たそがれ清兵衛 (新潮文庫)

たそがれ清兵衛 (新潮文庫)
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たそがれ清兵衛の感想・レビュー(419)

短編集。基本的な話の構造は同じ。しかし、飽きずに読み続けることができたのは著者の力量によるものか。日頃は軽んじられがちな少し変わった通り名を持つ者たちが、藩を二分する抗争に巻き込まれていきながらも、自らの剣技で降りかかる火の粉を払っていく。そんな彼らの一風変わったヒーローっぷりは非常にカッコよくて痺れさせられた。個人的には「ド忘れ万六」の話が一番のお気に入り。小ボケをかましながらも締めるところはしっかりと締める生きざまはまさに3枚目ヒーローそのもの。

短編。どの話も定番、予定調和の香り。でも単純な勧善懲悪・ハッピーエンドばかりでもない。半年後ぐらいに再読したいなぁ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/03

それぞれの主人公の生きていくための行動や時代の背景が様々で、また、すごい剣の腕を持ちながら、それを隠している。一つ一つの話は短くて読みやすい。

Aki
いつもはさえない武士だけど、いざとなったらすごい剣の腕前。それをひけらかそうとせず、淡々と暮らしている主人公たちにとても魅力を感じた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/19

地方の下級武士の悲哀、切なさが巧く伝わります。飢饉/大凶作なんて別の世界の出来事だと思ってるけど、ほんの100年位前までは日本の農村では普通の事。時代物って名前に知れた剣豪小説とか、幕末の志士とか信長や秀吉、家康ばかりが多いけど平藩士の生活感が滲み出たようなこの本が受けたのは藤沢さんの筆力なんだろうなあ。『祝い人助八』私には近寄って欲しくないけど、でも波津さんから見た助八はまた違って見えるんだろうな。五十石の平藩士でうだつの上がらない(剣は強いらしいけど)清兵衛だけど、大切にして貰える奈美さんは幸せ者だ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/17

普段は冴えない侍が政治の腐敗など悪を成敗する短編集。それぞれの素朴な人間像が魅力ではあるのだが、どの登場人物も剣が強過ぎて、信長の野望で言ったら武勇100の武将を自分で作成して戦ってるような感じ。短編集なのは分かるが、大筋の舞台に一貫性があったり、友情出演的に登場人物を絡み合わせたりしたら、一つの本として面白味が増すのでは。普通
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/11

8編の短編集。「たそがれ清兵衛」井口清兵衛、「うらなり与右衛門」三栗与右衛門、「ごますり甚内」川波甚内、「ど忘れ万六」樋口万六、「だんまり弥助」杉内弥助重英、「かが泣き半平」鏑木半平、「日和見与次郎」藤江与次郎、「祝い人助八」伊部助八・・のいすれもがひと癖ある面々が主人公。そのひと癖故に回りに疎んじられている下級武士が藩内抗争の中でやむなく隠れたるすご腕を披露することになるのだが、惹かれるのは、妻の看護の為、減石取り消し、過去の従妹への自責 等々の主人公たちの想いだ。★★★★☆
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/29

実力はあるが、風貌や性格のせいで普段は冴えない武士達が家族や友人、名誉のために剣を抜く。短編集なので読みやすい、もちろん面白いです★
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/22

8話いずれも似たような展開なんだけど、それぞれ味があって読んでいて飽きない。立ち回りの描写は相変わらず素晴らしい。その中で、具体的な描写はないんだけど祝い人助八と殿村の戦いでの空白の1行。この部分は逆に凄まじさを増して感じる。やる時はやる、実は腕の立つ剣客たち。こんなのカッコいいなあ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/17

よくできた短編集。主人公はそれぞれ異なるが、いずれもどこか人から少し軽く見られるようなところがあったり、そうでなくとも群れて過ごすことのできないようなタイプだ。そして決定的な共通点は剣の腕が立つということ。しかしいずれもその腕前を誇示するすることはなく、必要なときにその力を発揮し、かつその後もそのことを自慢したり安住したりすることのない生き方をする。必ず勝つところはしょせん物語であるが、それでもその人柄ゆえ好ましく、またどこか少し寂しいような、そんな男たちの話だ。どれもよいが最後の祝い人助八は好きだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/12

