乱鴉の島 (新潮文庫)
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乱鴉の島の感想・レビュー(349)
読了。火村と有栖川コンビの孤島クローズドサークル物。犯人までの足跡や動機なんかが作中でもあるように推測に彩られ過ぎな印象。クローンをテーマに書かれたミステリーの為かなと。空想的。だがパズルのような組み合わせでの推理はさすがの描写だったので概ね満足かな。
鬱々としたムードが漂っているので、最後まで残された集まりの目的とか、動機とか、無駄に期待(というと語弊があるのだけれど)が大きくなってしまった分、何だか肩透かし。特に動機。う~ん。あんまり好みではなかったかな?ポオ「大鴉」のnevermoreも…ケシテモウナイ…どうなんでしょ?
孤島もの、クローズドサークルの長編。島全体を覆う雰囲気やその島に集う謎の集団と期待が煽られました。読了後の感想は、全体的に地味(笑)それでも火村先生が紡ぐロジックには毎回のごとく大満足です。これぞ本格。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/08
殆ど人間のいない荒涼とした孤島、乱れ飛ぶ鴉の大群、隠棲する詩人、協力して犯人を隠蔽しかねない、秘密を抱えた閉鎖的な集団、という怪しい舞台設定は非常に魅力的だったが、ミステリとしてはやや地味な印象。殺人の動機以上に重視されている、人々が島に集まった目的が、ちょっと納得し難い。
推理小説というよりは心理的なものに重きをおいた文学作品という感じがした。面白かったんですがどうしても作中に出てくる○○ネタが胡散臭く感じてしまってちょっと残念。好みの問題か。
有栖川有栖と火村助教授シリーズ久々の長編。ちょっと前半ダラダラしたところが気になったが楽しく読めた。相変わらず二人がラブラブでほくそ笑んでしまった。
文庫本にて再読。犯人の動機が弱いというか、あまりにさらっと流されたので感情移入しにくかったのが残念かな・・・。ですが、火村とアリスのかけ合いはやはり楽しい!私も2人とキャッチボールがしたいっ!!ド派手なトリックなど一切ありませんが、論理的に一つずつ謎を解き明かしていく火村の姿は、「これぞ本格ミステリ!!」と思わざるを得ません。そろそろ火村の過去についても、本格ミステリばりに謎解きしていってほしいですね(笑)
なんというか、久々に正統な本格を読んだので、読みながら想像していた結末とは全然違っていた。推理小説ってこういうものだったよなあ、と思い出させてくれた気がする。
なんかモヤモヤして終わったぞ。集まった目的も微妙でなぁ…。孤島の姿なき殺人鬼の連続殺人みたいな王道読みたかったなぁ。烏の不気味さとかすごく気味悪くてよかったし、雰囲気はよかったんだけどなぁ。キャッチボールのシーンはなごむw「俺は曲がったことが嫌いだ」が1番好きなセリフwww
全体にただよう雰囲気はよかったんだけど、殺人の動機がやっぱり弱い。島に集まった妖しげな連中の目的も、「…おいおい、そんなムチャな」てな感じ。子供たちがいた理由もなんだかなあ~。…とぶつぶつ文句を言ってしまうが、読んでる間は、先が知りたくて一気でした。ところで、かの堀江貴文をモデルにしたという初芝。比べると、やっていること・やりたいことが分かりやすいキャラで、ホリエモンよりも好感が持てる。堀江の目的は、金儲けのための金儲け、という印象(あくまで個人的な)がしたから。
事件の動機や被害者の行動が現実的でおもしろかったのに対して、黒根島に集まった人達の目的があまりにも夢物語で違和感がありました。いい大人がそんな理由で集合するのでしょうか…。人と人の繋がりの希薄な時代、同じ目的を持ってカリスマ性のある人のもとに集まると同士として安心できるのでしょうか。今回は謎解きに集中して読みましたが、登場人物に注目して読むとまた違った感想があるのかもしれません。ふたりの子供の存在も意味ありげだっただけに、なんだか肩すかしでした。
