なんくるない (新潮文庫)
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なんくるないの感想・レビュー(445)
この小説の中に出てくる沖縄の人たちはとても素敵で不思議な魅力を持っている。ひとつめの「ちんぬくじゅうしい」が一番好きです。おばさんの言葉に元気づけられる。
人の目は嫌っていうほど気になるのに、自分の気持ちには恐ろしいくらい鈍感な私がいる。それは自分で自分の首を絞めているようなものだと実感しました。
キリキリ張り詰めた日常に息苦しさを感じた人に、読んでほしい。他人と自分との違いを無理に埋めようとしないこと、時には自然・野性に身を任せてみること、心穏やかにするってどうするんだったか。そういったことがつまっている。
なんくるないって話ばかりが詰まってます。笑 感傷的すぎるきらいもある。気のせいかもしれないけど、よしもとさん文章ヘタになった?(故意に?)正直読んでも読まなくてもいいかるーい話。会話文はさすがなものだけど。
多少粗い&荒い結末は有れど、よしもと節炸裂。あと、表題作の主人公桃子が自分と重なって辛かった。(自分には沖縄に行ってトラを見つける切欠を作る気力がないからね)頭切替えなきゃなー。って力が入ってるからダメなのかな。自分にとっての自然に行動できたらいいのに。
「ダメ」でも許されるのか~とか、なにが「ダメ」でなにが「いい」のか考えてしまう一冊でした。「リッスン」は少しアバウト過ぎじゃないかとも思いましたが、きれいな海に普通の旅行者に薄汚いワイルドな少女なんて、まるで映画のワンシーンのようで素敵だと感じました。
沖縄でのくつろいだ様子が描かれている本書を読んで、自分も行きたくなった。まだ行ったことがないので、そのような経験ができたらと憧れを感じる。
おぉ…沖縄にとても行きたくなりました。小説を読んでも〜に行きたいなあ!とはあまり思わない私としては珍しい。それ程魅力的に沖縄を書いてくれたばななさんも、沖縄を本当に愛してるんだろうなととても強く感じました。初めのお話の「ちんぬくじゅうしい」が一番好き。お母さんが戻ってきてくれて本当に良かった。
その昔尖っていた頃にはお父さんによくお世話になりました。で今回娘、初ばななだった訳ですがなんか熟しきれてない青さが口にモソモソした感じでした。それと沖縄を扱った話なのに「てぃだ」の光が感じられないんですよ、あのカラリとしたカンカンの光がね。まるでどっかの湿気た裏町のような空気感。彼女の感性自体はイヤじゃない、むしろ波長はシンクロするのになんででしょうか・・・。あと吉本さん、あなた恋心までは繊細に描くのになんでそれ以上にコトが進展すると急に稚拙になるの?ちょっと勉強不足ですよ(苦笑)
登場人物のピュアな心と沖縄の暖かさを眩しいような気持ちで読み進めました。主人公を傷つけた書店の店員さんの気持ちも哀しく共感できたり。沖縄フーズ、かなり惹かれます。
沖縄が舞台の4つのショートストーリの短編集。作者は三話目は失敗作かもって言ってたけど、その三話目が一番好きだった。主人公も他の登場人物も素直で人間らしくてすごく良かった。ばななさんの表現のしかたもやわらかくて、やさしくて、スピリチュアルで好き。読み終わりたくない!もっと読んでストーリーを共感したいって思っちゃう。ようなわくわくする終わり方。まだ行ったこと無いけど、きっといいところなんだろうなぁ。そして沖縄に行く直前にこの本を読むことになるなんて、ちょっと運命感じちゃう。
登場人物の置かれた暗く深刻な状況や喪失感が、沖縄の明るい日差しに洗われていく。「なんくるないさ」と強く快活に生きている沖縄の人々の笑顔。悲しい歴史や厳しい自然環境を思うと、その凛々しさと逞しさを敬わずにいられない。
楽しみにしていた沖縄旅行が流れてしまったので、心だけでも、ということでチョイス。東京は、本能と心をぐちゃぐちゃにしてしまうところ。自然に囲まれた沖縄は、傲慢だった人間を謙虚にさせ、自然に帰す場所。私の思想には合っていたけど、東京育ちの人には許されないかもなあ。といいつつ、よしもとばななが東京出身なのがアイロニカル。
