サマータイム (新潮文庫)
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サマータイムの感想・レビュー(737)
ずいぶん前に購入してたけど、あまり気が進まなくて後回しになっていました。読んでみると・・・セピア色のガラス越しに見てるみたいな、爽やかな良い話でした。女性作家だけあって、男の子目線の話よりお姉ちゃん目線の話が活き活きと描けている感じがしました。
友人に借りた。子供の心理描写がすごく「確かにこんなかんじだった」って思える。子供の中にも理屈とかあって感情だけで動いてるわけじゃない。その他大勢の人間から見たら脈略ないように見えるだけで。そんなことがわかるお話。連作のような短編のような
音楽、ピアノを介した、 三人の物語。 短編連作であり、 それぞれが独立した物語である。 短期でピアノが苦手な姉、 姉に振り回されつつも少年との出会いでピアノに夢中になる弟、 事故で片腕と父を失った母がピアノを弾く少年。 三人の出会いは、 それぞれに影響する。 離れていても、 相手を思う気持ち。 信じられれば、強くなる。 彼女の文体はとても読みやすい。 かなり人間の内面というか、 その時の気持ちを繊細に描いている。 説明的にならずに、 読む側の共感を引き出している。
「しゃべれども しゃべれども」を読んでから何気なく図書館で手に取った佐藤さんの作品です。表現力がほんとに乏しいのですが、面白いの一言でした。伊山姉弟、そして浅尾くんの視点からそれぞれ描かれていて、人ってなんで以心伝心はできないのかと思いました。 すれ違い、うまく伝えられない感情等読んでいてもどかしさがあるのですが、この作品で登場してくる人が生き生きとしている部分にとても共感できました。 どなたかがコメントしていましたが、森絵都さんの解説も共感できました。
ゼリーの海、すごくいい。「あ、海、海だ」と叫ぶ広一くん。凄く善かった。煌めきが鏤められていて、眩しかった。MOE童話大賞は、伊達ぢゃないな。後の作品よりも好きかも。それくらい、煌めいていた。それくらい、眩しかった。それにしても、「海を食べて夏を終わらせる儀式」って素敵だ。
子どもの頃の心理描写がすごい!!どの話にも言えるけど「五月の道しるべ」とか特に!!弟君視点では、お姉ちゃんはわがまま嫌な子だけど、次の話でお姉ちゃん視点ある。お姉ちゃんは確かにわがままだけど、すごく繊細な女の子だったり。読後の爽やかさというか、心にすぅ~と風が通る感じを味わうと人に勧めたくなる一冊でした。
ちょっとした旅の途上で電車に揺られながら一気読み。佐藤多佳子さんははじめて。姉弟の成長(?)が4編の連作で描かれてます。ピアニストの息子とか、海のゼリーとか、道しるべとか、そうある話じゃないのに、なんだか自分の小さな頃にあったような話に感じてしまうのがすごい。
透明感のある、けれど色鮮やかな印象が強く残る作品。ピアノの音。乗れない自転車。海のようなミントのゼリー。真っ赤なサマードレス。大切な夏の一片を丁寧に切り取って、壊れないように、しまい込まないようにしている感じが好き。穏やかな日常の、当人にとっての大事件。こんな風に人は少しずつ変わって行くんだな、と切なさを伴いつつ幸せな気持ちにさせてもらった。
広一の言葉のセンスが好きだ。ゼリーの海とか、進との再会時の「君が!」など。『ホワイト・ピアノ』では、「また、会えるといいね」の台詞の印象が変わるシーンがとても好き。眠り姫ではなく、ずっと起きていたのは、なんだかとても佳奈らしいなと思った。センダくんはいい人だなぁ。。。肝心の音楽が分からなかったので、聞いてみたい。
解説が森絵都さんで、最後まで楽しませてもらいました。森絵都さんの解説をうん!うん!と頷きながら。サマータイムが始まりのお話で、後の三作が姉妹篇。全部読むと感動が更に深くなりますね。小5の息子が塾でサマータイムを薦められてるようで、読みたいとの事。他の佐藤多佳子さんの作品も是非読みたいと思います。
久しぶりに、ズキュンときた本!興奮。やることあるのに~と思いながら2時間で読み干してしまった…もったいない。切ないのだが、人物の輪郭がハッキリしているので、ほわほわにならない。稚拙ですいません。ぼやぼやにならない。手ごたえがしっかりある。表紙の絵と印象がだいぶ違った。もういっかい大事に読もう。
