虫眼とアニ眼 (新潮文庫)
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虫眼とアニ眼の感想・レビュー(412)
「あとがき」で宮崎駿も書いてるけど、確かに対談になっていない。二人とも自分の考えを話しているだけで、しかもお互い共感してるのかもイマイチよくわからない。対談モノとして読むと熱さや迫力に欠ける。ただし大物二人なので、言ってることはすごく納得できることばかりで一読の価値はある。この本を読んだ人は、対談の中で出てくる岐阜県の養老天命反転地(荒川修作プロジェクト:この本の養老さんとは関係なし)にはぜひ一度行ってみたほうがいい。お二人の言っていることが体感的に納得できる。
変化を感知する能力が「感性」なんだという話の中で養老さんが話した蝶が通る道が決まっているという、蝶道の話が面白かった。全体的には「あの頃は良かったな~」的な話が多くて、色々問題があるのは分かるけど現代をそんなに悲観的に否定しなくてもな~と思わないでもなかったかな。
モヤモヤとしていることを、しっかり言葉にできるお二人はやはりすごいとおもった。それだけ自分の中で確固たるものがあって、それが消化できてるんだもの。
読了。なんていうか、頭が固いというか、わがままな人たちだなあと思った。でも、彼らの言うことには頷いてしまうことも多々ある。 昔を懐かしむ大人たちに育てられたのだから、昔に今の子供たちが幻想を抱いてもおかしくない。その幻想の過去が、今よりも優れた世界であるという保証はないけど、今の世界も昔よりも優れた世界という保証だってない。だからこそ否定ができない。 ただひとつ、巻頭に描かれた、宮崎さんの描く街に住んでみたいと感じるのは確かである。
読友さんからお借りした本。巻頭のこんな町に!!はカラーで説明も入っていて、わかりやすい。こういう町いいなぁと思ったり。ジブリの街並みだなとも思った。養老さんと宮崎さんの対談は興味深かったです。宮崎さんの「5,6人の子どものために作っているんです」とか。お二人の考え方が知れる本でした。
養老さんはいちいち面白い事を言うなぁ。昔「バカの壁」を読んだ時は「何言ってんだ?」だったのに。オレが変わったんだろうなぁ…何か一冊読んでみたいなぁ。駿さんは、やっぱり映画だけ作ってた方がイイね。あんなに良い映画を創る人が…たまに面白いこと言うけど、全体的にはタダの懐古主義者のユートピア幻想信者。言葉は向かない人なんだ。
宮崎駿の妄想保育園図が眼福眼福。絵の中にいる、宮崎駿の知人の犬顔の人って押井守?違うか。
印象に残ったフレーズ:「『うちの子どもはトトロが大好きで、もう100回くらい見ています』なんて手紙が来ると、やばいなあと思う。トトロの映画を1回見ただけだったら、ドングリでも拾いに行きたくなるけど、ずっと見続けたらドングリ拾いにいかないですよ。」「目玉の研究:なにかひとつのものを見ておいて、首を動かしても、視野はブレない。脳の働きのおかげで、中心視野は動いても、周辺視野は動かない。」「方丈記の書き出しは、我々の身体とおなじだ。からだが「行く川の流れ」でしょ。細胞も物質も毎日交換している。」
養老孟司さんと宮崎駿さんの対談集。説教じみた話も多いが、考えさせられた。序盤のイラストに考えが凝縮されています。よりよい生活をしたいとは常々考えていますが、私の考えは人間主導の環境づくりという枠に縛られていることを思い知らされた。虫眼失ってるなあ…
先日のオフ会にて、読友さんから頂いた一冊☆養老孟司×宮崎駿の対談本。いきなり宮崎さんの漫画で始まり→2人の対談→最後は養老さん執筆のまとめ。豪華でした。対談では、お二人の経験や知識が次から次へと飛び出してきたが、どれもとても興味深い内容ばかりφ(・ω・。)メモメモ 批判的な考え方が多々あった中、お二人が掲げる教育論(ゆとり教育や個性の尊重など)は印象的でした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 11/11
養老さんと宮崎駿さんの対談本。トトロを毎日見てたーみたいな子がよくいるけれど 宮崎さん自身はそれを望んではいないのね。トトロを見て同じようなものを探しに外に飛び出すような子が宮崎さんの理想なんだ。
対談というよりも、おじいちゃん二人が喫茶店で今まで生きてきた知恵の引き出し整理をしているみたいだ。対話や対談よりも、お互いの引き出しから「そういう話なら、こういう話もあるよ」と経験と知識の七並べをしているようだと読んでいて思った。二人の賢者から学ぶことは、とても多かったです。
対談。「もののけ姫」の時代設定である室町の話から戦と自然について。そこから差別の話へ。引き出しが多く、楽しく考えさせられる本でした。
興味深い内容。もののけ姫公開から9・11の事件直後にかけての対談。ジブリ観てるor好きな人は食い付きやすいかと。悲しきかな、人間って常に何かを失う生き物なのだと思う。宮崎氏による絵には感動。こんなところに住んでみたいし、こんな日本人が増えたら、それこそ元気な国になれる気がした。
