ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)
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ルネサンスとは何であったのかを追加
ルネサンスとは何であったのかの感想・レビュー(161)
言語でも絵画でも彫刻でも何でも、「知りたい・わかりたい」という気持ちや思想を形にすることの重要性を、ルネサンスに関するこの本を通して再認識。その重要性は現代でも同じですね。
無人島に1冊だけ持っていっていいってったらこれ。読めば読むほど、噛めば噛むほど…。歴史研究者からのブーイング? 関係ないね。あの時代に限らず、歴史の何が本当だったかなんて、地球上の誰もわかんないのに。
「見たい、知りたい、分かりたい」まさしくそれで手に取った1冊。入門書!!たくさん知りたいことがあれこれでてきた。
順を追って分かりやすく説明されていると思う。一千年間抑圧されたのが一気に爆発して『見たい知りたい分かりたい』という探求心が、芸術・宗教・政治・経済などに波及する。今から見るとスターが輩出されて、華やかな時代である。そして大航海時代から植民地政策・産業革命でヨーロッパが世界の中心となっていく。
冒頭からいきなり十字軍、ドイツ皇帝、はて?読み進むうちに、相変わらずの分かりやすく丁寧でキリリと押し切る論法で、なるほど!と思わせてくれた。 作品は架空の対話形式で進められる。イタリアを代表する各地で、その地に適切な人々を取り上げていく。本作を片手にイタリア中を歩いてみれば、新しいルネッサンス文化が見つけられそうな気がした。塩野氏の素晴らしいルネッサンス論を頼りに、自分なりのルネサンス的見所を見出すのも一興かも知れない。見たい、知りたい、分かりたいを実行に移して、ルネッサンスを体感できることだろう。
・聖フランチェスコとフリードリヒ二世をルネサンス人に位置付けるのは、個人的にはちょっと難しい気が…いや、確かに著者の考えるルネサンス観とは、両者ともに親和性の高い人物 だとは思うんですが…
・本書でも、通常の歴史書では読みとくのに苦労を要する著者の人間観が、直接記載されているところは、好きとともに相変わらず共感してしまう。特に「人間とは、見たくない、考えたくないと思えば、実際に見えない、考えなくなる」云々。
対話形式で聖フランチェスコを始めとするルネサンスに関わった人物を紹介しながら、ルネサンスの流れを追う塩野さん流ルネサンス入門書。対話形式は慣れていないので、読みにくいのではと思いましたが、作者の独創的なルネサンス観に先導され、対話形式にひっかかることなく、読み進めることができました。これまでイタリアを何度か旅行したり、塩野さんの著作をいくつか読んだりしてきましたが、ルネサンスについて頭の中で整理して考えたことがなかったので、この本との出会いは、私にとってイタリアについての知識を深めるよい機会になりました。
ルネサンスとは畢竟、「見たい、知りたい、分かりたい」という感情の爆発だった、という観点から12~16世紀ヨーロッパ、主にイタリアの人物たちが対話的に語られている。正直、なぜ対話にしたのかよくわからないが、読みやすくはある。年表が便利。
ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ等の有名どころは勿論のこと。メディチ家とかバチカンの皇教たち等、連続性のある人々の作り出す流れを俯瞰的に捉えた著作。物事の説明に関しては、違和感を伴う、強引な理論展開が個人的に感じられた。しかし、塩野さんの読みやすい文章は入門向き。ルネサンスの流れを掴みたいならコレ。
足かけ3年くらい放置していたような。「何であったのか」に一言でアンサーの欲しい人には長すぎる本ながら、著者の学生時代からのテーマということもあり掘り下げ方が独自かつ包括的かつ網羅的。図表や簡単な人物解説もありガイドブックとしても有用。読み終わった後は自分で個々の作品を見て感じてほしい、という終わり方も、この著者らしい以上にルネサンスらしいのかも
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアを中心にしたルネサンスの概説本。入門編としては良し。でも自身を作家と前置きして、歴史解釈や内容、記述とも基礎は古今の歴史書によりながら、『ローマ人~』でもよく見られるようにちくちく歴史家批判やらフィクション批判してるのは、正直、無粋ですね。初読ならともかく、西洋史への興味範囲が広がるとすぐに古びてしまうのが残念。せめてもうすこし文章力があれば。
塩野七生さん最高!まさしく私が探してた本です♪塩野七生さんの本、もっと沢山読みたいっ!!!
