傷―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)
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傷―慶次郎縁側日記の感想・レビュー(60)
他シリーズを読んで慶次郎の亡き娘三千代への複雑な思いが気になっていましたが「その夜の雪」にて合点がいくと同時になんとも切ない気持ちになりました。魅力的な人はみな人知れぬ苦労をしているものと改めて感じました。慶次郎の人柄は勿論ですが登場人物にみな興味を惹かれます。「似たものどおし」の吉次の真の優しさ「座右の銘」の伊太八にははらはらしましたが慶次郎の計らいにほっと胸をなで下ろしました。「片付け上手」も心に残る一編、おはるの頑な心を解かしたものにおはると一緒に泣けてきました。このシリーズ続けて読みたい気持ちにな
01/25:ムーブ
後のシリーズを読んだことがあったので、「その世の雪」の重さにびっくり。穏やかに暮らしていると思っていた慶次郎が、こんな経験を乗り越えて今の境地に至っているとは。そして登場人物もどうしようもない想いをかかえて、それでも日常を送っている。特にやくざっぽい吉次がお気に入り。起こる事件そのものは、どちらかというと軽いものが多いが、派手でない分、人間が丁寧に描かれているような感じがした。
お江戸ご隠居人情物語かと思って読み始めてみたら,最初からかなりヘビー.すかっと胸のすくような大立ち回りの勧善懲悪劇からはほど遠く,やるせない話が多い.主人公に感情移入するなりその活躍ぶりに気持ちを乗っけるなりもしにくく,しばらくはどうにも落ち着かない感じで読みにくかったのだけれど,そうした話,描かれる人々の弱さ卑小さ(←悪口ではないつもり)に慣れてきたら,なんだかすごく沁みてくるものがあった.そのままでいいじゃないの人間じゃないの,っていう無責任さに陥らない,ギリギリのラインでの肯定,みたいな.うまいな.
12/13:うぱ
12/03:のんの
11/16:mariko
11/09:ANNE@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
07/26:茶道
07/20:mamo_a
娘が自殺する始まり方がちょっと尾を引いてしまった。けれどこの時代って死に限らず哀愁を常に持って、それでも懸命に人は生きているっていうのが特に強く感じるな。
07/04:まりりんりん
04/02:nekomanma
02/03:setugyo
01/31:立川輪輔
01/21:okusama@灯れ松明の火
12/20:フサ
どんな人間にも心の中に闇がある。その闇を抑えているのは理性だったり、仲間だったり。北原亞以子さんはそういう心のバランスを描くのがとても巧みな作家さんだと思います。慶次郎も仏と言われる同心だけれど、娘を死に追いやった男を殺そうとします。それを止めようとするのが、昔女房を殺した男を殺そうとして慶次郎に止められたお手先だったり、商人から強請りをするお手先だったり、みんな心に闇を抱えている仲間。(その夜の雪)佐伯作品に出てくるスーパーヒーローもいいのだけれど、もうすこし人間くささを感じたい時に、読み返しています。
10/12:こんたん
09/07:まぁ
慶次郎さんが隠居して寮番することになった事件が『その夜の雪』に書かれてた。どよぉぉぉんと暗く重くて、この雰囲気で進むのはツラいな。。。って思ってたけど。何か経緯分からんけど寮番になってて。それからは優しいおじさんって感じでほのぼのやった。同心の時もみんなに優しかったんやろぉなぁ。。。慕われてはるもん。娘さん亡くした時もみんなに助けてもらってたし、それが良かったのかどうかは分からんけど。何で岡っ引きさんって脅して強請ってって許されたのだ??吉次さん嫌だ。。。 慶次郎さんが出掛けると寂しがる佐七さんが好き♪
慶次郎縁側日記シリーズ第2巻「再会」を読むにあたって、1巻目の「傷」を再読。このシリーズは短編集になっているが、この「傷」で最も私の心を切なくさせる作品は何度読んでも「その夜の雪」。祝言を間近に控えた娘に起こった悲劇。傷つき茫然自失する女の心と身体、そして口惜しさ、己を汚らわしく思い、結ばれるはずであった許婚の晃之介への切ない気持ち、そんな娘・三千代を死に追いやった男への怒りを持て余した、かつて「仏」と呼ばれた父・慶次郎が復讐に燃えるところは、何度読んでも私の心を締め付けます。
08/13:まーにょ
08/10:いえのぶ
06/24:ザッカリー
06/04:りぼんちゃん
04/05:おーね
03/11:おまる
11/23:k
10/04:Rachel
09/14:evagoro
08/29:坊主丸儲け
04/27:JA1YRS
11/21:ロージィー
10/15:nipo
09/02:tatarai
傷―慶次郎縁側日記の
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感想・レビュー:16件














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