凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)
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凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉を追加
凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉の感想・レビュー(388)
『鬼封会』の20Pくらいまでの蓮丈那智とミクニくんのやりとりで見事に心を捕まれました。美貌の民俗学者が民俗学関連の以来にまつわる謎と、そこで巻き起こる事件の謎を二重に解き明かすというのは、雰囲気づくりが完璧ですね。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/01
蓮丈那智フィールドファイルシリーズの第1作。 美貌の民俗学者・蓮丈那智とその助手・内藤三國が活躍するシリーズです。 本作は5編からなる短編集です。 書かれている民間伝承や風習などはフィクションなのだけど、 民俗学としての見解は本物なので、とても興味深かったです。 北森作品の他のシリーズキャラクターがゲスト出演している短編もあり、 北森作品のファンなら楽しめると思います。
物足りない.ヒヒイロカネって言われて「?」となる民俗学者っているのか? モチーフが,民俗学上かなりメジャーなテーマばかりなので,新鮮味を感じられん.あとヒロインがツン属性のみの超絶美人の異端民俗学者言われてもなぁ.いまんとこ特にそうである必要性を感じないしなぁ.この作者のワールド全体をおさえているファンには楽しめるものなのかもしれないとは感じるけど,ここからいきなり入るには,やっぱり物足りない.
再読。蓮丈那智のクールさが格好良い。ミクニとのやり取りも良い。民俗学って面白いな。もし自分が那智先生の講義を受けていたら、あの試験問題に手も足も出ず、確実に単位を落とすであろう。想像力が大事ですね。双死神に出てきたビア・バーに思わずニヤリとなる。
初めての北森鴻さん。地に足の付いた文章に民族学関係へ興味のある方には更に一歩を、知らなかった人には手を差し伸べてくれる一冊。五編からなる短編集のうちお気に入りは罪と祝福の共通点「笑」を的確に捉えた物語「凶笑面」、シンプルながら隙間なく物語を作り上げてる「不帰屋」がオススメです。
どうしても読みたりなさを否めない連作集。どこが悪いというのではなく、むしろデティール、ストーリーともによく出来ているのだが、わかりやすく、ソツなく纏めようとしている意図をキャラクターの個性、作り込みの雑さが裏切ってしまっている。民俗学ものとして面白い位置にあるシリーズだけにそれぞれ残念。
再読だと読みやすい(笑)民俗学とミステリをうまく合わせてる感じがいいですね(笑)那智と三國のコンビの距離感のようなものも楽しめるし(笑)このシリーズ好きですね(笑)
面白く読めたが、やや物足りない。ミステリにというよりも、民俗学的に。もっと深く掘り下げて欲しいような話ばかりだ。美貌の無表情というのはよくある主人公像であるが、民俗学学者という事で個性が生きていいる。しかし内藤をはじめ、それ以外のキャラは印象に残らない。聖徳太子とイエス・キリストの関連性は耳にした事があったので興味深かった。殺人事件に巻き込まれ過ぎなのは、短編の宿命か。
眼差し一つで室温を下げる節電の夏にぴったりのクール・ビューティ蓮丈那智。これから迎える節電の冬にはちょっとキツイ(笑) 民俗学の先生と助手がフィールドワークに行った先で次々と事件に巻き込まれる。 このシリーズ、那智先生の冴え渡る推理も楽しみだけど、偉大な異端の学者の下でオタオタしてる助手のミクニ君が親離れ・・・独り立ちできる日が来るのか?? そっちの方が楽しみです。
民俗学というテーマで綺麗にまとまっていて、楽しめた。 これの長編も読んでみたかった気がするけれど、これは短編だからよかったのかもと思わなくもない。 ところで蓮丈那智先生のキャラクターは凄く好き。ミクニ君も。そういう設定もとっても魅力的だと思う。
民俗学とミステリの融合、なんと意欲的な試みでしょう。民俗学についての知識や理解度、短編の名手である北森氏のミステリ・・・どれほど期待してもしきれるものじゃなかったんですが。なんていうかなぁ、もったいないというか、中途半端というか。もどかしさを感じた作品集でした。
★★★★ 美貌で異端の民俗学者、蓮丈那智がフィールドワークに出かけた先で遭遇する殺人事件。民俗学の謎と共に事件の謎をも解明する。冷徹で酷薄、常に調査のことを考えている那智の活躍が、調査費用の捻出に苦労する、貧乏籤タイプの助手の内藤三國の視点で書かれている。キャラクター、設定共に、読者のココロを鷲掴み。やや、民俗学の部分が、門外漢なだけに「そうなの?」と思っちゃうところがあるのと、やや作りすぎでベタな感はあるが、面白い。ドラマとかにも良さそうだけど、那智の配役に悩まされるだろうな。
民俗学ミステリーということで、フィールドワークの際に関係者が亡くなり、民俗学時考察とともに事件の解明に挑む話なのですが、とにかく作者の丹念な下調べに舌を巻くばかりでした。
再読。毎回殺人事件に遭遇する不自然さは、いままで読んだシリーズミステリーの中でも一番感じる。でも内容はすごく面白い。短編でここまで内容の濃い民俗学のテーマを扱うなんてもったいない。もっと続けてほしかった!
