自壊する帝国 (新潮文庫)
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自壊する帝国の感想・レビュー(163)
佐藤優の自叙伝シリーズ。学問を通じて知的土壌を育くみ行動指針とすることがいかに「武器」になりうるかという点で参考になる。言葉を信じるという著者やソ連の政治家、インテリたちが正直うらめしい。「守旧派」と言われる共産党幹部たちでさえ、何と潔いことか。時系列があちこち飛んだり多少読みづらい面もあるが、興味深く短時間で読み切ってしまった。
神学に通暁し、外交官になっちゃって、すごい人脈を作ってしまう著者。 こういう人のことを「頭のいい人」と呼ぶのだろう。 読み物としても面白いし、学べることも多かったと思う。 別の著作も読んでみたい。
著者の本を初めて読んだ。著者の文章力には驚いた。ソ連崩壊(自壊)の過程をより深く理解するためには予備知識が必要とも思うが、ソ連崩壊という馴染みの薄い内容で603ページのボリュームを読むのが苦にならないくらい、どんどん先を読みたくなる構成と文章は素晴らしい。『国家の罠』も読んでみたい。
ソ連崩壊を大使館で内側より見ていた佐藤優が描くノンフィクション。あとモスクワ大学時代の天才・サーシャとのであいや佐藤優の思想、外交の世界がよくわかる本だった。
久しぶりに"面白い本"と"凄い本"ってのを同時に感じます。"面白い"所はソ連崩壊という世界史上の大事件を「日本人外交官」という興味深い立場から回想していること、またその回想により、教科書で習った事件の内幕や、その渦中で様々な階層、立場の人間がどのような姿勢で時局を観察していたのかが分かると言ったことです。そして、"凄い"所は、何と言っても外交官「佐藤優」のほんものの鍛え上げられた教養の凄さ、そして私達はまだ「教養」というもので世界と闘って行けるということを教えてくれたことです。色んな人に勧めたい。
再読。ソ連崩壊の過程を個性的な人物を登場させて、詳細に記述。80年代のソ連の様子も良く分かる。本書を通して、神学という学問が著者の外交交渉に大きく役に立っているのが良く分かるが、このことは日本では考えにくいなと思った。文庫版あとがきも恩田陸の解説も良かった。読んで良かったと思わせる本。
佐藤優の外交戦術に舌を巻くばかり。この本によって心を掴まれた読者もたくさんいると思う。それも著者の戦術なのかもしれない……と思うと空想広がる一冊。
再読 一気に読了 初読のときより人物の動きがすんなり腹に落ちた 陰謀や裏切りの渦巻く政治やインテリジェンスも人間相手の商売である以上、人間の気持ちを掴む、信頼を得ることが如何に大事かということを改めて認識させられた
この人の本、初めて。恩田陸様リコメンド。面白かった。ソ連の崩壊(自壊)の過程も面白かったし、ロシアの知識人と呼ばれる人達の尋常じゃない知性にも感銘を受けた。あと、ウォトカの飲みっぷりとセックス。佐藤さんも捕まったりして大変だったんだろうけど、この人の本読めたのはそのおかげか。あの時代は異常だったよなぁ、国策捜査恐し。恩田陸様の解説もよかった、教養憧れる。
いやぁ面白い小説だったなぁ、てノンフィクション!?
読んだ後に知りました。ロシア(ソ連)は平和にボケていない。気の抜けない社会でさぁね。ウオトカを飲みながらキャビアを食べたくなる。僕はどっちも未経験なんで想像できませなんだがね!
