流れ星が消えないうちに (新潮文庫)
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流れ星が消えないうちにの感想・レビュー(1734)
恋愛小説っていうかんじではなかったかなと思う。前を向いてしっかりあるいてくのは難しいこと。忘れられない想いをしっかりと受け止めて、お互いの気持ち・想いが重なって歩き出せた奈緒子たちの未来はきっと幸せな未来だと思う。そうあって欲しい。最後の流れ星に私も願いを、「大切な人たちが幸せになれますように☆」
死んだ人にはどうやったって綺麗なままで、きっと星のように手の届かないところできらきらしてるんだなと思った。だから奈緒子も巧君も上手に忘れて忘れないで、自分や誰かと折り合いを付けて生きていくんだろう。最後の絵葉書で完璧の人だと思っていた加地くんが旅先で心揺れてしまう普通の男の子なのが良かった。揺れながら奈緒子ちゃんを思う男の子なのがとてもよかった。
加地君が居なくなったあの日からずっと奈緒子は女の子のままで、巧君は男の子のままで、加地君と同じペースで生きてたんだな。ずっと更新されないままでいたんだな。もう3人で同じ時を過ごすことはできない。これは奈緒子と巧君が女の人、男の人になる話。
橋本さんは初めて読むのだが、気持ちを読ませるのがうまいなと思った。 登場人物が何よりいい。奈緒子、巧、加地。三人が互いに相手のことをしっかりと見つめあってる。それだけに奈緒子と巧が持つ悩みは真剣なものだ。二人が同じ答えを見つけられて本当に良かった。 そしてラストには「流れ星が消えないうちに」というタイトルがっしっくりくる。加地君はこの物語ではきっと「流れ星」だ。目には見えなくなっても、心の中に焼き付いてしまう、そんな流れ星だ。 だから、それが本当に消えてしまう前に、人はきっと祈りをささげるのだろう。
奈緒子、功、亡くなった加地の3人を取り巻くお話。恋人、親友を亡くして悲しみから立ち直って、前へ進んでいく瞬間を丁重に描いています。尚且つ奈緒子の家庭の再生の話も同時に進んでいく。いろいろ考えさせる部分が詰まっています。玄関でプラネタリウムで星を出したあたりは、”やられた〜”と思っちゃいました。
男の子たちの優しさや奈緒子の葛藤がじんわりと沁みる、いいお話です。ただあまりにも綺麗にまとまりすぎている気がして…ふられたばかりのときに読むべきではなかったのか。次の恋に進めたとき、もう一度読んでみたいと思います。
恋人・親友の死を引きずりながらも、ちゃんと今を生きている。だから寂しくて悲しくても、幸せな気持ちで読めた。忘れていくことには罪悪感がある。でも生きていくからには仕方のないことだし、絶対に残るものはある。「ありふれているからといって、平気でやりすごせるかといえば、そんなわけはないのだ」たくさんの不幸を経験して、引きずって、でも少しずつ忘れて、乗り越えて、一歩を踏み出す勇気をくれる。重松さんの解説も良かった。亡くなった人が星にたとえられる理由。思い出は変わらない。だからこそ私たちはとどまっていられないのだ。
心の痛みや傷は、時間が経っても本当には消えないし、消えて欲しくない気持ちが隠れていれば尚更だ。 だけど歩き始めなければいけない。それは忘れるためではなく、変わっていくため。 罪悪感や寂しさを乗り越えて、変わりゆくことを優しく後押ししてくれるような作品だった。自分の時は止まることなく流れ続けていて、自分が変わっていくことで、ようやくトラウマを捉え直すことができるのだから。
うーん、うーん、全体的にもうちょっと深まるような。それぞれのエピソードがあんまり絡み合ってこなかった印象。加地君の素敵さはとてもわかる。
文句なしの名作。あらすじを見て、ベタな恋愛小説かと思ったら大間違い。感想を書くことが躊躇われます。表紙や解説を見て余韻に浸っています。解説が重松清ってとこがまたいい。大好きな本がまた増えました。
「歩き出す瞬間」それを上手く表現するのは大変だと思う。過去との決別と未来への展望を同時に書かなければならない。これはそれを二人の時間軸をずらすことでやってのけた…らしい。本当に? ところで、初体験の描写って作家によって千差万別で本当に面白い。
あたしは巧君と同じくタイシューの1人なので、物語にはいつもハッピーエンドであって欲しい。……でも、加地君がこの世にいなくて、そのくせ二人の間で手を繋いでいる彼らの恋が、どんなフィナーレを迎えるのか、ハラハラしながらページを繰った。不条理も納得できない部分もあるけど、ヒトの恋にケチをつけるなんて野暮なことだし、あたしは彼らが見つけた彼らの恋を応援する。……牡羊座から流れる、見えない流星に祈りたい。願わくば、あたしの恋も素敵なものでありますように。
とても好きな本だけど、奈緒子はどうして巧と付き合ってるの?加持くんが亡くなってそんなに経ってないんだし、今はまだ加持くんを思っててもいいんじゃないかと思いました。
人を好きになる。人を失う。家族を大切にする。身近な人の言葉を大切にする。二十歳の主人公、奈緒子も巧も素直で繊細で、現実は残酷だ。辛い思い出は忘れなくてもいい。大切な人の辛い思い出ごと愛する。記憶に打ちのめされて止まっているよりも、恐れながら、泣きながら前に進む。素敵な話でした。亡くした友人を思い出しました。重松さんの解説も良かった。殴りたいより殴られたい気持ちって、結構身近にある。
恋愛小説として素直に読めたら面白いと思う。でもそこまで感動はしなかったかな。あとがきも含めて読んで、上手いなーと表現された文章に感動することはあっても物語にはちょっと…。なんかぼんやりとした感想しかないや…。
生きていくのは自分勝手にじだばたして、みっともなく薄汚くなっていく側面が大きいんだろうな。でも生きている巧しか奈緒子の手は握れない。巧と奈緒子の進もうとする意志と覚悟は私も常に持っていたい。本文より:「僕自身はみっともなく地面に張りついて、嫉妬やら欲望やらに塗れながら生きているけれど」「いつか懐かしく語るような薄汚い大人になる」
まだ若いのに主人公の二人が哀れ・・・大切な人の思い出を共有しながらの恋愛ってなかなか残酷な気がするけどね。できれば二人とも全く加地君と関係ない相手を探したほうが幸せになれると思うけどそれがこのお話の幹ですからね・・私はお父さんの苦しみというか開き直りというか前進というか・・そんな部分に共鳴したりしました。徳川家康読んでみようかな?
