火車 (新潮文庫)
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火車の感想・レビュー(5915)
読むのに時間がかかりましたが、なかなか面白かったですね。書き方も上手くて読みやすいです。最後はあっさりしすぎの感じがしますが... 蛇の脱皮のくだりが気に入りました。
自分の人生のレールは地獄に向かっていると確信し、他人のレールに乗り換えた喬子だったが、その行き先も地獄だった。火車にしか乗れない宿命だったのだ。読後、その続きばかり考えてしまう。「保が喬子にかけた最初の言葉は?」「和也は本間に謝罪するか?」「直接的証拠なしに立件は可能か?」「役所窓口のセキュリティは大丈夫か?」…きりがないのだ。便利な金融システムの罠に、親と共に嵌った喬子も彰子も被害者なのではないか。「便利なものほどリスクが高い」を再認識させられた。読了後に不協和音の余韻が長く続く面白さだ。
ひとつは、やはり、意外な展開への引き込まれ。針の穴ほどのものが見る間に大きくなって、全く離れた別の穴と合体して、終いには離れて見ると実はその巨大な穴があるものを形どっていた、という風に。あとは、最後のシーンへの惹きつけられ方が凄く心地良かった。
さすがの宮部みゆきさんだなぁ。ボリュームある本だけど、そんなことを感じさせない。この先どうなるんだろうってどんどん引き込まれた。宮部さんは哀しい女性を書かせたら抜群だな。 あやしげな食事ってどんなんだろうって、そんなことをふと考えた(笑)
これはすごい!最初はただの失踪事件かと思ったら、どんどん複雑になっていって、わからにことだらけになって、でも謎を残すことなくすっきりきっかり解決して、宮部みゆきすごい!さすが!
何回目かの再読。宮部みゆきは安定感ある。だいぶ昔の作品なので、時代に即してない部分があるところは当たり前なので気にしない。読み出すと先が気になって仕方ない。やはり読ませるのがうまいと思う。今回思ったことは、幸せ者が一人出てくるが、ほんと、コイツ、幸せ者過ぎんだろ、とムカツイてしまった。お話の中の人間に嫉妬。恵まれすぎ。ふざけんな。
ドラマ化きっかけで初の宮部みゆき作品に挑戦し、 今まで読んだことなかったことが悔やまれます。 すごい読み応えがあってよかったです。
よく話題になってるので読んだ。本間という事件と直接関係のない視点で話が進むため読み口は軽いのだが、語られる内容は悲惨でハッピーな人がいねええ!喬子はこれほど大掛かりな計画を企てて実行するパワーでもって、何か別の解決は見いだせなかったのかね…虚しいね。情報破産という言葉は耳慣れないけど、この作品の時代より今のほうが広く深く社会に浸透してるように思った。いつもニコニコ現金払いは偉大だ。
借金は人生が狂うということ。クレジットカードは安易に使うものではないということが分かる。590ページもあるが、丁寧に書かれており苦にならない。
カード地獄も怖いが、通販とかの個人情報の漏洩。最近もよく話題になるけど怖い。やっぱり、カード使った時の利子をきちんと理解しないと。10万借りて1ヶ月後に3千円の利子とか!3000円あれば、1500円のランチが2回行ける!もったいない!って感覚を養わないと。
誰かから聞いたのかもしれないし、ここで見たことがある感想なのかもしれないけれど、「ご都合主義な部分が目に付いた」という意見があり、全然先が見えなかった僕は、ただ感嘆するしかありませんでした。これ感想?
初の宮部みゆき作品でした、クレジットカードの恐ろしさを垣間見た! ページをめくるたびに露になる謎や伏線が張り巡らされ、後半になるとその謎がサクサクと解消されていく様は読んでいて気持ちが良かったです。 最後「えっ!それで終わりなの!」と思わずつぶやいてしまったが、読み終えた後は何故かスッキリ、この締め方が一番いい終わり方なんだろうなと納得
一気に読めて面白かった。クレジットの怖い仕組みも分かった。宮部みゆきさんの本は初めて読んだが、この本は買って正解でした。
読んだ感想はとにかく圧巻。宮部みゆきさんは、細緻を極めた描写もそうですが、クレジットのことや社会の孤独など、今から20年も昔にこういった問題を取り扱っていたその先見性も本当にすごいと思います。いったい彼らはこの後どうなっていくのか?とつい想像してしまう終わり方も良かったです。
重すぎる。読み始めて4日間目覚めが悪くて困るほど、ハマリにハマッタ宮部ワールドだった。宮部作品はこれで二作目だが、この〔火車〕は彼女の代表作ではないかと信じさせられてしまった。ミステリーという薄紙を一枚一枚貼り重ね、そして破れないように剥がしていく超繊細な展開。1992年に発表された作品らしいが、今でもカード地獄、サラ金地獄は直ぐそこにある世界として生々しく俺に迫ってきた。読み終えてほっとした。次は何を読もう?