海のゼリー・・・ 佐藤多佳子さんの文章、作品を象徴しているんですね。 口の中にも胸の中にもじんわりたっぷり、染み込みました。 登場人物すべてがいとおしい、忘れられない一冊です。
佐藤多佳子さんは色彩が鮮やかで綺麗な作品を書く方だな、と思いました。青と緑のゼリーの海とか、クリーム・カラード・ピアノとか。「クリーム・カラード・ピアノ」という表現がとても好きです。
進と姉の佳奈そして進が出会った広一のそれぞれが主人公になる物語4編が入った短編集。面白くて一気に読んだ。最初の話と「五月の道しるべ」では佳奈の印象がガラリと変わった。個人的には佳奈と広一の「サマータイム」の後が気になる…
短いストーリーでそれぞれの話がリンクしていて読みやすかった。どの登場人物も好感が持ててスルスル読めちゃいました。読後の気持ちがとっても爽やか♪
最近は軽いミステリーばかり読んでたから久しぶりの現代文学。とてもきれいな文章でするすると読みやすく、大好きな瀬尾まいこや森絵都を思わせた。現に解説を森絵都が書いててとても納得した。他の作品も是非読みたい。好きな作家さんがまた一人増えそうな予感です♪90
87点…なんかとってもキラキラしたお話でした。なんといっても情景の描写がとても繊細で色鮮やか。線を引きたくなるような表現がいっぱいありました。数ある佳奈の名言の中でも、センダ君に送った「義理でもないけど、LOVEでもないの。あなたは、マイ・フェイヴァリット・シングスだと思う」ていうの、いいなぁ。表題作のラスト、佳奈と広一の自転車の二人乗りのシーンは年柄もなく胸がキュンとしちゃいました。
きっと誰にでも、忘れられない季節がある、風景がある、音楽がある。私には、私の想いが、一番どうにも出来ない。誰もがきっと、そんな季節を抱えてる。少しさびしくて、でも爽やかな風が吹き抜けるような、物語でした。
再読。何度読んでも色褪せない。
佳奈が本当に魅力的。出だしの小学生の頃でも、後半の高校生の頃でも考えも発言もチャーミング 。どうして佐藤さんはこんなにもチャーミングな子が描けるのかなあ・・・・。
9月の雨、ならぬ7月の雨の日に再読完了。それにしても、この作品のラストは格別だと思う。本を閉じると同時に、胸の中のたくさんの想いが溢れ出て来る。物語が奏でてきた旋律の、心地良い余韻が胸の中で響き、そして、ゆっくりと消えて行く…。そんな爽やかな読後感でした。佳奈、進、広一、彼らの心理描写は、自分の感情にまっすぐ正直で純粋で、(ちょっと大人過ぎやしないかとも思わなくはないけど)とても好きだなぁ。
今年の夏本②:タイトルから夏の本と思ったけど、最初の1篇のみ。それもジャズの「サマータイム」が由来だと、夏本とは言い難いかな。。。▼夏の光の眩しさをとても感じた。白さというか、ハレーションの凄さというか。▼佳奈は村田みのりを見ているようで何だか懐かしかった。依怙地さが可愛い。ばあちゃん子のセンダくんも良い。
ブックオフで105円購入。広一と佳奈と進、それぞれを主人公に一人称の物語が4編。佳奈ちゃんが2本あるのは、著者が女性であるからか。広一は、父と片腕を失うことで、無理やり大人へのイニシエーションとなる。そのジレンマに傷つき、冴えないおじさんが、自転車を支えてくれる。佳奈は、姉であることにいら立ち、女の子であれと言われ、弟の素直さに凹む。センダ君のピアノへ想いが、彼女を大人にする。進は、姉と広一に鍛えられ、ピアノに目覚める。「姉さん」と呼ばず、名前で呼ぶほどで一番の大人である。広一の母が、最も子どもで芸術家。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 07/24
姉弟と(交通事故で)左腕を失った少年。年齢相応の言動の姉弟と、若干大人びた少年の言動の対比が、シンプルではあるが家族愛、初恋の心情を読者の心に残るように描いている気がした。 その後3人がどうなったのか、どうなったらいいなぁ、と思わず頭に浮かべていた。
サマータイムの
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感想・レビュー:181件














































