう感は否めないけれど面白くさらりとしていて電車の中で読むには最適だった。これから若だんながどんな風に成長していくのか気になるので次々と読みたい。しゃばけも読んでるはずなのに内容さっぱり覚えてないのでこちらも合わせて。
しゃばけシリーズでも印象深いお話の詰まった第2巻読み終わりました。裏の「仁吉さんの想い人」にひきつけられて購入したのですが、読んでみると素敵なお話が多くて、一冊丸ごと一番大好きな巻になりました。特に、空のビードロの最後には「良かったね、良かったね。」と涙ぐんでしまい、また、虹を見しことでは寂しい気持ちを抱えながら読み進め、最後にほっとした気持ちと別の切なさで、また涙ぐんでしまいます。 余談ですが、仁吉の想い人の扉絵が大好きです。ちらっといる若旦那の憧れの眼差しが大変可愛らしい!
短編で読みやすかった。謎解き部分よりはキャラ達の想いとかが詰まってた。ビードロの青色に吸い込まれたい。仁吉エピソードもいい感じのオチがついて、若旦那への愛の根源を見た感じ。
相変わらずの妖達と一太郎。読んでいて私も相変わらず微笑んでしまう。まだまだ2冊目だけど次も読む気満々。こんなにほんわか微笑んじゃう話を読んでいると心が洗われる。みんなにやさしくされ、人にも妖にもやさしい一太郎がすごく羨ましい。3冊目もよんでほんわかしたいw
いろんな角度から若旦那達を見られる短編集です。ひとつひとつに切なさと人との繋がりを感じました。最後の若旦那の成長したい気持ちが痛いほどわかります。若旦那の成長を見守りたいです。
私にはとても千年もの間思いを抱くことはできないな。いくら妖でも凄いことだよね。それでもあっさり読めて面白いんだけど、どこかみんなの性格が薄っぺらいような気がする・・・。
人とずれた怪の思考に若旦那は悩むことも多いけれど、一途さにおいては人のほうが年経るごとにずれていく。お金やら人間関係やら身分やらでどんどんゆがむ人の悲しさと、純粋で一途な恋の話が織り交ざった切ない短編集でした。
6つの短編。なんだか切ない一冊だった。特に虹を見し事。胸が痛くなったけど好きな一番好きな話だった。それと松乃介の話しがよめたのがよかった。妖たちがわしゃわしゃするのもいいけど、こういう一冊もいいね。すっかりしゃばけシリーズに嵌った私は妖にとらわれてるんだろうか(笑)
二冊目はどのお話も切なかったり、胸がキューっとなる感じでした。「空のビードロ」「仁吉の思い人」が面白かったけど、特に「虹を見し事」が好きでした☆若だんなの奉公人たちへの思い、妖たちへの思いがたくさん出ていて、キューっとしました(*´∀`)♪
短編集って事で、少しがっかり。でも読んでみたら一つ一つの話の中にしっかりと探偵物語や感動、人情話が盛り込まれ、個性的で少し間抜けな妖怪達がその物語に色づけをしていた。 ”空のビードロ”と”仁吉の思い人”に涙。
妖怪だけの話ではなく、江戸に住んでいる人の生活が描かれているから、この作品は本当に面白い。実際に若だんなの住んでいる江戸に行ってみたい。若だんなみたいに妖怪に囲まれて暮らしたい。
「生きていればいつか何か、心が浮き立つようなことに出会えるに違いない。」そう信じて毎日健気に生きていく松之介の姿に感動しました。勉強が嫌いで、大学の悪口を言いながら、毎日だらだら過ごしてしまう自分を変えたいと心から思いました>< 今回は仁吉の一途な思いにきゅーんとしたり、若だんなが拗ねて怒っちゃうシーンにニヨニヨしたりと、個人的にオイシイ巻でした^^←
ミステリーだけでなく、一太郎の兄の話には感動し、仁吉の恋物語には切なく感じ、ここから今の話に繋がるのだと思い、よりこのシリーズを面白く感じてきました。
このシリーズの魅力は、謎ときよりも一太郎や妖たちのコミカルかつ生き生きとした描写にあるのは間違いないですが、僕の中では事件や物語の根幹にある人々の営みの楽しさや哀しさ、切なさ、そして一太郎に代表される優しさにあると思います。シリーズ短編集はその魅力を程良く楽しませてくれます。本作では「ぬしさまへ」「空のビードロ」そして「栄吉の菓子」が秀逸だと思いますが、面白かったのは「仁吉の思い人」。仁吉がなぜ若旦那の傍にいるのかを、彼の立ち位置から見せてくれるという意味では、手代のファンにとって興味深い一篇でしょう。
しゃばけシリーズ第二弾。今回もおもしろかったー!みまかるとか懸想文とか言い回しが高校の古文を思い出して懐かしかった。仁吉の思い人と虹を見し事が好きだな。謎解きだけでなく、色んなキャラが掘り下げて書かれてて、前回よりもキャラに対して愛着がわいた。相変わらず情報収集から帰って我先にと報告する妖達は可愛い。(特に鳴家!)千年を超えて片思い、なんて一途なんだろう…!
