いじめの時間 (新潮文庫)
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いじめの時間の感想・レビュー(163)
後味の悪い物を読んでしまった。題名を見た時点で気付くべきでした。自分ではもう少し痛快な、希望が見える話を期待してたのかも。特に“亀をいじめる“がゾッとします。他の話は大人が狙って苛められる子供の話を書いてる感じがして、現実味に欠けるので割りと大丈夫だったけど、亀の飼い主は、本当に居そうで、と言うか、あの暗い衝動が自分の中にも有りそうで、怖い。
んー、重かった。残虐だし悲しい。でも実際現実なのかなーって。最後の「かかしの旅」はよかった。救われた感。いじめる側、いじめられる側の気持ちとか視点とかも描かれていて考えさせられた。
「緑の猫」『ちゃんとできなくてごめん』の意味をどれだけのひとがほんとに理解できるかな?ちゃんとしたいのにできない気持ちわかる?じぶんでもいやでいやでしかたないのに、どうすることもできないの。「リターンマッチ」ただただ感動した。あいつとけんちゃんはなんもわるくない。大人がぜんぶわるい、いつだって。だからだいっっきらいおまえもおまえもおまえもだいっきらい!大人なんか死んじゃえ!いつだってぼくたちは理不尽な大人に虐げられるすごくいい本だった。ただ生半可な気持ちでわかったような気になるなら読むな!だいっきらい
ズキズキ痛む。みんな苦しんでいて、それはいじめている側もそうで、それぞれにちゃんと抱きしめてくれる人がいたならもっと違っていたかもしれないと思った。どの話も、単純にいじめがよくないいじめてる側が悪だ、という風には描かれていない。色々と考えさせられる作品。
表題の通り「いじめ」をテーマにした、7人の作家の短編集。こういう本を読んでる自分の方がいやな奴になってるような気がする。最後の「かかしの旅」でちょっと救われたし、一番気に入った作品だった。「リターン・マッチ」もテーマが決まっている短編集の1作品なのに、意外な展開だった。
アンソロジー。テーマはタイトルの通り。どの作品も、神経質な描写で、心が軋むような不快感が残るものばかり。暖かい本ばかり読んでるとたまにこういうのも読みたくなる。古傷が痛むというか、かさぶたを剥がすような愉しみ。そんな期待に答えてくれる良作でした。
凄くリアルに描かれていて、色々なことを思い出した。特に共感したのは角田さんの作品(私が女子校出身だからかもしれないけど)。私はこの本を読んでそんなに気分が落ち込まなかった。いじめの陰湿さをクローズアップしてないからかな。
子どもの語りを書くということが、子どもを美化し、大人を卑下することではないということを、よく児童文学というくくりで書くひとに限ってできていない気がした。湯本さんのことである。江國さん、柳さんが実力を見せつけ、大岡さん、稲葉さんもなかなか好き。
みんなが書いているようなつらさは感じなかった。私の想像力のなさかな。柳美里さんの話が1番リアルだった。よくあるような設定ではあるが。しかし、柳美里さんは幼い頃に性的嫌がらせをされたんだろうなと思わせるほど、よく性的なことを書くなあと思う。小学生が主人校のものでも。私は大人になるまで、そういうの全然わからなかったから、なんか、ああいうのにはいつもファンタジーを感じる。リアルじゃない、私には。でもおもしろい。
読んでいくうちに気持ちが悪くなり、何度も読むのをやめようと思った。それぐらいリアル。人間の残酷さ、群れようとする意識、そういった目を背けたくなる部分が見事に描かれている。しかし読後感はなんとも言えない気分・・・。
人の嫌な部分がテーマなだけに一編読み終える度に気分が悪くなり、すぐには次の話を読み出せなかった。何が悪いとかいう簡単な問題じゃなくどうしたら解決というものでもない。皆が暗黙の内に大きな仕組みの一部になってしまっていてそれぞれにもがいているように思った。かかしの旅もハッピーエンドとは言い切れないけど、最後にあって本当に救われた。どこかに希望はきっとある。と信じたい。
なんだかなぁ、どんよりしてしまった。出てくる大人がみんなひどい。こんな大人ばかりではないよ、と言いたい…よ
