六番目の小夜子 (新潮文庫)
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六番目の小夜子の感想・レビュー(3546)
デビュー作なんだ。すごいなぁ。恩田さんのスタート地点。呑まれた。一気読み。ぐいぐい。火事のときの小夜子と秋にときめいて、変な声が出た。
初恩田陸。よくできてるなあ、とは思ったけど身を入れて楽しめなかった。演劇のシーンは雰囲気にのまれたけど、全体的にはあんまり。恩田さん的にはむしろどこにでもある学校の伝統をやや誇張して書いたつもりのように思えるけど、自分にはあまりに特殊すぎる状況だと感じられた。
途中のあれはなんだったんだ。っていう所があったりもしたけど、話の中身に惹きつけられました。秋のような頭の切れるキャラは好きです。
読了しました。学園祭の場面では思わず身震いしてしまいました。秋のずば抜けた行動力・観察力もこの物語を面白くしている要素なのかなと思ったり(笑)ただ、佐野さんがあのあとどうしたのかが少々気になるところですが...
進学校に伝わるサヨコ伝説。面白い。謎が気になって夢中になって読んだ。「六番目の小夜子」の劇は自分もそこに居るかの様な感覚で鳥肌たった。ただ、はて?と思うところもあり少ししたら再読しようと思う。もう一度ドラマが観たい!
学園ミステリ(ホラー?)はやはり好きだな!と改めて思った。これが昔NHKで確か夕方ドラマでやってて、気になったものの見なくて、恩田さんの他作品読み始めてもなぜかこの処女作は手をつけてなかった。劇の『』が沢山続くと気味が悪いね。それだけでもゾクゾク。
初読なのですが、最初の数頁で不思議な既視感を受け、最後までそれの理由には思い当たらず。もしや高校時代のノスタルジーがこの感覚の素ではと思っています。甘酸っぱい気持ちを堪能できる一編。しかし作中、生徒が酒飲んだり、教師が学内で普通に煙草吸っていたりと、時代を感じます(笑)
読者を惹きつけるタイトル。文章力は秀逸でぐいぐい一気読み。後で知ったのです処女作なんですね。講堂でのシーンなどは本当に凄かった。ラストは…個人的には少し物足りないというか、えっあれは単なる偶然だったの?的なことがいくつかあって釈然としなかった。10代後半でこのお話を読むと、いろいろ感慨深いかもしれない。
中学生のころに初めて恩田さんのこの作品を読んで、衝撃を受けた本。懐かしくなって再読したけど、とっても楽しい!どんどん物語にのめりこんでいく自分がいる。とくにあの小夜子の劇には鳥肌が立ったわあー怖かったと同時に、すごく集中して読んだ。番外編も再読しようと思う(^u^)
キャラクターや設定、ストーリーの見せ方など、初期から確立していたんだなあと思いました。恩田節炸裂!って感じでした。美人でミステリアスな転校生とか、モテモテ困っちゃうな男の子とか(笑)結局、沙世子の正体が本当のところ普通の女の子だったというのがなんだか物足りなかったです。
中学生の頃ドラマをほんの少しみて、友人達の間で盛り上がっているのを横目にいつか読みたいと思いつつ7年越しで達成。恩田さんの作品の、鋭利さにひやりと怖くなりながらも、どんどんのめり込んで没頭してしまう世界がすき。
再読。伝統校を舞台にした学園物で、雰囲気のある作品。青春、ファンタジー、ホラー、ミステリ、演劇など様々な要素が入っていて、いかにも恩田さんらしいデビュー作。
学生時代、何の疑問も持たず学校に通っていたので、衝撃的でした。 青春だけど、どこか怖い。 初々しいけど、深い。 そんな感じがしました。
この物語のいちばんの盛り上がりは、なんといっても全校生徒参加の『六番目の小夜子』劇だと思います。張り詰める緊張感と伝染してゆく恐怖。集団心理を煽る舞台での演出にゾクゾクしました。しかし、ホラーやミステリー的なモノに期待して読むと、最後はうやむやな感じ。結局、無限ループ?と謎は残りましたが、初めての恩田作品とても面白かったです。
年頃の多感な少年少女が無意識に同じ空間に放り込まれて予期しない反応を起こす学校という場に生物としての不気味さを付与した作品。後味はすっきりしないが読んでる最中はすごく引きこまれる
学校という同年代の人間が集められ押し込められた、いわば異常な空間独特の雰囲気が描かれていて興味深い作品だった。しかし何故秋が沙世子に最初から謎を尋ねないかが不自然で仕方ない。親しくないならともかく、お互いの家を行き来する仲にまでなっていたというのに。(聞いてしまったら話は終わってしまうが。)現実の人間の仕業と不可思議な存在の力のバランスというか説明が曖昧で、必然性も乏しかった。なんというか、色々惜しい作品。それからコマを見つめる先生の気持ち、なんだか少し胸が詰まりました。
やっぱり思春期の少年少女は美しい。そして学校と学校生活という閉鎖された空間と時間。それに対する不安や違和を文字で表現してくれる力量。デビュー作という事だが、そこかしこに窺える恩田色は当時からだったのかという安心。小説というか、物語としてあと少しだけ掘り下げて欲しいと感じる部分は否めない。ドラマも是非観たくなった。
