模倣犯〈5〉 (新潮文庫)
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模倣犯〈5〉の感想・レビュー(1365)
一つだけ不思議に思ったのは、山荘近くで子供が携帯を拾った場面、あれはその後警察に届けられたんだよね?それなら山荘を捜索しなくても網川が犯人だってわかるんじゃない?って思いました。 まあ、それにしても長編だったんで手を付けるのが憚られましたがおもしろかったです。人死にすぎだけど。救われる人もいれば救われない人もいる。有馬のじいちゃんが最後に可哀想だったなぁ。網川は意外なところからもろくも崩れ去った。模倣犯がまさにキーワードですね。
正月休みにじっくり読みましょうと年末に図書館で借りました。そして、一か月と少し。今、最終巻の(完)の頁を読み終えました。こんなに長い作品なのに、全く中だるみや飽きる所がありません。宮部作品はいつもそうですが、人のその瞬間の感情、心のひだが丁寧に描かれているので、こちらも作品の中に入り込んでしまうんですね。そのあまり、ついつい作中の人と人のやり取りをみて、「自分だったらこんな風に相手の気持ちを推し量れるかなぁ」と感心してしまいます。もの凄く面白いミステリーであると同時に、感性の幅を広げてくれます。
大満足の内容。題材の大きさから描きかたまでが素晴らしい。 2500頁という厚みに尻込みして読むことを後回しにしていた私が愚かだった! 読まずに死ぬのは人生の損!傑作。
鮎川まどか@AnxAn
もしかして、ピースの目論んだ犯罪は前代未聞の劇場型犯罪など、その後が描かれなかった人々や大衆には簡単に忘却されてしまったり、また、報道の姿勢にも変化を起こし得なかったという事なのかもしれない。
ナイス!
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01/24 03:44
もしかして、ピースの目論んだ犯罪は前代未聞の劇場型犯罪など、その後が描かれなかった人々や大衆には簡単に忘却されてしまったり、また、報道の姿勢にも変化を起こし得なかったという事なのかもしれない。
ナイス!
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01/24 03:44
ハッピーエンドではないけどイイ終わり方だったと思います。最後の母娘の会話に心がジーンとしました。『模倣犯ってどこが模倣なの!?』って思いながら読んでいましたが納得のタイトルでした。 有馬のおじいさんおつかれ様でした。最初からずっとあなたのファンでした。
どうしてこのような話を思いついたのか…宮部みゆき恐るべしであります。ピースが得意満面にヒロミに語っていたように、あまりに純粋な悪。そこに至るまでのピースの気持ちが知りたいと、観客としては思うのです。真一の成長に胸が熱くなり、有馬さんの姿に悲しみが込み上げ、滋子夫妻になんだかな〜と思いながらも終幕。とにもかくにも、読みごたえたっぷりでした。読了し終えた満足感でいっぱいです。
やっぱラストは気持ちよし!あんだけ悪者に描いたんだから当然だけど。あーでもやっぱり最後まで滋子は好きになれなかったなー。有馬さんの言葉に感動した。真一の成長に泣けた。柿崎先生の再登場もジーンとした。また何年後かに読み返そう。名作。
犯人含め一部の人間が不快だったが、一部の負けそうになりながら、自分と向き合い立ち向かえた登場人物のおかげで、終わりまで一気に読めた。途中の犯人の行動には嫌な気にもさせられたけど、ハラハラドキドキもした!