初の藤沢氏。登場人物は皆”あだな”(いわくつき?)の下級武士。ただし腕に覚えがあり、理由は異なるがここぞ!という時にその力を発揮するのは痛快。特に『ど忘れ万六』は他の作品と異なり中村主水のような立ち居地が面白い。そして『祝い人助八』の結末。わかっていたけどいいなぁ・・・。共通するのは”スジ”を通すことと感じた。この”スジ”を通すことが難しくなっている昨今の世の中に対する警告、と少し無茶な解釈。武家社会の主従、夫婦愛も垣間見ることができる。面白かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/03

普段はあまり冴えず、まわりから軽んじられている男だが、実は剣の達人で、ふとしたことから藩の抗争に巻きこまれてしまい・・・という話の短編集。「うらなり」だろうが「かが泣き」だろうが「ごますり」だろうがやるときはやる男達。かっこいいです。「たそがれ清兵衛」「日和見与次郎」が個人的にお気に入り。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/30

刹那の剣閃。まじわる影と影。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/19

それぞれの話の中に、温かさが満ちていて読んでいてホッとする。まわりから冷遇されたり軽んじられたりされても、底に男としての矜持や守るものを持ってる姿がかっこいい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/11

陰でからかわれ、ありがたくないあだ名をつけられている下級武士達の8作の短編集。この主人公達は、昼行灯ではあるが、剣の腕は確かなため、かかわりたくない藩内の派閥抗争に巻き込まれてしまうストリー。もちろん、老中の派閥抗争や商人との癒着と、江戸時代の話になっているけれども、簡単に現在におきかえることができる話ばかりである。しかし、江戸時代の話にすることで、悪人は剣で裁くことができる。その勧善懲悪のスッキリ感が、この短編集の面白さだ。個人的には“祝い人助八”の助八と波津の話が好きだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/05

史実に間借りした極めて洗練されたサラリーマン小説集だった。熟練の巧み。海外ミステリ読みらしい話運びもそそる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/15

垢染みや悪臭の風体から祝い人と嘲られている助八は、幼馴染みの波津の悪夫との決闘の腕を買われ中老刺殺の剣豪の討手として屋敷に向かう。しかしその心中で密かに波津を思うのだった(祝い人助八)。表題作を期待して買ったものの、映画との差異に少し驚き。どちらかというと祝い人~の方が近かった。どの主人公も他から嘲られる、侮られる一癖の裏で己の信念を貫く姿に真の強さを感じる。逆に一種の弱さを纏うからこそ格好よさが際立つ。藩政治を背景としている話が多い中、そこに主人公の個人的な関係や過去を前面的に巧みに絡める技法はさすが。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/08

面白かった。短編集でした。初の藤沢周平作品で大満足です。庶民・下級藩士目線のストーリーが最高です。個人的には「ど忘れ万六」が気に入りました。こんなじいさんになりたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/20

藤沢周平第二弾。持って生まれた外見やなかなか抜けない癖、自分ではどうしようもない境遇などに頭を抱えたり、抱えなかったりの主人公が実はスゴ腕の剣士で、藩の窮地を救うって話の連続。ワンパターンなんだけど、主人公の描写が常に秀逸で、「今度はどうやって巻き込まれていくんだろ~」と毎話ワクワクしてしまう。そして毎話すっきりの読後感。藤沢周平、もっと読みたくなりました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/06

普段はみんなに軽く見られてるけどホンマはめっちゃ強い!!ってっゆう8人のお侍さんの話。落ち着くところは一緒なんやけどそれぞれ状況が違うし。何かやっぱりかっこいいなぁ。。。って思った。手柄をひけらかさへんかったり見返り求めへんかったり。いざって時に強いのがかっこいいなぁ。。『たそがれ清兵衛』が一番好き。奥さん第一で。幸せそうで。元気なりそうで良かった♪ 『日和見与次郎』の奥さんが好き。出世、出世って尻叩くのは好きじゃない。兄さんにバカにされようとも旦那さんを守る奥さんステキです。こうゆう人達に嫁ぎたい(笑)
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/02

一見冴えない主人公が、実はいざとなると…という、まあ同パターンの連作なのだが地の文に何ともいえない可笑しみとニュアンスがあって愉しく読んでいける。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/20

「一平二太郎」の中では、どうしても文章の軽さを感じてしまう。読み易くスラスラと進み過ぎてしまう感がある。▼内容的にはどれも似たようなパターン。黄金のワンパターンと言っても良い位。ただそれを強く意識させないように主人公の性格、生い立ち、家族構成、仕事内容等の書き込みがきちんとされている。▼個人的には「だんまり」か「祝い人」が好み。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/24

