みんな元気。 (新潮文庫)
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みんな元気。の感想・レビュー(426)
表題作は何が面白いのかわからなかった。けれど、読ませられた。天使との家族交換…よくわからないw 一つ目の短編がかなり好みだった。活字だとグロくても刺激的で素敵。
全体的に軽い。ふわふわしている。表題作にいたっては、普段の荒々しさから意識的に離れているように思う。ジブリのオマージュというかパロディが複数あるのもそれが理由かもしれない。ただ、暴力的な表現が減っても舞城は舞城で、らしさが残っている。どの短編もみんな元気。特に表題作は『阿修羅ガール』のような摩訶不思議な世界観と独特の雰囲気に翻弄された。年齢が何度も前後することで時間軸が定まらず、読み進めるのに苦労するのが難点。『矢を止める五羽の梔鳥』には、この本でただ一つ疾走感がある。謎解きの奇抜さもあり楽しめた
「表題」謎の空飛ぶ一家に、そこの息子と引き換えに末の妹を連れ去られ、家族の一員を交換した形で暮らす話。初めは不服だったり迷ったりしながらも、結局交換する事を選び、互いに新しい家族を優先して元の家族とは会おうとしない朝と昭から、取捨選択を表わしている。他2話の中編集。___ 再び杉山家を発見してからの展開など、新しい人物の登場の仕方が唐突で分かりづらかった。情緒不安定なキャラが多くて現実か幻なのかがややこしく、書き方もごちゃごちゃしていて支離滅裂だった。特に最後の話は酷かった。
カオスすぎる。相変わらずの超展開だが、何故か最後に綺麗にまとめてくるから、強烈な違和感が最後の最後で一気に薄らぐ。三篇あるが、個人的にはDead for Goodが一番好き。短いながらも受ける衝撃はとてつもなく大きかった。
作者名で気になって表紙で購入を決意。予備知識は多少あったものの読み切れず表題作で諦めた。
勢いがあり読みやすさもあり、入り込みやすさもあったが個人的には合わなかった。
最終的にみんな元気で良かった(?)。
現実味の薄くないファンタジーという感じで雰囲気は好みなタイプなのだが何故か合わない。
「阿修羅ガール」に続いてこの本を読了。今回も舞城ワールド展開!!って感じですね。舞城さんの本はもの凄く特徴のある文体で“カオス”という言葉が似合う気がします。
「みんな元気」「Dead for Good」「矢を止める五羽の梔鳥」の三篇収録。でも、正直表題作のインパクトが凄すぎて他の印象は薄い。「梔鳥」では軽くミステリ要素入ってて、しかも無駄なキャラがいないと言う素晴らしさ。「みんな元気」では、冒頭から不思議世界突入。目を覚ますと、隣で姉の体がベッドから大体15センチくらい浮いている、ってどんな状況だw透明魔人の所為らしい。他の浮いている家族が末っ子交換しろとか言い出して空中戦開始。結局末っ子交換して相手の家族の一人が離れ離れになってそいつのこと好きになって・・・
舞城文学としか言い表せない独特なストーリィの三編を収録。突飛な設定と奇妙な擬音でリズムを刻み、現実と妄想が入り混じり、時空と空間を飛び越えて、でも、根底にあるのは家族愛とか生への力強い肯定とか自分自身への圧倒的な自信とか、そうした正の力に対する賛歌を高らかに謳い上げている。正直言って、ストーリィは訳分からんのだけど、圧倒的なパワーでポジティブな気分にさせてくれる一冊。そう、みんな元気なのだ、と。
文章とストーリー展開にクセがありすぎるので舞城に慣れてないうちは読みづらい。それでもそこさえ乗り越えれば、軌道だけ見れば脳筋野球漫画レベルのはちゃめちゃ変化球でも気づけばストライクゾーンど真ん中に構えたミットにいつのまにやら球が収まってる感覚がわかるはず。
枇杷は透明魔人に「選択する」ということを自覚させられるけど、じゃあ杉山家で透明魔人と戦い続けていた朝ちゃんは一体何を選び続けていたんだろう?
