中庭の出来事 (新潮文庫)
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中庭の出来事の感想・レビュー(862)
難しくてなかなか理解できなかった(今もできてない?)。いくつもの劇が重なり合い、劇中劇の中に更に劇があったりと複雑な構造です。最終的には全ての劇が融合したということなんだろうか。恩田さん的には世界だとか人生とか全部が劇なんだって言いたかったのかなって思います。今まで読んできた恩田作品とはまた違った世界観を楽しめました。
劇中劇中劇とかもう面白すぎる。メモりながら読んでも完全には理解できなかったけど、こういう一読しても全貌が見えてこない話は大好き。結末もまとまってる方な気がする。まとまってる気がするけれども、ある程度ご想像にお任せされる絶妙なところが心地いい!
何層にもわたる入れ子構造で語られる謎と演劇は読み応え抜群。マトリョーシカを開け閉てする楽しさがある。二転三転する真相は全ての登場人物の共犯関係でもたらされるものであり世界は芝居で溢れている。そしてメタ化していく世界と読者の関係もまたそれと同様のかたちをとっている。ちからと技を存分に揮ったって感じで面白かった。
全体がお芝居のよう。本来個人的に戯曲を読むのは苦手なんだけれども、いつの間にか入り込んで楽しめた。終わりは結構すっきりしたんじゃないかな。風変わりで面白かった。
ラストの女優1・2・3が語った「・・全部繋がりましたね」から「・・は何だったの?」までのくだりをそのまんま感想にしたいと思います。(^^;でも解説にあったようにメモ取りながら再読しても、たぶん私の単純な頭じゃ整理出来ないだろうなぁ。(涙)
再読。区切りは多いけど、色々気になってたまらないので休憩本に向いてるかは微妙だけど、おもしろかった。恩田陸!!という感じで。複雑だけど、かっちり推理してやろうとか考えて読むとめんどくさいんだろうな。劇場でお芝居を楽しむように、流れていく場面や空気に身を任せて読めば楽しいんだわ〜と思った。
劇・劇中劇、そしてそれを書くきっかけになった事件…。と入れ子構造が重層的に重なりあって眩暈がしそうな作品。 それぞれの繋がりを考え出すとこんがらがりそうだが、その混乱こそが楽しい。 作中人物を誰に演じて欲しいか考えながら読むのも一興。
どれが現実で虚構か全く分からない、この物語の世界を最後の最後できちんと一つにまとめるのは凄い。けど、このラストも読者にとっての都合のいい回答の一つかと思うと、また胸がもやもやする。
ぼんやりと何も考えずに読んでいたら、終盤まで話の構造がよくわからなかった。劇中劇と、劇中劇の劇中劇と、あとこの作品自体がひとつの演劇であって……ううん。最後の説明で、わからないなりに「ああそうだったのか」と思いはしたけど、本当にこの話を味わいつくした!って感じがしないんだよね。劇中劇の部分ではフォントを変えたり共通のタイトル振ったりしてくれてたし、ちゃんと考えながら読めばもっと楽しめたのかなあ。
演劇では難解な作品の方が評価されるというような表現が作中にありましたが、意図的に難解にして有ったのかなとも思いましたがどうなんでしょうね。読んで行くと3つのストーリーが進んる事が分かるのですが、どんなまとめ方をするのかなと思っていたら、これも劇中劇でしたって終わり方になっているし、結末も幾つも用意出来るよって感じになっていました。最後の方で、謎を残したまんまで全部説明しないのが流行ってるって台詞も有りましたし、今回は挑戦的、或いは試験的な作品だったのかなとも思っておきます。
算数の集合とか、記号の「含まれる」とか、逆もまた真なりとか、そーゆーのが頭の中をグルグルして、脳みそが常にだら~んと、緩み切ったまんま、留年間際の最終テストにのぞむみたいな、、まぁ、メビウスの輪の上を、いつまでも走らされているような、、(書いてて自分でもわかんなくなる)。劇中劇の中のさらに劇中劇みたいなものなんだろうなぁと、ルールが分かってきてからは、なんとか「読書」になったのだけれど。ボクにはしんどかったです。再読すると、良さがわかるかもしれないけど、再読自体が無理ですわん。
正直、最初は「うわーめんどくさー」と思ってしまった。だけど、どうだろう、この不可解で不気味な世界は。舞台が好きだからかな、こういう混沌とした世界、「誰もがみな自分を演じている」という抗いようのない事実、それをこんな術で表現すること。すごい、うまい。おもしろかった。
なにこれすごい。「これ絶対最後はなあなあになって終わるだろ……」と思っていたら綺麗にまとまった! 本編が面白いのはもちろんのこと(これは恩田陸だからほとんど心配いらない)、演劇論? について触れているのもよかった。
買ってたことも忘れてた。2年前くらいかな?夏休みを利用して読了に挑戦。 長かったなぁ。話は複雑だし、とんでとんでつながるからややこしいし。何を伝えたいんだろうって感じがしました。でも、ページが進むごとにめくる速度が速くなるのが自分でも分かった。彼らの舞台に魅せられたような。登場人物皆が役者。でも私たちも演じてるって・・・ドキッとした。今回はとにかく読み切ろうって勢いだったから、春休み位にもう一度、解説の人が書いていたようにして読んでみたい。舞台も見てみたいな、この話の。・・・一発じゃ理解できないだろうな。
かなり複雑な「中庭」での出来事。いっかい読んだだけじゃあ汲み取りきれない感じはある。全体の雰囲気は好き。恩田さんは毒殺と芝居ものが好きなのかなあ。伏線回収は?とか言わない。
芝居とミステリの融合というけど、これが結構複雑。それでも読めてしまうのは筆力のなせるワザか。思わせぶりな伏線が回収されていないのは、ちと残念。
前半は、なかなか物語に集中できなかったのですが、後半は一気読み。 読後感も悪くない。謎が残っても別にいいのさ~ っつか、その謎、忘れてた←がっかりな読者だな(苦笑)
恩田さんは自分の中で「風呂敷広げるのは上手いけど畳むのが下手な作家」。この本も御多分にもれず…。途中まですごくおもしろくて引き込まれて、特に場面転換の際の「暗転」とかかっこいいんですが…最後力ずくでまとめた印象が。でも恩田ワールドを体感できるのでやっぱり好きです、この本。
中庭の出来事の
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感想・レビュー:247件














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