再読。本シリーズが香菜里屋シリーズと並んで北森鴻の二大シリーズと勝手に思ってます。大好きです。ピラミッド日本起源説とか日ユ同祖説とか日本史における異説奇説珍説がこれでもかと盛られていてテーマ自体も楽しいし、三国と那智の掛け合いも楽しい。香菜里屋でのシーンで手作りソーセージの煮込みを想像しておなかすきました。香菜里屋も再読しようかな♪
民俗学者とその助手がフィールドワーク先で殺人事件に遭遇そして解明する短編集。人に借りた本なので礼儀として最後まで読んだけど合わないような気がする。
「発想の転換」。これがテーマでしょうか。常道と考えず、様々な場合を想像する。民俗学という枠のなかで、うまく事件と謎を構築していて、期待以上に楽しみました。個人的は「不帰屋」が好み。人と人ならず者との関係を古代から営んできた人間たちの悲劇が痛ましい。
以前から読んでみたいと思っていた蓮丈那智シリーズ、ようやく読めました。高校生の頃に読んでいたらもっと熱烈に史学や民俗学方面を目指したかな?と思いつつ、読んだのが今だからこそおもしろいのかな?とも。あとがきで法月さんも書いてますが、民俗学的な謎と、探偵小説的な謎、両方が絡み合いながら解決されていく展開が◎。一編一編、無駄な言い回しもなく、簡潔に、しかし謎と雰囲気はしっかり楽しめて、はまりそうです。
民俗学+ミステリ。「不帰屋」がおもしろかったです。うまく民俗学と絡みあってて。「鬼封会」は過去の因縁が、自然と起こる。ミステリは助教授好きね。火村先生、犀川先生、蓮丈先生。謎解きは綺麗に理解できるが、民俗学云々は一回では理解できず。続編はゆっくり噛み締め読みたいです。
民俗学って面白いかも、ユニークな試験問題に思わず挑戦したくなってしまいます。凄惨な事件でも、蓮丈先生のクールさとそれに引きずられるミクニくんのナイスコンビで読みやすい印象です。
初の蓮丈シリーズ。“民俗学”という壮大なテーマ(設定)にも関わらず、説明的にならず読みやすい。短編だからか、テンポよく読み進められる。“民俗学的な謎”と“探偵小説的な謎”(解説引用)をどう集約するのかと結末を先に読みたくなる。「双死神」が中途半端だと思ったら、続きがあったのね…。「狐闇」を読まないと。
「不帰屋」「双死神」が良い。狐と香菜里屋の登場で、ますます北森作品にのめり込んでいきそうです。那智先生が‘ミクニ’と呼ぶ時、内藤くんにスイッチが入る…最初はいつだったんだろぅ
民俗学を取り扱った短編集。今まで読んだことのある民俗学ミステリーはどれも長編だったので、短編で読むのは新鮮な感覚だった。だというのに、内容が薄いわけではないのだ。民俗学は必ずしも正しいといえるものはなくて、定説と言ってももしかしたらたやすく覆されるような危うさがある。何よりもその歴史が浅いために読者に馴染みがないことが多く、ミステリーと同時、民俗学的解説というのを提示すると、ともしたらその知識に食われがちになる。そんな厄介なものを短編の中で必要な情報だけを提示し色づけするとはすごい。続きも読みます。
大好きだったシリーズの文庫版を古書店で見つけたので購入。改めて北森さんのストリーテラーとしての優れた才能を垣間見て惜しい人を亡くしたなと。しかし、ミクニを妬む気持ちに押さえが利かない。隠れ?M男の私としては、蓮丈センセーのあの氷の刃な視線で焼き尽くされたい・・・もとい、ミクニみたく共にフィールドワークに行きたかったョ。ミクニのMっぷりも、初っ端から全開でヒロインの蓮丈センセーを食っちゃいそうな勢いです。ミステリ面でも、ムダを省いた文章とキレのいいオチ、文句のない作品でございます。