一度に全部読むのはオススメしない。重くて、心がもたない可能性大。かかしの旅はよかったけど、その他は読んでいて苦しかった。でも、これが現実なのかも。
緑の猫のエミが去年の自分に似すぎてて怖い。歌のテストの部分が特に・・・。あの頃は自分が病んでるかと疑ったこともあったけど・・・ほんとに病んでたんだろうなあ;
1話1話つらかった…読んでいて、人の心の闇とか、隠しておきたい部分を目の当たりにしてしまった感じ。そして、共感できてしまう自分も、できれば知りたくなかった。リアル。
いじめをテーマにした短編集。何というか…。無理にハッピーエンドで終わったりしないあたり、いじめをリアルに捉えているなと思う。グループの中でのパシリの位置が香織から緋菜子へ変わる瞬間の緊張感など、息が詰まるような「いじめの時間」がうまく切り取られていると思います。
イジメの痛みを伝えるため・・・という意図の元に書かれた短篇集なんだろうか。ここまでリアルに描くとは・・・。人の痛みがわかる子に育ってほしい・・・と願っていたけれど、私自身がイジメの痛みをわかっていない・・・と短剣を突きつけられた気分。何枚もの舌を使い分ける大人や子供・・・一生懸命生きようとしても足を引っ張られる。オモシロ半分から始まるイジメ・・・。親として大人としてできることはないか・・・と考えるきっかけになった一冊。
すごく重く苦しい思いをして、これを読まなければいけないと思っていた。辛くて全部読めないかもしれないと、他の方のレビューを見て思っていた。それなのに、夢中で全て読み終えた後は、妙に清々しさすら感じる。これって何だろう。少し慰められたのだろうか、元いじめられっ子として。。。一番好きな作品は湯本香樹実の「リターン・マッチ」。いじめる側といじめられる側が何故か惹かれ合う事はあると思う。好きと嫌いが紙一重だと言われる場合があるけど、いじめにもそれに似たようなものがある場合も一部だろうがあるんだろう。
後味悪し。どういう読み手を対象にしたどういう意図の短編集なんでしょう?
短編小説が読みたいなぁと思って、家にあった短編小説を適当に読み始めたら・・・暗いっ!痛いっ!悲しいっ!重いっ!カメの話は痛々過ぎた。スプラッターホラーよりも痛々しく思えた。あー怖い怖い。色んな形のいじめの話。「いじめ」ってもう何だか懐かしい響きだけど、今でもいじめがあるんだと思うと何か怖くなる。でも、いじめって無くなることないんだろうなぁ。人間がみんなロボットみたいに感情がなかったら、いじめは無くなるのかなぁ。・・・と色々いじめについて考えてしまいました。さてと、うちのワンコの鼻の穴をふさいでこよう 笑♪
いじめ。なんていうか、やりきれないって思いが一番しっくりくる。人が人を迫害する時。そこにはどんな時間が流れているのだろう。人間が人を人間と見なさない時、心はそこに存在しない。心に来るものがあった。
ハッピーエンドが一つもないのは「いじめ」に幸せな終わりなんてありえない、っていう意味を含ませてるのかな。穿ち過ぎか。ドロップとかかしの旅は割とスッキリした。個人的には柳さんの話が一番キツイ
読んでいて、つらくなる本。決して楽しい気分になれる本じゃあない。大岡玲「亀をいじめる」がいちばんつらかった。動物虐待は…。野中柊「ドロップ!」の不思議な感じは好き。稲葉真弓「かかしの旅」の希望のみえる余韻がいい。
はぁ〜…。いじめはイヤや…。読後、気が重くなった。どれも本当にありそうで怖い。いや、世界のどこかで本当にあるんじゃないかな。救われないねぇ。。
タイトルを見て想像がつくとおり、「何でこんなの読んじゃったんだろ…」と思うぐらい楽しくない本です。でも作家たちの人間観察の鋭さと心理描写の的確さにゾクゾクします…
全篇に漂う陰湿さや悲しみがとても好き 僕は個人的にこういう本がとても好きなのです どうしようもない悲しみ悔しさ それを持て余してしまう... そしていじめる人間のまさに人間味のある行動 それは本当なら目を背けたくなる行動だが背けてはいけないのでしょう
いじめの時間の
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感想・レビュー:40件














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