つめたいよるに (新潮文庫)
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つめたいよるにの感想・レビュー(1690)
すすーっと読める短編集でした。登場人物ひとりひとりの生活とか、心をのぞいてる感じがして面白かった(^^)!好きなお話は『デューク』と『とくべつな早朝』かなぁ。でも、どのお話もほっこりしてよかったです。
魅力的な短編集でした。さらさらと読めるけれど、時々心にぐさっとくるお話がある。私は『桃子』に夏目漱石の夢十夜のお話を思い出したし、『晴れた空の下で』では最後の文を読んだ後に冒頭を見返して、仕掛けにうっとなりました。きっと自分の気に入るお話が見つかるはずです。私はちょっと切ないお話が好きなのかな。
再読。『デューク』はこんなにも短くシンプルなお話なのに、しかもオチも覚えているっていうのに、こんなにもじーんとくるとは。『ねぎを刻む』の孤独の感じもよく分かる。『桃子』のラストには鳥肌(いい意味で)。『草之丞の話』『鬼ばばあ』『スイート・ラバーズ』『晴れた空の下で』がそれぞれ好き。ちょっと不思議でちょっと怖い、でも誰もが知っているような清潔な懐かしさが漂っているお話たち。好き。
犬好きとしてはやっぱりデュークはたまりません。犬を飼っている身としては、自分の犬が死んでしまうことはあまり想像したくないですが、こんな別れ方ならいいのにな…とふと思ってしまいます。 さくらんぼパイもなんだかホッとする感じで好きだし…。とにかくどの話も読み終わった後の余韻がたまらなく素敵でした。
とても短いお話が沢山あって、小説ってこんな風に書いてもいいんだなぁとしみじみ。好きになった人のことを思い出したり、恋人に想いを馳せたり、子供の目線で世界を見るお話があったり、『今』を生きる人々が自然に、ありのままの姿で書かれているように思いました。
デューク、今まで読んだことのない話で好きです。桃子もよかった。 なにより一番よかったのは、「鬼ばばあ」、「スイート・ラバース」、「晴れた空の下で」私は切ないのが好きなのかもしれない。
くー短編ですが、がーんと来まくりました・・・。家族の、夫婦の、カップルの、一人の、いろんな瞬間の気持ちですかね。好きです。
やっときちんと読んだ。初期の頃の方が読みやすい気がする。偏った恋愛観が色濃くないからかな。昔から江國さん好きやけど大人になって読むとなんか染みる。「晴れた空の下で」と「夏の少し前」は自分にもいつか訪れる穏やかな日々を夢想して泣きそうになった。良作ぞろいの短編集。
江國さんは好きでも嫌いでもなかったんですが、友人が貸してくれたので。ショート・ショートといってもいいくらい短いお話の詰め込まれた本でした。なんというか、「上手だなぁ」と感じました。「晴れた空の下で」とかの切ない系が好み。
高校以来の再読。どの話も優しいけどどこか不思議。ある意味怪談?前半の「つめたいよるに」の短編集はほんのり切なく、後半の「温かなお皿」はほんのりユニークな印象。
やはり一番は「デューク」だ。中学校の国語の教科書に載っているそうな。こんなすてきな話に出会える中学生がうらやましいと思ったが、授業でこねくり回されると作品の感動が薄まりそうで心配だ。余計なお世話か(笑)「草之丞の話」「鬼ばばあ」「スイートラバーズ」もいい。ちょっと少女漫画やジュニア小説のような軽さと甘さを持っているので「合わない」と感じる人もいるだろう。
"つめたいよるに"のお気に入りは、「デューク」「夜の子どもたち」「スイートラバーズ」 かな。魂や人の意識みたいなもののお話。不思議で、悲しくて優しい。後半の"温かなお皿"は、ちょっぴり愉快。「ラプンツェルたち」は女の人のマイペースがとってもリアル。「晴れた空の下で」が特に好き。「冬の日、防衛庁にて」も好き。江國香織さんの恋愛小説も素敵だけど、この本は男のひとでも読めるかもしれない。
★★★★/5 変化(へんげ)する魂たちの物語。特に「デューク」「夏の少し前」「スイートラバーズ」の三作が忘れがたい。人にはかけがえの無い大切なもの(人)が必ず居て、それは色々な形になって、私たちの前に現れている。それに気付けるか気付けないか。こんあな名作を読み落としていたなんて。角田光代さんの『なくしたものたちの国へ』に繋がる暖かさ、深さ。大傑作。