民俗学と表紙の絵を見て怖そうだからやめとこうと勝手に思ってましたが、香菜里屋シリーズを再読して、やっぱり読んでみようと挑戦。民俗学+殺人となるとドロドロホラーと思い込んでましたが、そんなことは無く。楽しめました。那智先生とミクニ助手のディスカッションも面白いですし、何より那智先生が出す課題が興味深い。あんな期末課題、学生だったら泣きたくなるよなぁと思いつつ、那智先生の授業を受けてみたいと思いました。
初北森作品。民俗学の考証をしていると、必ず事件に巻き込まれる蓮丈&内藤コンビ。トリックの難しさではなく、何故この様な行動を人間は取るのか?が物語の主軸となっています。民俗学の謎を解くことで事件も同時に解決出来るのは、昔も今も人間のエゴに変化は無い証拠かな…。蓮丈&内藤コンビは王道の関係なので、学の無い私としては内藤くんに感情移入しながら楽しませて頂きました。続編も楽しみです♪
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/05
続編を先に読んでしまったのだけど、その時に感じた読み難さがなかった。ただ、他のシリーズとも交叉してくるところが嫌だった。わかる人にはわかる程度の書き方がしてあれば良かったのだけど、がっつり引き摺っているので気持ち悪い。
クールで美貌な民俗学学者蓮丈先生と、助手のミクニ君が、フィールドワークで訪れる先々で事件に巻き込まれるミステリ短編集。民俗学考察もおもしろい。キャラもよく、他の作品も読んでみたい
シリーズのⅡから読んだので「後書」の編集部削除依頼部分もたのしめました。「仏説大蔵生経血盆経」なんて昔の人は良くそれらしいものを作ったもんですね。偽経まで...。
良作。短編ミステリの定番フォーマットに、民族学的謎と現実の事件の謎をうまく絡めて、両方の謎をしっかりと解決に導く。北森鴻氏の他のシリーズも読みたくなった。
「民俗学とは、偶然で片付けてよい事象に対して、論理の道筋を付ける学問」(33) 「歴史は、実は多くのことを包み隠す存在である」(48)北森氏の物語と承知したうえで、それでも、そういうこともあっただろうと思わせるだけの力がある。伝承物語の背景から浮かび上がる生きるための悲しき歴史におもわず溜息。かなりの資料を読み込んで作り上げたのだろう濃密な物語世界。那智、ミクニのキャラも立っているし、北森ファンにんまりの狐や香菜里屋も登場。もちろん、僕はにんまりです。
蓮杖那智フィールドファイル 第一弾。5編を収録。凶笑面はドラマ化されてますが、内容が違ってました。双死神は冬狐堂シリーズの狐闇とリンクしていて、三軒茶屋のアノ店も出てくるから、オイシイ作品ですね♪伝承に隠された事実を引きずり出すだめの検証と考察。それに加えて事件も起こっちゃうもんだからワクワク感が2倍。楽しませていただきました。
なんとなく再読。 相変わらず三國、いいかんじ。ただ、片葉の葦とだいだらぼっちと踏鞴製鉄の関係って、他でも聞いたことあるし、有名? しかしよいミステリ×短編。 新潮334P
凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉の
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