それぞれの短編に妄想と未来と過去と選択肢と可能性と、それとお決まりの愛がめちゃめちゃになって入っていてぐるぐるぐるぐる生暖かい血みたいに僕の頭ん中をめぐってる
これまで読んできた舞城作品のなかで一番時系列の並びに戸惑った。文章がなだらかに続く中で未来へ飛び、過去へ戻るのが文体に勢いがあるだけに少し分からなくなった。でも、楽しい。
人生にはいろいろな選択肢があって、時に人はそのことですごく悩むんだけど、どの選択を選んだとしても誰かを愛したりできるし、みんな元気だから前に進んでいこうって思えました。
もう、この辺りはクレイジーな一言。まともに読んでる自分の脳みそが“グニャ”って感覚に陥っちゃう。結局のところ、色々な愛の形はあるものの、選択して生きてるんだよなって大学生ながらに実感した作品。でもね冒頭から「え?は?どゆこと?」って感じになっちゃった。
誰だって色々な事を選択してきたし、これからだって選択する。今、自分はこれから社会に出る大学生という段階にいて、本当に大事な選択をしなくちゃいけないと思う。だからいっそうこの小説を楽しめた気がする。選択するという行為はあらゆる事を変えてしまう。思いがけないものまで変えてしまう。選択することの意味と重さについて考えるにはとても良い小説だと思う。けれど愛については少しだけ疑問が残る。特に家族愛について…。
表題作『みんな元気。』は面白かった。不思議な話で、というかぶっ飛んでるんだけど疾走感あって、気分良く読めた。相変わらずSEXSEXうるさいですが。残り2作品に関しては特別言いたいこともない。
なんだろう・・ くるくるって回って倒れちゃいました。あっちに行ってこっちに戻ってきて、愛と選択の短編集ってあるけどバンバン撃ち抜かれて人生って選択の連続!?ってちょっと危機感もったり。とにかく、ぶっとんでて、でも最後まで読者に読ませてしまう舞城さんの手腕には圧倒されます。
ぶっ飛んだ展開と脳みそをかき乱すような疾走感。初めて舞城さんの作品を読みましたが、不思議な読後感がありました。表題作の『みんな元気』。展開に追い付けないな…と思いましたが、残りの二作品も謎で、結果的に一番解釈しやすい作品でした。一つの選択肢を選ぶということは、もう一方の可能性を殺すこと。いや、可能性が見える方が、混乱し迷ってしまう。選ばないということを選ぶよりは、愛を持った行動を見せろ!!家族の物語でした。
テンポいいはずなんだけど、なんだか疲れた。この方の2冊目なんだけど、これだけならもういいかな。お姉ちゃんの飛び方は「あぁ、わかるわかる」って感じ。
「目を覚ますと、隣で姉の体がベッドからだいたい15センチくらい浮いている」 冒頭から相変わらずぶっ飛んだストーリー。今作では、本当に人が飛んでいるし。家族についてが主題なのかと思いきや、これは可能性のお話しでしょうか。ところどころ可愛らしい言い回しもあって楽しく読めました。
何かを選ぶということは、選ばれなかった何かを可能性ごと殺すということ。怖い。成程とは思うけど、でもちょっとネガティブすぎやしないだろうか?ただもしかすると、このネガティブさこそが「透明魔人」で、そいつは色々な姿で―ときに父、あるいは弟の姿で―選択者の前に現れて、選ぶことへの罪悪感や恐怖を突き付けてくるのかもしれない。誰もが透明魔人になる可能性を持っている。だから自分がそうならないために、身近な人がそうならないために、これだけは伝えておきたいと思う。「大丈夫」。「みんな元気」。
そうそう、こんな感じだった、前読んだ時も。なんか読んでる時は結構拒絶感無く、文字数の割にはさくさく読めんだけど、読み終わった後には何だったんだろって、あんま何も残んない。途中で突然哲学的な事が書かれ出したり、前から何度も出て来てたかのように当然のような顔して新キャラのフルネームがばんばん出て来たり、まだ2冊しか読んで無いのに、前に読んだのとそこら辺が既視感覚えた。表題作は面白かったとこもあるからまぁ良いけど、3作目は、あれはどうなの?てか、まじで誰かに解説して欲しい・・。
朝ちゃんは選ばれなかった選択肢の象徴みたいなものなのかな?と考えてぶるっときた。相変わらず楽しくて脳みそぐるんぐるんさせられる
相変わらずの舞城節。読んでいて頭のネジが吹っ飛びそうになる。たまにこの人の小説をむずむずと読みたくなるのは、脳内をじかにかき回される感覚が快感だからかもしれない。ストーリーを細かく語ろうにも語れないのだけど、表題作の「可能性」の話にはぞくりと背筋を貫かれた。
単行本既読。「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」が未読だったので文庫版を読み出した。調布を舞台にしたある種のマジックリアリズムが表題作は際だってる。その中にはセックスと暴力、ポップカルチャーが重要モチーフで、そのモチーフに眩暈を起こさせられると見失うのは毎度の事。とは言えNECKと言う遊戯に失敗したのを読んだ後だと全体にちょっと白々しさを感じてしまった。なぜだろう。やっぱり「イキルキス」とQの最新作を読めと言うことか?進化を読み取れと言うことか。
舞城作品。表題作「みんな元気」はシュールなんだか不思議な感じの家族の物語。途中で出てくる「未来の選択」「可能性」の話はある種の恐怖があるなあ。 ただ、セレクトされただけあって、いまひとつ全体のつながりが見えず、単行本版を買うべきだったのかも。
隣に寝ているお姉ちゃんが15cmくらい浮かんでたり竜巻で家が倒壊したり突然子どもを交換されて空の上まで追っかけたけど結局連れて帰れなくてそれが原因で親が離婚したり女の子同士でちゅっちゅしたり姉の男と色々あったり全国でイトウタカコが殺されて飲み込まれてお父さんの形をした透明魔人と戦ったり空飛ぶ少年探偵で選択していくなかで問われる家族ってなんだろう。「みんな元気」だから心配しなくていいよ。
もうね冒頭1文目からおもしろいんだ。「目を覚ますと、隣で姉の体がベッドからだいたい十五センチくらい浮いている。」ってなんだよと。それを姉に伝えると「時々浮くの。個人的な問題だから放っといて」と返す。スゴくあっさりしておる。でもこの作品もやっぱり舞城の家族愛について描かれていて素敵だ。後半の圧倒的カオス感もついていくのに必死になるけど全然問題ない。みんな元気。なんだなぁ
相変わらず時系列が飛びまくりで、文章の繋がりとか読みやすさとか考えてない感じ。表題作で繰り返す"みんな元気、だから、みんな大丈夫。"って言葉が良いなーと思いました。恋愛モノじゃなくてもっとでっかい愛と正義!残りの2作は雰囲気を楽しめば良いかな。
みんな元気。の
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感想・レビュー:98件














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