いつもと違う有栖川有栖。そして何か足りない。火村先生の推理もいつもと比べると歯切れが…でも子守りやキャッチボールが見られるとは思わなんだ(笑)決して悪くはないんだけど、スカッとするいつもの感じが得られず残念。アリスがミダス・タッチの口説きに負けなかったのは良かった。
正真正銘の孤島ものなのだが、恐ろしく地味な内容。孤島ものの魅力と、中心の「SF系」の謎がややマッチしていないか。ちょっと長すぎるのも欠点。ミステリとしては地味すぎるが、火村とアリスのやり取りは相変わらず楽しい。
激務で疲れ果てた火村の心の洗濯のための小旅行の相棒として篠宮のばぁちゃんに指名されたアリスは、うっかり目的地を間違え乱鴉の島に上陸。孤高の文学者と彼を崇拝する面々が集い、空からカリスマ経営者が舞い降り、血腥い事件が幕を開ける。奇妙な集団の目的はすぐ判ったけど、キーマンの年齢でちょっと惑わされた。面白かったけど、動機の一方がちょっと、わかりえないというか。でも全体的に満足です!アリスと火村のキャッチボールとか(笑)ちょっとムキになって互いの顔めがけて速球投げてみたり(笑´∀`)可愛かった!
島に集まった客が本当のことを言っているのかどうかもわからないという限られた情報しかない中で、きちんと論理的に犯罪を立証していく過程は、さすが本格ミステリ。安定感がある。ただ、今回はアリスがちょっと出しゃばりすぎな気がして、それが鼻についた。もう少し火村先生の出番が多い方がファンとしては嬉しいかな。せっかくの長編だから、もう少しドロドロした人間関係、なんていうのも面白かったのでは、と思う。何を目的にこの人たちがこの島に集まったのかが最後まで明かされず、殺人の動機も少し弱い気がするし、読後は若干消化不良気味。
閉ざされた孤島の中で起こる連続殺人、怪しすぎる主人公以外の宿泊客たち、上空を舞う不吉な大鴉…王道推理小説のいかにも要素てんこもりなのに、肝心のアレがどうにも突拍子過ぎて…他が割と(推理小説的に)まともなだけに悪目立ちしてしまう。それが目玉なのかもしれないけど。あれもこれもとアイディアを詰め込みすぎて散逸してしまっているイメージ。勿体ない。この先一人で墓を守って生きていく彼が本当に彼女を傍らに居ると感じられるのだろうか不安。他の人も結局クローンの幻想に取りつかれたままになりそう…。
火村が探偵役で最初に読んだ本。作者対何万人の件が印象に残った。有栖川さんの作品ではいつも何かしら心に残る一文があるなあ。それとあの場面、同じ取引をするなら自分だったら間違いなく乗り換えではなく空売り仕掛ける。
火村シリーズ・孤島・迷推理(というか動機等火村と有栖が間違った方へ変な方へアタマダイジョウブデスカ的な方へ捻じ曲げて変な事件にしている)・イマニ(せっかくの孤島なのに)
装丁はなんか烏が怖いんですけど。内容はちょっと不思議。名コンビのはずの火村・有栖川も今回はイマイチって感じですかね~。それでも最後まで読めるのは読みやすい文章だからかなと思います。 孤島でどんな事件が!と最初は期待感あるんですけど。
島に集まった動機は正直どうかなと思います。地に足がついてない感じかと。トリックの部分はやや薄味。でも、犯人わかりませんでした。火村先生とアリスのコンビだからこそ楽しく読めました。
孤島で殺人もの。ぬーん、面白くなくはない。が、良くも悪くも普通であり、「本格ミステリ」と銘打ってあることに期待しすぎるといけないか。本格の定義なんて知らないが、本格の中ではかなりライトな部類なのだろう。あの2人は「モニター」らしいが、それはちょっと納得できない。もうすでに生まれてる、ぐらいのインパクトで良かったのではないか。退屈は感じないが、気がつけば半分すぎてほとんど進展が見えなかったりかなり間延びしてしまった印象。
