西の魔女が死んだ (新潮文庫)
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西の魔女が死んだの感想・レビュー(9350)
まいの傷ついた心が柔らかく回復していくのが分かって、癒された。まいとおばあちゃんの温かい絆も良い。ラストのおばあちゃんの言葉には涙が出る。消えてしまうわけじゃないんだ。
ラスト5ページあたりから最後の言葉までの流れがたまらなかった。予想してたけど、192Pは泣きました。余談ですが、思わずキッシュが食べたくなって作り方を調べてしまいました^^;
母親が自分について話していることとか、本人たちには悪気がないのだろう言葉とか、そういうものにとても傷ついた時が自分にもあったなあと思い出した。それまでなら普通にこなせていた人間関係がどうしようもなく面倒になったりとか、そんなことも。そんなどこか寂しい気持ちを、今も自分は心のどこかに抱えているのかもしれない。それと同時に、あの頃のほんの少しのことが嬉しかったり、愛おしいと思う気持ちもまだ私の中に残っているのかもしれない。そんなことを考えさせてくれる本でした。
人間関係において、保守的な現代だけど、改めて考え直し、西の魔女の様に原点に戻って生きられたら、広い心でいつも居られたら時には損する事もあるけど、すごくいい人生になるだろうなと思ったo(^▽^)o
高校生の娘から借りて読みました。子供はもちろん大人が読んでも得るものがあるとてもいい本でした。おばあちゃんのように人生を過ごせたら素敵ですね。
古本屋で発見し、確かこれいつか話題になってなかったかなぁと思い購入。生きにくい思春期の学校生活、何もかも自分より偉大なおばあちゃん、自分で決めることの大切さ、たくさんのキラキラした人間のかけらが散りばめられた一冊。子供が読んでくれたら嬉しいなぁ。シンプルかつ泣けて、幸せになれる。
癒される。サンドイッチとキッシュ食べたくなる!!・自分で決める・外からの刺激に動揺しないように・肉体をもって体験することで魂を成長させる・直観は大事だが、取りつかれてはならない。そうなるとただの激しい思い込み、妄想
某漫画家さんのコメントで名前だけ知ってて興味ある本だった。こんなに穏やかに死を考えるおばあちゃんと孫っていないなあ。いつもの何気ない日常の描写がまた、自分が苦手なものなのでうらやましく思いながら読みました。ちょっとジブリ作品っぽい雰囲気。中学生くらいの頃に読みたかったなあ。
まいは本当に感受性豊かでとても素直。このまま自分を確立して自立できれば言うことなし。両親があれこれ言わないのはわかってるからだろうね。
学校生活に息苦しさを感じる少女が、「魔女」とあだなされる祖母との共同生活を通じ、少しずつ心の重荷を下ろす物語。とにかく魔女の一本筋の通った、凛とした生き様に胸を打たれ、なんとも清々しい気持ちになる。常に優しく、また時に厳しく、しかし決して子供扱いせずに孫と接し、見守る姿勢は、孫に対する愛情の深さが見てとれる。 魔女の基本要素として説かれる2点(「自分で決める」「決めたことは最後までやり通す」)は、今後「道」に迷った際に立ち返る道標になる気がした。
魔女が素敵。人生をひょうひょうと伝えていくところ。答えを出すのではなく自分で見つける手助けをして前向きにさせていくところ。でも、すれ違ってなお、暖かく見つめているであろうところ。 まいとともに私も魔女の修業をして、色々なことを解決する力を自分で持てるようになりたいと思った。
繊細な主人公と優しい魔女の触れ合いを暖かい目線で描いた話。題目から連想したのとは全く違う、透明感溢れる文体で紡がれた大切な物語。まいは魔女修行を通して成長していく。現代では死とは忌み嫌われているものであるが、魔女の教えでは魂は受け継がれてゆくもの、故に恐れる必要はない。まいを一人の人間として同等に接し、存在を無条件に受け入れ、目一杯慈しみ愛する。おばあちゃんの語り口がですます調となっているのも丁寧で好感が持てる。終盤では涙が溢れたが、悲しいとは違う不思議な気持ちであった。私も魔女の教えを会得できたのかな。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(5)
- 02/05
あんなおばあちゃんと、優しい素敵な時間を過ごしてみたいなー。ほっこりしました。自分で決めること、決めたことを最後まで徹底すること。アイノウ。でも後者はいくつになっても中々…(´`)私もしようか、魔女修行!笑
とにかく最後の最後で泣けた(TдT)悲しいけどほっこりするお話だった♪両親共働きで祖父母に育てられたからおばあちゃんの優しさと厳しさが懐かしかった^m^おばあちゃん、大好き!!
