きみの友だち (新潮文庫)
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きみの友だちの感想・レビュー(1869)
目が見えないのが 見えるようになる 不治と言われた足の怪我が 治ってしまう そんな物語は 重松さんは書かない そして読者もそれを期待しているわけではない でもなんでだろう 最終的に主人公に対して「良かったね」と思ってしまう 入り込んでこっちまで嬉しくて泣いてしまう そう重松清は 何気ない ハッピーエンドを作る天才なんだと思う
重松さん、ズルいよ。いつも、切なさと優しさがいっぱい詰まった作品で泣かせてくれますよね。お陰様で、目は痛いし、鼻は真っ赤だし。でも、本当に最高に素敵なお話でした。ラスト4行秀逸です。
友達の定義って何だろう?人によって違うもので、どれも正解ではないし、不正解でもない。曖昧で輪郭が見えない物を語るのはすごく難しい事だと思う。 この本を読んで切ないけれど、哀しい気持ちにならなかったのは自分に大切な友達がいるからだと思う。当たり前の事だと思っていたけれど。 その当たり前な事に感謝したい。
ただ、歩く速さが同じだった、それだけ。 …友達ってそんなもんだよなぁ…としみじみ思いました。 『みんな』が『みんな』である限り、絶対に仲良くはならない、と思う恵美ちゃんの潔さに、そして『みんな』から離れた瞬間のいろんな「きみ」の思いに、いろんなところで泣けちゃいますね…読後感が最高です。大好きな一冊になりました。勧めていただいたかたに感謝!です^^
「きみ」に呼びかける形の短編連作の物語。短編の主人公はその都度変わる。主軸は恵美ちゃん。そして友達となる由香ちゃん。で、そのまわりにいた家族や同級生や家族の先輩や・・・。自分の学生時代にリアルに存在したような登場人物や設定なので、すんなり読めた。子供には子供のコミュニティーがあり、その中の残酷さもしんどさも、子供なりに感じてその中でもがきつつ生きている。自分もそうだったなぁと思い出しながら読めた。最終話がドラマの最終回ぽく映像で迫ってくる感じ。ハッピーエンドでよかった。
視点がかわると見方もかわる。主役がかわるにつれて分かることがあって、それぞれの心の内って外からはわからないもんだなって思った。一人一人は良い子なのにみんなになるとだめなのかも。「みんなぼっち」と「もこもこ雲」って言葉が心に残った。読み終えた後はあったかい気持ちになれました。
たぶん、老若男女問わず、永遠のテーマのひとつであろう『友だち』について考えさせられるし、共感するところもあるし、読み応えのある1冊でした。
泣かせる本だと思う。泣かせかたのツボを心得ていると思う。学校でのいじめをメインにしたいろいろなことがあって、可哀想で、でも凛々しい少女たち、ついでに少年たちの話。でも、私は、こういう話は嫌いだ。
友だちってなんなんだろう、にヒントをくれる一冊。正解、じゃないところがほっとする。何回読んでも、また読みたくなって、必ずグチャグチャに泣いてしまって、でも読み終わったあと絶対ふんわりできる、私にとっては珠玉の一冊。
「友だち」をテーマにした連作短編。女子同士のグループのややこしい感じとかリアルで、生々しくてドキドキした。男の子のライバルで親友で、でもどっちかがグンといっちゃうと複雑っていうのもわかる。どの話にも恵美ちゃんが出てくるなーっていうか恵美ちゃん周辺の話やなーと思ってたら最後で納得。いい終わり方やった。恵美ちゃんは由香ちゃんがいてよかったな、由香ちゃんも。読みやすかったけど心に残った。
読破。思えば初重松清さん作品となります。最初は、たまに見かける(と言っても、私自身記憶にあるかぎりは3冊目の)二人称小説かと思ってました。そう、途中で「僕」という言葉が「地の文」に出てくるまでは。それまでは、正直この物語の展開が読めず、何となく「読まされている感」ばかりがあって…。この「読まされてる感」が続くと、そのうち私、ナナメ読みになったりする場合があるんですが…。 最後で、このために、それまでがあったということに納得(というか、すべての物語って、そうだよね)。気がつくと、目の前がぼやけてました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 12/28
恵美と由香いつのまにかこの二人に感情移入してて最後には泣いてた。特に恵美なんか最初嫌な奴とおもったのに読みすすていくうちに彼女のキャラクターにはまってた。たぶん明日外でたら雲探すw
非常に読みやすいのでぐいぐい読め、頁を繰る手が止まらなかった。「友だち」とはなんだろうという問いから自分の周りの人達との関係を見つめ直す良いきっかけになった。「みんなぼっち」から抜けた、由香ちゃんと恵美ちゃんの「ふたりぼっち」の関係も温もりと優しさに満ちていたけれど、モトとブンの、互いを認め合ってるけどそれを言葉にするのはなんか違うしそんなことしなくても分かり合える関係がとても美しくみえた。互いに互いを想うからこそ親友なんて言葉使いたくないって気持ち、すごく分かる。
みんなぼっち、という言葉に共感しました。小学生のころから通して見ていずれ大人になっていく子どもの友だちを見ていると、なんだか切ないですね。あのころ辛かったことが意外と何でもなく、立ち回り次第でどうにもなっていたはずなのに、と思うとやるせないのですが、それで良かったのだとも思うのですよ。
心が、底の方からじんわりと暖かくなって、最後にはその暖かさがぶわっと溢れていった。こういう体験があるから、本を読むのはやめられない!
