聚楽―太閤の錬金窟(グロッタ) (新潮文庫)
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聚楽―太閤の錬金窟を追加
聚楽―太閤の錬金窟の感想・レビュー(49)
01/23:こんな本を読んだよ
知識の羅列というか…、薀蓄を連ねられて置いてけぼりにされた感もありますが、さすがの宇月原さん。スケールがとんでもなくでかいこと。文献の引用部も相変わらずですし、地球史ともいえる壮大さも見事。錬金窟の内外での幻想的な描写も安定して楽しむことができます。全く嘘くさくない。最初の方にある信長、秀吉、家康の3人で瓜を頬張る場面は3人の数奇な運命の始まりの静けさを想起させます。読むのに力のいる作品かもしれないけれど、名作であることに間違いはない。
安定の宇月原! 何か、悲しい話だよなこれ。秀吉の辞世の句は実は「なにわ」ではなく「おにわ」であの日に戻りたいという意思を込めてたんだよ!ってのがすげえ印象的。そしててっきり秀次切腹がクライマックスかと思いきやそんなことはなかったぜ! キリスト教とか錬金術とかとにかく色んなものを結び付けてるけどまさか家康の屋敷の庭に現れたよく分かんない肉の塊まで絡んでくるとは思わなかった。家康軍がもう後がない連中の絶望の軍団って解釈が斬新でした。あとヤンキー座りで煙草をふかす秀吉と家康の図も。
10/28:三田主水
10/26:チャンコ
戦国3部作(と勝手に呼ぶ)の中で最も悪魔的だった。太閤の練金窟というサブタイトルだけれど、太閤秀吉自身はなんとも哀れな存在。秀次がこんな出張ってる話はじめて。この物語の信長(兄妹)は、魔の源のようだった。失われてなお輝き、輝きすぎるあまり余人を滅ぼす。徳川主従の鬱屈、張り切りすぎの石田三成、あいかわらず暗躍するプロフェッショナルな乱破集団に加え今回は伴天連大活躍。中盤の禍々しさの後では、後半はただただやるせなく無常である。
グロテスクな美しさを持つ文章と、奇想天外な歴史解釈はまさに宇月原節という感じ。「殺生関白」と呼ばれ、都の人々から恐れられた豊臣秀次が実は...、という謎を中心に、信長、秀吉、家康という天下人たちの生き様を、空想豊かに描き切っている。ただ、自分には難解な部分が多く、読んでいて疲れを感じたのも事実。お話自体は滅茶苦茶面白いですけどね。
私的時代伝奇・幻想小説界期待の星・宇月原晴明がまたやってくれた。耽美にして華麗、醜悪にして壮麗な伝奇小説。しかしまぁ、よく、日本史とユーラシア神秘、グノーシス異端の融合という離れ業を毎回毎回あっさりさっくりやってくれるものだ。だが、そこが良い!! そこに痺れる!! 憧れる!!
04/11:おちこち
04/03:kobbanova
03/16:ちむ
『きれいは きたない きたないは きれい』マクベス引用したくなる。血生臭いのに美しく、耽美さえ感じるのにグロテスク。半村良さん・山田風太郎さん・夢枕獏さんの伝奇小説好きの血が騒ぐ。信長、お市。秀吉、家康。ジャンヌ・ダルクと青髭ジル。そして殺生関白秀次。歴史小説ではお馴染みの名前なのに、グノーシス異端。金窟(グロッタ)極楽(ぱらいそ)地獄(いんへるの)悪魔(ディアボロ)と、ルビ自体が私には大好物。『信長 あるいは〜』未読なので必ず読みます。圧倒的な主要参考文献の数・凄さ。それを基に創りあげる異端世界。→続く
朱音@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
おお、読了ですね!なんかものすごい時間に感想が(笑)こういう系統の伝奇小説って最近あまり無かった気がするのでこれは面白かったですよね~!「信長~」は私も読みたいです。年内に図書館行けるかしら…
ナイス!
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12/23 14:09
おお、読了ですね!なんかものすごい時間に感想が(笑)こういう系統の伝奇小説って最近あまり無かった気がするのでこれは面白かったですよね~!「信長~」は私も読みたいです。年内に図書館行けるかしら…
ナイス!