自分の中の大事な想いのために、人から陰口の様なアダ名を付けられている一介の平侍。そんな男が実は… という、短編の話が一話一話感動的だったり、痛快な話だったりと、読んでいくのがとても楽しかった。個人的には主人公がコミカルな感じの『ど忘れ万六』と仲間のために一芝居して仇をとる話の『うらなり与右衛門』が好き。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/08

好きすぎて、何て言ったら良いのか分からない。何度も何度も読み返したい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/29

宮仕いの武士の悲哀を描いた短編集。うだつが上がらない彼らの日常と、いざという時に別人のような冴えた剣士となる、そのギャップがたまりません。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/26

ふだん時代小説は読まないけど、短編集ということで挑戦。読みやすく、読了後のスッキリ感がよいなぁと。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/25

母が持っていた文庫をようやく読破。読みやすく、思っていたよりもユーモアと希望をともなった内容だった。ふだんは冴えない男たちがここぞというときに活躍する、とても痛快な内容。藩にしばられる武士の悲哀、人斬りの悲哀も描かれ、味のあるとても素敵な短編集だった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/12

たそがれ清兵衛の話が続くのかと思ったら短編集だった。他にごますり甚内やだんまり弥助などがいる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 09/11

面白かった~。久しぶりに時代小説を堪能しました。最近は市井もの(?)みたいな感じで、剣の達人なんて久しぶりです。立ちあいの場面の気迫がすごい。表題作のたそがれ清兵衛の飄々とした日常と立会いの場面の鋭さ、その緩急がいい。全ての短編が秀作。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/28

50ページ弱の短編が8つですがどれも優れもの。凡百の作家なら一つの単行本にしてしまいそうなアイディアを藤沢さんは惜しげもなく短編に投入します。まったくすごいです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/21

基本的にさえない男が実は…的なスーパーマン設定の短編集。べただが安心して読める。娯楽小説だが余韻が心地よいのが作者の技量。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/18

藤沢周平の作品を初めて読んだがなんとも小気味良い。各々の主人公が平凡もしくはちょっと個性的な感じであんまり役に立たない人なのでは?と思われているわけだが、実は剣の達人たち。締めるところは締める。だけどそのことを吹聴したりはしない。事が終われば元の生活に戻ってゆくだけ。それがさりげなくかっこいいと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/14

★★★★
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/14

個性的な登場人物のオンパレード。流派は実在していたらしい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/14

kev
どれも一癖ある人物たちが重大な局面でどう対応していくのかなかなか見物でした。各話とも終わり方が非常に好きです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/09

昼行灯でどこか世の中から一歩引いた様に生きている剣客達の物語。藤沢周平の他の短編集と比べてサラっと読める話が多いので、代表作だけどいきなり長編の「蝉しぐれ」から入るのは…と思われてる方にはこれを薦めるといいかも。個人的に良かったのはごますり甚内。読み進める内に主役の甚内の印象が180度変わり、最後敵役である佐野と対峙するシーンでは格好良くて震えがきた。最後の祝い人助八は少し蝉しぐれテイストを感じた。定番といえばそうなのだが、分かっていてもやはりやられてしまう。なんとも言えない余韻、これぞ藤沢作品の醍醐味。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/08

さえない侍は実は剣の達人であった、と最後に刀を振るったことでわかる。このテーマに沿って書かれた短編集。腰を痛めた事を誤魔化して帰る後ろ姿にニヤリとした。腐っても鯛、だけれどもやっぱり痛んじゃってるんだよね(笑)。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/28

映画は未見です。いろんな噂を立てられて藩においてやや軽んじられている武士が主人公の短編。しかし、彼らは、実は剣術の達人だったというのが話のみそ。剣ゆえに、藩の騒動に巻き込まれるが・・・そんなに深刻に読む必要はなくて、一編一編愉しんで読めばいいと思う。ただ、生まれたときから、一生その藩という小さな組織で生きていくことを定められているというのは少し辛い気がするな。表題作が一番つまらない気がしたw
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/16

藤沢周平は好きだけど、他の作品の方が好きだったかな。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/29

時代小説の好きな友人に借りて読みました。思っていたより読みやすい。最後の『祝い人助八』が、一番ドラマ性が強くて好きでした。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/08

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たそがれ清兵衛の 評価:33 感想・レビュー:70
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