ホリー・ガーデン (新潮文庫)
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ホリー・ガーデンの感想・レビュー(1099)
再読。江國さんの小説を読むと、人はみんな本当に個人的に病んで(広い意味で)いるのだなぁと思う。そういうちょっと危うい女の人たちの恋愛模様が何だか好きでついつい何度も読んでしまう。この小説は恋愛よりも二人の間にある友情の方が気になる。友情、と言ってしまってもいいのか迷うけど。べったりしたりピリピリしたりとっても女っぽくて面白い。わたしには無い女っぽさなので。こういう描写がやけにリアルで凄いですよね。
江國香織さんの本のなかで、唯一、読みにくかった。16才にはまだはやいとかそういうことかしら。おんなのひと同士の微妙な感情(特に静枝→果歩)がリアルすぎたからかもしれない。すこし、そういう場面もあった。けど、最後のほう、急に中野がかっこよく見えるところとか、なんかよかった。
再読。確かに、以前読んだ本を読み返すと、感想は変わったり違うとこで感銘を受けたりするのだなと思った。10代終わり頃は物語を楽しむくらいだったのに。静枝や果歩と同じくらいの年の今、心地良いけどちくちく刺さるものがあった。同じ体験してるわけではないのに。みんな馬鹿みたいだよ!(愛をもって)なんだかセンチメンタルな感想。読んで良かった。穏やかな気分。
再読。エクニさんの本は中毒性がある。気づくとどっぷりハマってしまう世界感。弱いのに、強くみせて。強くみせられていることに、満足して。静枝が今回は好きだったな。果歩に、静枝に、同情したり、憧れたり、しかし本の中の暮らしだからと安心したり。何でもないことの言葉運びに、酔っ払い、気持ちよくなる。しばらくはエクニ週間。
江國さんの本の中で一番すき!冬のお昼の東横線の暖かな空気とほのかな日差しを、果歩と静枝が電車に乗るシーンを読んでいつも思い出す。2人とも名前の通りの性格で、きっと幼馴染でなかったら、大人になってからであったのだとしたら決して友人にはならなかっただろうな。2人とも、どちらが幸せな恋愛をしているかと問われると、自分の方だと答えるのだろうな。
感情移入しすぎてしまった。なんだかそんな読みかた安っぽいような気がして嫌だったのに、うあーってなったれんあい小説に感情移入してるわけじゃないんだ断じてなにかの気持ちは、なにかなしでは発生しないから。そのきもちにわたしは没入してしまった所有していないものは失わない、所有しているものは失う津久井がさいていな男にみえた 嘘つきで怠惰で臆病なんて。なんて非道い
江國さん独特の危うい女性、どこか病んでいるような女性像がとても好きだ。主人公の2人もそんな女性。進学、就職を経て変わっていく価値観、感情、友情の形を描いた作品で、とても共感できた。
久しぶりに再読。果歩のようなある意味規則正しい生活には少し憧れる。たとえ似合わなくても嫌味なく料理の出来る女性は美しいんじゃないかと思う。たっぷりコーヒーを淹れながらゆっくり読むのが似合う小説
恋愛小説は何度読んでも新鮮だ。たぶん感情の動きにスポットを当てているからだろう。読んだことのある本でも、まるで初めて読んだみたいに感情が動く。10年後、読んだときにどう感じるのか、今から楽しみだ。
文の至る所に女性のいい部分も嫌な部分も詳細に描かれていましたので、あまりのリアルさに感情移入をしてしまい、少し気持ち悪くなったのも事実(笑)。(自分が女性だからかも?) 世間一般に不幸な恋愛をしている主人公たちですが、決して本の中ではそれが悪いことだとも推奨しているわけでもないのが印象的でした。彼女たちの人生のある期間だけをちょうど抜粋して本にしたようなそんな感じです。何か結論が出たわけでも解決したわけでもないけれど、昨日よりは少し元気になれるかもしれない。そんな本でした。男性には少し理解しにくいかも。
年に一度は本棚の奥の方から引っ張り出しては読んでますそれくらい好きな本。 果歩の再生の物語と思って読んでいます。 焦点の定まらなかった瞳が、徐々に輝きを取り戻していくそんなイメージなんです自分には。
人々の、余分の物語。とあとがきに書かれているように、彼女達の生活を切り取って繋げた日記のようなお話だった。大きな事件なんかは一切起こらない、この小説を読んでいる時間はゆっくりと流れている気さえした。たっぷり時間をかけて読んだけれど、読み終わって、私は今この小説に出会うべきではなかったのかもしれない。と思った。
人間の関係に完全形はあるのか。日々生きている中に全ての答えはある。恋に溺れていく事を恐れ、所有することで失う事を恐れ、それが永遠に続く事を願う。例え他人に理解し難い、歪な形だとしても心が信じる道を進みながら、生き方を探す。淡々と心の奥を揺らす作品。
また読んでしまった。果歩のふうわりした髪型やおもちゃみたいな眼鏡やビーズのネックレスが似合うその風貌や生き方そのもの(勿論あんな男に骨抜きにされるべきではない)に憧れすぎて、なんなら眼鏡屋さんで働きたくなってしまう。
共感できるところも、そうでないところもあるけど、2人の微妙な関係がすごく良く分かる気がしました。江國さんの感情や感覚の表現力は本当にすごい。自分が普段なんとなく感じているものが、ちゃんと言葉になって表現されていると、はっとします。
安定と信頼の江國香織クオリティ。でも女同士の濃ーーい友情って自分が経験したことがないのでいまいちピンとこない。おかげで中野君に感情移入して読んじゃって途中が痛々しかった。最後報われて良かったけどさ。
もう何度読んだだろう。これまでは、独身女性の日々を坦々と、でも丁寧に描いているだけのお話だと思っていたけど、最後に果歩が中野にティーカップで紅茶を入れてあげるくだり、あれは、津久井からの脱却の一歩だったんだとやっと気がついた。この本は、あらすじもクライマックスも何もない、ただただキレイな言葉を楽しむ本だと思っていたけど、一人の女性の再生の物語だった。結局人は、坦々と日常をこなしてるだけのように見えて、少しずつ物の見方が変わったり、相手に対する感情が変わったりと、時とともに少しずつでも確実に変化しているんだ
2度目。2人ともなんかずれていて、共感できるとこ、できないといろいろ。中野君は天使だね。そして、日々淡々と生きる果歩が好き。優等生の静枝が自分をもっているようでいて、好きな相手に完全に染まってしまうのは、強いのか弱いのかよくわかんない。なんだか小さな女の子が一生懸命慣れないヒールをはいて背伸びしているような、でも可愛らしいのではなく痛々さを感じるんだよね。また読むんだろうな。
久しぶりに再読!起伏のない、平凡な日常に『恋』というなんとも心を乱すようでいて安心感のある出来事がほっこりとした感じで描かれている感覚が好きかも・・・
淡々とした日常。つかみどころのない主人公の2人の女性。時々気持ちの変化についていけないこともあったり。それでもともかく、2人がそれぞれの幸せを見つけられた結末に、なんだかほっとした。
90年代な空気が良い感じ。他人から見た幸せと、自分が感じる幸せが異なるってことの当たり前さと、寂しさ。「わかっていた。中野が神様なのは、電話一つで駆けつけてくれるからではないし、料理を美味そうに食べるからでもない。それはみんな、わかっていた。」
何度も読んでいる本のうちの1つ。何だか幸せで、少し不幸な気持ちになった。次回はどう思うだろう。そして、無性に紅茶が飲みたくなりました(笑)
ホリー・ガーデンの
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感想・レビュー:174件














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