博士の愛した数式 (新潮文庫)
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博士の愛した数式の感想・レビュー(5431)
借り物、初小川さん。映画を見たのでキャストに変換されて読んだ。それが良かったのか分からないけどイメージしやすかった。誰にも名前がなく(ルートもあだ名だし)、終始優しい話。博士のように数字を「美しい」と表現する人の話を聞けたら興味湧くだろうな。感想を長々書くより読むことをお薦め。
緻密で美しい数式がたくさん散りばめられている本なのですが 「1-1=0 美しいと思わないかい?」 博士のこの言葉が一番印象に残ってます。 数学者の藤原正彦さんの仰るとおり、まさに文学と数学の結婚。 綺麗。
オイラーの等式がこんなに美しく、愛おしく見える日が来るとは思わなかった。義姉と博士の間に、オイラーの等式にまつわるどのような物語があったのだろう。小さい子ども(私の息子を含め)に『√』のように惜しみない愛情を注いだのは、なぜなのだろう。博士の人生に思いをめぐらす。
数学がこんなにも芸術的で哲学的に感じられるなんて、信じられない思いで読みました。80分しか記憶していられない博士への、私とルートの心遣いと、博士がルートに示すあたたかな愛情に優しい気持ちにさせられました。
博士の数学に対する思いがとても文学的で素敵でした。博士、家政婦、ルートの優しい関係に心が温まりました。
再読。いい本だった。20代で読んだときは「私」と「博士」はラブなの?ラブじゃないの!?くっついちまえよ!つまんない…みたいに思ってた気がするんだけど、わたし頭沸いてたんだろうか…。発情期? 今読めばよく分かる。主人公にとって、博士は自分の父親かつ、息子の父親のようなあたたかな存在。子供好きで阪神の江夏が好きという設定が、80分しか記憶がもたない偏屈な数学者にあたたかな温度を与えている。数学が本当に魅力的に描かれていた。すごいな。バッドエンドだった記憶があったんだけど、再読したらそうじゃなかった。
ずいぶん前にドラマでやっていたのが懐かしくて中古屋さんで購入してみました。世界観がとても素敵で、穏やかなその日常がとてもキラキラして見えました。ただ、書き方がくどく感じましたね。それだけ博士への敬愛がにじみ出ているんでしょうけども。
大人に対しては虚数のように控えめな博士が、子供には些かのためらいもなく愛情を表す。それに応えるようにルートも博士に接する。そして「私」は博士に父親や異性を感じつつ、かつ母性で二人を包む。この関係は現実的ではなく、繭で包まれた小さな世界のようだ。しかし数や数式について語る博士の言葉の夢のような優美さ。ルートの保護されるだけのところから、博士を護ろうとする少年らしい健気な気持ち。それらに初読時は泣きそうになり、癒された。
数学嫌いの私は解けない問題ばかりで『数学=美しい』なんていう感覚が全くなかったので、読み終えた後はなんだか新鮮な気持ちになりました。私の職場にも博士みたいに事故等の後遺症で記憶に障害がある患者さんがいるので、色んな後遺症があるんだなぁと思いつつ、博士とルートの関係が本当のおじいちゃんと孫みたいですごく和みました。
再読。やっぱり好きだー!! 数学への愛、子どもへの愛、息子への愛、母親への愛、博士への愛、「義弟」への愛、江夏への愛・・・、いろんな愛があふれてて、読んでいて幸せになる。 この本を読むと、私も愛する人に会いたくなる。
文型の人々にとっては数学に興味をもてる一冊になるんじゃないかなと思う。この話全体を通して、主人公の息子「√」の存在がかぎになるかなと思う。本文中で博士が説明した通り、√は数々の無理数を表現する鍵となる。たとえば、1,41421356…は√2で表現される。同様に、「√」はこの物語全体で、博士と主人公を結びつける重要な人物になると思う。
博士と家政婦と√の三人でいるシーンが優しくて、幸せそう。√が良い子で育ったのも母が良い人だからやなぁ。未亡人との関係は断片にしかないけど、想像出来るようにしてある。博士が家政婦の料理している様子をずっと観察しているシーンとか、√がキャンプへ行って雷雨を博士と家政婦が吹き込む雨を気にせず眺めてる所など、静かな穏やかな情景が浮かびました。昔、深津さん主演で映画を観た事がある。そこまで記憶していないので、また観てみよう。
記憶は80分でも三人で過ごした日々は、あの未亡人と同じように永遠で、公式のように完全で美しいと思う。
数学が私とルート、そして博士をつなぐ絆なのかなと思った。 記憶が80分しか持たなくても子供を愛する博士、そして博士に対して ものすごく健気に接する私とルートのようになりたいと思った。 あと、これを読んで数学に少し興味を持った。
「ぼくの記憶は80分しかもたない」残酷な真実。毎朝起きる度このメモを見て、博士は何も思っていなかったのだろうか。多分だけれど、数式について考える事が出来れば良かったのだと思う。記憶は止まってしまうけど、私とルートと三人で暮らしていく中で、記憶とかそういう壁を取り払って心と心で通じ合ってる様に見える。記憶が残っているみたい。とても自然に接しているというか。記憶は残らないけれど、形に残るものはある。私とルートの心が詰まっている大切なもの。数式は美しいというのが分かりました。ただ、文章題は苦手ですw博士教えて!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/27
数字や数式のを違和感無く文章に組み合わせていてよかった ただあんまり合わなかった 登場人物も設定もみんな汚い所が無くて綺麗すぎる ルートの物分かりのよさはあり得ないだろと思った 10歳でどんだけ達観してるんだ?
