ポプラの秋 (新潮文庫)
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ポプラの秋の感想・レビュー(598)
読破。父親が突然亡くなり、母親とともに小学校の三年間を大きなポプラの木のあるアパートで過ごした主人公が、その大家さんだったおばあさんの訃報を受けて、アパートへと帰る。その旅程のなかで、ポプラの木の元で過ごした過去へと遡及する物語。改めての過去との邂逅が、主人公の中で限界まで張り詰めていた何かを、ゆっくりと解して行く。それは、当時自らが記した「死者」への手紙であったのかも知れないし、当時書かれた母の手紙だったのかも知れない。 いい本。胸が締め付けられるような、綺麗な作品です。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(3)
- 01/29
七色一味@ひとり LUPC
@みな~みさん>そうなんですか。表紙イラストやタイトルから、興味は非常に掻き立てられているんですが──そうですか、良いですか♪ 楽しみです^^
ナイス!
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01/31 00:25
@みな~みさん>そうなんですか。表紙イラストやタイトルから、興味は非常に掻き立てられているんですが──そうですか、良いですか♪ 楽しみです^^
ナイス!
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01/31 00:25
ある日「私」は、昔住んでいたアパートの大家のおばあさんが亡くなったという連絡を受ける。18年前、父を亡くし、虚脱状態の母ともうじき7歳になる私は、大きなポプラの木があるアパートに引っ越すことを決めた。そこで私は大家のおばあさんから奇妙な話を聞く――。葬式に向かう私の胸に、かつての日々が鮮やかに蘇る。/父の死、虚ろな母によって傷ついた私の心は、隣人や、おばあさんの存在によって少しずつ現実に適応していく。その様子を読んでなにか救われた気持ちになった。人の死、手紙を書くこと、人の心…じんわり染み入るような一冊。
動けない自分ほどむなしいことはない。やさしい記憶が、美しい景色を見せてくれるような物語に、ただ「いい話」というだけじゃない、あなたもがんばれと言われた気がした。
「夏の庭」もいいけど「ポプラの秋」もいーよ、と勧められて読んでみた。小さい頃に突然父を亡くした少女の心を癒していくポプラ荘管理人のおばあさん。いかにも優しそうな人というのではなく、ポパイを悪者にしたような怖い顔でユーモアのあるやり方てのが良い(^-^)何度も泣かされました。。。
おばあさんに教えられて、少女が変わっていく本。西の魔女が死んだが好きな人はこれも好きかも。子供向けであって大人向けである本。#本のレビュー
うちの先生は、甘いものは好きじゃなかったから。見せるだけでいいの/ わからないことは、わからないままそっとしておいたほうがいい場合もあるのに、
夏の庭は少年とおじいさん、これは少女とおばあさん。ポプラ荘に住んでみたいな〜と思った。あの世に手紙を持って行くよ〜大勢の人が救われておばあさん、いい仕事したな〜。読んでよかった作品。
本には「対象年齢」もあるし、再読の「賞味期限」もあるけれど、この本は何十年も読み直せる作品だと思う。歳を重ねるごとに、おばあさんの優しさが身に染みるようになってきた。身近な誰かがつらい思いをした時、このおばあさんのように、慌てず騒がず、優しさを押し売りせず、静かに淡々と寄り添える人間でありたいなあ。
再読。身近な人の死と向き合うのは、大人になっても大変なこと。溢れる思いを溜め込むことなく吐き出すことが、少しでも心の重荷を軽くする。おばあちゃんが大事に持っていた手紙たちは、預けた人々の思いが詰まっている分、それぞれがきっと救われたことでしょう。
読んだ~あ。小説のテーマが「死」ということになっいるのだろうが、重たい話を非常にうまく表現できている作品ではないかと私は思う。小学生の女の子とおばあちゃんとの会話が非常にせつない。好きな小説のひとつになりました。
人の死や家族の不和といった重いテーマを扱っているのに、読み終わった後にこんなにも清々しくて暖かい気持ちになるのはなんでだろう。
父の死から、おばあちゃんの死までのお話。
アパートにあるポプラの樹。そのアパートの管理人おばあちゃん、そんなアパートに住みたい。
手紙はすごいなと感じました。
お母さんの手紙、おばあちゃんが柩の中、手紙で埋まっている様子…。泣きました。
おばあちゃんが手紙の話をした、全部の話を読んでみたいです。
私も「物事の帳尻さえあっていればよしとするぼんやり」なもので、この千秋の母への想いを、初めは理解することが出来なかった。でも、読み終えて思う。千秋は誰よりも母を愛しているのだと。「眩しいほど完璧な幸福の中にいて欲しい」大好きな母は常に輝いていて欲しいという娘と、大切な娘をこの世にとどまらせておくことに心を注ぐ母。哀しい秘密が横たわるなか、幼い日々が陽だまりのように語られる。亡くなった人に手紙を書くことで死を受け入れた人達が集まるラストに胸が熱くなる。正におばあさんは、ポパイのように皆を助けるセラピストだ。
takayo@灯せ松明の火
ただ書くっていうのじゃなく、運んでくれる約束付きってのがいいよね。もうひとつ心に沁みたのが「あぁ、あの時は、あんなに若かったのに」80歳のおばあさんになった時に、こんな言葉を口にしないように、今を大事にしなくちゃ!
