屍鬼〈4〉 (新潮文庫)
屍鬼〈4〉を読んだ人はこんな本も読んでいます
屍鬼〈4〉を追加
屍鬼〈4〉の感想・レビュー(1196)
5巻まで一気読みしちゃった…。この巻では少しずつ、最初に示された終着点に近づいてきてる感じがします。敏夫の決意に共感は出来るけど、静信の気持ちも理解できる。私の根は静信寄りだけど、母としては敏夫寄り。配偶者に対してあそこまでになれるかはちょっとまだ分からないけど、子を守るためなら手段を選ばないかもしれない。別れてしまった二人の道は交わるのかな、と寂しく思った。
面白いです。ただあまりにも登場人物が多く、一人称が頻繁に変わるので展開がとても遅く感じてしまいました。細やかな描写があるにも関わらず、人々の行動に納得がいかないことが多すぎて、不自然に感じてしまいました。その点自分には合わない作品だと思いました。好きな人は夢中になる作品だと思います。ここまで読んだので5巻も読もうと思います。
いよいよ佳境に!!屍鬼が蔓延るのを傍観する静信に、屍鬼の餌食になりそうな敏夫、そして村人たちがどう関わっていくのか気になります。敏夫が恭子を実験台にするシーンは若干怖いな…と思って読んでたけど、人間って窮地に陥ると自己の存亡をかけて何するかわからないですよね。私は敏夫派だな…静信のように傍観することはできないなと…屍鬼の言い分も分からなくはないけど、自分が殺されるかもしれないと分かってて傍観している静信は本能が欠けてるように感じられます。屍鬼の狙いは何なのか、次は最終巻!!楽しみです(*^^*)
夏野と徹、少年たちの苦悩に涙した4巻目。敏夫の暴走ぶりは慄然としても理解はできる、清信の惑いは多少の共感はできても許容することはできない。起き上がりを人として認識するなら、枕経を上げるのは香典泥棒じゃないかとさえ思う。
いよいよ佳境に入ってきた。どう終幕を迎えるのか……と思って読んでいたら、どんどんとメインどころが危ないことに。一体どうなる。敏夫や静信の気持ちも痛いほど分かるし、それぞれの考えがあるから擦れ違ってしまうのも分かる。あと、かおりが静信に戒名をもらいに行く場面は切なかった。
ああもう、静信に共感できすぎて困る。自分と世界との隔絶。自分が認識していた近しい人間と、その人物の本当の顔に齟齬を感じまた隔絶を意識してしまう。それはある種の自分に対する裏切りと感じてしまう。だが、その所以が自分の歪んだ心にあることも理解しているから、こうした苦悩から抜け出せない。そうした中に現れた屍鬼という存在は静信にとって救済だったのかな。世界を崩壊へと導く救済。己と世界の隔絶を取り払って、静信が理想とする世界へと導いていく救済。そんなはずはないのに。
いよいよ佳境に入ってきた。大人の固定観念が強すぎて、救える命も救えないのが悲しい。どう考えたって死にすぎでしょ。みんなが変に思ったって、声を大にして言わねばならない時もある。早く次を読みたいのに、図書館で借りられてるじゃん、悲しい。。。
屍鬼の恐怖よりも、人智ではありえない存在というものに対する人間の行動や感情が上手く描かれている。もし本当に屍鬼の存在が現実にいるとしたら果たして人はどのような行動に出るのかは、本当は誰も分からないだろう。それよりも、屍鬼の存在に一人で立ち向かい、どんな行動を起こしても無力だと感じ続けながら、さらに禁忌を犯しても精神が折れない俊夫の姿は感服すべきところがあるだろう。そのような強靭な心を持った人間は果たしてどれぐらいいるのだろうか?
