白河夜船 (新潮文庫)
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白河夜船の感想・レビュー(571)
まどろみの魅力を書くのが上手な人は、女性作家に多いと思う。登場人物はどこか眠たそうに生きているけれど、夢じゃないことだけははっきりと分かってるんだろう。
すごく疲れている時、よしもとばななの本は、何かものすごいものを煎じつめて飲まされたかのごとく、正確に心の中にはいってきます。この本も然り。眠りがテーマの中編三編です。
再読になるけど、内容を全然憶えていなくて、表題作についてのコメントを読メで読んだあとに、図書館の本棚でもたまたま(?)「目が合った」ので借りてきた本。『N・P』以来、読んでいなかったとしたら、かれこれ20年振りの「吉本ばなな」(今では、「よしもとばなな」なそうな)。やっぱり、彼女の作品は、死者への思いが色濃いように思う。スピリチュアと言うのか、見えないものとの絆をいつも感じられる人なんだろうなぁ。
アキ@1.17思い出してや
「眠り女」というべき主人公が登場する表題作のみ読了。それで思い出したのが、「ストレス過多になると、脳が危機を察知して現実逃避をさせるために眠くなる」という説。私も仕事でそれらしい経験をしたことが・・・。そんな解釈は「よしもとばなな」は望んでないか・・・?
ナイス!
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01/16 23:06
「眠り女」というべき主人公が登場する表題作のみ読了。それで思い出したのが、「ストレス過多になると、脳が危機を察知して現実逃避をさせるために眠くなる」という説。私も仕事でそれらしい経験をしたことが・・・。そんな解釈は「よしもとばなな」は望んでないか・・・?
ナイス!
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01/16 23:06
眠りをテーマとした三部作だと書いてあったけれど、眠りに関連づけた死についての物語、のように思えた。ばななさんは四冊は読んだはずだけど、すべてが死にまつわる話だったように思う。この人は物語の根底に死を敷かざるをえないようだ。私は家族の話しか書けない。
女の人から見た、女の人の魅力。ばななさんの作品にはそうしたものが散りばめられていて。独特な、淋しくて、なんだかフワフワしていて、綺麗な描写が疲れた心を癒してくれます。
初めてのよしもとばなな作品。この人の文章ってすごく優しい。内容としては、生きているものの死者への想いっていうのは、どうすることもできないけれどきっと大切なもので、持っているべき想いなのかなぁ、とか思ったり。個人的には最後のお話が一番好きだなー。
【再読】何度めかの再読。眠れない夜や、気持ちを落ち着けたいときに読む。吉本さんの書く夜は静かで、空気が澄んでいて、とても好き。辛いことから立ち直り、きちんと前に進むためには、きちんと落ちることも大切なんだと思える小説。
無気力な主人公が、恋愛を通して生きることに光を見出すお話だなあと思いました。「ある体験」は4年前に読んでてそのときもすごく好きだったのですが、今読んでもやっぱり好きなお話でした。私ももっと能動的に、ときめきを追って生きたい。どこか少し諦めているところがあるから。
再読。以前読んだのはおそらく10代だったと思う。あれから結構たったなー、なんて読みながら当時はこの内容をどう思って読んでいたんやろうかと自分のことばかり振り返っていたw小説の中の季節と今回読んだ時期がよく似ていて、妙なシンクロをしてしまった。冬の夜、膝にブランケットをかけ、あったかくして読むと、ウトウトと眠りの世界が近づいてくる感覚がわかる、そんな本。
いずれの短編も静かで切ない。眠気がこびりついたような、どんよりとした感覚が伝わってくる。あの雰囲気はよしもとさんならではだなぁと読むたびに思う。
眠るっていうのは、どこまでも深く沈んでいけるもの。そしてその深みの向こうには、自分の気持ちとか、今まで自分が出会った人たちとかが息づいている。そこには悲しみも寂しさも疲れもやるせなさも、そういった全部が飲み込まれているんだと思う。静かで素敵な小説でした。
綺麗でさらりとした文体で、やっぱりうっとりしてしまいます。吉本ばななさんの小説の魅力はなんと言ってもこの透明感のある瑞々しい文章だと思います。個人的に一番共感したのは最初の眠り姫の話ですね。夢の「彼女」が出てくるシーンがとても好きです。淋しくてどうしようもないときの光のような、儚いもののように感じます。
大切な人を失って、海の底のように深くまで落ちて、もう上がれないと思うまで傷ついても、人はちゃんと強く立ち直れる。200ページほどの文庫本いっぱいに哀しみと寂しさが満ちていて、涙が出てしまった。
夜のとばりをたゆたいながら、失った大切な人を想い、悲しみをゆっくりと消化してゆく人々を描いた短篇集。のんべんだらりと眠り続けることを肯定してくれるので、読んでいると心が安らぎます。私も悲しいことがあると眠り続けるタイプだからです。けれど、眠るだけ眠ったら、そこからはい出してまた歩き出さないといけないと、感じることのできる物語でもあります。傷ついた人達への控えめな応援ソングのようです。
何十年ぶりかの再読。添い寝の仕事もまるきり忘れて居たのに、あの部屋の中の気怠い空気だけを憶えていた。若い、蒼い、ゆえに希望に心を繋ぐ作品。
途中、ファンタジックな部分が鼻につくので、そういうのが気になる人の評価は低そう。いささか表現に拙い部分もあるが、そこは豊富な感情の奔流の結果でむしろ味があるかな、と思う。
たまに吉本ばななを読みたくなるのは、なんだかこのゆるいというか穏やかというか、静かというか、なんていうんだろう…雰囲気が好きなのかな、と思ったりなど。【tkb】
白河夜船の
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感想・レビュー:57件

















































