私小説 from left to right (新潮文庫)

私小説 from left to right (新潮文庫)
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私小説 from left to rightの感想・レビュー(30)

01/13:hatabo
日本近代文学はすでに過去のもの。水村美苗さんは本人が「前衛音痴」というように、その過去から強く影響を受けている。文体も作風も言葉遣いも、今の現代文学より、少し古い。アメリカにいて、英語の世界に生き、そのなかで日本の、しかも過去の作品群に影響を受けていく奇妙な人間。だからこういう作品が生まれる。彼女は近代の日本に生まれるべき人間が、たまたま現代のアメリカに育ってしまったかのようだ。そのズレが、彼女に複雑な想いを抱かせ、やがては小説を書かせる。その固有性を彼女はよく知っている。だから私小説を書いたのだろう。

07/07:
05/31:単位浪人
アメリカでの中学、高校、大学は楽しいと思うけどなあ。ただし、12歳で言葉が変わるのは大変だと思う。東海岸だし。

82点。12歳で渡米し、米国の教育を受けた作者だからこそ書ける、そして書くことの許される、横書きの英語混じりの文体。日本語と英語がごたまぜになった言語で思考する主人公の一人称小説で心の動きを表現するのならば、そのような文体が当然自然なはず。かといってその文体はカタカナ英語にまみれた軽薄なものではなく、流麗かつ的確な日本語と絶妙な塩梅で配置されている。寡作だが、発表する作品すべてが「ことば」に対して非常に意欲的・挑戦的であり、日本語を外部から見つめ、その価値を問い直してながら執筆を行っている稀有な作家。

02/20:tiny
12/13:omi
10/09:Mai
03/20:Sosseki
外国で暮らしたことなどないけれど、ここまで打ちひしがれるものなのだろうか。差別、孤独、帰る場所の不在。尋常でない、現実の世界の断片。でも終わりはほんの少しだけ希望が見えて良かった。

12/01:とみを
09/30:helpline
07/17:kanoko
03/11:あんこ
女性版「地下室の手記」のよう。日本と日本語を抱えてアメリカで暮らした著者とその周辺。上滑りし続ける憧れ。訪れない変化。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/11

12/13:shenqi
09/13:ratheart
05/26:
この独特の孤独感、世界との断絶感は、異国でなくても共通なもののように思う。日記のようでありながら、きちんと小説として昇華しているところがすごいと思う。

02/28:
10/10:おかか
--/--:sakkyoshim
--/--:mikawaq
日本語と英語のバランスが面白く、姉妹の生活を覗き見してるような不思議な感覚に後押され、何となく読み続けてしまいます。すごく面白い、とか先が気になるということではないのに、このだらだらと流れる感じが今までに読んだことのない本でした。

--/--:thinkeroid
特に筋のない作品なのに、ここから感じられるのは圧倒的な孤独

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09/02:aur0ra
11/28:とみを
10/08:栗崎均

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12/11:@〒
09/01:heartdark
07/06:よう
08/22:ふらふら
01/03:耐える男

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私小説 from left to rightの 評価:53 感想・レビュー:8
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