7点。一気に読みふけった。徐々に村を侵食する屍鬼。夜と昼が入れ替わる。村が完全に通常の世界の外の場所になった。人間は見たいものしかみない、という言葉が頭にうかぶ。
屍鬼という存在が非常識なため存在を疑ってもそれを表に出せない村人たち。明らかな証拠を見せつけられているにも関わらず、それを信じようとしない。屍鬼は驚異的な再生能力や恐ろしい繁殖能力を保有しているが、一番の強みは、存在するはずもないという常識に守られていることだったり。見て見ぬふりが人間の行動で一番恐ろしいことなのかも。屍鬼サイドも包囲網が完成しつつあり乗っ取りも順調だが、そういった時期が一番危険なのは自明の理。一巻冒頭のように何もかもが炎の中に消えるのは間近か。
ここまで来ても、未だに否定し続ける村人、しかし確実に真実は迫ってきていて、それを知った村人たちは、懸命に心に留める。身内の死はそれほどまでに重くて、外の死はそれほどまでに軽い。他人の死は、死として勘定されていない。尾崎さんの言葉がかなりグサッときます。転がるように、完結巻に向かいます。
再読。生物としての在り方は変わってしまうのに、意識は変容しないという悲劇。墓参する徹の自責の念に読んでて辛かった。そんな中、徹を慰撫する沙子の言葉も一理あって。思わず我が身を省みたが、食育とは本来こうあるべきではないのか。とは言え、村の壊乱は終わらない。存在に気付き、立ち向かおうとする者はひっそりと排除され。この期に及んでもなおどこかで感じていながら認めるのを拒み、いつまでも気づかぬフリして傍観する住民。それはみすみす見殺す罪ではないのか。静信に自分の戒名を貰いに行くかおりがあまりに脆く痛々しかった。
ヤツらが村に作り上げたシステムが非常に効率的でちょっと笑えました。最後はついにあの人のところにも来てしまいましたね。この後どう戦うか楽しみです。もうほとんど村人は残ってないですよね。ここからハッピーエンドになることは全く想像できないです。最終巻、どうなるのでしょうか。
もどかしい、ヒジョーにもどかしい。静信の態度がもう「お前、一体どうしたいねん!」と関西人でもないのに、関西弁が出てしまうくらいイライラさせられる。確かに、屍鬼という人間ではないが、人間の感情を持っている生物にどういう対処を取るべきなのか。敏夫の二元論、善か悪か、人間か屍鬼か、という決然とした態度は読んでいてスッキリする。でもでも…う〜ん…。読んでいる私のハッキリしなさ、それは静信の割り切れなさなのかなぁ。ちょっと重いですよ、この第4巻は。
怖いというより精神的にきつくなってくる巻。誰に共感する?自分がこの場にいたらどんな行動をとる?と考えて、これは「バトル・ロワイアル」の村版だなと思った。ずっと敏夫の視点で読んできたけど、この巻まできて初めて彼を怖いと思った。彼に理解者・協力者は現れるのか…それとも孤独な戦いの末に死んでいくのか。次巻では怒涛の展開が待っていると期待。
煮え切らない態度の静信にガッカリもするけど、屍鬼の外見が生前と変わらないのなら迷ってしまうかもしれない…現実でも脳死とか微妙な状態はあるし。かおりは思わず応援してしまう!