これだけの長編であり、また読むのがとてもつらい場面もあったにもかかわらず、どんどん読ませるあたりはさすが宮部さんだなと思った。良し悪しはともかく、衝撃的な作品。
模倣犯五冊を一週間で読んでしまった。宮部みゆき恐るべし。面白いという言葉はあまり相応しくないか……作り出された世界が一読者である自分にとって物凄く心地の良いものだったというか。真一と有馬の関係とか二人の人間味とか。個人的には由美子に一番感情移入していたから自殺は残念だったな……もっと聡明な人間だと思っていたし、カズの敵討ちの為にも彼女には犯人逮捕まで生きていて欲しかった。犯人がピースと表記されている内は狡猾で残忍で人間とは思えないような邪悪なものだったが、名前を与えられ舞台に立った途端に稚拙な印象を受ける
警察小説繋がり。最終巻はダントツに面白い。開幕から被害者遺族の苦悩を執拗に書き連ね、犯罪者の狂気の沙汰を見せつけられ、さらに真犯人Xの台頭を目の当たりにするにつけ、Xがじわじわと絡め取られていく様は胸がすく。しかし、1~4巻までの負の遺産をひっくり返すまでのカタルシスは得られない。やはり数多く腑に落ちない点があること、共感できる主人公がいない、または出番が少なすぎること、不要なほど人物描写が多く、読むのが辛いこと、で私には合わなかった。面白いのではあるが、決して気軽に読めるわけではなく、読み進むのが苦痛。
高井夫妻はこんな形でまだ若い息子と娘を失わなければならないような何か悪いことをしたんだろうか・・・?有馬義男は・・・?考え出すと全世界の亡くなった方に想いを馳せてどんよりしてしまった。ピースがテレビ局で籠城後にあっさり捕まったこと、さっさとしゃべり始めたことは意外に思ったが、知らないうちに自分の中で膨らんだ「大悪党」のイメージを覆すのに良い演出であったと思う。長かったけど本当におもしろかった。「売れていて、なおかつ面白い」小説を久しぶりに読んだ充実感が一杯です。というわけで次回は『龍は眠る』に決定。
長いからというのでなく、読むのがしんどかった。次はライトなものを読もうと思う。
初めてこれだけ長編の小説を読んだが、途中で飽きる事なくあっという間に読み終える事が出来た。ピースがいつまでも捕まらないのでやきもきしながら最終巻まで読み進めた。ピースと似たような考えの人間が現実の社会にも少なからず存在するのでは?と思った。最後に、この本を題材とした模倣犯が現れない事を切に願う。
最終巻。ピースの心情をもっと知りたかったな。この話で一番可哀想なのは高井家の両親だと思う…。あまり触れられてなかったけど。他の面々は大まかハッピーエンドで読後感は良かった。
衝撃。火車よりも理由よりも個人的には衝撃的。火車、理由が説明的で加害者もまた被害者といった小説であったのに対し、この模倣犯はそれこそ劇場型でスピーディかつ本物の悪を描いた小説となっている。分量は多いが、気になってあっという間に読める。武上の娘の「何よりも恐ろしいのは、人生に何も起こらないこと。誰にも注目されず、何の刺激もない人生を送るくらいなら、死んだ方がましだっていう、そういう指向性」という台詞は同世代の自分には否定できず、自分の一部に確かにピースが存在することにゾッとする。
網川視点の展開がなかったことで最後まで何考えてるか分からない不気味な奴のままだった.最後の方は網川“らしくない”展開だったかな?真一が負から正に生まれ変わったの対して,由美子・滋子がマイナスに振れてしまったのが残念.映画借りてみようかなー
栗橋をあんなに掘り下げたのに、ピースは何故こんなに掘り下げられずに終わったんだろう・・・というのが感想。ピース登場のあたりからが、まるでテレビの2時間ドラマみたいだった。最後も。そこまでの、被害者の遺族側の描写は本当によかった。じいちゃんには最後まで泣かされたし、「女性と男性の違い」など、随所の面白さはピカイチだっただけに、ピースの描写が・・・なんだか残念。
初宮部作品。「模倣犯」という作品を読み終えて思ったのは、「こんなすごい作品、なんで今まで読まなかったんだろう?」 被害者、加害者、発見者、それぞれの家族、刑事、記者…、次々出てくる人物に、最初は面食らったけど、人数の分、内容に厚みが出るようで。まるでワイドショーを見ているように、この事件を追ってしまいました。個人的には、有馬のおじいちゃんが良かったです。発言に重みがあるというか、ずっしり響くものがありました。特に、ラスト。今まで毅然としていただけに、やっと出た本音には、苦しいほどの切なさを感じました。
後半は鳥肌ものだった。まさかあのような挑発だけでピースが吐くとは…いや、ピースだからこそあの一見低レベルの罠にかかったのだと思った。自称完全犯罪者は、幼稚で稚拙な模倣犯だった。たった彼一人だけでこんなにもたくさんの人々を苦しめ、狂わせていたのかと思うと恐ろしい。単純なハッピーエンドで終わらないところがリアルだった。今年読んだ小説の中でダントツに面白かった。
ピースは最後の最後で模倣犯になってしまった、くしくも彼が大衆と呼んでいた人達の認識によって。捕まっても本を書き続けてやる!大衆はそれを求めている!!という言葉に似たようなことをやって、テレビに出たりでなかったりする人が現実世界にいるなぁと思い出して…やるせなくなりました。有馬さんがどこかへ行く時に必ず言う「終わったらご飯を食べよう」の言葉がフラグにしか聞こえなかったりして。思った以上に警察側の活躍が少ないので、個人的には篠崎さん辺りにもっと登場していただきたかったです。映画版は見ない方がいいんだろうなぁ。
