四度目の氷河期 (新潮文庫)
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四度目の氷河期の感想・レビュー(351)
主人公ワタルによる自分探しのお話。展開は月並みですが、「大切な人は少ないからこそ大切」「サチは僕の心臓だ」等々、心に残る台詞が多かったです。荻原さんのユーモアセンスが好み。
良書。幼いころからの苦悩や、誰しも通る青春の道のりが上手く描かれている。実は自分は特別な人間ではないと、悟って行く道程も良い。それからタイトル。これが「クロマニヨン人の息子」とか「ルーツを探して」などという表題なら手に取らなかっただろう。
文庫裏のあらすじを見て、SFと思って読みはじめたが、途中、もしかして思春期系の可能性もある?…と気づき、どちらか判断するまで、かなりドキドキなミステリーだった。(守備範囲の広い作家さんなので) 話自体は男の子が大人になるまでの話。田舎の閉塞感・偏見、自己意識、母親の再婚、恋愛、父との再会など、題材自体はありがちだが、ストーリーが丁寧に描かれていて、素直に楽しめる。主人公と母親の間にある空気感もいい。ただ…、最後のアイスマン再葬はいいが、サチの父親殴打の件はちょっと…あの描写なら死んでいるでしょう、普通。
まあまあおもしろかったです。てっきりSFかと思って読んでいましたが、少年成長記というか青春小説でした。小さいときからいろいろと葛藤したり苦労してもがんばって成長していくワタルに好感が持てました。最終的にはワタルがうらやましいなと思いました。
父親のいないワタルには一万年前の血が流れている!?そんなワタルの約18年を巡る青春物語。爽やかな青春小説というより心にじんとくるような物語でした。クロマニヨンという発想には驚かされましたが、面白い着眼点だと思います。思春期特有の悩みやもどかしさ、成長などの心の移り変わりの描写が的確で、ワタルを見守っているような気持ちで読了しました。
気持ちの拠り所となるものがあれば強く生きられるのかもしれない。自分の出生が案外ありがちなものだったり、父親が意外とだめな男でも、ワタルは自分なりに自分の父親との決別ができたのでしょう。誰もが「おもしろかった」と思う作品ではないかもしれませんが、私は好きな話しでした。
2011-85 この作者のユーモアあふれてほろりとさせる話づくりが好きなんだけど どんどんそこから遠ざかっていくなぁ・・ じんわりくる作品だけれど 人にすすめたいほどではなし
★★★☆☆SFっぽいストーリーを予想していたのですが、中学、高校と進学する過程の中で幼少の頃の思い違いに気付き、アイデンティティを見いだす青春小説でした。少年から青年への過渡期に心身の成長のギャップや恋の悩みなど誰もが経験するほのぼのとした物語の中に母子家庭に対する世間からの差別的な言動にも耐えてひとり逞しく生き抜こうとする姿には心を打たれます。主人公のワタルは後先考えずに直感的に行動してしまうところがありましたが、途方もない過去を振り返るのではなくサチと共に生きていくことで永遠の未来が見えたのでしょう。
主人公のワタルは日本人の母とロシア人の科学者の父とのハーフである。体格の大きくスポーツは得意それなりに成功をする。マイナーなヤリ投げの世界が克明に描かれ知ることも多かった。ドラマの終わりにロシアの父親に会う旅で何処まで行っても永遠と思えるような白い世界。その風景描写から行って見たくなった。
クロマニョン人の父を持つ(と信じている)大バカなワタルの半生ならぬ4分の1生のお話。こんな息子がいたら大変だろうな~と思いながら読んだ幼児期からバカなんだか賢いんだか謎だね~と呆れつつも少しずつ成長していく中学から高校時代。科学者らしく理性的な母親の盲目的ではない深い愛と的確な忠告に従って自分を変える努力をし、少しずつ理解者を増やしていくワタル。頑張ったワタルがこれからは幸せを掴むだけ、と思ったところで体験する不幸な出来事。それでも周囲の優しい人たちに支えられて立ち直るかと思ったらとんでもない事態になって
母親が最近「荻原浩」ばっかり読んでて面白いのかしら、でもあんまり惹かれないな、と思ってました。でもこの本はあらすじ読んでパラっとめくってみて惹かれたので、借りて読んでみました。大正解でした。父親を知らない少年が、自分の父親はクロマニヨン人だと推測し、原始人ぽく生きながら、友情や恋を知り、大人になっていく物語。自作の槍作りが、ゆくゆくは陸上種目の槍投げまで発展したあたりが面白かった。サチとの出会いから現在に至るまでは、少女漫画みたいにキュンときて、感動してしまいました。
自分の父親はクロマニヨン人であると信じ、そこに自分のアイデンティティを見つけちゃう成長期。設定は面白いがありふれた成長期。でもなぜだかとっても感動するのは作者の力量かと。
荻原氏にしては、主人公の思い込みがユニークなだけで、結構ふつうの物語、、、と思いながらも、理由もよくわからずぼろぼろ泣かされてしまいました。
ふう、半年かかって読了♪父親がクロマニヨン人じゃないかと思いながら18歳手前まで生きてきた主人公。だけど、結末をこのサイトで知ってしまって、途端に読む気が失せてしまいました。。。まさか書かれてるとは思わなかったので、災難としかいいようがないんですが、自分も不用心だったっす。結末を知りながら読むのもつらかったけど、幸いにして「読ませてくれる」本だったのがなんとか救いでした。何かを得る…ということはなかったけど、自分好みの文章で、ありきたりじゃない挿話とかが良かった。ロシアに行きたくなりました(笑)
小説ってこういうもんだよな、というのが私の感想です。普段から自分が思った感じたことをストーリー仕立てにしてつらつら書いていくとこうなると。そういう意味で書くことって恐ろしいし、上等な小説って貴重で奇跡的なんだなー。
