ぐるりのこと (新潮文庫)

ぐるりのこと (新潮文庫)
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ぐるりのことはどんな本ですか?

エッセイ
梨木香歩
小説

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ぐるりのことの感想・レビュー(349)

『春になったら苺を摘みに』のほうがパーソナルで好きなのだけど、これもやはり思考の根幹にある「理解はできないが受け容れる」ということをどうしたらいいのかと一生懸命に考えている人の強さに惹かれる。卑屈にも無遠慮にもなりたくない、小さな私が世界にどう対峙するのか。ただまあ、これだけ頭良いと毎日大変だろうなあ、とボンクラい私なぞは思ってしまうわけです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/31

imo
なんだろう。この世界と膜を隔てた感じ。作者は思ってたより若かった。文章の感じ的にもうおばあさんっていう年齢かと。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/25

思考が全くついていけず、悔しい思いをした。脳みそが退化している事に気付かせてくれた本。

梨木香歩はエッセイも素晴らしい。彼女の文章やセンスが大好きです。もう一冊のエッセイ集「春になったら苺を摘みに」は、英国留学時にホームステイしていたウエスト夫人に纏わるお話がほとんどだが、こちらは「群れ」と「境界」という2つをテーマに彼女の周囲の出来事を語っている。「沼地のある森を抜けて」を同時期に執筆されていたということで、合わせて読むと面白いかも。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/23

梨木香歩という作家にとって物語を語るとはどのような意味を持つ行為なのかが分かる一冊。彼女にとって物語とは、複雑かつ多様な現実を「明晰化」する、即ち焦点を明らかにして事象に文脈を与える手段である。現実をそのまま写し取るものでも、絵空事でもない。このエッセイと同時並行で執筆していたという『沼地のある森を抜けて』もぜひ読みたい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/21

エッセイ。梨木さんといえば、西の魔女が死んだ以来なので、エッセイと知らずに手にとった。かなりイメージが異なり、身近な問題を時代の問題と合わせ、過去の人々の言葉を交え、その中で作家として個人として、どう生きて行くのかという、思慮深い作品だった。事件が起きたりすると考える、なぜこんなことが起こるのかと。でも、胸を痛める以外何もできないことが多い。私にできるのは、自分の手の届く人を、大切なものを守ることだけ。でも、少し世界を広げてみよう。もう少し広い視野で考えてみようと思えた。他の作品も読んでみたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/18

それぞれの心の中にある群れを求める気持ちと個を保ちたい気持ちが、いったいどこからやってくるのかを丁寧に見つめる。例えば求心力のあるリーダーを待ち望み忠誠を誓い信頼されて、群れの中での安定を図る、という視点は、組織嫌いの私にもそんな体質がある、と思い至った。また、群れと群れとの境界を越える共感とについても、相手からただ単にもたらされる受身的なものではなく、自分に引き寄せて(あるいは自分から迎えて?)発生するものだという視点も、目からウロコが落ちたように、ハッとさせられた。たぶん、この思想を下敷に書いた物語が
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(1) - 11/17
yumiha
『僕は、そして僕たちはどう生きるか』であろうと推察する。
ナイス!ナイス! - 11/17 22:05


まだ言葉にならないから感想は保留。

梨木さんが特別な存在になった一冊。特に「ぐるりのこと」の一文はエッセーなのに涙が出た。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/21

梨木さんの思いが、読み解くのに時間がかかるというか、時間がかかって、なかなかページが進められなかった。おだやかな文体で、深くするどい視点でのエッセイは前作とも一緒なのだけど、何かわからない重みの違いのせいかな?読んでて楽しいエッセイではないけれど、何か感じられるエッセイ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/01

頂いた本。 想像したより深かった。 視点が鋭いのだけれど、表現が爽やか。 (問題の)本質をついている。 そのわりに、批判や皮肉は感じられない。 現代の精神社会の観察日記のようである。 観察(理解)して、自分の方向性を決める。 相互理解ってこうなのかも。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/03

ゆったり、ともゆっくり、とも違う、独特の時間の流れを感じさせるエッセイ。大好きな梨木さんの作品が雰囲気がそのまま出てました。物事に対して、とても真摯な態度で臨んでる人なのでしょうね。ただ、個人的には、もう少しさらっと読めるエッセイも、読んでみたいなあ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/31

梨木さんの作品は、静かな空気感のなかに、ひとつひとつに歴史を重ねてきた重みというのが感じられてとても好きなのだが、こちらのエッセー...というには深い思索に驚かされる。常日頃から、自分をとりまく事柄にこんなに思いを馳せている方だったんですね。すごく勉強になりました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/11

