そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)
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そして二人だけになった―Until Death Do Us Partを追加
そして二人だけになった―Until Death Do Us Partの感想・レビュー(739)
初めて読んだ森博嗣作品。ちょっとミステリーは控えようと思っていた時期に手にとってしまった作品。が、読んでみるとあっという間に惹きこまれ、一気に読破してしまった。理系な単語は理解できなくとも、感じることはできた。二人が感じたそれが、真実でいいのではないだろうか。
舞台設定がカッコいい!!橋のバルブの極秘裏に作られた巨大地下シェルター。そこで繰り広げられる殺人。そして二人だけになった......。勅使河原博士は自分の作ったものを、自分で壊した。森博嗣もまた。賛否が別れる結末。俺は好き。
主人公同様、最後まで合点がいかなくてもやもやしていたが、なるほどこういうパターンもありかと思った。再読して違う視点から楽しみたい。まだまだ楽しめる。
この方の作品は、まさしく「理系ミステリ」と呼ぶのがピッタリです。ある状況に対して不思議な事象を提示し、それをロジカルに回収する。その提示の仕方と回収の鮮やかさが魅力でしょう。逆に言えば、論理的に考えるのが苦手な人、フィーリングで楽しみたい人には向かないと思います。本書もそんな一冊でした。パズルのピースがはまっていくような快感を得られると思います。まぁ一ピース足りなくて完成しなかったようなもやもや感は残ったのですけどね。あえてあの終わり方にすることで更に観測点を増やしたのだろうと好意的に解釈しています。
面白いね。とりあえず、解釈は大きく二通りあると思う。宮原が真実を述べている場合と、真実だと思わされている場合である。どちらの伏線も張られていて、どちらの反証もあるから、断定はできないと思われる。わだかまりは大きいけど、森作品は読み終えた後、他の作品も読みたくなる中毒性が非常に強い。
折角納得がいくトリックをぶち壊す意味はあったのだろうか。(森島の会話などの)現実との齟齬を「主観ですから」で無理やり片付けたのはあまり好みではなかった。現場を客観的に見てみたいです(笑
感想を書こうと思ったのに、何を書こうか思いつかないくらい言葉が出てこない。「やられた。。」究極はその一言に尽きる。タイトルが放つ、その深い意味のホンの端っこを、最後の最後で漸く拾った時に、魂がすーっと、足元から抜けていくような衝撃と感動。面白いことに、これだけドシンッ!とやられたのに、全然この作品ってものが理解できた気がしない。若き盲目の天才と、そのアシスタント。彼らの代役を演じる弟と妹。「バルブ」での連続殺人事件すら、エピローグで語られる謎のほんの前置き。深遠なる森ミステリィ、一気読みでございました。。
私の中では映像化してほしい森作品ナンバー1。終盤怒涛のように翻弄される感じがたまらない。真実は読者の中にあれば良い気がするし、詩的な表現が活きているなと思う。あと珍しく恋愛物としても読めるし。
面白くてこれどうなるのと読み進めて、トリックが出てきたとき充分びっくりしたが、その後が「えっ?」と訳が分からなくなった。結局うやむやな結末で二度びっくり。すごく面白かったのに、この物語は一体どないなってんねん!と突っ込まずにはいられない。なんとももやもやなミステリーだった。最後まで読んでも結局真相は分からずじまいのまま。結局はそういう終わり方がいいんだろうか。
ラストのぶっ壊し方がたまらなく好き。一度筋の通る答えを提示しておきながら、それを最後に崩してしまう。まだ4作目ですが、改めて森博嗣は侮れないと思いました。すっかり手の上で踊らされてしまいましたが、それがまた心地よかった。全てを知ったうえで、再びじっくりと読み返したいです。
予感は外れ、引き込まれ、また離される。それぞれに真実があり目的があり理由があり、逸脱してると感じる人もいるだろうが、違う違わないで語ることは無意味。
ある巨大な大橋の地下アンカレイジ内に造られた「バルブ」と呼ばれる地下施設に入った六人の男女に降り掛かるバルブ内で起こった殺人事件を描いたミステリー作品。物語序盤から双子トリックを使うのかなぁと予測し、それを元に考えながら読み進めたのですが、明かされた事件の真相でそれまでの考えは見事に吹き飛び、そして驚愕しました。まさかこんなラストになるとは…。しかし、この切なく空虚な読後感、普通のミステリーでは味わえないような透明感はやはり森博嗣作品ならではの魅力。もう一度真相を踏まえながら読み返してみたいですね。
まるで、狐につままれたかのような読後感であった。結局、私の拙い頭では、誰の視点からの考えが正解なのかはわからなかった。だが、どれも彼らの中では正解であって、結局、この物語の正解はないのではないだろうか等と思ったりもする。人を選ぶ作品であると思う。この作品が、森博嗣氏の著書との最初の出会いなのだが、彼の内に広がる独自の世界に魅了された。きっと、死が二人を分かつまで彼らは幸せなのであろう。
面白かった。顔が真っ黒に塗ってある話は初めてきいた。本当に気づくのだろうか。つか、笑うではなくて叫ぶになりそうだ。意見はありません。賛成も反対も、時と場合と質問する人によって変わりますというのはまさしくその通りだと思った。みんな両方の意見を持って揺らいでいるよね。
