ホワイトアウト (新潮文庫)
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ホワイトアウトの感想・レビュー(839)
たった2日間の出来事を、濃密に描いた一冊。あまりの緊迫感に、中断が難しかった。現場は巨大ダム。なかなか細かい位置関係や、部屋の描写が解りづらかったけど、その辺はDVDでも借りて、補おうかな。
久しぶりに熱中できたストーリー!ダムが武装集団に占拠され、一人の男が勇敢に立ち向かっていく。何度も心が折れそうになりながらも決してくじけずに挑み続ける…。続きが気になりどんどん読み進めてしまいました。 エピローグには思わず泣きそうになるくらい感動…!! これはお勧め1冊です。
著者の作品は「連鎖」に次いで二作目です。どちらも普通の人にはあまり知られていない世界を扱いながらも、分かり易く描いていると思いました。本作品は、富樫と武装集団の知能戦を、巨大ダムの複雑な構造を上手く利用することで、リアルかつ緊迫感のあるものにしています。アッサリしたラスト以外は意外性もアリ総じて高評価でした。ただ、これはダムの構造を少しばかり知っている自分の意見ですが、巻頭にダム周辺の図面(流域図)、またダムの構造図(三面図)を付けるべきだと思いました。これで知能戦がより分かり易くなると思いました。
乗っ取られた日本最大のダム――奥遠和。武装したテロリストを相手取り、ひとりの男が、同僚たち発電所所員と亡き友の婚約者を救うべく立ち上がる。孤軍奮闘、駆け巡る主人公・富樫の前に立ちふさがるのは、絶え間なく降りしきる雪、雪、雪・・・・・・。 まず驚いたのは占拠対象にダム、という盲点をついたストーリ展開。山岳小説顔負けの自然描写に圧倒されながらも、張り詰めた濃厚な緊迫感にぐいぐいと惹きこまれました。
日本最大のダムを占拠した武装グループに、たった一人で立ち向かう男。一面雪のシーンが鮮烈に浮かび上がる描写、謎を抱え、緊迫感を増しながらラストまで持っていかれる構成が素晴らしい。サスペンスとアクションのあいまに語られる主人公の葛藤、ヒロインの亡くなった婚約者への想いなども読ませどころ。600ページを超える 厚さを感じさせない、冷たい舞台の熱い物語。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 12/11
すごーい前に読んだ。めちゃくちゃ面白かった。迫力あったし。 これが映像になると、、、こけた。たしか黒部ダムで撮影したはず。
職場本棚。再読で内容を知っているからではあるけれど、安心してハラハラドキドキできる雪山冒険小説。ダムを占拠したテロリストに、発電所員が一人で挑む。富樫の頑張りへの賞賛が彼に直接伝わる、副署長との通信シーンが好きで、そこばかり何度も読み返す。
真保さん作品読了2冊目。前に読んだのが軽いエンタメだったので、本作のあまりの骨太さに驚き!!本当に同じ作家さんか?!と思うくらい。。。本格的な山岳小説として雪山の描写がリアルに迫ってくるのに、加えて、ダムの占拠・人質・撃ち合い・脱出そして追跡。どちらも濃厚に緊迫感が立ちのぼってきて、まさに一気読みでした。主人公はありえないくらいタフだが、そのありえなさは、実は過去の自分の弱さを乗り越える為に、自らを叱咤して無理やり引き出している強さである!というところに、胸が熱くなりました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(8)
- 11/20
takayo@灯せ松明の火
れいぼさん☆この本を読んだあたりから、こちらは本格的な冬到来で既に除雪車も入り、雪かきも!!道路は凍ってツルツルです^^; やっぱり夏に読んで涼むべきでした・・(笑)
ナイス!
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12/09 22:45
れいぼさん☆この本を読んだあたりから、こちらは本格的な冬到来で既に除雪車も入り、雪かきも!!道路は凍ってツルツルです^^; やっぱり夏に読んで涼むべきでした・・(笑)
ナイス!
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12/09 22:45
[★★★★]何年前に観たんだか分かりませんが、映画で何となく内容は把握してた。――と思ったらそんなこともなく、テロリストとの戦いというより本当に山岳小説として「山」と戦う男の姿があって驚く。主人公のタフガイっぷりはハリウッド顔負けのヒーロー補正が掛かってる。やや超人的すぎて「お前絶対死なないわ」と感じる場面がある。しかしクライマックスは予測できない怒涛の展開で、胸に込み上げるものがあった。
映画は観たけど、原作を読んでいなかったので読みました。…ラストってこんなんだった?もう少しすっきりした終わり方だった気が(^_^;)でも、これはこれで面白かったです!