ナイス!
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10/09 21:31
ただ書くっていうのじゃなく、運んでくれる約束付きってのがいいよね。もうひとつ心に沁みたのが「あぁ、あの時は、あんなに若かったのに」80歳のおばあさんになった時に、こんな言葉を口にしないように、今を大事にしなくちゃ!
ナイス!
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10/09 21:31
子供時代の主人公の母親とのぎこちなさ、遠慮、子どもながらにけなげに生きていく姿にまずひと泣き。。 その後、おばあさんが亡くなり、母親がおばあさんに託していた夫(主人公の父)に宛てた手紙に書かれていた娘への本当の想いにたまらず涙しました。 生きているということは、前へ進めるということ。 生きているなら悩まずに、臆病にならずに前へ進まなきゃと思わせてくれる、とても素敵なお話でした。 作者のあとがきもよかったです。
号泣。 人は死んでからの方が長いのかも。 届く当てのない手紙を何通書いてでも、残された人は生きていかないといけないと思わされた。
とってもよかった〜。『夏の庭』でファンになった湯本さん、このお話でより好きになった!いつか死ぬということ、しかし今生きているということ。シリアスなテーマをしっかりと、なのに押し付けがましくなく重たすぎず、丁寧な優しさで包んで書いてくれている感じ。『夏の庭』同様、みんなに読んでほしいと思える一冊。また再読して癒されたい。
湯本香樹実初読。凄く、凄く良かった。最後のお母さんの手紙の件は特に良かった。梨木香歩の『西の魔女が死んだ』と似たような雰囲気の作品ではあるけど、私は断然こちらのほうが好み。図書館で借りたけど、あまりにも気に入ったので即日文庫をお買い上げ。将来子供が生まれたら絶対に読ませたい本。久々に素敵な本に出会えた。また読み返したいと思う。2011/414
前回読んだ『夏の庭』が、死と向き合うお話だとすると、本作は死を乗り越えるお話と言えるだろうか。推薦していただいて手にしたが、読んで本当によかったと思える作品。『夏の庭』は小学男子の目線だが、本作は小学女子の目線。それゆえ、さらに感情の細やかな揺れや同性である母親への微妙な思いまでが描かれる。それにしても、湯本さんの文体は不思議だ。決して狙っているわけではないと思うのだが、ピシッと心に命中してくる。同じ新潮文庫では、『春のオルガン』という作品も出ている。読んでみたい。
読書家さんの感想を読んでいて気になった本。出逢えてよかった1冊になりました。登場する人がどこか脆い所や辛い物を持っていて、でも「今ここにいる」ことを大事にして一生懸命生きている姿に胸が熱くなりました。お恥ずかしながら全然知らなかった作家さんだったので、きっと感想に出会わなかったら読んでなかった。「夏の庭」も読んでみたいと思います。
自信をもってお勧めできる作品です。別作品もそうですが、著者の感性や描写力に惚れ惚れします。切なさを感じながらも、前向きな気持ちにさせてもらえました。出会いがあり、関係が生まれ、やがて別れが…。限りある命だからこそ、この作品のおばあさんのように、よい意味での影響力がある晩年にしたい。無名有力の人たらん。本音です。
takayo@灯せ松明の火
私からも「殺し文句大賞」差し上げます!もう、読メでNOBUさんのコメ読みだしてからは、NOBUさんの後ついてまわっているようなものだもの。ストーカーとよばれてもいいです(笑)
ナイス!