自分にとってミステリーの醍醐味はクライマックスへの畳み掛けの部分にあります。この「六番目の小夜子」はそんな自分の願望というか、欲求をかなり満たしてくれました。
ミステリアスな雰囲気が常に漂い続けています。講堂のシーンがあまりにも印象に残りすぎました。この場面に全て持っていかれてしまった感さえあります。
面白かったんだけど、あまり釈然としない。読解力が足りないのかな?いくつか謎が残ったまま。『夜のピクニック』もそうだけど、自分が高校生に戻ったような感覚に戻れて懐かしい気分を味わえた。
書店でやたらと目にするので、気になって読み始めた。中盤の全校生徒で作り上げた「六番目の小夜子」のシーンを読んだ時に感じた恐怖!演出だけであれほどになるとは…ただ、話全体としてはいくつかの謎が放置されっぱなしなので、どうしても消化不良感が残る。
数回目の再読。恩田陸の初めての作品。頭が冴え渡るような文章で、読んでいて気持ちが落ち着く心地がする。たとえ同じ筋でも別の人間が書いたら、こんなにひんやりと涼しい作品にならないだろうなあ。この本を読むのは、筋を追ったり、感情移入したりするためではなく、この雰囲気を味わいたいがためという理由が大きい。とはいえ内容も好きで、読めば読むほどに味わいぶかく、読むたびに多少印象が変わるのも再読のしがいがあるところである。
ドミノに続いて恩田陸さん二冊目。学園サスペンスっぽい形式をとりながら、一言では表しようがない作風。一言後書きにあるようにメタファーが秀逸で文学的なイメージ。中盤のクライマックスの演劇では手に汗を握る展開で、人を引き付ける描写でした。中盤までは文句なし、終盤で伏線の未回収が多かった気がします。眠い中読んでたので再読したいと思います。
サヨコの謎と噂。人物描写にミステリアスな雰囲気。飲み込まれる話運びはデビューからだったんだ、と感動。ただ、読み終えて消化不良な感覚があった。その感覚のまま後書きを読み、解説を読んで、終わりと始まりの文章が同じであることに気づいた。コマは回す人間が変わっても回り続ける。それを見守る人間。謎は明らかにはされず、サヨコは終わらせられないが、これからも続いていく。重要なのは何があってもここでコマが回り続けていくという事実で、今回はコマの一回転に過ぎなかった、と読めば少しすっきりするかも。
NHKのドラマを観てからいつか読みたいと思っていて、やっと読むことができた。一気読み。小夜子役が栗山千明さんだったのは小説を読んでも本当にはまり役だったんだなあ、と。でもちょっともやもや。分からないことがあるまま終わっちゃった。一番の盛り上がりは劇のシーンで、鳥肌がたった。部屋を暗くして少しの明かりで読んでたから尚更恐かった。主人公たちが高三で、私ももう少しで同じ学年。自分の学校にこういう不思議があったら怖い反面おもしろかっただろうなあ。きっと自分は直接関わらないにしろ。高校生の今、ドラマもう一度観たいな
ずっと前にNHKでドラマ化された頃から気になっていたが、やっと読むことができた。ある地方の進学校に伝わる「サヨコ伝説」。毎年密かに「サヨコ」が選ばれ、3年に一度文化祭で「サヨコ」の舞台が演じられる。今年のサヨコは誰か。その年に転校してきた「津村沙世子」は何者なのか。ミステリーっぽいところもあったが、私は高校3年という受験を間近に控えた高校生達の日常の描写が心に響いた。結局「サヨコ」は「学校」という空間が作り出したものなんだね。
昔小学生くらいのときにNHKでやってたよね!?と思って読んでみたら意外と内容違うんだねー。TVとは全然違う雰囲気でした。TVの小夜子のミステリアスで怖い雰囲気が好きだったので、本では小夜子が普通のコで期待はずれでした。あの栗山千明の抜擢は今思い出してもナイスです(*^-^*)
先日「象と耳鳴り」を再読したら、無性に関根家の物語が読みたくなり、こちらも久しぶりに再読しました。懐かしい!今思えばこれがデビュー作だったんですね。昨今の恩田作品に比べると少し物足りない部分はありますが、やっぱり面白かったです。「百物語」を連想させる講堂での芝居のシーン、ゾクリと鳥肌が立ちました。こういう得体の知れない不安を描くのが本当に巧いなぁ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 12/29
恩田さんのデビュー作品。主人公らの高校生活がいきいきと描かれていていい雰囲気。いくつかの謎が回収されないまま終わってしまってるのが残念。
「サヨコ伝説」を軸に進む、高校生たちの何でもない日常がたまらなく眩しい。地方の進学校という舞台設定が私の母校に似ていたということもあり、登場人物たちにとても共感しました。高3の一年間って、常に受験の影に怯えながらも何だかんだ楽しくやっていたっけ。また、学校という場の不思議さを強く感じました。「一回性」の中を生きる彼らを見つめる先生の思いも気になるところです。
『夜のピクニック』『ネバーランド』『六番目の小夜子』を読んで思った。恩田陸さんは、学生を書くのが上手いなー。学生時代に戻りたくなってしまった。戻れたら、今度は大事にするのに。
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