七瀬ふたたび (新潮文庫)
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七瀬ふたたびの感想・レビュー(1053)
超能力者と普通の人の対立。しかし作中に出てくる普通の人自体、普通じゃない。訓練された普通人が普通の人を犠牲にすることを厭わない考え方をしているあたり、不気味。
懐かしい。中学生くらいに「筒井康隆」にハマった記憶が蘇る。超能力者の話。精神感応能力と予知と念動力と時間旅行の話。なんか悲しい話。人間って不完全な存在だという話。最終章を読みながらラストを思い出して、悲しくなった。
なぜか?2作目から読んでしまいましたが、おもしろかったです。 順序は逆になりましたが1作目も読んでみようと思います。 もちろんこの続きも。。。
世の中にひっそりとトクベツな人種がいて、一般人、凡人には知られずになんか大変な戦いがー、みたいな設定って近頃じゃありきたりすぎておなかいっぱいなんだけど、結構昔に書かれてた話だからか、いやそれだけじゃないな。とにかく返って新鮮かも。
続編。 自分の能力を悟られるリスクのある家政婦業をやめることを決意し、列車に乗っているところから始まる新たな物語。 家庭の黒い感情や、男の性欲に苛まれる世界とは一変し、同じ「能力者」の存在が次々と判明していく。 そして、あっけなく人が死んでいく。 七瀬が興味本位でなく、使命をもって能力を使うようになることで、読者の興味を更に高めてくれる。
一作目から随分スケールアップした七瀬シリーズ第二弾。仲間を得て、得体の知れない組織に追われ、仲間を失い、真っ赤な涙を流す七瀬、さすが筒井氏はただのハッピーエンドで終わらせてくれない。平岡さんの解説はネタバレありなので注意が必要。
死の瞬間の思考をも否応なく七瀬の心に流れ込んでしまうのだな。悲しい能力。あの人がテレパスだったら?なんて妄想して心の中で呼びかけてみた自分に失笑。七瀬ワールドにどっぷりでした。
一作目飛び越して、間違って手にとってしまった。そういえば「ふたたび」って書いてある。筒井さんの本を読むと男性の目が怖くなるのはいつものこと。内容はもちろん楽しめました。
映画とは、時系列が違う。小説は、あのラストでどうして続編があるのか、不思議ではある。ちなみに解説は最悪。続編の筋をばらすなよ(怒)それから男が女性を想像の中で直ぐ脱がせてしまうシーンが多いですが、そういうことがあるかといえば・・・それは、頻繁ですw。その先まで想像するかといえば、それは場合によりけり・・・
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/05
2012年初読み。テレパス七瀬は旅の中で、他の能力者と出会う。そして、超能力者暗殺軍団との闘い…。オチは筒井康隆名物皆殺しだったが、他の作品とは違い、コメディの要素が少ないため、悲痛。能力者と普通人の関係は、虚構の外であっても他者との共存が出来るかどうかという問いを突きつける。自分と違う存在、人はそれを受け入れる事ができるか?
七瀬三部作の二つ目。3年ぶりの再読だがやはり凄い。どんどん引き込まれる。さりげなく貞操の危機を乗り越えたところが良い。超能力者の孤独とまだ見ぬ敵が織り成すファンタジー。最後も予想だにしていなくて衝撃的だった。三作目の「エディプスの恋人」をまだ読んでない人やこれから読む人は、解説はまだ読まない方が良いと思います。いくら平岡正明でも、これはないだろうと思いました。いや、3部作読み終わってからなら全然問題ないんですけどね。気をつけて下さい。
家族八景とは違って、バイオレンスアクションみたいになっていて驚き。けっこう人が死ぬんだけど、その死の瞬間をテレパスで覗いてしまう七瀬の悲哀が切ない。
七瀬シリーズ二作目!お手伝い稼業をやめた七瀬が次々に自分以外の超能力者に出会って、独りじゃなくなっていくことに最初はよかったなーと思って読んでたけど、そのうち裏組織みたいな人たちが現れて、一作目とはまた全然違うテイストになっていたのが面白かった。超能力者って確かに実際にいるとちょっと怖いなと思うし、他の人と同じように平等に接せられる自信もあんまりないけど、でも迫害されるような世の中にはしたくないなあ…とかも思ったり。ただ三作目があることを知っているがゆえに最後の終わり方には?。
超能力者側の人間はこんな風に思うのかもと考えさせられた。すごく人間的な欲求や今まで考えてもみなかった性についての隠れた欲望。テレパスになったら自分の精神はどうなるのか、ちょっと考えることができた。本にすごく引き込まれ、1日で読んでしまった。おもしろい!最後は悲しいですが…
超能力者の心理描写がやっぱりすごいと思います。自分は超能力を持ってないし、実際どう考えるのかわかりませんがそう考えると思うような描写。七瀬は超能力者として孤独ではなくなったが、この終わり方。続編はどういうものなのか、ワクワクというよりハラハラというかやきもきというかそんな感じ。それにしてもこの話の世界は悪人が多すぎないか?実際人の心は読めないから現実もこうじゃないとは限らないところは怖いけど。
異物やマイノリティは排除という、現実社会では当たり前となっている差別を突きつけ、圧倒的スピードで話が展開していく。いつの間にかどっぷり浸からせてしまうところが、さすがの筒井節。