こんなに長くて切なくて心が震え疲れする本を再読する日は来るのかな?と思ってたけどやっぱり読みたくなる。繰り返し読むと有馬義男の最後の言葉が胸に染みる。大衆の一員として色んなことを忘れて生きてるなぁ・・・
うーん。こんな終わり方なのか。いよいよ5巻、全部解決するんだ!となんだか少し期待しすぎていたのかもしれません。もう少し網川の過去とか、網川自身の語りとかあったらよかったな。網川浩一は最後までよくわからない人でした。とりあえず、もう終わったのでよしとします。
泣けました。網川浩一逮捕後、有馬さんが酔い潰れて泣き崩れたところの描写とか、あって良かったなぁって思う。“正義感があって正しいものが何なのかをきちんと見分ける気の良いおじいちゃん”だけど、やっぱり辛いんだって、わかってたけどもっと共感できたし。最後の方は武上さんの出番が少なかった気がするね笑 余談だけども宮部さんのあとがきは初めて読んだな、
いよいよピースの過去・本質が暴かれていきます。この事件でピースを思考停止状態に陥れるのは、タイトルのそれがキーだったのかぁと何だかスッキリしました。有馬さんが言う「悪いことをしっかり教えてくれる親がいなかったんだな」セリフには、ピーンときました。そこが原点なのかなと思いました。
ピースの栄光と凋落を描いた第5巻。やはりこうゆう人間は常に物語の中心にいないと気が済まないんでしょうね。報いは必ず自分に返ってくるという結末になってよかったです。由美子は途中までただの被害者だったのに…、ピースにいいように利用されて この人が本当は一番悲劇かもしれない。義男さんや真一くんが、傷を乗り越えていく様がとても救われます。これだけの未曾有の事件で人の心は深くえぐられるけど、やっぱりそれぞれ前を向いて生きていくんだという部分を描いてくれる宮部さん、好きだな~
犯人がやっとつかまってざまーみろ、と思った(笑)でも、最後のくだりにあるように、この事件を模倣したりする奴って出てくるんだろうな。これは1つの事件でしか過ぎない。 登場人物には好感がもてた。あ、犯人以外だけど(笑)被害者もきっといつか立ち直れる。人間は弱いけど強い部分が必ずあるから。 宮部さんの文章はすごいです。
やっと捕まったか~と思った作品。しかし宮部みゆきさんは、まるで被害者になったことがあるかのように被害者の気持ちを描いている。すごい。捕まったけど、結局被害者のキズは簡単には消えなくて、なんだか考えさせられた。
宮部さんの作品では「まっとうに生きる」ことがいかに大切かが根底に流れていると感じる。まっとうに生きていても不条理な事件に巻き込まれ傷を負う。しかしそれでも、まっとうに生き、腐らずに現実と闘い続ければ「まっとうな人生を切り拓いていける」という作者の一貫した思いを痛感した。まっとう=誠実・真摯とも言える気がするし、そのまっとうさで物事を正視できる人間になれるんじゃないだろうか。義男さん、よく頑張った!真一くん、よく頑張った!あなたたちの「まっとうさ」が心に強く刻まれました。出会えて良かった作品になりました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 09/01
やっと読み終えた。中盤から、滋子にイライラしてしまい、最後の追い詰めも滋子じゃなければと思ってしまったぐらい。全部で五冊だが、途中でダラダラしなかったのでスッキリ読み通せた。
読み終えてみて、ストーリーに納得がいったのか、サプライズがあったのか、何か学んだのか、何か心に残ったのかと問われると回答に窮するのだが、それでも厚めの文庫5巻をあっという間に読ませる作者の力は凄い。
模倣犯と言われ激昂したのはミスだったんだろうけど、ピースの目的はそもそも捕まらないことではないからどうでもよかったのかもしれない。自分自身"大衆"の模倣だったのに、大衆に与える者であると勘違いしたピース。それにしてもカズの遺族は報われない・・・
完結。散々楽しんでいたピースが最後はミスというか自滅していったのがなんとも…電話口での有馬さんの言葉が重かった。由美子以外は前に進めそうなラストで良かったけど傷は深い。
★★★☆☆有馬のおじいさんのラストは、本当に辛い。これだけ耐えてきたけど、やっぱり心が痛くて痛くてしょうがないんだろうな。ただ、他の登場人物は彫り方が浅くて、感情移入が難しかった。昭二とか久美とかはホント嫌なヤツ。
最後はそれぞれの形でハッピーエンドになったのを除けばかなりおもしろかったと思う。せめて滋子だけは別れたままにしといてくれたらよかったのに。由美子の最後は当然と思ってしまう自分がいた。最後の最後で豆腐屋の前を通る親子で、有馬に声をかけた記憶が曖昧で、負けちゃだめよというような言葉やったはず。それだけ早く事件は忘れ去られていくんやなと感じたが、一番感動したところやった。5巻やったが、まあそこそこ早く読めた。結局ピースはどないしようもないアホなラストやった。それは残念やが、リアルでよかったかも。
模倣犯〈5〉の
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感想・レビュー:213件













