ポーの詩(大鴉)が繰り返される幻想奇談的な雰囲気に魅せられて、その断絶された世界に呑まれるようにして夢中で読みました。鴉が舞い飛ぶ妖しい孤島での殺人事件の真相はシンプルでしたが、その奇妙な背景の真相は実に悲しい。このシリーズは探偵役のコンビネーション、事件背景やトリックも巧妙精緻の極みと言っていいほどに素晴らしいなと改めて感動しました。 いつもと勝手が違ってやりにくそうな火村先生や、どこへ行っても火村先生以上にマイペースなアリス、そして二人のいつもとは少し違う連帯具合が新鮮で面白かったです
常軌を逸した物語、且つ、ありふれた犯罪。海老原が火村に興味を覚えるのは、己の中の暗い部分を火村に暴かれ覗かれるかもしれない、むしろ覗いて欲しい、というギリギリな自虐行為の愉悦とでも云うものがあるように思う。有栖は、自覚は無いようだが海老名と同じ暗いモノを内に育んでる。それが時折、顔をのぞかせる。有栖は火村より怖い。母性的というか女性的というか。理論じゃない怖さ。それを有栖は男性的に行使する瞬間が在る。理論の怖さで鎧う火村には一番手強い相手で、だからこそ頼れる存在なのか。と読了後しみじみ思う。
雰囲気は好きだな。けど、事件のわりに長いか。もっと鴉の存在感を増して不気味にしても良かったかも。いっそ既にクローンが誕生してたくらいでもよかったと思う。静かな印象。
再読!いつもと少しだけテイストが違う火村シリーズ。レイブンが象徴的に扱われてるところがお気に入り。日常がふと空気を変える瞬間ってありますよね。前口上にもあるように「逢魔が刻」とも言えるような不安感や猜疑心を募らせるムードが支配する孤島が舞台。メランコリックな孤島独特の雰囲気もラストシーンのアリスの独白とあいまってよかったなぁ。臨床犯罪学者さんは釣りをしながら命の洗濯とはいきませんでしたね。
詩人の望み、支持する人たちの思いは一見ロマンチック。 でも孤島に鴉というイメージと相まって不気味としか思えなかった。 詩人の最後のセリフでちょっと救われましたが。 事件解明、犯人を追いつめていくさまは読み応えありました。 容赦ないです教授。
久しぶりの有栖川作品。再読のような気もしたが……。この内容でこのページ数は多いだろう。火村シリーズは大好きなんだけど、今回はあまり惹かれなかった。
久しぶりに有栖川有栖作品を読もうと手にした一冊。火村シリーズ初の孤島もの、のあとがきに意外〜です。ストーリーは何となく読めた。有栖と火村のやりとりがもうちょい読みたかったです。
火村シリーズ初の孤島もの。孤島である必然性はあるが、クローズドサークル特有のガジェットは盛り込まれておらず、本格ミステリらしい盛り上がりはない。物語の中心は島に集まった人々の秘密だが、長編を引っ張るだけの魅力に乏しい。作者らしいロジックやリリシズムは楽しめる。駄作とまでは言わないが、凡作か佳作。やはり火村シリーズは長編より短編の方が面白い。
ロジックは満足できるものでしたが。いかんせん地味なので数カ月で内容を忘れてしまいそうだ……。悪くはなかったですが、本格ミステリベスト1位としては「?」かな。
ミステリとしてはいまいち楽しめなかったけど、事件解決後、最後の数ページが素晴らしかった。生きる意味、人生の輝き。それを記すことがブンガクということ。
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感想・レビュー:100件
















