☆第二はレオナルド(ダ・ヴィンチ)ほどの人にしてはじめて生ずる現象でしょうが、制作途中であるにかかわらず完成した姿が見えてしまった時です。見えてしまう、つまりわかってしまえば、見たい知りたい分かりたいという欲望は、消え去るしかない。
☆ルネサンス時代とは要するに、見たい知りたい分かりたいと望んだ人間が、それ以前の時代に比べれば爆発的としてもよいくらいに輩出した時代なのですよ。
なぜ塩野七生先生が「ローマの古代史に興味を持たれたのか」に興味を持ち読んでみた。けど…難しい。例えが悪いけど、一目惚れした異性に肘鉄くらった感じ。だからこそ燃えるよね〜♪。これから塩野七生作品を片っ端から読もうと決めた。最終ゴールは「ローマ人の物語」。
ルネサンスとはとらわることなく疑問を持ち、考えること、表現すること。現代ではともかく、中世の当時ではまさにルネサンスだったろうなあ
イタリア旅行に向けて手に取ったのだけど、想像してた以上に面白く、引き込まれる内容でした。ルネサンス人1人1人の考えていたこと、というよりは彼らの思想の根底にあった哲学と実際の史実との繋がりが、対談形式でかかれているというのがユニーク。塩野さんのイタリアへの愛とルネサンス人の熱い情熱に浸り、ルネサンス世界にすっかり魅了されてしまいました。マキアヴェッリとルターの違い、ヴェネチアとフィレンチェ、そしてローマの違い、ダビンチとミケランジェロの違いなど特に興味深いものでした。
自己問答形式で非常にわかりやすい。入門的内容なんだろうけれど、知識ゼロのわたしの知的好奇心をくすぐってくれた。こういう本に触れると、歴史の教科書っていかに役に立っていないのかがよくわかる。まったく興味のない分野の本だったのだけれど、読書メーターのお気に入りさんで発見。読んで良かった。
イタリアでルネサンスなのだから、ダ・ヴィンチなどから始まると思いきや、まず冒頭で驚愕。フリードリッヒ2世と聖フランチェスコから始まってる目うろこ視点が。対話形式(自問自答)なので取っつきやすくしかも深い内容と多くの図版で、ルネサンスの全貌が見えてきました。個人的にはフィレンツェとヴェネツィアの都市の違いとルネサンスとの結びつきが面白かったかなあ。あと勿論宗教と時の権力者のありようも。最後の人物総図鑑も舐めるようにして読みました。メディチ家話・ボルジア物語はいつ聞いても面白いわね。
エッセーに近いかも。 毎度のことながら、視点が独特。12世紀ルネサンスは知っていたが、聖フランチェスコを起点の一つとするのは、何というか著者らしい。 対話形式は好みが分かれるところ。個人的には合わなかった。内容が良いだけに残念。
ルネサンスに対する新しい視点を与えてくれる一冊。歴史、美術好きなわたしには面白かった。対話形式だし、巻末はほとんど人物紹介なので、実質の本文は短く、あっという間に読めた。本書の中で紹介されている、ボッカッチョの「デカメロン」を読んでみたくなった。
世界史選択ではなかったので、ルネサンス知識はほぼ皆無で読んでしまいました。絵画関係で少しは触れていましたが、がっつりと学習したことはなかった。そんな状況で読んでも、ルネサンスに生きた人々の気運や社会が伝わってきた。だからこそ、知識があればもっと楽しめたのに、という思いもある。ルネサンスは、ただの「歴史」ではない。現代を作った「過去」の1ページであり、ルネサンスがなければ「今」は無かった。
ルネサンスとは何であったのかの
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感想・レビュー:42件














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