思春期の男子の性への妄想が苦手なので、途中で、もしや、と思ったけれど、主人公が割と奥手かつ、いい子なので、その辺の妄想は暴走せずにちょっとほっとした。最も、違う妄想は暴走していて微笑ましかったけれど。母さんの強さ、愛情がステキだった。
別の形の話だと思っていた。自分のアイデンティティに重大な穴があるってことは、大変なことだ。それを埋めるだけで大変な労力を必要とする。一人では厳しいから、助けが必要だ。そして上手く埋められたら、もう不幸なんかじゃないと思う。
もともと、人間ドラマとか、少年の心の成長‥とかにはまっったく興味ないので、こうゆう話と知っていたら(危うく)読んでなかったかも。題名、表紙、背表紙のあらすじの感じで、わくわくしながら読み始めたので、途中、あらら、もしかして‥と思ったものの、いやいや面白かった。男の子って面白いわ~。男の子に限らず、子供ってみんなこうゆうとこあるのかな。自分も小さい時、平和な家族が嫌だったのか何なのか、本当の親じゃないとか、家族の中で自分だけ血がつながってないとか思い込んでる時期あったのを思い出した。ちょっと笑える。
大人になるということは、あらゆることに対する敏感さを忘れることなのだなあ、と思う。どこからどう見ても「平凡」なのに、自分は特別だと信じたい気持ちと、その気持ちに対して素直に行動できる力がまぶしい。まだ見ぬ父を慕う子どもの話に「クロマニヨン」というふりかけがかかっただけでこんなにも面白くなるなんて!途中までSFか?と疑いながら読んでいましたが、気持ちよく期待を裏切ってくれました。
【ネタバレ注意】 極論すれば,主人公がものごころついてから(多分3才ぐらい)だいたい18才になるまでのお話. シングルマザーとしての子供,外人とのハーフ,幼馴染との恋,スポーツ,母親の死,父親との再会 などが書かれている.内容自体は別にどうってことない,すなわち,別に空から怪物がふってきて そいつと戦う,なんてことにはならないし,主人公に特殊能力があるわけでもない.単にハーフだから 体格が良いとかはあるけど.だから,読んでてどこが面白いの?って思うわけだ.でも,読んでいて 退屈しないのだ.(コメントに続く
最初は何となくダラダラ感があって読みにくいかなって思ったが面白かった。テーマからもっと科学的でサスペンス要素もある本かと勝手な想像をしていたが、意外にヒューマン寄りだった。
一人の少年の人生を描ききっている感じ。すごくリアルだった!ご都合主義じゃないし、奇跡だって起きない。だけど、主人公が必ず奇跡を起こす。 荻原さんの作品はいつだって快作。
現役少年じゃないのにどうしてこんなに子供の気持ちがわかるの?と感心してしまいました。主人公の心情をこんなに丁寧に描いた作品はなかなかないかも。
読む前にあらすじを読んで、もっと現実離れした話かと思っていたが、実際は現実社会での話だった。面白かったが、のめり込むほどではなかった。
見た目の点で最後までいじめられていたのが小学生までというのがリアルに感じたし、最初から話の中心となっていたと思った父親の登場の薄さに吃驚した。
突拍子もない肉付けで突拍子もない内容かと思えば、全然そんなこともない。ある少年の思春期の成長を描いた作品。これまで読んだ荻原作品では、最高傑作です!!!孤独だった主人公の周りもいつの間にか素敵な人に囲まれ。ウサギって結構昔からいいやつだったのかも。ラストのお母さんのくだりでは号泣してしまいました。
神様から一言に続いて、荻原浩は2冊目。神様はちょっとコメディタッチでそれなりに面白かったが、この本も違うタッチで面白かった。クロマニョン人と信じていた主人公の葛藤・活躍、(作品として)納得できるオチもあって、一気に読んだ。次は「オロロ畑でつかまえて」かな~
中学になってもまだ父親はクロマニョン人だと思ってるワタルに飽きてきたけど、高校に入っての母親とのくだりでは泣いてしまった。ワタルの友達のサチもトラもいいやつ。
ひさしぶりに大当りが来ました!!!
最初は一人の少年の、妄想がぶっ飛んだ話だな…と思って読み進めてましたが、話が差別、人種、世界、地球のことまでどんどん絡んでいっておもしろい!!←ちょいと言い過ぎたかも笑
大丈夫だよ、みんな同じ仲間なんだよ、って言われてる気がした。
すごいSFかと思いきや(だまされかけました(笑))、少年のほのぼの成長物語。ちなみに荻原さんてさださんのファンなのかな?たまたまソースが同じだけだったのかもしれないけれど。
よそ者、しかも私生児・・・。田舎の閉鎖された社会の中では差別されてしまう。さらにADHのような言動。論理的な母親とクロマニヨン人の父だけが味方だったワタルにサチが現れ、木嶋先生と出会い、利用されていただけに思えたトラも本当の友達になり・・・。ハッピーエンドになるかと思っただけにお母さんが亡くなってしまったことが悲しかった。自分より大きくなった息子に作ってもらった月見うどん、おいしかっただろうな。
SFと思いきや青春小説。読んでいて面白かったし荻原さんは好きな作家さんなのですがどうも感想に困る作品。辛い幼少期を過ごしながら成長して陸上競技に出会い更に色々な事に気付いていく。それぞれの部分が濃いのですがここまでの長編作品でなくても良かった印象です。ハッキリとしたハッピーエンドを望んでいたのですがラストで温かい中に危うさを感じてしまい消化不良で終わった作品です。
四度目の氷河期の
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感想・レビュー:100件















ナイス!
