まったく意味が判らなかったです。事件の全貌が明確になるまでは、それなりにドキドキしながら楽しめたけど、その後のどんでん返し、正直言ってまったく意味不明。発言がいろいろと不条理、合理的な説明がまったくない、そこは勝手に想像しろってか。懐石料理の最後のお椀にキムチ突っ込まれた感じ、コナン以上に何でもありだなこりゃ。かなり理系な感じの作家さん、こんな構成では逆に理系離れを加速させるのではないか。本を投げ捨てる気も萎えたというか。正直、時間を返してほしいですね。途中まで良かっただけに超がっかり。腹立ちました。
再読。エピローグをすっかり忘れてたのは何故でしょ?天才の思考には到底ついていけませんが、それが癖になるというか…「たとえ絶対安全な原子力の管理方法が確立していても、それが五十年後にも完璧に機能している、という保証はない」勅使河原潤
何が正解なのか、どれが真実なのか。分からないままでしたが、それが森さんの世界観だと思います。その、よく分からないところが、森作品の魅力で、わたしは好きです。久しぶりに森さんの本を読みましたが、やっぱり面白かったです。
結末が納得いかなかった。結局どれが真実なのか…?どちらが真実だとしてもなんかモヤモヤとした読後感だけが残る。それよりプロであるはずの書評家の文章がひどすぎた。解説というより自分がどれだけ森博嗣が大好きか語っているだけ…。
どこからが真実でどこまでが真実なのか、読み終わった後全く分からなくなりました。 エピローグは、死によって二人は別けられたということを表しているのでしょうか? 正直、何で殺さなくちゃいけなかったのかもうやむやだし、ラストもなぜそうなった!って不完全燃焼のまま終わってしまったように感じました。 んで、頭の中が?でいっぱいになってしまって、もう一度読み直すしかなくなってしまうんですよね。
最後のひっくり返り方が凄い。「え、うそ、まさか?」という声が本当に漏れた。イチから読み返して本当にそんな描写になっているのか確認したくなった。 最後の最後までその真実に気付かせない描き方もさる事ながら、その真実をさらにひっくり返そうとする点も凄い。その本当の真実を知った読者は、どこからどこまでが事実だ?と問う。
一言で言えば森ミステリィらしいということ。緻密な論理の積み重ねは、この作者の作風でそれこそが醍醐味であるが、積み重ねた論理で何が描写されるのか、何を表そうとするのかを置いてくるのも森作品らしいといえばらしい。癖の強い作品。
クリスティの似たよなタイトル作品と、似たような展開でいて、やっぱり違う。最後は、珍しくどんでん返し(謎解き)もありますが、それでもやはり、読み手によってどうとも取れる終わり方。森ワールドでした。いいんです、お話の流れを楽しめたから。結構好みでした。
天才が好きな森さんらしく、物語も壮大ですが、終わり方がちょっとスッキリとしておらずグダグダ―となってしまった気がします。物語としてはあんまり好きなお話ではありませんでした。
確かに森ワールドが炸裂していた本だった。森さんは、S&Mシリーズを始めいろんなシリーズや単発を出しているが、それらの部分部分を、少しずつ集めたような本だった。トリックに、「なるほど、そんな仕掛けが!」と伊坂幸太郎ばりの驚きをもったりもしたが、突き詰めてゆくところの「なぜ殺したか」の部分で、「特に理由はない」といった結末がやってくるので、あぁ森博嗣、と思うと同時に、もう少し(嘘でもいいから)愛憎劇なんかの殺人理由が欲しいところだと思った。
読み手により解釈は違うんやろうな〜。なんか話の次元が大きすぎてポカン。殺人事件もはやどうでもいいwwwあ、でも描写はやっぱり好きやな。ネタバレやから書かへんけど、後半のとある部分は美しすぎて怖かった。うん、怖かったこの本。
シリーズ物以外で長編の森作品は初めて読んだ。すっきりした解決を期待してたけど、どんでん返しからのもやもやした終わり方。 でもこうゆう作品も嫌いじゃない。
前半…、いやいやほとんど終わりころまで、読むのを止められなかった。それくらい引き込まれたのに!なんやねん、あの結末は。私としては『ありえへん!!』です。森さんの作品は初めてだったんで、もう何作か読んでみるつもり。
森博嗣作品デビュー!設定はクリスティの「そして誰もいなくなった」に近いけど、結末は全く違う。典型的なクローズドサークルで読み応えがあるだけに、動機や結末のモヤモヤ感が解消されていればもっとポイント高かったと思います。専門用語も多かったけど、意外とすんなり読めました。他の森作品も読んでみよう!
一応5章まで引用されている相対性理論の中身も理解しながら読んでたんですがね。6章で放り投げた(笑) 理解しても本文にはすぐに対応させられなかったですし(読解力無いなぁ…)。オチについて語ると、京極夏彦さんの『姑獲鳥の夏』も同じ指摘を刊行当時されたわけですが、今更多重人格ネタはどうだろう(苦笑)
外界から切り離されたシェルター内で起きた連続殺人事件。その様子を、事件に居合わせた2人の男女が交互に独白するスタイルで紡いでいく。物語全体から漂う“何かが仕掛けられている”という雰囲気のなか、一転してすべての謎が晴れるかのような主人公の推理に驚愕。度肝を抜く壮大な仕掛けに、素直にうならされた。しかし、そこからの反転が唖然の一言。積み上げた合理的な物語が理解しづらいものへとガラリと姿を変え、割り切れない読後感が残る。すごいと思わされた話だっただけに、スッキリとさせてくれる合理的な結末を提示してほしかった。
森博嗣ファンとしてもムムムって作品ですね。あり得ない状況すぎてミステリーでは無くなってきた…。でも、個人的にはアンカレイジとかRC庄版とか、土木の専門用語のところでウハウハしてましたw
そして二人だけになった―Until Death Do Us Partの
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ナイス!



