初めて宮部みゆきを読んだ。ラストは緊張感がハンパなかった。このミステリーがすごい過去20年間の第1位に釣られて買ってよかった。
15年ぶりぐらいに再読しました。消費者金融やらカード破産やら、もうお金って怖いと感じる本。初読の学生時代よりも怖さが身近に感じられる。「逃げる」事で成り立たせている生活ってどういう心情なんだろうか。。考えただけでもゾッとする。「人間は痕跡をつけずに生きてゆくことはできない」という言葉が印象に残った。名作ですね。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/29
「クレジットカードこえ~」 ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 下手にカード使えんなったじゃないか!! 宮部みゆきの作品初めて読んだんやけど、すごいなホント ミステリーなんやけど、背筋がゾクゾクするし ただひとつ最後に喬子さんの言葉が聞きたかった・・・
事件の根幹にかかわる人物の多くが弱い人間であったり、優しい心根の人であったり、意外な人の芯がしっかりしていたり、気持ちの上で悪人がいない作品。政治が悪い、教育が足りない、世の中が悪い、と環境のせいにするのは簡単だが。 こういう作品があったから、改正貸金業法の規制も強化されたのかもしれない。 作品はよかったのだが、う~ん、最後まで語りきらないミステリーが続いてしまってややストレス。
読み応えのある長篇作品だった。事の発端は婚約者の女性が自己破産していた事が発覚。それを問い詰める間もなくその婚約者は姿を消してしまう。その女性を探してもらおうと休職中の刑事の元に遠縁の親戚が捜索を依頼する事から始まる。手掛かりを一つ掴む毎に事の重大さ、事件の真相が見えてくる様子は好奇心を掻き立てるものがあった。テンポが良すぎて決められた一本道を進んでる印象も感じられた。ついに探し求めてた人に辿りついたとこで話は終わってしまう。作者の狙いだろうけど読者としてはその後が気になってしまった。
根底が覆されることがないので深読みせず、テンポ良く読み進められました。矛盾を感じずリアリティーがあり「彼女」を一緒に探している感覚でした。クレジットカードに係る事件は正に公害であり、知らないということだけで人生を狂わされてしまう恐怖を感じました。和田中学校の「よのなか科」みたいな授業で教育することが必要だと思います。最後に、もし保の台詞があるとしたら「もう逃げなくていいんだよ」と言うような気がします。
再読:お金は怖い。だからこそ私は、お金の事でがたがた言いたくない。ラストの緊張感が宮部らしいぞくぞく。最後、そのヒトが、どんな思いでそこに居ると、最後まで言わせない。
みんなが口を揃えて面白いと絶賛する本。カード社会は便利だけど誰でも一歩踏み外してしまう可能性はある。借金で人生をダメにしたくはないですね。最後はもう少し先まで続きが読みたかった。
人から薦められ、読了。始めに関根彰子が別人ってわかった時にゾクッとして、怖くなった。関根彰子は生きていて欲しいと思いながら読み進め、結局殺されたのかぁってとこが残念だったが、面白かった。
金融系の話だと思っていたので敬遠していた。ドラマを先に見てしまったので、先に読んでおかなかったことを後悔。不幸は不公平に起こる。人並みの幸せをあきらめきれずに必死で抵抗しながら生きた喬子としぃちゃんが悲しくてせつない。
「おもしろかったかなー」って感じ。最後の30頁くらいは確実におもしろかったですね!それだけにそれまでが若干長すぎた感じもしたんだよなー ちょっとだらけたような。最後の場面はなんかサックリ終わってしまって残念。まぁあの終わり方が一番いいのかもしれないけど…詳しくはこちら→http://dorapuro.fc2web.com/1201a.htm#15
日を空けてだらだら読んでたら、筋を思い出すために何回か読み替えすはめになった。傍点の使い方に迫力を感じた。昼飯の時間だし、なにかしら怪しげなものでもつくるか。
20年前に話題になった時は、カードの話かと思って興味がなかったが、少し前にドラマ化されて「あらすじ」に興味をもって初読。経済小説であってそうではなく、ファム・ファタルの話でもない。私は壮絶なホラー映画や小説が好きでよく読むが、ゾクゾクすることも怖いと思うこともあまりない。でも宮部みゆきにはゾクゾクさせられる。あたたかな人物へのまなざしがよく評価されているけど、この人は孤独な女性を描くのがうまいのだ。美しく生まれた人の業も。わたしの一部がそこにいる、と感じる描写と最後の余韻がすばらしい。6点。テレビドラマは
幸せを約束させる、夢を見させてくれる そんな便利な道具が、いやだからこそ 代償以上のものを奪っていく。 その背景を知る事により 本当に公害なのかもしれないと感じた。 作品の感想として 「爆弾だった」 この一言です。
文中の大阪弁が今時でないのは宮部さんのせいではなく東野圭吾のせいです。
読み始めたら止められなくなってしまった。なんと緻密な推理小説だろう。そしてカード社会への警鐘。喬子の孤独感、計画を遂行していくときの執念は想像するだけで背中が凍りそうだ。読み応えのある作品だった。さらに作家としての宮部みゆきさんに脱帽である。保は喬子に何と声をかけたのだろう。「しいちゃんはどこに?」
ミステリーとしての面白さもさながら、人生について深く考えさせられる、読みごたえのある作品でした。
火車の
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感想・レビュー:1022件








































