スキップ (新潮文庫)
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スキップの感想・レビュー(1119)
女子学生同士のやりとり描写で人をときめかせたら現役作家ナンバー1じゃないかと思う北村薫は、この本でもやっぱりそんな北村薫でした。なぜおじさまがこんな細かいツボをついてくるの…歌舞伎の女形が女性より女らしいようなものでしょうか。17歳女子高生がある日25年の時を「スキップ」して42歳になった、という話なのですが、スキップ先(25年後)は1992年という設定なので2012年に読むと作中に出てくるいろいろな小道具や流行りものに再度スキップがかかって感じられます。UNOみたいです。
北村薫さんの描く時代の凛とした女性像が、自分には足りないように思えて憧れに似た気持ちで読み終えました。池ちゃんとのやりとり、未来への夢、思春期まっただ中のもろい、美しい時、この雰囲気が好きなんだよな~。 三部作ということで次に行くのは、しばらく余韻を楽しんでから。
あらすじに惹かれて読みました。17歳の少女が時を越えていきなり40代になってしまう。私自身だったら、現実を拒否してしまうでしょう。けれど主人公は立ち向かいます。冒険のような日常、時の残酷さ、主人公の美しい姿勢。ページを捲る手が止まりませんでした。
時の三部作の第1作目。 母が読んで「すごくよかった」とおすすめされてからかなりの時を経て読みました。 読んでよかったと思います。真理子は背筋を伸ばして素敵に生きていました。 誰かと一緒に年を重ねていくことはとても尊くて幸せなことなのだな、と思いました。
いつ戻るのかと思いながら読んでいたけど戻らず。真理子はステキな女性だ。戻れなかったのは残念だけど、それを受け入れて家族と歩き始めた最後の場面はよかった。家族も生徒たちもいい人ばっかりだった。読みやすくて夜更かしして一気読み!他のシリーズも読んでみよう
北村薫著『スキップ』読了。タイムトラベルものなんだけども、そこのストーリーよりも、主人公の学校の先生としての真摯さに感動しっ放し。こんな先生いたらなぁ。「若さに自尊心というのは、いい取り合わせだと思うの。でも、それが成績どうこうっていうだけの問題だったら、こんなつまらないことはないと思うわ。わたしが、自尊心って書いたのは、顔を上げて歩きたいっていう意味よ。」本書ヨリ。
17歳から一瞬に40代になってしまったら悲しいと思う。私は真理子がいつかもとの世界に戻ると信じて読んでいた。でも17歳の真理子は40代に飛んだままで、終わってしまった。悲しくなった。
戻れないのか。自分が未来に飛んだらどう思うのかを考えると、主人公の順応力がハンパないなあ。何が言いたかったのかよくわからなかった、、、どんなことになっても前を向いて生きていこう!ってことかな?
最後はどうせ元に戻るんだろうと思っていたら・・・。そうですか。もし自分が同じ目にあったら現実の姿に耐えられそうにないし、欠落した記憶に関しても耐えられそうにない。
高校生になったばかりの頃、ターンを読んでシリーズ物と知り、読みました。でも、明らかに読む時期を間違えてしまったと思う作品です。お話の構成上、スキップはスキップであって戻るという意味はないんですよね。あくまで間を跳ばす。思春期真っ盛り、ちょうどこれから自分のやりたいことを見つけて進路を決めてっていうのに、肝心な部分をみんな飛ばしていくらか終えた自分になっている。高校生の時に読んで「なんだこれ」と思ってしまいました。42歳になってから読めばよかった、みたいな。主人公が高校生なのに大人びすぎてついていけなかった
そうきますか…(´Д`)読み終わった後、しばらくぼーっと放心状態。そりゃ、もう一回タイムスリップしてもとの世界に戻りましたとさっ…とか、目が覚めるとすべてが夢でした、チャンチャン♪って結末もどうかと思いますが…。やはりこの結末は切ないよ〜!だって人生の半分以上の記憶がないんやで〜。25年もスキップしてるんやで。大好きな夫との出会いも、愛する娘の誕生も、大切な両親との別れも…。その他全ての記憶をスキップしたまま残りの人生を生きていかなあかんやなんて。 なのに真理子さん格好よすぎ!!(コメントにつづく)
真理子さん、いさぎよすぎ。最後には帰れて、「夢だったの…?」みたいなことになるのかなー、と思ってたんですが、そんなこともなく。抜け落ちた時間を前向きに取り戻していくんだろうな。
スキップか。ドロップか。飛び越えたのか欠落したのか。でも、どちらにしたって「もう戻ってこない」 最後まで、そうは言っても戻ってくるんでしょ、と甘いことを考えていたわたしに、ラストの衝撃はしばらく鈍痛のように残る。爽やかだ。爽快感さえ漂うほどの、希望と光が見える最後。だけど、失われた25年間のことを我が身に置き換えて読んでしまうと、どうしたって辛い。「戻ってこない」と何度も作中言われているのに、諦めきれない思いが、桜木真理子より遅れてやって来る。もう一度、覚悟して読み直したい。