「友だち」の定義というか、顔見知りと友だちの境界線みたいなものがわからなくて悩んだ時期があった。この本はいろんな「友だち」を見せてくれる。自分を偽って無理して多くの人と関わるよりは、数は少なくても本当の自分を見せることのできる人と一緒にいたほうが、私は穏やかに過ごせると思った。ただ、そういう人に出会うこと自体が難しいとは思うけれど。
読みやすくて、のめりこんだ。何回も泣きそうになった。登場人物ひとり一人の顔や姿が(顔の造作の描写なんか細かく描かれていないのに)目に浮かんできて、読んでない間も気になった。学校だけが全てで、周囲との関係でいっぱいいっぱいになっていた頃を嫌でも思い出す。険があるわりに優しい、ヒーローみたいな恵美ちゃんよりも、自分は堀田ちゃん、ハナちゃんの話に共感できた。
友だちって?という質問に答えるような本。後半は涙なしには読めない。きみについて書いた本なので読んで欲しい。#本のレビュー
凄い面白い!それぞれのきみに自分を投影できて、のめり込めた。気持ち悪いくらいにのめり込んだ♪後半の短編で前半のきみが出てくるところもなぜか嬉しかった。読み終わるのが勿体なかった!!
登場人物の心理描写が深い。いじめる側もいじめられる側も心に弱みを持っている。それが作品のなかで見事に絡み合っている。恵美は強いなあ。そして優しい。心に傷を負った分、優しく優しくなれるのだろう。恵美の幸せに由香も喜んでいるのだろうな。
姉と弟、この2人の友だち関係が 時間軸をずらしながら、第三者を通して 語られていく、連作長編。 「友情とは?」「友達とは?」という事を テーマに書かれていて、誰もが 考えた事があるのではないだろうか? もちろん、私もあるわけで、だかこそ 物語に入りやすかった。 この本には、色々な友だちの形が出てくる。 そして、その友だちの形や関係には 不正解もなければ正解もない。 この本に出てくる友だちの形や関係は 私を含め、誰しもが似たような経験してるのではないかな。 感想の続きはブログをどうぞ☆
胸が痛い。こんなにも胸に、体に、頭に、心に響く物語を読んだのは初めてかもしれない。一人一人の人生があり、そこに存在しているのは友だちという宝物。なくしたい訳じゃない、ただずっと傍にいたいだけなのに叶わないとことがある。それが何より辛い。強くみえる恵美の気持ちをもっと覗いてみたかった。幸せになれるといいな。
再読しました。スンナリと言葉が身体に入ってきて、優しい気持ちを取り戻せるよう。「きみ」たちの成長に涙と笑顔がこぼれます。言葉が風景がとても近いから、自然と泣いてしまう。いつもこらえきれない、重松さんの物語は。
中学生のころ、こんな風にみじめな思いしたな、とか恥ずかしいことをしたな、と過去を振り返ることができた。現在の自分の交友関係は、「みんな」とではなく「友達」と結ばれているのだろうか?恵美のように強くなりたいと思った。
日常にありふれているような心の鈍痛を感じながら読み進めていましたが、最終章の秀逸さでこの本の印象はそれまでとはまるで違うものになりました。本気でノンフィクション小説かと思った。この本、すごい。舞台が小学校や中学校なのになぜか共感できたのはこういうことだったのね・・・。文庫版のためのあとがきに書いてある「深い愛着を持っている」一行。何度読み返しても確信が持てない。どのフレーズもストーリーにはほとんど関係のないささやかな描写には思えないんだよね・・・。
★★★☆☆ 中高生に読んでほしい本ですねえ。「友達」という 思春期に色々と悩み考える問題を上手く表現されていると思います。 「疾走」と同じ作者とは、思えない本ですが こちらの方が、重松さんの王道ストーリーなんですよね(笑)。良い本だとは思いますが、40歳を超えて読むには、正直少し物足りないかなあ。。。
うまいなぁ・・・まさに重松作品の王道といった感じです。『わたしは、いっしょにいなくても寂しくない相手のこと、友だちだって思うけど』なんて、サラッと言ってしまえる恵美の強さもいいし、彼女と由香の周囲との距離のとり方もある意味理想的かも。物事の善悪なんて簡単に決められないのは大人の社会でも同じ。本当の優しさや思いやりとは何か、を恵美の目を通して感じられる良本でした。
あの頃に、ああしておけば、こうしておけばよかったと思う事もある。でも、あの頃があったらから今がある。ああしていたらどんな別の未来がまっていたんだろうか…今こう思える事に感謝しつつ、自分なりの精一杯で前に進んでみよう思った。
この本を幼馴染みの友人にすすめられたのも何かの縁なんだろうなあ。もう素晴らしい小説でした。きみという問いかけるような文章が否応なしに読者が物語の中に入り込み感情移入してしまう設定が素晴らしく効果をあげている。それぞれの物語が深く考えさせる物語で安易に泣かせよう感動させようとしない重松節は相変わらず凄いなあ!ラストの章に賛否両論あるようですが、僕はこの章にホッとしたよ。必要な章だと思ったよ。この本をすすめてくれた友人に感謝したい。確かに重松清の作品の中では最高の小説でした。ありがとう!
素晴らしく良い。作中の人物らのように、若い段階でこの想いにまで届くか?とは思うが…。小説作品としては本当に良いと感じました。
いろんな人を主人公にして視点を変えて続いていく短編連作。これが重松清の真骨頂だと思う。特にこの本は終わり方が秀逸。
重松さんはこれが初めて。すごく面白かった。自分には恵美ちゃんの友達みたいな友達がいるかなぁとか、逆に自分は誰かから大切に思われてるのかとか考えてしまう。でも普通に会いたいと思う友達はいるし、とりあえずはそれでいいのかな。答えなんてないんだし。
きみの友だちの
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感想・レビュー:414件

















