今まで数字を記号や文字の一つくらいにしか考えていなかった私にとって、数字にたいする見方を変えてくれた本。こんな考え方があるんだなぁと思いました。
80分しか記憶がもたない数学者の博士と家政婦の私、その息子ルートの3人の切なくて温かい物語。言葉では表せない感情の物語。未亡人の描きかたが薔薇の棘のような存在感で、女性にしか書けない小説だなと思った。
久しぶりの読破になります。でもなんて素晴らしい物語だったんだろう…。まさに数学と文学の融合とでもいいますか、素敵で綺麗で完璧な物語でございました。自分は数学の「す」の字も嫌いなほど数も数式も苦手で、学校を卒業と同時に「これでやっと数学と関わらなくて済む」と思ったクチですが、もし当時、この本を読んでいればちょっとは数学に関する印象が違ったのかなーとも思う作品でした。1も18も28も単なる数字の1つに過ぎないと思ってたけど、それぞれの持つ数の意味を知れただけでも良かったです。数学が嫌いな人にこそ読んで欲しい!
博士のルートに対する頑固な優しさがほっこり。そして優しさに応えるように子どもの優しい子に育つ。 その穏やかな環境を親は作らなければならないし、どんな人に対しても、初対面・よくも知らないうちからイライラ・つっけんどんでいてはならないなぁ。
こういう本、好きです。80分しか記憶がもたない博士と、10歳の子をもつ家政婦の心温まるお話。背広に貼ったメモって、なんだかすこし寂しいなぁ。
かなり前に読んだことはあったのですが良かったです。
改めて感動しました。
荒んだ心も温かくなるというか…
また読みたいです☆
暖かい博士と家政婦とその息子のルートの話。途中で私が博士の家の家政婦をやめさせられたときはどうなっちゃうんだろう、とこのまま会えないまま終わるのかな、とハラハラしちゃいました。暖かい終わり方でよかった。
数字についての雑学を織り交ぜた小説。時に感嘆し、時に笑い、はたまた心配し、そして泣く… この本の世界は美しかった。小説にこんなに数学を使ってもいいのか!と小説の自由さも感じた。
勧められたエッセイ集「博士の本棚」がとっても素敵だったので小川さんの小説に挑戦。数学者もの。「ビューティフル・マインド」とか「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」とか、はずれがない。そういえば同じ職場の元数学者。変わってるけど、ついつい注目しちゃうんだよね。予備校の数学の講師が某大学の数学者で、数学の美しさを少しだけ垣間見せてくれました。あれに魅せられると、あの世界に行っちゃうんだろうね。小説の恐ろしさと同じものを感じた。そういった魅力や恐怖を物語の形で織り込んである作品。やっぱこの人、本物でした。「フェルマー
博士が家政婦(私)の息子(ルート)に色々な数学を教えるのが面白かった……
最後の最後まで最高でした
数学を好きになれる一冊
著者のユニークな表現と博士のさりげない発見から来る幾つもの感動を一緒に感じられる。中でも博士からの問題を二人思い思いの面からアプローチしていき解決に導いていく姿と、喧嘩を仲裁したその絶対の証の公式、そしてお話の中に散りばめられた小さな小さな信頼の証は読んでいてきっと暖かい気持ちにさせてくれます。
数字に対してとても愛着のわく本だった。一つ一つの数字に性格、そして人生があるように思えた。博士のことを友達といったのが印象的だった。なんか素敵だなと思った。心が温かくなった。
数式が随所に出現するなど無機質な印象もあるが、その分3人の人間的な温かさが際だって感じられた。難解な数式よりも奇妙な3人の組み合わせを完成させた心の温かさ・純粋さに、自分の心も温かくなった。
美しい。1日で読んでしまった…数字の美しさと人々の優しさに満ちたお話で。数字がこんな世界を持っていたなんて、感動。とくに、『0』の存在。『1-1=0』これを美しいと気づけたのが本当によかった。正しさを分かち合えることが、喜びとなる。この文章に涙が流れた。
数学と野球をうまく結び付けている点はお見事としか言い様がありません。何気なく、江夏豊が物語のキーになっています。博士、家政婦、ルートのそれぞれの人間関係が丹念に描かれており、読了後は心地良い気分になりました。個人的に、ルートの「途中止めしたら、絶対正解にはたどり着けないんだよ」という問い掛けは、今現在の自分自身に向けられている気がしました。
大好きな1冊。博士、家政婦、ルートの3人が最高。友愛数…のような関係です。心がぽかぽかと、温まりました。読了後は、数学って美しいものなんだ!と感じるから不思議です。
魅力的なシチュエーション。数式や野球といったモチーフを、それ自身の魅力を語りつつ物語に活かすという、かなりハイレベルな融合を見た。面白かった。友愛数で見知らぬ人間との絆を感じ、子供への慈愛を数式に込めるなど、モチーフと心情の機微の表現が素晴らしい。ただ、いくつか疑問は残った。なにより、前向性健忘と言う特殊なステータスだ。物語の味わいを増すために一役買っているが、この病気自体には目は向けられていない。素通り出来るほど、ありふれたステータスでもないと思うんだけどなぁ。全体として、少し語りが足らないかなぁ。
とてもきれいな人間模様に感動。細やかな表現が上手なのでしょう、情景が浮かびました。
博士の愛した数式の
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