謎の母 (新潮文庫)

謎の母を追加

読んだ本に追加
読んでる本に追加
積読本に追加
読みたい本に追加

謎の母の感想・レビュー(20)

10/18:61916
05/03:緋茉莉
15歳の女学生さくらは、まるで自分の日常を描いた様な少女雑誌に載った小説の作者の朽木に手紙を書き、2人は屡々逢う様になる。無頼派の旗手と呼ばれ、38歳で歳の数は恥の数と言い、チェホフがバイブルで、常にお酒で酔っぱらいる朽木に、さくらは母の様な感情で接する。朽木のさくらを見る目が母を見る様だとも感じる。朽木が女性と玉川上水で入水するまでの昭和22年12月から23年の6月の記憶。優しくて汚くて、誇り高くて品のない朽木のモデルは言わずもがなですね。

11/15:うい子
02/28:ワタル
少女という形の無い概念が、言葉という形の無い曖昧なもので綴られてゆく。碌でもない駄目男の母であろうとする十五歳の少女。その心の在り様が色とりどりに散らばって見えた。気高く純粋でありたいと願う精神。それに相反して、堕ちてゆく己を意識の斜め上から蔑む自己。誰にでも犯すことの許されぬ聖域がある。そして、誰もが誰かの聖域になりたいと願っている。その擦れ違いが痛ましくも美しく、頽廃に包まれて描かれていたと思う。そこには確かに太宰の姿が透けて見え、なぜか少し切なくなった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 10/06
tomo*tin
「あなたは、昨日止まってしまった時計。私は今日からはじまる暦。あなたは古い民話に出てくる盲目の猟師。私は、あなたの銃口の前に曝された翼のない鳥。あなたは木靴の浴槽で溺れて死んだマラー。私は書き替えられた歴史の中で、もう一度嗤うマリー・アントワネット。----そしてあなたは、乱丁の聖書。私はもう迷わない子羊。」 このくだりがとても好き。すすめてくれた友人に感謝です。
ナイス!ナイス! - 10/06 00:41


05/08:理子
04/19:shikaku
04/24:
今度は太宰。こういう物語を生き生きと描く久世さんが好き。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/01

--/--:ehftbmon
--/--:こっぺ
--/--:じーパパ
--/--:Antronoscope
いい年した男が書いた文なのに、女の子一人称に全く違和感がない。太宰とある女学生の物語。時代の空気を感じ、すっきりしないじめじめ感。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - --/--

--/--:ミメイ

今読んでいるみんな最新5件(2)

04/11:モヨコ

積読中のみんな最新5件(4)

06/24:ハジ
01/15:Roy
12/20:ネムル

読みたいと思ったみんな最新5件(17)

09/05:tiac
08/06:ひめ茶
05/24:白亜
04/14:butacosan
謎の母の 評価:50 感想・レビュー:5
ログイン新規登録