奈緒子と巧君サイドに交互に展開していく。 どうしてもこういう作品を読んでしまう。切ない様な、どうにもならないような。 奈緒子は口べたな、だけどしっかりしている真面目なタイプ、 加地君は不器用で理屈っぽい、行動よりまず考えるタイプ、 巧君は体育系でさわやか、先に体が動くバカ正直なタイプなイメージがある。 みんなそれぞれ苦しんでいる。加地君は、2人の回想シーンでしか出てこない。 流れ星に願いをかけよう というフレーズがとても好き
再読。 一回目同様惹きつけられるものがなかったな。 内容に『せつなさあふれる』とあるけれどあふれるどころか 全然満たされなかった。 中学生の頃に読んだら泣いてたかな?とちょっと思った。
すらすらとは読まず一字一字を大切に読みたくなってきた本。私は恋愛小説と読んでいたけど、人生の一歩を歩む本だとも思った。解説で恋愛も人生の一歩を踏み出すことは同じなんだなというようなことが書いてあって納得した。久々に心の奥まで残る本に出会った。
読書メーターで出会った本。読む前は失礼ながら普通の恋愛小説かななんて思っていた。でも恋愛だけでなく家族のこと、大切な人が亡くなるということ、自分に置き換えてみて考えさせられる言葉・文章が多かった。 プラネタリウムって大好きだけど、星が綺麗ということだけじゃなくその場にいる人や語り手によって、より不思議な空間になっていくんだね。 告白のシーンがドキドキした。奈緒子の視点と、その後巧の視点で語られていて、二回ドキドキできる。
巧と奈緒子のやり取りはまさに流れ星が流れるようだった。暗い溝のギリギリのラインを歩く奈緒子を底抜けの明るさと優しさで照らしてくれる巧はいいキャラだと思う。ただ巧の加地くんを尊敬したり、思い続ける切欠が無理な気がちょっとしますけど、立ち止まりそうになった時読むとなんとなく歩いてみようかなと思えるお話かもしれません。
とてもいい言葉が散りばめられていて文章的にはきれいにまとめられていたと思います基本的にはいい話ですね、忘れたくても、忘れられない相手まあ、でもなぜこの作品が絶賛されるのか意味不明です、もうちょっと展開があっても良かったように思います。
忘れたくても、忘れられない。忘れようとすればするほどに、記憶は鮮明に浮かび上がる。この作品は恋愛における話でしたが、恋愛に限らず、そんな経験をしたことがある人は多いのではないのでしょうか。変に意識しているうちは、なかなか踏み出せない、この作品はそんな苦悩や葛藤から、一歩踏み出す、優しい文体に乗せて、そんな瞬間を見せてくれました。忘れなくてもいい、自分の中に抱え込んで、いつか笑い話になればいい、思うのは簡単でも行動にうつすのは難しい、踏み出すきっかけに出会えるかもしれません。
なぜこの本が絶賛されるの?と思ってしまった。(ゴメンナサイ)重松清が推してたから読んだけど。おかげで斎藤美奈子という批評家に出会えたから結果的には良かったかな。この人は本当の家庭崩壊を知らない?という甘っちょろい描写に…そんなのつらいうちになんか入らないよ、問題ですらないよと。おままごとか、と、思ってしまった。とにかく、何かリアリティがなくてちぐはぐ。うーん、私が歪んでいるのかな?読んだときの私が若過ぎた?
期待していたけどそれほど・・・という感じ。恋愛というよりも人生の進め方、一歩の踏み出し方だと思う。時間が経ってから読んだら感動するかも。基本的にはとてもいい話
流れ星が消えないうちにの
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感想・レビュー:457件














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