再読です。かおりと昭の父が屍鬼となってから初めて自分のことを何一つ、慮らなかった妻に憎悪を抱いていたと気づく場面や敏夫が見殺しにし、屍鬼となった妻を実験台に使う場面は怖いけれども無性に虚しくなります。奈緒さんの悲しみ、徹が自分がエゴで夏野を殺してしまった自責の念に苛まれる場面は悲しいですし、沙子と徹の自分が浅ましさや憐憫を覚えながらも生きるために犠牲にしなければならないものに対する会話は私達が当たり前だと無意識に思っている生のあがきの根源を突き付けてきます。
屍鬼より敏夫が怖い。生きるために人を襲う屍鬼と、生き残るために屍鬼を殺す方法を模索する人間。何とも言えない重苦しい巻ですね。
もしかしたらこの巻が一番ぞっとしたかもしれません。そして色々な人たちの行動にもみくちゃにされた巻でした。起き上がってほしくなんかないのにあの子にそれを願ってしまったり、屍鬼を殺す方法を模索する敏夫を非道と断言できなかったり…。みんなかわいそう。村はどうなってしまうんだろう。そして、それを知りつつ何もしない清信だけがいまだによく理解できません。
未だに起きあがりを認めることのできない生者たち、その隙をついて飢えを凌ぐため「食事」をし、仲間を増やす屍鬼。敏夫のとった「ある行動」は百歩譲って科学者、探求者としてのやむない行動だとしても、人としてどうなのか・・と何とも言えない。死人たちより敏夫のほうがよっぽど怖い(笑)。敏夫、徹、静信・・みなそれぞれに悩み、苦しんで、でも行き着くところはエゴなのかなと。最後まで気の抜けない巻。
いよいよ物語は加速。1,2巻のころの停滞感がうそのように、収斂を見せる。十二国記のときも思ったが、著者の立てる問いは秀逸。読みごたえがあるある!何気に静信の小説もおもしろい。
読了!やっぱり前読んだときと同じく敏夫の側に立ちつつ読んだからか、この巻はつらいところがたくさん。夏野・かおり・昭がかわいそうで、でも徹もかわいそうで。やっぱりすごい作品だなぁ。
ずっとドキドキしっぱなしで疲れる!でも面白いから一気に読んじゃう◆人間から屍鬼になって、人を襲うことを酷いと思わなくなるって心情の変化がスタンフォード監獄実験を彷彿した。与えられた役割に合わせて行動してしまうってやつ。人のこころって面白いですね。
静信の葛藤、敏夫の葛藤を通して、自分の中の「正義」とか「命」の概念を改めて考えた四巻でした。屍鬼という存在がどんなものかもかなり明らかになり、だからこそ悲しい切ない気持ちになります。人の形をした、人ではないヒト。かおりの戒名が欲しいと寺を訪ねるシーンには胸をうたれます。あっという間に読んでしまえた四巻。
だいぶ真相に近づいて来ている感じです。結構描写がリアルですね。次巻はついに完結編です。心して読みます。
辰巳が鬼畜生過ぎた。 敏夫の奮闘も虚しく、事態は悪化の一途を辿る。唯一の味方だった静信とはすれ違ったまま……。『屍鬼』の横行にモヤモヤする巻。あと一巻!?どうなる……。 敏夫の暴走と、静信の引きこもり。どちらも理解できる心情なので、余計にモヤモヤ。 印象に残ってる場面はやはり、窓を開けていた夏野と、墓前に供えられていた野草。墓地での静信との邂逅シーンは、目に水分溜めながら三回読み返しました……。
ふー。こんなにも読むのが大変な本は始めてかも。別につまらないとか、そういうんじゃ全然なくて。何と言うか…私は何かが終わりを迎える物語が苦手だから、この話はこれ以上読みたくない!と思って読むのが苦痛なんだけど。その反面、早く結末が知りたい!とも、思う。その相反する気持ちが、読んでいてこの上なくもどかしいのです。 *ともあれ、残り一冊。どんな結末になるんだろう…!
村が屍鬼たちに侵食される描写は、村全域を呑み込む表現にしても冗長。絶望がはっきり立ち塞がると共に、僅かに突破口が見え始めたあたりは興味を掻き立てる。
屍鬼も決して悪ではないと思うから、なんだか苦しい。なんとかしようと翻弄している敏夫に対し、誰もわかってくれない虚しさが、ものすごく切なかった。でも、静信も責められない。
なんとも、もどかしい…。気がついていながら、認めたくない。残り1冊…どんな感じでまとまるのか、楽しみ(^^*)。
屍鬼〈4〉の
%
感想・レビュー:167件














ナイス!
