ノンフィクションの金字塔である。話の流れも完全な時間通りではなく、登場人物のエピソードを関連したところで脱線させて説明するのも理解が深まっていい。佐藤優の語学知識の身につけ方や知識の身につけ方がどうやんだろう、と不思議に思ってしまう。言葉選びや思考方法についても関心させられる。堅い話なのに読みやすいところもすごいところ。知的好奇心と人間力が途方もない、こういう人って本当にいるんだなあ、こういう人は外務省には他にもいるのだろうか?文庫版のあとがきの大ボリュームもすごいし、恩田陸の解説もよい。必読の一冊。
ソビエト社会主義共和国連邦はあっけなく崩壊した。今を遡ること十九年、一九九一年十二月二十六日の出来事だ。この作品は、当時外務省ロシア大使館職員であった佐藤優が、世界最初の社会主義革命によって成立したソ連の崩壊を、その内側から描写したルポタージュである。モスクワ国立大学で佐藤が知り合ったサーシャ・カザコフという哲学科の学生は、節操のない女性関係や基礎語学力の不足といった欠点を有しつつも、機会を見極める天才的な勘と天性の政治的論理力、ソビエト連邦崩壊への破滅的な情熱を胸に、(コメント欄へ
読み終えて、とても衝撃を受けた。世界をイデオロギー的に見つめるあり方が、現在にも通用するという感覚を、自分自身がしばし忘れていたことに気がつかされたからだ。まさか、ソ連解体後の社会主義思想の受け皿として、ロシア正教が重要なファクターになっていくなんて事は予想も付かなかったし、その原理が現在まで続いていることも理解できた。冒頭で、日本に昭和まであった思想的な立脚点がもはやないことを示唆しているが、だからこそ今日本が自壊プロセスの弾着点を見いだせていない理由を思想的な枠組みで考え直す必要性を感じた。
外交官が見たソ連崩壊の過程をつぶさに描いている。この当時の外交と政治ってまだましだったんだなあと実感。今の民主党と来たら。。。北方四島は取り返せるチャンスは何回もあったんだなと思う。いずれにしろ日本はお人よし過ぎるということがよく分かった。
2008/11/10 ジュンク堂シーア住吉店にて購入 2010/9/20〜9/23 外務省のラスプーチンこと佐藤優氏の第2弾。 ソ連という国が崩壊する前後にモスクワにいた佐藤さんが、ソ連崩壊を関わった人物を中心に解き明かす。いかに幅広い人脈を築いていたかが良くわかった。しかし、このような人物をスケープゴートにしてしまう日本という国はどうなるのだろうか。政治家、官僚の面子、欲だけで国を動かしている現在、中長期的なビジョンで日本という国を引っ張る政治家の登場を望む。 しかし、ほんとに酒強いんだなぁ。
わくわくはらはらしながら読んだ。ソ連崩壊という歴史的な事件が起きていく過程で、その渦中にいた人々が何を考え、それがどのような行動につながっていったのかが興味深かった。また、傾いていたとはいえソ連という情報や行動が制限された国家の中での、著者の情報収集と人脈作りには脱帽。
面白い一冊。まるで山崎豊子先生のような感じなのに、取材や知識に基づく山崎先生と違い、実体験に基づいているのが大きく異なる。主人公=筆者がどのように考え、周囲の状況をどのように捉えているかがよく記述されている。一般向けの色合いが強く、専門的知識や深い思考能力が無くてもそれなりに読めるのも良いと思った。佐藤氏の本は難しすぎるのよ・・・
最近は変な本ばかり書いてるようだけど、この頃の本は面白い。宗教というと日本人は倦厭しがちだけど、国際舞台で活躍するには、宗教学・神学に関する教養は大切だなと思った。今後のロシア動向を見るうえでも、ソ連崩壊に関する知識は絶対に必要。そういうロシア史を学ぶためにも価値ある一冊。ただ、社会主義や共産党に関する最低限の知識がないと読みづらいのかも。
まるで小説か映画のような面白さ。ロシアに関する知識が全く無いため、所々理解するのが難しいところもあったが、ニュースだけでは感じとれなかったソ連崩壊に至るドラマが垣間見えた。
【★★★★★】著者も含めてこの本に出てくる全ての人物が、魅力的だった。現在のロシアの土台の一部を知ることができて国際ニュースがちょっとわかりやすくなった気がするぞ。
一外交官が見たソ連崩壊過程の見聞録にとどまらない面白さ。
今のロシアを把握するにためにも押さえておいた方がよいです。
ロシアに関心がなくても、人脈の広げ方や情報収集方法、危機的状況時の対処方法や人との付き合い方は勉強になります。
それにしても著者は食いしん坊だと思う。レストランの描写を読むとお腹が空きます(笑)
自壊する帝国の
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感想・レビュー:41件














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