一九三四年冬―乱歩 (新潮文庫)
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一九三四年冬―乱歩の感想・レビュー(90)
01/24:キヨシ
01/20:梅十三
01/11:湯けむり
12/27:緑川 華子
ホテルの宿帳に偽名の水谷準、と署名する。幾分頭の寂しい男の正体は江戸川乱歩。スランプに陥った彼は連載も家族も全て投げ出しこの『張ホテル』にエスケイプして来たのだ。ポーは勿論横溝宇野浩二荷風谷崎芥川渡辺温…当時の文学論がこれでもかと詰まっていて人名だけで胸が騒ぐ。乱歩の愛らしさもさることながら作中作『梔子姫』!皮膚が粟立ち自分の形すら忘れてしまいそうな程絡み付いて離れない(比喩ではない)エロティック。用いられる詩や歌がいかにも久世さんらしいが本当の乱歩すら凌駕しているのではとただただその才能が偲ばれます。
09/24:Nao Tachibana
09/18:ビタースイート
08/22:endre655321
08/17:中原文庫
07/03:LITA
06/18:ennui
06/17:yo32ted
05/03:緋茉莉
04/09:ゆず
12/29:mimizuku
11/16:み
11/14:もぎゅちん
再読。ここに描かれた乱歩の夢(張ホテルでの四日間、劇中劇「梔子姫」、そして睡魔と共に訪れる本物の夢)はそれこそ極彩色の不思議と謎に満ちた世界で、読後はまるでスローモーションの他人の夢の中を全速力で駆け抜けた様な、奇妙で懐かしい感覚を味わわせてくれる。ただ、その懐かしさが何故かいつも少し寂しい色褪せ方をしているのは、どうしてだろう。
2010.08.03 (解説・井上ひさし)=創作講座1回目講義録。風呂好き、乱歩。ミナト式鼻通しを愛用。序章は風呂の場面から入る。脳細胞にひっかかる言葉、いかにも日本語らしく気持ちにぴったり。半死半生語。4日間の話(S09.01)(H05.12)◎序章 張ホテル。洋風バスタブ。ステンドグラスの模様は何か。芝車町(しばぐるま)の家。スランプの末行方不明と大騒ぎだろうな。大都会の中で人一人消えたところで・・・。身勝手はお互い様。股間を揺する。笑う乱歩。S09冬40歳。
i-miya@灯れ松明の火
いえいえ決して誘ってません、松本清張VS乱歩、正史のステレオタイプ的作家としての認識が長く、ようやくその私の考えの単純さ、考えの浅さはかさを反省。自分を問い直すひとつとして読み始めた、てな感じなんです。そうですか、乱歩シリーズ、というのもあるんですか。『押絵と旅する男』はどの本か忘れましたがよく引用されており、内容もなんとなく頭に残ってる、って感じです。
ナイス!
-
08/06 22:28
いえいえ決して誘ってません、松本清張VS乱歩、正史のステレオタイプ的作家としての認識が長く、ようやくその私の考えの単純さ、考えの浅さはかさを反省。自分を問い直すひとつとして読み始めた、てな感じなんです。そうですか、乱歩シリーズ、というのもあるんですか。『押絵と旅する男』はどの本か忘れましたがよく引用されており、内容もなんとなく頭に残ってる、って感じです。
ナイス!
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08/06 22:28
07/08:KEIJI
06/08:だいちん
05/12:Yasutsune Kayo
04/02:ささ
突如、全てを投げ出し、エスケイプした乱歩先生がホテルの美男美女の言動に翻弄され、自分の頭髪の危機を嘆き、地震に脅える様子、執筆中の変なスタイルを想像し、クスリと笑うと同時に乱歩先生がとても愛しくなりました。「梔子姫」は乱歩作品ファンとしては「な、何があったんですか、乱歩先生~!?」と思える作品でびっくりしました。(いやいや、ちゃんと久世氏が書いた小説ということはわかっていますが・・・)また、当時の乱歩先生と関わりのある人や文豪が名前だけでも登場するのが大変、嬉しかったです。
03/27:Koro
12/06:G.
11/13:riekoneko
10/11:shikaku
才気というものを一行ごとに感じられる小説。 ホテルの妖しげな雰囲気と作中作の「梔子姫」が非常にマッチしていて、今まで見たことのない世界観に仕上がっている。改行が少ないので読みづらいけど、それがまた妖しげな雰囲気に一役買っているのだから、文句は言えない。 乱歩のことはよく知らないが、作中作の「梔子姫」が非常に幻想的で面白く、本物はどういう作品を書くのだろうと、興味を持った。
映像が脳内に映し出され、まろやかに優雅に、ときには緊迫した空気が漂う。そこでは色も匂いも手触りすらも確かに感じられ、鼓膜を震わせるのはアナベル・リィ。すっかり物語に没頭してしまった。久世さんの文章には強い引力があると思う。何はともあれ作中作「梔子姫」が素晴らしく素敵で好み。妖艶でエロティックで切なくてグロい。完璧。あとは作中に出てきた文豪たちの本を読み返したくなる副作用があることと、乱歩の禿アピールが予想以上にしつこくて吹き出す惧れがあるので気をつけたほうがいいと思う。私は何度も吹いた。
一九三四年冬―乱歩の
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感想・レビュー:30件


