解説にもあったけど、読み始めたらあっという間にこの世界に入り込んでいたように思う。昔テレビで超能力者を特集していた時、胡散臭いなあと子供心に思いながら、自分に透視能力や読心術があったらどうしようかなあなんて考えていたのを思い出した。ほんとに持っていたら、普通の生活が難しいなんて当時じゃ思いもよらなかったけど。超能力や心理の描写がリアルで、違和感なく最後までさくさく読めた。エンターテイメントですね。 関係ないが、酒と煙草は能力を鈍らせるようで、二つ同時に摂りながら読んでいた自分は少しドキッとした。
前作とは大分毛色が違って、しっかりしたSFエンターテイメントとなってます。面白くなくはないんだけど、筒井康隆に求めているのはこういった良作じゃなくて奇作なんです。
人の気持ちじゃないな、思っていること考えていること、全てわかってしまうってどんな感じだろう。怖いな。七瀬は強いな~。
映画版を見てから読み返そう読み返そうと思い続けてようやく再読。七瀬シリーズでは一番最初に小学生の時に読んで、幾度となく読み返してるけど相変わらずおもしろい!超能力者=上位存在ではなく、狩られてどんどん追い詰められていくというのが未だに新鮮な感じがします。ドラマや映画では七瀬と恒夫がカップリング的な描かれ方をしていますが、原作のこのやるせない距離感も大好きw
最近のNHKドラマシリーズをDVDで途中まで見て、「あれ、こんな話だっけ?」と、何度か目の再読。もってるのは昭和58年23刷、星新一さんのカバーを良く描いてた真鍋博さん版。うわ、初読から30年近くたってるのか。ドラマも結構良いですよ。ヘニーデ姫はあんな太っちゃいない、とか、岩淵はあんな良い男じゃない、と思うものの。ストーリーも微妙に変わってるみたいで今後の展開が楽しみ。作ってる人が原作を愛してるのが伝わります。(本の感想じゃ無いな、この文章は、、)
前作では人間の嫌な心が過剰なくらい描かれていて、これはホラーだと思った記憶があるが、今作では能力者同士の人間らしい細やかな心模様が描かれている。登場する能力はよくあるものばかりだが、能力があるからこその苦悩を描いた作品はなかなかない。七瀬やノリオ、藤子などの人間らしい心の交流の中に普通の人間がいないことが、前作とは異なったひしひしと静かな恐怖を感じさせます。普通と違うことがこんなにも悲しみと苦しみを生むのか…。自分の周りに能力者がいたらどうだろうと思いますが…難しい。本当に人間は自分勝手なんだな。
40代くらいのクリエイターが、最も影響を受けたのは恐らく筒井康隆じゃないだろうか(貴志祐介とか亡くなったけど今敏とか)。本作を含め、ストーリー構成が職人的であるのはもちろん、バックに知性がある。クリエイターにとって、感情的・芸術的な閃きが肝要なのは言うまでもないが、それを支える知的な技術が実は最も大切ではないか。現代の若い作家に、素晴らしいセンスを持っていながら文章力が追い付いていない者が多いのは残念だ。筒井のエンタメに対する相貌から伺えぬ真摯さを改めて感じる一冊だった。
テレパスである七瀬のシリーズ2作目。お手伝いをやめた七瀬に、今度は超能力者の仲間と、超能力者の抹殺を狙う敵が…。なんというところで終わらせるんですか!!!??という結末に至りました。続編は「エディプスの恋人」ですか…。どうなるんだろ。ほんとに。七瀬のいる世界はなんと悪意と欲望にまみれているのか;せっかく仲間になれたのに…。自分と違うものへの恐怖に囚われた人間が醜悪で読んでてイタかった。
テンポ良く読めた。超能力者による()つきの会話が目新しく、面白かった。特に七瀬をねらう狼たちとそれを知る七瀬のやり取りの描写が秀逸。超能力が本当にあったら、やはり体よく利用されるか命を狙われるのだろうなぁ。散々盛り上がって最後に全員なくなって終わり・・・というところに軽く喪失感を憶えた。
未知のもの、自分にはないパワーを持ったもの、自分の思い通りにならないもの=恐怖→抹殺。物語の展開は極端だけれど、現実社会においてもたびたび見かける精神構造が詳細に描かれていた。
「家族八景」に続いて再読。前作とはガラリと違った味。超能力者として仲間を得るも、抹殺を狙う組織との血みどろの戦いに突入。仲間の苦悶と、その心の中を読み取る主人公の悲しさは臨場感があり、読むのが怖く、苦く、痛々しい。「エディプスの恋人」は未読、これからどのような展開か、このエンディングでは予想がつきづらいが、楽しみである。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 09/21
読む前は、なんとなくエスパーの疎外感や寂しさを表現した作品程度にしか思ってなかったが、こんなハードな作品とは思ってなかった。だからこそ惹かれたところが多かった。いきなり2作目から読んだので1作目からやり直します。
ハッピーエンドなんてありえないということを忘れていた。自分の持ってる七瀬ふたたびと(表紙とページ数が)違う……。文字を少し大きくしただけでここまで変わるものなのか。
七瀬ふたたびの
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感想・レビュー:229件














