2012年、1冊目は江國さんの「つめたいよるに」です。初めての江國さんでしたが読みやすくってファンになりそう。たくさんの短編集の中で前半の9作品が大好きです。特に「デューク」と「草之丞の話」は涙がぼろぼろ出ました。
どちらかというと江國さんはデビュー当時のほうが好み。ふんわり柔らかい言葉のひとつひとつが胸にひびきます。特にお気に入りは“デューク”。 書き出しからもう、切なさと愛おしさがこみあげてきます。でも久しぶりに読み返したら、あまりの短さに驚きました。ほんの8ページ足らずだったのですね。自分のなかで、この小さな物語がどんどんふくらんで広がっていたようです。21篇のショートストーリーのそれぞれが、色とりどりのドロップみたいでほんのり甘くて淡い。舌の上でコロコロころがして、いつまでも大切に味わっていたくなります。
再読。最初と最後の話がシンメトリーちっくで素敵。「デューク」ではやっぱり感動。そして孤独な心を描く「ねぎを刻む」が予想外にヒットしました。「とくべつな早朝」も好き。
どの話も少し不思議でロマンチックで大好き。最初のデュークで、なんて素敵なお話なんだろう!と心捕まれ、次の夏の少し前では少女漫画みたいな世界にひきこまれ、中にはちょっと大人っぽ話もあって、、最後まで愉しく読めた。タイトル筆頭に全体的にひらがで書かれていてあるところが多いのも、拙くて優しい感じがあってかわいい。何度読んでも飽きない。
今更ながら「デューク」が読みたくて買ってきた江國さんのショートショート…これがなんともいい感じなんだなぁ。死んだ筈のデュークは少年に、おばあちゃんは孫の中に、草之丞に至ってはそのままの姿で会いたい人に会いに来る。そう彼女のキャスティングは幽霊ではなくあくまでも死者、生きていたものがただ死んでしまっただけの存在なのだ。死生感には敢えて触れないが魂の共存共栄については大いに共感できる。この手の話、宮さんが描くとファンタジーだが江國さんだとメルヘンになるのかな。まったくもって素敵な女性たちである
本当に素敵できれいな短編集でした。江國さんが描く風景とか場面が、ぶぅわーーーって目の前に広がっていきます。それもめちゃめちゃ美しく!こんな私の脳みそでもこんなに美しい風景を思い描かせてくれるなんて、一体江國さんの脳内はどうなっているのか不思議でたまりません。
再読。のっけから「デューク」に完全やられた。初めて読んだときより、あやうく泣くほど感動してしまいました。江國作品読まない方にもぜひ読んで欲しい。他に「晴れた空の下で」「冬の日、防衛庁にて」も大好きです。
再読。「デューク」を読み返したくて。こんなにも愛にあふれた別れを、まだ経験したこともないけれど…私もびょうびょう泣いた。
*妖精さんレンタル本*and○再読○独特のセカイ。やはり、ちょっと苦手…でも前よりはスラスラ読めました。そして泣けた…鬼ばばあのお話とかもうダメ電車で読んでて…また何年かしたら読み返したいな。
デビュー作品である「桃子」、有名な「デューク」を含む21編の短編集。お風呂で読むのにぴったりの一冊でした。猫の目線で書かれたものや、幻想的な話もあったり。贅沢な一冊。印象に残ったのは、「いつか、ずっと昔」「晴れた空の下で」
休日にぴったりの本だった!やさしくて、でも少し癖のある世界観。こういうさらっとした書き方に私は弱い!特に鬼ばばあの話はほろりとした。
1番印象に残っているのはやっぱり「デューク」 はっきりと青年をデュークだとは書かないのに、 青年がデュークだということに、最後には気づいてしまう。 江國さんの魅力がたっぷりだと思います。
『ねぎを刻む』夜に孤独をかみしめたり、『特別な早朝』ちょっと幸せになったり。つめたくて、あたたかくて、ふわふわしてて、甘くて、ちょっぴり苦いです。
ちょっとビックリ、ちょっと分かる、ちょっと懐かしい、ちょっと感動する話。様々な年齢で大切な物が有って、影の気持ちも見えて。のんびりする本。★★★★
再読。デュークが読みたくなって手に取った。初めて読んだのは制服を着ている頃だったので、違った印象。短編集。どの話もオチはない。「それで?」という終わり方。しかしその淡々としたところがやさしい。これは絵國作品の特徴。
つめたいよるにの
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