ダムのことについて全く知識がないので、自分がこの話で思い描いた情景が的外れになっていないか少し心配。初めのほうはどうかなと思ったが、途中からぐいぐい引き込まれていった。
もう今では有名な方だそうですが(アマルフィの著者)吉川英治文学新人賞受賞と言う事で冒険物はあまり読まないもののかなり期待!まるで先の見えない現状が舞台の雪山そのものを連想させその先を進む富樫さんに引っ張られる形で進むストーリー。途中、何度か垣間見える・・・誰もが持つ弱さや苦悩を背中に背負いつつ、それでも頑張るその姿に応援せずにはいられない。そのひた向きさが数々の小さな幸運から大きな幸運を繋ぎ引き寄せたと思えるほど。目の前にある天秤を直視出来てない前半の警察上層部のおかげで余計に期待をかけてしまったのかも
白繋がり。何というダイハード!!超タフガイ主人公。自分だったら何十回も死んでる。多分本編入る前に死んでる。結局、死んでたまるか!(同僚の)婚約者待ってろよ!という、尋常じゃなく強靱な意志が超人的な力(耐寒性能→水かぶって零下10度もなんのその。耐久力→ほとんど飲まず食わず寝ずで雪山歩きづめ、etc)を呼び起こすのだなあと。もういいよ、寝てろよと何回思ったことかw こうやって書くと嘘くさいけど、文章の説得力が凄くて思わず納得してしまう。圧倒的な一気読み強制力で、読み終えたら体重が落ちていそうな傑作冒険小説。
まだ涙が止まらない。ダムを占領したテロリスト達にたった一人で立ち向かうなんて映画のダイハードみたいだが、主人公は銃などさわったことのない奥遠和ダムの運転員富樫輝男。彼を突き動かすのは雪山で助けられなかった同僚の吉岡や殺された同僚達への思いだけ。絶体絶命のピンチや極寒の極限状態で自身の心の弱さに負けずに吉岡の婚約者を助け出すという使命を全うしようとする。自分の判断の誤りで同僚を死なせたという自責の念に苛まれ続けた富樫があの日と同じホワイトアウトの中で助けに向かう姿が感動です。
富樫は、テロリストにたった一人で立ち向かう。闘いはすごく孤独。テロリストに人質として囚われた千秋だけがその存在を知っているけど、警察も千秋以外の人質も誰も富樫が一人で、みんなを救おうと立ち向かっていることを知らない。なぜ逃げ出さずに闘うのかその理由も本人しか知らなくて、何度も諦めそうになりながらも自分を奮い立たせる理由が哀しい。状況が詳細に説明されていて、専門的でかなり難しいけど緊迫した雰囲気が伝わってくる。事件解決後はあまり描かれてなかったけど、富樫さんが自分を少しでも許せるといいな。
雪の中をもがいたり、恐怖に身がすくんだり、思うように体が動かないフラストレーションを感じられる描写が最大の読みどころ、というか、それくらいしか無い。それだけでも十分だけど。イマイチ活躍の無い復讐したい人とか、ヒロインをレイプさせない為にだけでてきたような・・・ 大事なセリフに傍点打つに至っては吐き気がした。「ここポイントですよ」ってか?そんな大事なとこで作者が出てくんな。
これはおもしろい。読み始めるとどんどん惹き込まれて、先が気になってしまう。そして読み終えるとなんか寂しい。描写がすばらしくて、その場にいる気分。暑い夏にはよかった。
日本最大級の発電所ダムが占拠される。織田裕二、松嶋菜々子、佐藤浩市等で映画化もされた。ダムのモデルは奥只見ダムだが、映画の撮影は黒部ダムで行われている。季節は2月、雪に覆われダムに通じる道はシルバーラインのトンネルのみ。犯人グループはそのトンネルを爆破し外部からの接近を許さない。所員2名が殺され11名が人質として監禁される。富樫だけが犯人の手を逃れ、ただ一人、人質救出に挑む。敵は犯人たちと雪。降り続く雪が富樫の行動を阻む。何度も挫けそうになりながら自らの生命の危険を省みず戦う富樫の心情がよく描かれている。
閉ざされた雪山で武装集団によるダム占拠に一人立ち向かう男。厳しい自然の中での冒険、なれない武器をもってのサバイバル、犯人と警察とのコンゲーム、過去の失敗を繰り返すまいとする不屈の闘志、と読みどころ満載です。特にダム内での手に汗握る頭脳・肉体戦が面白かった。
文庫本のくせに結構分厚くて引きそうになりましたが 途中から分厚さも気にならないくらい のめり込んで一気読み。映画見てないけど 本のイメージから想像する主人公と映画の配役には違和感あり。
10年以上前の作品になるけど、やっぱり話題になるものはおもしろい。軽い気分で呼んでみたら見事に裏切られた。山+サスペンス。この作品の魅力はテロリストがダムのセキュリティ脆弱性を突き完全犯罪を敢行しようとする犯罪小説的な面白さと、そのテロリストに一人立ち向かっていく富樫のかっこよさにある、と思うのだが、自分は特に前者の部分において面白く読めた。高村薫のデビュー作「黄金を抱いて飛べ」を思い出した。確かな描写力に加え、ダム、無線、雪山などへの広い知識は感心するばかり。最後やや冗長になった感はあったが、うーん名作
主人公の富樫が滅茶苦茶かっこいい小説。風景描写も分かりやすかったと思います。ですがもう少し犯人側に色々あってもよかったかも、と思います。個人的にはサスペンス、というよりアクションの枠組みに入る作品です。
面白い。深い雪に閉ざされたダムを舞台に、1人のダム職員とテロリストとの戦い。細かい描写がより緊迫感をあたえています。一気読み間違いなしです。
素晴らしい。圧倒的な描写力にページをめくる手がとまらなかった。ただ、ダムの構造がイメージしにくかったのが残念。主人公が超人的すぎるというのはあまり気にならなかった。
日本は平和だから、テロや銃撃戦などのハードボイルドの小説は少ないが、この作品は日本を舞台にしつつも、うまい具合に仕上げてある。『ダイハード』や『沈黙シリーズ』のようなプロが立ち向かうのではなく、あくまで素人として、亡き友のために必死に使命を果たそうとしてる姿にワクワク・ハラハラさせられた。
ホワイトアウトの
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感想・レビュー:153件














