うわぁあー面白かった!今回は短編でしたが…面白かった!江戸時代に住んだこともなきゃ、妖にも会ったことないのに。なぜか情景が思い浮かぶ凄さ。これからしばらく畠中ブームです。
短編なのでさっくりと読みました。このシリーズはさらっとした暖かさが全体にゆったりと川のように流れていて、しかも読みやすくていいです。屏風のぞきがお気に入り。
時代モノは苦手なのですが、『しゃばけ』が面白かったので手に取りました。病弱だけどキレ者の一太郎の、金持ち箱入り守護妖怪あり、という恵まれた環境に甘んじないところに好感が持てます。今回は仁吉の恋の話がいちばん好きだった。せつなーーい!!
短編集。それぞれの人物が掘り下げられていてどれも好きです。特に最後の二話は今までとは少し毛色が違って面白かった。妖怪たちが一生懸命働くのは若旦那に褒められたいからっていうのがいいですね。
「同じ冬の風に吹かれても、肌に感じるその寒さは違うのだ」こういうことに気づくところが、一太郎の魅力。病弱でミステリーのヒーローとしてはたよりない若旦那だけれど、それを補って余りある心根が読んでいて温かい気持ちにさせてくれる。ハードな本の後に読むのに最適。短編で構成されるこのシリーズ二作目で、兄 松之助が好人物とわかって安心した。松之助にも一太郎にないタフなヒーローとして活躍してほしい。
ちょっと若だんなのひらめきに頼りすぎ?もっとみんなで力を合わせて解決していくさまが読みたいなぁ。
再読しました。切ない話、心がほっこりする話が詰まった短編集です。全部好きなんですけど、一番は「空のビードロ」。狂気と救い。絶妙なバランスでした。
シリーズ第二弾。短編ということもあり話の展開がはやくなったので退屈しないで読むことができました。特に「空のビードロ」と「虹を見し事」がお気に入り。切ないけど春の日差しのようにほっこりするお話達でした。「栄吉の菓子」では、栄吉の作った饅頭が殺人事件の凶器として疑われるのですが、疑われるほどのまずさの饅頭を逆に食べてみたくなりました(笑)
若だんな一太郎の推理が冴え渡るアヤカシミステリー。松之助の東屋の話が好きです。人生山あり谷あり、最後にはめでたしとなったのが心をほっこりさせます。ちょっぴり切ないけど読み終ったときに心がぽかぽかする、この季節にぴったりな本です。それにしても、しゃばけシリーズには和菓子がよく登場するのでついつい私も饅頭を買ってしまいます。和菓子の促進効果もあるのかも?(笑)
しゃばけシリーズ2冊目。しゃばけ以上に若だんな一太郎の推理が冴えている。登場する妖も増えてきたし。兄の松之助さんのことが気になってたんだけど、今作でその後が分かって一安心。仁吉の恋は切なくて良かったけど、最後の「虹を見し事」は切なくて哀しい。しゃばけ以降のシリーズは短編になるのかな?ひとつの話ごとに事件があって妖のこともわかってきて、続きが気になってすらすら読める。
ぬしさまへの
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