対談だから、系統だてて説明されているわけではないものの、(タイトルが示すように)両氏が日頃どのような視点から世界と向き合っているのか、を端的に垣間見ることができた。作品や著書からのイメージとのギャップが面白い。世間では大きな影響力を持ち、もてはやされている二人だが、実際には二人とも異端なのだということが改めてわかる。独自の視点から生み出されるメガヒット作品・著書の数々に、一番当惑しているのはご本人達かもしれない。
NHKの番組お二人の危惧する高度経済成長期に育った人間なので耳に痛い話も多い。 「トトロを100回観るより、観てどんぐりを拾いにいってほしい」にはっとした。「ナウシカ」が好きで台詞を暗記してた幼稚園~小学校低学年の頃って緑のない街に住んでたな、とか‥。 この本にあるような「理想の保育園」があったらどんなにいいだろうなぁ、行きたかったなぁと思ってたら、近年、ほんとうにジブリ社員のためのに保育園を設立しちゃってるんですよね。いいなぁ。
人間の眼は、面白いことに同じものを見ていても、何を見たいかという心理が反映されて、見えるものが違ってくる。二人の話を読んで、このことを思い出した。こういう視点を持ち合わせる人が増えると、世の中に変化が生じるだろうなぁ。
養老さんも宮崎さんもガンコじじいなんだろうなぁと想像できておもしろい!芯も筋も一本通った自分の意見を表明できる、おもねらないガンコじじい。お二人の原風景は高度経済成長期以前の日本で、ノスタルジックに流れるきらいもあるけれどもそれ以上に示唆に富んだ対談集だと思います。自然の中に四角いものはほとんどない。その一方で人口の都市は効率発想の四角いものばかりだとか。プロローグ的に収録された宮崎さんが理想とされる町のイラストプランが本当にキレイであたたかいです。
いまいち。もう少し前向きで深い内容の本かと思っていたのでちょっと残念。 対談を読むと、ありがちな懐古主義なのかと思うけれど、最後の個別の文を読むとそうでもないことがわかる。対談の進め方が悪いのかもしれない。 今の便利な社会を私利私欲と片付けて、悪者にするのは容易いけれど、そうではない。 そういうのが最後まで読むと、そういうところの思いもわかるのだが、いまいち対談では伝わらない。 タイトルにあるままのアニ眼と虫眼が伝わる本だったらよかったのに・・。
このお二方のお話は非常に楽しい。
私も持ってたなぁ虫眼。いつの間に見えなくなったんだろ。同じ場所に居ても見えている風景が人によって違うという意識を常に持ちたい。 カラーページの生活のあり方のモデル。こんな町でこどもと暮らせたら幸せだなぁ。
現代は人間に目が行き過ぎている···納得。戦後、いかに人が快適に暮らせるかを追求した結果なんだろうし、仕方なかったと思う。お2人から発せられる言葉から自然の大切さがひしひしと伝わった。宮崎アニメファンの子供や大人だけじゃなく、養老氏の著書を読むアニメファンじゃない大人にも読まれるだろう対談集。納得させられることの多い一冊でした。
裸足で駆けたときの、足の裏に食い込む小石の痛さとかそういうものを宮崎駿は描いているのだなと。トトロを1回見ただけだったら、虫などを探しに外へ出るけれど、100回も見たらそれで満足して外に行かなくなる、という話は凄く納得した。あと「今のひとはいつまでも自分のためにアニメを作っている。誰かのために作らなきゃ」という話は面白かった。
質問からどんどん離れた会話をしているのは私の気のせいでしょうかwそれにしても最初の数枚のイラストページは鳥肌ですっ!もうね街を作ればいいと思うよ。住民は本当に住みたい人だけ募ってさ。素敵な街です。アニメにとどまらず色々な話をして子供達の事を考えているんだって感じます。今の日本に欠けているものが沢山分かる本でした。
良いタイミングで良い本に出会えた。宮崎駿ファンかつ作家志望の私には有り難い本だった。養老さんのことも以前より好きになった。これは今後、読み返すことがある思う。それくらい、私には価値のある一冊だった。一つだけ文句を言うと、対談の進行役の人が下らない質問ばかりするのが残念(笑)。
こどもたちは勉強を要求される現実があるし、実際の格差だって広がっているわけだから、2人のいうことはなかなか一筋縄ではいかない。幼いころ触れた自然の記憶は自分の中で生きてる感覚はよくわかるから、自分の子供には自然と触れ合ってほしいな。
養老孟司と宮崎駿の1997年、1998年、2001年に行われた対談と、宮崎駿の描き下ろしと養老孟司の書き下ろし。
両者の対話が本になったもに。対話の日時は、いまから10年ほど前だが、古さは感じない。むしろ、10年たった現在に必要なものが示されている気がする。
養老さんと宮崎さんの対話を読んでから冒頭の宮崎さんのイラストを見るのがオススメ。二人の対話はとても深い。「自分もこれからもっと世の中のことを考えてみよう」という気持ちにさせてくれる一冊。
虫眼とアニ眼の
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感想・レビュー:119件
















































