驟(はし)り雨 (新潮文庫)
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驟の感想・レビュー(97)
大都会、江戸で繰り広げられたであろう庶民の物語。粋であったり、へぼあったり、人情に溢れたり、人でなしであったり。ただ、何がきっかけで、どう変わるかは、分からないね。運を見方につけたいな。色んな局面に分かれ道がある。ただ、それも、因果倶時。
初めての藤沢周平さん。江戸の市井の人々を描く短編集。スケールの大きなエピソードはなく、登場人物も弱さや事情を抱えた人ばかり。だが、ドキドキした。どの話もラストは一歩手前で終了。核心以外は削ぎ落とされたのか。敢えて一番の話を選ぶと「遅いしあわせ」。主人公の凛とした強さ、それを助ける毅然とした優しさが染みた。今後も少しずつ藤沢作品を読んでいきたいと感じた。父の本棚から借りた。
珠玉の短篇十篇。いちばん好きなのは「泣かない女」。足が悪く器量も十人並みであるが故に別れ話を切り出されたお才。「いつかこんなふうな日が来ると思っていた」とあっさりと別れ話を受け入れる。哀れみで一緒に暮らしてもらおうとは思わないと、さらりと別れ話を受け入れる。そんなお才が意を翻して追いかけてきた亭主を前にして、堪えきれなくなりうずくまって泣く。もう一つ「捨てた女」に出てくるふき。自分がのろまで少々鈍いことを知っている。信助に身請けされて一緒に暮らし始める。「ここに、いつまでいていいの?」という言葉が切ない。
12/10:イワイワ
11/30:むらさきの空
11/27:さゆ
11/21:hatako
10/13:とみこ
09/23:無精ひげ
09/17:ちー
09/09:Koki Kawauchi
08/27:桜草
08/17:kiyosatokarako
それほどドラマチックということでもなく、ストーリー自体はどうってことない話だけど、どれも味わい深かった。不幸な女性の話が多い一方で表題作の驟り雨や運の尽きのように教訓を感じるテーマもあって面白い。
初藤沢周平です。情緒・人情ある江戸、裏店を舞台にした大人の寓話のよう。多くを語らず、鮮やかに、ときに唐突に終わる。それでいろいろ考えたり余韻が残る。
07/08:ボレロ
06/18:mino
06/16:チムママ
06/04:片頭痛
05/10:摑まれる藁
04/27:もち
04/14:crf2
04/04:オレ夫
03/28:qwelt
03/25:snow
03/24:redlorry
03/03:りぷのすけ
どの作品も、読み手がそれぞれの気持ちになって、うーむ、と考えさせられる。「人殺し」、彼は決して自分のためでなく、みんなのためにしたことなんだけどねぇ。心情的にはわかってやりたい気もする。 「朝焼け」の新吉は甘ったれすぎ。そして女は甘やかしすぎ。いちばん良かったのは「遅いしあわせ」だけど、微妙なところで終わっていて、もうあと1ページあればいいのに~と思わずにいられない。きっとあーなってあーなったんだな、などとつい想像したくなる。
12/29:さらちゃん
「死んだご亭主のことを忘れられないのは当たりめえだ、でも生きてるもんは生きてるもんで暮らしの算段をつけなくちゃいけねよ。」最後の「泣かない女」が一番よかった★★★★☆
12/05:天海
11/19:randy
10/09:こんたん
10/05:吉
どれも幸せな話とは言いがたいが心に残る。姑を抱えているせいか、「うしろ姿」になぜか胸が詰まってしまった。「捨てた女」と「泣かない女」も良かった。最後の話が「泣かない女」で読後にホッと出来ました。
08/05:ひめみこ
驟の
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感想・レビュー:20件














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