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12/23 14:09
文庫フリーク@灯れ松明の火
朱音さん☆夜勤明けで、いろいろ用事済ませてから寝ると、とんでもない時間に目覚めてしまいます(^^ゞ私はブックオフで手に入れたいですが年内は・・行く暇なさそうです(苦笑)
ナイス!
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12/23 15:00
朱音さん☆夜勤明けで、いろいろ用事済ませてから寝ると、とんでもない時間に目覚めてしまいます(^^ゞ私はブックオフで手に入れたいですが年内は・・行く暇なさそうです(苦笑)
ナイス!
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12/23 15:00
妄想と妄想を繋いでいるのに何故か納得させられそうな話。まさか最後にあの人の行方が語られるとは。気になっていたから驚いた。作者の他の本を読んでいると登場人物の生い立ちが重なっているので本は違えど言いたいことは一定としてあるということのお陰か登場人物が重厚に思えた。
こってりと読み応えのある伝奇小説で、帯の国枝史郎氏もだが半村良氏を髣髴とさせる良品。錬金術・異端の宗教を柱に、美貌の男女や異能の者をちりばめそれでいてエンタメに仕上がっている。いや~、実に好み。少々グロ&スプラッタな描写はあるけれど。想像してごらんなさい、闇の中に仄かに浮かぶ白い肌、蒼く輝く瞳、流れる紅、そして黄金の輝きを。
文庫フリーク@灯れ松明の火
朱音さんありがとうございます。久しく流血大惨事ものを読んでいないので、注意して読みます(すぐには読めませんが)アドバイスありがとうございました(笑)
ナイス!
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10/10 18:05
朱音さんありがとうございます。久しく流血大惨事ものを読んでいないので、注意して読みます(すぐには読めませんが)アドバイスありがとうございました(笑)
ナイス!
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10/10 18:05
07/09:キリエ
06/25:sanson
06/13:ちぶる
06/09:drunkershigh
魔的。その一言に尽きる夢幻の長編。七百ページを越える分厚さに中盤までは辟易しつつも、最後の最後ではなぜもっとこの世界にいることができないかと悔しくなる、そんな素晴らしい伝奇小説でした。前作の『信長 戴冠するアンドロギュヌス』を読んでいたので、比較的早くこの特異な世界観(日本が西洋と同じ世界にあれば、その影響を免れ、日本語だけで語られるのは不自然だ!)に入り込むことが出来ましたが、初見の人は困惑するでしょう。正直、自分も錬金術やキリスト教に詳しいわけでないので、その辺は馬鹿みたいに文字を追っているだけでした
コットウムケイでも知られた逸話がちりばめられていてあまりそれを意識させない。不思議が絡めばそういうこともあるかなあ、あってもいいなと思える話。更にその不思議の部分を除けば失うものの多かった親父ふたりの韜晦であり、せつない。
長かった・・・。何を異端とするかはその時代の価値観によって変わるだろうけど、秀次らの所業は圧倒的に妖しくて魔的であるが故に美しくてどうにもこうにも惹きつけられてしまう。伴天連ガーゴや家康など常識人の葛藤も物語の厚みを増してくれる。特に最終章が家康主体に描かれているところが好感度大。平六の頼もしさも良い。「ざっと、済みたり」
ものすごくおもしろかった。しかし錬金術の人たちはやつを蘇らせてその後何をするつもりだったんだろう。権力者を脅かす役には立つけど日本の征服とかちょっと無理だよね。…なんてことは読んでいる最中にはちっとも思いませんでした。圧倒的な筆力というのはこういうのを言うのだなあ、と、感心。
11/10:しずる
“殺生関白”秀次が聚楽第の地下で行う、恐ろしい儀式。忍者、錬金術、両性具有、青髭とジャンヌダルク……随所にちりばめられたオカルトネタが、ジグソーパズルのピースのようにぴたりとはまっていく。読み終えたあと、壮大な旅から戻ってきたような気分になり、ぐったりして思わず悪夢を見た。妖しい何者かに追われている夢だった。
07/04:asd
03/13:あーる
06/07:さくら
02/24:にゃーぷー
02/13:sato
11/11:ENDURA
09/21:ベック
09/24:はるわか
--/--:ozeanflug
--/--:こがねつかさ
聚楽―太閤の錬金窟の
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感想・レビュー:19件





