この人の思考回路が複雑すぎて読むのに大層時間がかかりました。しかし息苦しさは全く感じず。個と群れを考え、境界を考え、あっちとこっちを行き来し、自分の「ぐるりのこと」とその先にまで思いを馳せることができるからこそ、あんな物語を書けるんだろうなあ、と思いました。 この人に追い付けない自分の思考回路が悲しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/31

エッセイだったとは・・・こういう考え方があるんだなーと思った。

内から外を見ているようだ。まるで梨木さんと一緒に狭くて白い部屋にいるような感覚。前作に比べるととても批判色が強いが、語り口と内容が比例しているのできついという印象はない。人種差別についての見解が好きだ。昨今の日本内では、「何人のようだ」というとんでもない差別的見解と、それを咎めない風潮が定着しつつあるが、まるで自分たちが国際的ヒエラルキーの頂上にいるかのような嘲りは悲しくなる。特徴は特徴でしかないという事実に気づく日はくるのだろうか…血液型にも特徴やパターンを見出だす愚かな国民性故なのか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/28

前に読んだ『春になったら苺を摘みに』より、ずっと梨木さんの感覚に近いなと思った。プライベートな部屋に招かれたような感じ。梨木さんの決意表明を聞いた気分。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/28

『春になったら苺を摘みに』が人との出会い、外との接触を主題にしたエッセイだったのに対し、本作は内的な洞察、外を見つめる自身の思いが綴られたもの。その為、物事に対して批判的な色がどうにも強く、前のエッセイのように心地よく読んでいくことはできない。本人もそれは充分承知で、自身の思いをただ垂れ流すというわけではなく、きちんと考察してから書きだしているのだけれど……まぁ、当たり前だがエンタメにはならないわなぁ。ただ、ここで書かれていることは至極真っ当で、けれども見失いがちなこと。人によって得るものはあるはず。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/23

なんとなく読み進まない。。。挫折
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/18

「明晰性」ということばが出てきたが、広大で複雑な世界をとことん考察し、しかもこれだけ想いを的確に表現するって本当にすごい。どれも固いお題目なのにあたたかさや美しさ、誠実さに溢れて・・・。梨木香歩さん、ますます好きになりました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/09

読み終えるのにとても時間がかかった。ものすごく共感できて ストンと理解できる部分と、言葉をなぞってもイメージがまるで湧いてこない部分とがあったからだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/04

考えてたことを先に言い当てられた感でいっぱい。でも彼女のあとを、よろよろしながらでも自分の思考を意識しながら、追っていくことはできる。し、やりたい。 興味の方向ではなく、持ち方や意識のありかたを見習いたい。難しいしつらいなと思う。でも、そうしない自分でいることのほうが許しがたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/04

難しいところもあったけど興味深くて一気に読んだ。エッセイはその人の紡ぐ物語の根幹がわかるなぁとつくづく思った。自分の周りのぐるりのことに目を向けて、且つそれぞれに考えを巡らして生きてみたいと思う。境界線上からの目線を始めて意識したかもしれない。逃れたいけど逃れられない日本独特の「世間」という言葉を思い出した…
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/02

梨木香歩さんのエッセイ。『沼地のある森を抜けて』を再読したくなりました。 個であり、かつ全体の部分であること。あちらがわとこちらがわ。梨木さんが大事にされている"境界"について、考えながら読みました。 すべてをわかることはできないけれど、前よりはわかった…そんな風に、梨木さんの作品をじっくりと深く読んでいったら、いつかは梨木さんの目線で世界を見ることができるのでしょうか? 私も自分のぐるりを見つめて、大切にしたい。きっとたくさん、見えていないものがあるから。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/27

生きづらいだろうな・・とのコメントがありますが、その生きづらそうなところ(頑固なヤギとご本人が書いていらっしゃいますが)が素敵です。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/21

頑張ったけど途中から流し読みしてしまった。共感できるところもそうでないところもあった。梨木サン、生きづらいだろうな…という印象。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(3) - 06/08
MIKALIM
ででちゃんサン、コメありがとうございます。私自身も生きづらい性格と感じてるので読んでて苦しかったです。ただ、「しょうがないなぁ」と頑固なりの譲歩も見れたエッセイであり、意固地な自己主張だけでなく、梨木サンの風通しの良さも感じたエッセイでした。
ナイス!ナイス! - 06/21 21:54