高校生以来の再読だが、この年になって読んでても、特に感想は変わらなかった。所々に心に来るような台詞はあるが、全体的に文章がちぐはぐしているように感じた。あと、最後についている短編がいらない。
大好きな人が亡くなった時に感じる苦い後悔。でも、それも包み込んでくれる亡き人の大きな愛情。ノスタルジックな気持ちにさせてくれる作品だった。 しかし、映画を観る前に読むべきだった。読書中、頭の中に映画の映像が再生されてしまい、自分でイメージを膨らませることができなかった。
前々から気にはなっていたのですが、読まずにいたら今年の誕生日にお友達からいただきました(^-^)しかも可愛いブックカバー付きで!少しづつ読もうと思ったのですが、面白くて一気に読んでしまいました。久しぶりにほんわか気分が味わえました。きっとこの本も何度も読み返す本です。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 02/03
再読。ファンタジーにハマるきっかけとなった作家さん。前に読んだのは、5年以上前かなぁ。今、再読したい気持ちになったのは、今の私に必要だったからだろうと思う。自分が変わると、視点も変わってくる不思議な作品。私の、大事な大事な一冊です。
ラストの3ページで号泣してしまった。。。朝の満員電車でしゃくり上げて恥ずかしかったなぁ。。自分も以前おばあちゃんの家で暮らしたことがあり、自分と重ねて終始ウルウルしてしまいダメでした(><)銀龍草、見てみたいです。悲しい部分もありますが、自然の描写が美しく、風景が目に浮かびスラスラ読めて心地よかった。まいの育てたヒメワスレナグサもすてき。
「自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力」これって本当に大切なことだなって、はっとさせられました。普段の自分の生活を思い返してちょっと反省。このおばあちゃんの言葉、胸に刻んでおきたいです。そして思わず涙がこぼれそうになったラストがとても素敵でした。
何回読んでもラストで泣くなあ。そして幸せな気持ちになる。 死の書き方は違うんだけど、夏の庭もまた読みたくなった。
タイトルから、ファンタジーか歴史小説をイメージしていたけれど、噂どおりぐっとくるいいお話でした。 魔女の修行…めんどくさがりな自分にはなにより厳しいなぁ
初っ端から読者をグッと掴んでくれます。繊細で敏感な少女の心象描写が美しく、わかりやすいので共感し易かったし、全体として非常にいい話ではありますが、あまりにもおばあちゃんの役割が出来過ぎている点と、お洒落で綺麗過ぎる程のおばあちゃん家の生活描写にちょっと納得いきませんでした(天の邪鬼なだけです)。精一杯傷ついて、精一杯考えていたあの時の自分を思い出させてくれる作品。
いつも優しく語りかけてくれおばあちゃん。それは、日常の生活の知恵から魔女への修行の事まで。「死」についても。魔女への修行の入り口は、日頃の 自分の心のあり方「意志の力」を鍛えることで 「地道な努力を続け、たいくつな日々の連続で、ある日突然 今までの自分とは 更に違う自分を 見ることになる」と◎主人公のまいは 学校で仲間外れのようになって、「グループの子が呼んだら すぐそっちに行かないといけないんだ。つまり、どっちを大事に 思っているかという 忠誠心が そこで問われるんだよね」なるほどね~と、妙に納得
ライフスタイルとしての「魔女」。魔女ってキリスト教以前の伝統に基づいた宗教だけど日本人にとっても馴染みやすいものみたいです。女性の生き方への言及がすこし薄っぺらく感じましたが90年代の作品ですから仕方ないのかも知れませんね。
映画化もされた古典的な名作ということで名前はよく聞いていたが、なかなか機会がなく、ようやく手に取った。どうしても「アルプスの少女ハイジ」とイメージがだぶるが、繊細で傷つきやすい女の子と限りなく優しい祖母のひと時の生活が豊かな自然やおいしそうな料理とともに描かれ、魅力がある。おそらく女性の方がもっとジーンと来るのだろうなと想像する。いずれ娘(娘も名前がまい)にもぜひ読ませたい。
ああいいな。「おばあちゃん大好き」「アイ・ノウ」約束の伝言。もうこの場面があったから、充分。豊かな自然に囲まれた、浮世離れした理想郷みたいな、おばあちゃんとの生活。でもそれを浸蝕するものもやってくるし、山の向こうには現実がある。ずっとは続かないし、変化と決心を求められる。大好きでもすれ違ってしまう時がある。読み進めるごとに、そういったことに寂しさを覚えたけど、、、このラストでそんなのは吹き飛んだ。うん、いい読書だった!
衝撃的な話の展開はないのだが次々とページが進む本。私の読み込みと想像力が乏しいのか、皆さんの高い評価ほどには良いと思わなかった。
タイトルに「死」が含まれているけれど、内容はとっても暖かいものだった。自然と共にゆったり生きるって、素敵だなぁ。「自分で決める事」って、どうなるにしろ人のせいには出来ないし、自分で決めたからには後悔しないよう必死になれる、大切な事だなぁと思った。自分の想いを大切に生きてゆきたい。
梨木香歩さん著書。久しぶりの再読だけど、これは何回も手に取りたくなる一冊。なんとなく、おばあちゃんの家と、アリエッティが住んでいた家のイメージが重なった。
映画の番宣を見て、原作を手にとりました。多感な中一の女の子を見守る祖母。【温かく見守る】と言うのは、こういう事かとジンときました。『アイ・ノウ』この一言で全て包み込んでしまいます。
タイトルから西洋風のファンタジーなのかなと思っていました…が実際の舞台は現代の日本の片田舎。爽やかな新緑の香りが漂うような、優しく温かくちょっぴり不思議な物語でした。おばあちゃんと孫を中心として進んでいく形に何となく「エンジェル エンジェル エンジェル」を思い出しもしたけれど、此方はまた違った形での交流に魅力を感じて。美しい比喩や流れるような文体は流石。ラストは甘い物悲しさが漂いながらも明日への道を感じさせ、清々しく心地良い余韻が残るもの。最後「アイ・ノウ」を読み終えた時、心が洗い流されるのを感じました。
今ではハリー・ポッターのようなものばかり想像されがちですが、それとは違う、とても優しくて、穏やかな魔女でした。おばあちゃんの暮らしぶりは日本版「ターシャの庭」のようで、実際に出来るかどうかは別として、とても憧れます。
少女の張り詰められた感性が、西の魔女との暮らしで広がり、静かに成長していく。感覚豊かな描写で、繊細だけど、それはあくまでまいが主人公だからで、おばあちゃんの世界はもっと包容力が高く、素朴にワイルドなものだというのが読み取れる。それはゲンジさんへのまいの嫌悪感と、その解消に端的に現れてるな。そうして視点を限定することにより、現代性と青春ものとしての普遍性を獲得している。癒される小説だ
西の魔女が死んだの
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