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10/09 11:10
私からも「殺し文句大賞」差し上げます!もう、読メでNOBUさんのコメ読みだしてからは、NOBUさんの後ついてまわっているようなものだもの。ストーカーとよばれてもいいです(笑)
ナイス!
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10/09 11:10
「誰かが死ぬのは、必ず誰かの、何かのためなんだろうか…」 / 小学四年生にして、しっかりと現実に生きているオサムくんがとても素敵だった。クボタマサヒコが読んでいたので。
「夏の庭」に続いて湯本作品二作目。「夏」も素晴らしく良かったけれど、「秋」は更に素晴らしい。久し振りに泣けて泣けてしょうがなかった。
期せずして大好きなアパート物でもある。父を亡くした少女とアパートの大家のおばあさんとの静かな触れ合い。誰かを亡くした喪失感は、大人であれ子供であれ、その腕に抱えきれない程大きい。抱えきれないものを抱えようとしながら人は生きている。
そしていつか、それを乗り越えて人は生きていく。
例え乗り越えられなくても、誰にも等しく時は流れていく。
おばあさんの死は人を悲しませるものではなく、千秋をはじめみんなに新たな希望をもたらしてくれたと思います。なかなか手紙なんて書かなくなってしまったけど、そっと文字として想いをしたためるのもいいなと思いました。タイトル通り、これからの季節にぴったりな本です。
穏やかにストーリーが進む中、最後のお母さんの手紙に驚いた。文章を読んでいて、湯本さんはとても繊細な方なんだろうな、と思う。登場人物の微妙な心情を描くのがとてもお上手なので。あとがきの湯本さんの御祖母様が言った「一日一日を大切に生きなさい」という言葉が心にじーんと響きました。毎日楽しまないとな。
登場人物は、自殺で突然だんなをなくした母親とその子供。傷心からのあてのない小旅行を続ける中、たまたま見つけたアパートに引っ越した。そこの大家のおばあさんが死んだ人に手紙を届けるという。登場するおばあさんがしっかりしていて、自分がイメージしている老人とちょっと違う感じであった。
結局、人は、人によってしか癒されない。それがどんなに遠く微かな記憶でも。確かに揺さぶられるものがあったので、この作品を大切にしようと思う。
非現実的だけど、あるわけないけど、あの電話をくれたのは…と考えずにはいられない。でも、この作品を読んで、そんな素敵な奇跡があってもいいと思えた。
とっても良い、お話でした。初めは恐い様な おばあさんだったけど 色々な経験を踏んで来た人だから 最後にも沢山の人が集まったんでしょうね。一言一言が心に浸みます。お父さんの真実を知って驚きましたが 千秋も受け止め これからの人生を歩んで行けるでしょう
「夏の庭」に次ぐ湯本さん2作目の本。子供の頃の草いきれにむせ返るような夏の思い出を呼び起こす前作に引き続き、日に日に木々が色づいていく情景を思い出させてくれる本作。重松さんの四季シリーズとは異なり、湯本さんの本シリーズは季節をテーマにして、死を通じた成長の話。それがちっとも息苦しいものではなく、ちょっぴり切ないけれど誰もが前向きになれる物語。今回も、主人公の子供の頃のご近所の素敵な方々や、特に失なってしまった大事な人への手紙を届けてくれる「おばあちゃん」との出会いを描く。ラストのお母さんの手紙にも感動。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 08/23
文体はライトではないのに、とても読みやすい良い文章だった。ちょっとした描写で、キャラの個性を表現し、際立たせているのは素晴らしい。自分としては、話もジーンとくる良い物だったし、現在、過去、手紙、の使い方も絶妙で、全体の構成も素晴らしかった。素敵な小説。
良かった。本自体はとても薄く あっという間に読み終えてしまうんだけど、内容はとても深く重く、教えてもらうことがたくさんあった。おばあさんと女の子の繋がりがとても素敵。
ポプラの秋の
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感想・レビュー:143件












