ぜんぶ沖縄にまつわる短編集。どれもよかったなぁ…こんなふうに、よき出会いや別れがあってもなくても、きっとなにかしらいい方向にむかえるちからをもらえるんじゃないか?と思えるくらい、沖縄の気配が染みわたったような文章だった(沖縄いったことないから、イメージでしかないけど。)やっぱりよしもとさんはすごいなぁ、さみしさとか不安な気持ちとか…じんわりする。
寂しい気持ちになった。海がすぐ傍にあって、ゆったりとした沖縄の時間を感じるのに。それは、楽しい時間も永遠には続かないし、どんな事にも終わりがあって、そこには必ず日常が待っていることを痛感させられたからかも。トラのような人いますよね、私の知ってるトラも同じく沖縄に縁があり女の中での唯一の男の子。
初めてのよしもとばなな作品。湧き上がる感情を溢れる言葉で書き綴る。舞台は沖縄、海と独特の雰囲気がある南の島。波に身をまかせてみる一時。
心の声が日常の中で埋もれてしまいがちになってしまうこと、それを取り戻せる場所・とき。どうして流されてしまう世の中の構造になってしまっているのだろう、という疑問もありつつ、目をつぶって、深呼吸して、身を委ねたい気持ちになりました。
読んで沖縄に行きたい気持ちが膨らんでしまいました。主人公たちがあくまで滞在者であることにばななさんの沖縄への愛情を感じました。自分が磨耗していったとき、大切な何かを見失いそうなときに、思い出す一冊になりそうな予感がしています。
表題にもなっている『なんくるない』が心に染みた。うじうじ悩んでいるピンキーちゃん、そんな彼女を軽いけれど大きく温かな空気で包んでくれるトラ。パートナーを失った時の喪失感はこうやって埋めるのもいいなと思った。自分のやりたいことと体と考えが繋がっているのが自分に最も無理のないことなのに、どうしてそれが上手くいかないのだろうか。大人になるにつれて、社会をみるようになるにつれて、その繋がりがほどけていってしまう。難しいです。
ビーチで読むにはぴったりの、沖縄をテーマにした短編4つ。特に「なんくるない」が良かった。ひさしぶりに読んだばななさんのあったかい言葉の数々に泣けたよ。
さらさらっと読めるんだけど、ちょっと引っかかるいぼいぼがある感じでしょうか。 私はこの本で元気になるというより、悲しい気持ちに心がひとっと寄り添う印象を受けました。 何度か引っかかりながら読み進め、また戻り。 行きつ戻りつの時間がせかせかしていなければ、身体に染み入る一冊に。
なんでだか、夏になるとよしもとばなな(または吉本ばなな)を読みたくなる。彼女の本は、舞台が南の島であろうとなかろうと、季節が夏であろうと冬であろうと、読むととにかく「夏休み」な感じがする。そして、肌の具合(日光にあたるとテキメンに酷い状態になる。アレルギーらしい)とかその他諸々を考えるとどうも実現は無理っぽいのだが、シーズンオフの南の島(日本限定)に行きたくなる。あと、一冊読むと何冊か続けて読みたくなるので、今月のうちに吉本ばなな(またはよしもとばなな)祭になりそうな予感w初期のが読みたいなあ。
「かけがえのないことはどんどん変化していく。」一話目がやたらとツボに嵌りました。沖縄の明るく力強い情景の描写も、少女が大人達を見た時の繊細な描写も、少女自身の心の揺れも、全てが妙にするりと心の中に入ってきて、まるで自分の回想のように共感した。別に、同じような経験がある訳ではないのだけど。
沖縄の自然や風土からたちのぼる気配、そしてそこに息づく人々。そこを旅する4つの短編の中に、自然から得る大きななにか、がこめられているように感じた。
イラストレーターとして東京で暮らす桃子は、ぎすぎすした空気に疲れ果てている。沖縄への旅で出会う風景、空気感、なんといっても海の美しさ。実際に沖縄へ行ったことのある人には、言い知れぬ浄化作用があることがわかるだろう。そしてたくさんの素朴な人々、都会とは異なる時間の流れ、人々との交流。ばななさんのあとがきにある、沖縄は日本人にとってあらゆる意味で大切にしなければいけない場所だ、という言葉には非常に共感する。
なんくるないの
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感想・レビュー:116件














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