最後にどんでん返しとかが無い感じがすばらしく良かった。そういったりきたりされたらたまらない。こういう終わりもあって良いと思う。それにしても真理子は本当に強い。
17歳の真理子に感情移入して読むとつらくてやるせない。例えるなら食べかけのケーキを横取りされて甘くておいしいイチゴとクリームを急にかっさらわれた感じでしょうか。ケーキが全部食べられてしまったなら仕方ないとあきらめるけれども、 なくなったのはイチゴとクリームだけで他は残ってるんです。もうあんまりおいしくなくても残りは自分が最後まで食べなくちゃならない。イチゴもクリームの味も知らないまま、スポンジがかたくなっても。こんなに無慈悲な仕打ちがありましょうか。
SFだと思って読んだら純文学でした。真理子も読者(私)もずっと25年間「スキップ」していたのだと思っていた。けど終盤の池ちゃんの言葉でそれが違うことに気付かされる。真理子はそうは思いたくなかったようだがそれが現実だった。私が想像していたのは真理子が元の時代に戻ったり、はやせが池ちゃんの娘だったり、新田くんも25年前から来た人だったり的なサプライズ。だがそんな設定は一つもなく一ノ瀬真理子は桜木真理子として生きて行くことを余儀なくされる。しかしその感情は諦めモードではなくポジティブな爽快感で終わりを迎えた。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/13
17歳から突然42歳にタイムスリップする設定に興味を湧いて読み始めたが、読んだら一生懸命17歳のまま立ち向かう姿はすばらしいと思うが、話としては派手な展開もなく退屈してしまった。見かけはおばさんだが、中身は17歳で青春ものなのかな。結末は結局そのままの状態で消化不良を感じる。イマイチな読了だった。
[再読]北村薫さんの「時と人 3部作」第1弾。17歳の女子高生がうたた寝から目覚めると42歳に!初めて読んだ時は17歳の真理子が呆然としつつ果敢に現状に立ち向かう姿を眩しく思ったが、久しぶりに読み返すと、忽然と消えてしまった25年分の時の重さを切なく感じる。それだけ私も年を重ねたということだろう。過ぎた時間は取り戻すことはできない。でも、今からでも何時からでも人は輝くことができる。この本を読むと自分の人生の一時一時がとても大事なものに思える。言葉の美しさと高校の情景も良い。
主人公が17歳から42歳にスキップ(タイムスリップ)する。この設定に、あー…読めないかもと思ったけれど、スキップしてからの展開が面白くて読みきれました。始めは本当に、タイムスリップした!あ~れ~という感じだったけど、だんだん17歳が薄まってきて、42歳の女性になっていっていた。人間的に魅力のある女性。心は17歳と言っても、やっぱり考え方は大人だと思ったので、結末は納得した。記憶にはないけれど、着実に積み重ねてきた姿が出るんだろうなと思ったから。
○ 「動かせない。了とされたい。」 17歳の女子高生が42歳の中年教諭へ飛ばされるお話。とにかく、真理子の強さが眩しすぎる。新田くんがかっこいい。 救いがない。救いなんてあるわけない。ただ、進むしかない。
『ターン』と雰囲気が似てるなーって思ったらシリーズ?ものだったみたいで。相変わらず風景の描写が好きだ。柔らかくて色までも優しい。主人公にとって、とても過酷な状況だったしあんなスムーズに学校の先生やれないだろ!とは思いましたが、それでも周りが受け入れたのは何年たっても人間の軸の部分が変わらなかったって事じゃないか。それを主人公は証明してくれたんじゃないかなぁ。
きっと池ちゃんに会う日はやってくるのだろうと思ってはいたけれど、あぁこれは本当に辛いなぁ。自分の年齢に25足すなんて、想像だってしたことないだろうに。ひたすら前だけを見つめて歩もうとする真理子さんにはもうただただ胸を打たれるばかりです。ところで山尾君がかっこいい。新田君も中々だったのだけれども、山尾君いいなぁあの人。すごくかっこ良かった。
久々にもう一回目で読みました。あれ、こんな話だったっけっていうのと、切ないけど、北村薫さんらしいさわやかな終わりに、次に読む予定の「リセット」が楽しみになっちゃったw
運命を受け入れて、先生業に全力を尽くす真理子さんの姿勢は見習うべき!まあ若干共感できない17才の心情あったけどね…私18才なんだけどね…
結局、本当にタイムリープしたのか否かは分からないが、そうした事を吹っ飛ばす勢いの真理子さんは強い。一度読み終わった後に、スキップ直後と最後ら辺の主人公比較しても面白いかも。
スキップの
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感想・レビュー:234件











