ででちゃん
MIKALIMさん、 実は、「生きづらいだろうな・・」には、少し心を動かされました。 梨木さんの自己主張?は私にとっては「勇気ある発言」であり、そうした視点に疑問も持たずにいたので・・。  恥ずかしながら、自分の幼稚さに気付かされたように思いました。 ありがとうございました。
ナイス!ナイス! - 06/22 16:54


梨木さんの物語は好きだけど、エッセイは嫌いだということがわかった。今は嫌いだと表現した方がいいのかな。政治・宗教臭くて読むに耐えない。いずれちゃんと向きあって読める日が来るだろうか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/24

途中までで挫折。自分と他人との境界線、相手を許し心を開くと言う感覚。なんとなくわかったけどできない・・。時間が経ったら読んでみたい。★★★

忘れてしまいがちな「ぐるりのこと」に、誠実な目を向けている梨木さんだからこそ、数々の繊細な物語を紡げるのだと思う。漂う空気の静謐さと体感できる温度は比例しないのだなあと感じた。こんなにも静かなのに、こんなにも熱い。「怒らない」ということで怒りという感情を乗り越えているのだろうか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(7) - 04/12
ミナコ@灯れ松明の火
きむらたえさん、そういった「喪失」とか「冷たい感情」とかを演じるのが本当にお上手で!見とれてしまいます。
ナイス!ナイス! - 02/12 13:10

suzunerin
不幸が一番似合う女優として有名ですね。
ナイス!ナイス! - 02/12 18:50


梨木さんは冷静に時代のことや自分のことを語っているようだけど、実は誰よりも熱いのだと思いました。『ラスト・サムライ』観賞シーンの「泣いている一人一人の肩を両手で掴んで、しっかりしろ、と揺さぶりたい」というところは思わず笑ってしまった。「この重厚さを衒った薄っぺらさ」、うん、最高です。自分にとって大事なことは譲らず、自身や他者に対して真摯に向き合う生き方は素敵だ。自分もゆっくりと思索に耽りたくなりました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/11

2章で挫折

すごく難しい。しかし、とても大事なことが書いてある。他人の境界に入りつつも自分の境界はしっかりと保つこと。日常を丁寧に味わうこと。群れでなく、しっかり自分で考えること。などなど。 梨木さんがどんなことを考え、何を大事に思っているのかが分かる本。 これを読んで、自分の生き方間違ってたなー。と考え直しました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/16

自分自身と身の回り―ぐるりのこと。素敵な題名です。梨木香歩の紡ぐ物語の背景を感じとることができました。じっくりと考えさせられるエッセイです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/07

「ぐるりのこと」読み終わった。「群れの境界から」の群れを離れて一人生きたライオンの話が良かった。孤独になることを恐れず、やりたいように自分が大切だと思うことをしっかりやろう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/07

梨木香歩の本は数冊しか読んでいないけど、小説はふわふわしているのにエッセイは鋭い。「ぐるりのこと」って身の回りのことかなと思って読み始めたら、境界のことでもあった。生垣のように厚みのある境界というと、どうしても「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんの家のサンルームが思い浮かぶ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/05

他者を認める事。境界を意識しすぎない。迷惑をかけない事。外国で住むと日本人が外国人になる。受け入れてもらえる事の嬉しさ。自然の美しさ。日々の暮らしを大事にする事。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/21

旅をすることは、物理的に移動することでもあり、そこで出会った人や事柄を自分とすり合わせることでもあるんだな~と感じました。それは必ずしも外国ではなく、デパートで見た美しい細工のアクセサリーがもたらすこともあるし、自分の隣人のあいまいな境界線に思いを馳せることも、ある種の旅なのかも。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/13

『物語を語りたい。そこに人が存在する、その大地の由来を。』
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/08

踏みしめている大地や友人の些細な一言など身近な「ぐるり」に想いを寄せることで、世界のできごとや遠い過去のできごとも自身の「ぐるり」の一部としてとらえ、“ひたひたと”思索するエッセイ。個人的に「大地へ」の章が秀逸で梨木さんに共鳴し、静謐な空気の中での独特の高揚感のようなものを味わいました。梨木さんの小説の土台になっている真摯な想いにあふれていて、大切な一冊になりました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/16

再読。気持ちの立ち位置を確認するために。6年前と同じ読後感、異なる読後感どちらも味わいました。ゆるやかな恢復という言葉が優しく心地良かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/21

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ぐるりのことの 評価:60 感想・レビュー:104
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